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やる前に必読|屋根の雪下ろしの注意点とコツとは

毎年、屋根の雪下ろしをしている最中に落ちたり、けがをする人がいます。その事故率は、雪害の中で最も高いと言われています。「慣れているから」「すぐに出来るから」と安易な気持ちで雪下ろしを行えば、重大事故にもつながりかねません。

この記事では雪下ろしの注意点とコツを見てきましょう。

目次

1、雪下ろしの前の注意点

ここでは、雪下ろしを実践する前に知っておきたい、注意点を4つご紹介します。

【注意点1:本当に屋根の雪下ろしが必要か考えよう】
雪下ろしをした方が、お家の見た目は良いですよね。そういった安易な理由で雪下ろしをするのは危険です。本当に雪下ろしが必要なのかチェックしましょう。

家の耐久性は建築年数や、屋根の形状によって異なるので一概に積雪量○○cmから雪下ろしが必須などといった基準は設けられていません。

ですか、目安として一般的には50cmで要注意、90㎝になるとキケンと考えられています。詳しい目安は金沢市のHPに記載されているので、チェックしてみて下さいね。
http://www4.city.kanazawa.lg.jp/29013/kentiku/yaneyuki.html

【注意点2:雪下ろしに最適な天気か】
天気が良い日に雪下ろしをしたくなりますが、天気が良いと屋根上の雪が解けて転倒の可能性が高まります。雪の底面が溶け出して行くので、慎重に雪のゆるみをチェックしましょう。雪下ろしは、気温が低い日に行うのがベストです。風が強い日はバランスを崩しやすいので、避けたいですね。

【注意点3:2人以上で作業ができるのか】
はしごを支えたり、万が一の時に助けてくれる人がいる、安否を確認しあえる人がいることが、第一の命綱になります。2人以上で適宜連絡を取りながら作業を行える環境か、今一度確かめてみましょう。2人以上での作業がどうしても難しければ、携帯電話を持って行く、近所に声をかけておくなど、何かあった時に気が付いてくれる人がいるようにしたいものです。

【注意点4:道具の準備・段取りは万全か】
ヘルメット、命綱、命綱を体に固定するためのハーネス、命綱とハーネスを固定する金具であるカラビナなどに劣化がなく安心して使えるか、チェックしましょう。

さらに、屋根から雪を落とした際に、下に割れやすいガラスや物がある場合は板などで保護するようにします。

雪を落とす場所は、人の出入りが少ないかなども考慮しましょう。周りの人や家族、隣人を守るためにも、事前に作業前に周囲に声かけを行いたいですね。

2、雪下ろし中の注意点&安全に作業を行うためのコツ

雪下ろしの作業工程にそって、安全に作業を行うためのコツや注意点をみていきましょう。

【ステップ1:まずは段取りをしっかり決めよう】
どこから登り、どこに雪を下すのか、どこにアンカー(命綱)を付けるかなど事前に決めておくとより安全・スムーズに作業を行えます。

例えば、雪を下す建物の周りに雪を残してから作業をすれば、万が一転倒の際にも頭を地面に強打する事態を防げます。

傾きのある勾配屋根の場合、雪止めがない屋根だと危険です。雪止めがないために、雪が作業中に崩れやすく足場が危うくなるからです。雪止めの有無を確認して、ない様であれば業者に頼むか、事前に雪止めを設置しましょう。

※豪雪地方の場合、雪止めを付けると雪が屋根に積もり、重みで損壊しかねません。雪下しの作業効率化のためにも、雪止めを付けないケースが主です。雪の積雪量を考えて、雪止めが必要かどうか判断しましょう。

【ステップ2:はしごの掛け方を心得よう】
屋根からの転落事故の32%ははしごからの転落ともいわれています。はしごをなるべく安定させるためにも、軒か棟の位置に真っ直ぐ立て掛るようにします。

ヘルメットを被った補助者に、下ではしごをしっかり支えてもらいましょう。はしごを登る際には、滑らないように靴についた雪をしっかり落とし、屋根の上に上がる際には、スコップなど、何も持たない状態が鉄則です。雪下し道具は登った後に引き上げるようにして移動させましょう。

【ステップ3:アンカー、命綱(登山用・工事用ロープ)、安全帯・ハーネスの3ステップ】
アンカーとは、命綱を固定するものです。アンカーに命綱を結び、さらに、命綱の長さを屋根から落ちない長さにしたうえで、登山用で知られるハーネス(腰と太ももを固定するタイ)、又は安全帯に命綱を結んで、万が一の屋根からの転倒に備えます。アンカーとなる素材としては、電柱・立ち木・点検用はしごなどが挙げられます。

しっかりと体重を支えられる強度のあるものか確かめましょう。可能であれば、屋根にアンカーを設置するなど、雪下ろしが多い方は検討してみても良いかもしれません。アンカーに命綱だけを付ける方法だと、転倒の際に荷重が一点に集中し、体への負担が大きくなって危険と言われています。ハーネス・安全帯に命綱をつけるようにしましょう。

アンカーになるものが無い…という方は、簡単にできるアンカーの作り方&固定方法が動画サイトに紹介されているので、参考にしてみて下さいね。
https://youtu.be/RK6FQVGXjrA
https://youtu.be/DNGBjGUKlT4

【ステップ4:屋根の雪を10㎝位のこして除雪する】
屋根が見えるまで雪下ろしをすると、足元が滑りやすくなりかえって危険です。10㎝ほど残して雪下ろしを完了としましょう。

3、まとめ

雪下ろしは、しっかりと道具をそろえる、身の周りの環境を考えるなど、下準備を整えてから行いましょう。

意外かもしれませんが、転落死者のうち60%が1階屋根からの転落という調査報告もあります。「低い屋根だから」「慣れているから」などのちょっとした油断が命を奪うことになるかもしれません。命綱など、面倒に思うこともありますが、いざという時に備えて、しっかり対策していきましょう。

下記の内閣府の発表しているパンフレットも参考にしてみてください。
http://www.bousai.go.jp/setsugai/pdf/h2312_004.pdf

雪下しの際には注意点やコツを抑えた上で、作業に当たりたいものですね。

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