火打梁

項目名 火打梁
よみ仮名 ひうちばり

木造建築の小屋組や2階以上の床組の、梁や桁、胴差しなど直交する横架材の変形を防止するためコーナー部に斜めにかけ渡した補強材。

設置の目的

水平力に対する補強材
木造軸組建築の、台風や地震のときに発生する水平力に対する剛性は決して高いものではありません。
特に、重心が高くなる小屋組では、水平方向の慣性力を伴った揺れが梁や桁などの部材接合部の耐力を超えて、損傷を生じやすくなります。こうした損傷から構造体の変形を防止するための補強材として、小屋組や2階以上の床組の梁や桁の直交部に用いる斜材として使用されています。
なお、1階の床組に使用される場合は「火打土台」と呼ばれますが、床組を構造用合板張りにした剛床とした場合は省略されます。
本数が多いほど増す水平構面剛性
火打梁は梁や桁で囲まれた構造ブロックの四隅を補強するため、そのブロック面積が大きくなる場合には小梁を設けて火打梁を増やすことで剛性を確保します。火打梁に囲まれた面積が狭いほど水平構面の剛性は高くなります。フラット35「品確法性能表示評価基準」では、火打梁で囲まれた面積を16㎡以内とすることが望ましいとされています。

材質

木製または鋼製金物
基本的に90角の木製火打が多く使用されますが、表わしにする場合は主に105角程度の木材が用いられます。火打梁の語源は、梁への取付け断面が三角形に加工されていることから、かつて点火用に用いられていた火打石の鋭角な断面を連想して名づけられています。現在では、木製火打に替わり、鋼製の火打金物が使用されることが増えてきています。

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