広小舞

項目名 広小舞
よみ仮名 ひろこまい

概要

垂木の先端、軒先部に取り付ける少し厚みをもった平割材のこと。

屋根の中でどこの場所にあるか

屋根には、瓦やスレートなどの下地材である野地板があり、それを敷くために縦に渡した垂木と横に渡した桟とで組む、屋根小舞と呼ばれる骨組みがある。この軒先の先端部に渡す桟を、他と区別して「広小舞」と呼ぶ。

設置の目的

1.垂木の反りを抑え、軒先をそろえる
垂木は細長い木材を使用するため湿度変化の影響で反りが出やすい部分である。そのため、軒先の長さに狂いが生じたり、屋根表面に凹凸が現われたりする。そこで、垂木の先端に広小舞を取り付けて反りを防ぐ。

2.軒先の瓦の角度調整
瓦は、その端を積み重ねながら葺いていく。軒先部の瓦は、その下に重ねる瓦がないために他の瓦と異なる角度となってしまう。そこで、広小舞に適当な厚みをもたせて、瓦の角度調整にも使用されている。

3.野地板の水留め機能
野地板は、その切り口から雨水を吸収し、腐食・劣化しやすい部材である。その切り口を水に触れさせないよう水留めの役割を果たす機能が広小舞にはある。

材質

20×70ミリ程度の小幅板が多用される。軒下でもっとも風雨にさらされ腐食しやすい部材のため、赤身の良材を使用するのが望ましい。

どのような種類があるか

《仕上げ目的により3種類の外観》

1.木目を活かした化粧材として
軒天のない和風住宅の場合は、面取りやかんな仕上げをした化粧材として現わしで使用される。

2.塗装
化粧材としての意味合いと、より水留め機能を高めるために塗装を施す。

3.板金
化粧性、水留め性の高めるために板金で覆う。防水性については効果抜群で、長期耐久性が高まる。

関連項目

軒先、垂木、鼻隠し、登りよど

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