レンジフードの吸い込みが悪い!?知っておくべき設置注意事項

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換気扇の吸い込みが悪くなると、料理の臭いや煙がキッチンに充満して困りますよね。
放置すると、吸い込まれなかった油の蒸気などが室内をどんどん汚していきます。
換気扇に不具合が起きたら、すぐに故障と判断せず、まずは原因と改善策を確認しましょう。
この記事では不具合の原因と対処法に加え、換気扇の掃除方法や頻度についても紹介していきます。

1、換気扇の異常動作見極めポイント

換気扇の調子が悪くなってしまう前野見極めのポイントとしては以下のような現象が挙げられます。
なんだかいつもと違う、と思った場合は、注意深く確認する必要があります。

1-1.換気扇が動かない

換気扇が動かない場合、考えられる原因は寿命あるいは汚れの蓄積です。
10年以上使用している換気扇であれば寿命の可能性が高いので、換気扇の交換を検討しましょう。
設置から10年経っていない換気扇であれば、汚れがファンやプロペラの動きを邪魔しているのかもしれません。次章で説明する方法で、一度掃除してみてください。

1-2.異音・振動がする

モーターの軸がずれたり外れたりしていると、異音や振動が起こることがあります。
モーターのずれや外れの原因は、モーターの汚れあるいは変形・破損です。
変形・破損の場合は、換気扇本体の故障につながることもあるため、一度掃除して再度確認しましょう。
改善されなければ、早めに専門業者にみてもらう必要あります。

1-3.換気・吸いこみが悪い

まず、ティッシュを換気扇に近づけてみましょう。ティッシュが換気扇に吸い付かないようであれば、換気風量が弱まっています。
原因は、モーターの寿命あるいは汚れが考えられます。10年以上使用している換気扇であれば、換気扇の交換を検討しましょう。
設置から10年経っていない換気扇であれば、汚れが原因かもしれません。一度掃除してみましょう。

1-4.換気扇の回転音が大きい

換気扇の回転音が設置当初より大きくなったとき、考えられる原因はモーターの劣化あるいは汚れです。モーターを長年使用していると内部がすり減っていき、正常に動作せず異音が生じます。
軽度の劣化であれば、潤滑油を塗ることで改善します。一度掃除し、潤滑油を塗っても効果がみられない場合は、モーターの交換を検討しましょう。

2、換気扇の掃除方法

換気扇の不具合は、汚れが原因となっている場合が非常に多いです。下記の掃除方法を確認し、実践してみましょう。

*必要なもの

・キッチン用のアルカリ性洗剤
・スポンジ
・割りばし
・雑巾
・軍手

*掃除方法

1.軍手を着用する。
アルカリ性の洗剤は、肌の油分まで落としてしまうため、掃除を始める前に軍手をしておきましょう。
2.換気扇のフィルターを外す。
まずは換気扇の電源を切り、換気扇にフィルターが付いている場合は外しましょう。
3.フィルターをつけおきしておく。
外したフィルターに洗剤を吹きかけ、30分~1時間ほどつけおきしておきます。
4.プロペラ・ファンを外す。
つまみを回してプロペラ、ファンを外します。手で外れない場合は、ドライバーを使用してください。このとき、ファンで手を切らないよう注意しましょう。
5.プロペラ・ファンをつけおきしておく。
外したプロペラおよびファンに洗剤をふきかけ、30分~1時間ほどつけおきします。シンクなどを使うといいでしょう。
6.汚れを除去する。
雑巾と洗剤、スポンジを使い、換気扇内の汚れをとっていきます。
7.つけおきしておいたものをすすぐ。
換気扇内の汚れが取れたら、つけおきしておいた部品を水ですすぎましょう。汚れが使っている場合は、割りばしで取り除いてください。/dd>
8.部品を乾燥させる。
部品を十分に乾燥させたら、再び取り付け、完了となります。

 

3、換気扇をメンテナンスする頻度

換気扇には汚れがたまりやすく、放置するとどんどん汚れがとれにくくなってしまいます。
3日~1週間に1度は換気扇の表面を拭き掃除し、3~6か月に1度は内部も掃除しておきましょう。

4、換気扇の交換方法

経年劣化や破損による不具合が起きていれば、新しい換気扇に交換する必要があります。下記に換気扇(ひも式)の交換方法を紹介します。レンジフードの交換については、/part/sanitary/kitchen-sanitary/htsadmin-650/

をご覧ください。
自分で行う場合は、新しい換気扇に付属している取扱説明書もよく読みながら行いましょう。

*必要なもの

・新しい換気扇
・電動ドライバー
・ドリルビス

*交換方法

1.既存の換気扇を外す。
まずは既存の換気扇を外していきます。はじめに前面カバーを手前に引いて外しましょう。上に押し上げるように外すと簡単です。
2.羽を外す。
次に羽のキャップ部分を緩めて外し、羽も引き抜いて外してください。
3.換気扇本体・枠カバーを外す。
換気扇本体および枠カバーの外しに入ります。固定しているビスを電動ドライバーで抜いて外しましょう。
4.新しい換気扇を分解する。
既存の換気扇が外せたら、新しい換気扇の設置を行います。まず、オイルキャッチャー、羽キャップ、羽、本体カバー、本体に分解してください。分解は手で行えます。
5.うちわネジの状態を確認する。
本体上部にネジが飛び出している場合、うちわネジを回して引っ込めておきましょう。
6.うちわネジを固定する。
本体を設置場所に差し込み、緩めておいた本体上部のうちわネジを再度締めて固定します。
7.ビスを固定する。
数か所あるビス止め用の穴にビスを固定しましょう。電動ドライバーを使用してください。
8.部品を取り付ける。
本体が固定できたら、カバー、羽、羽キャップを取り付けます。
9.動作確認をする。
最後に動作確認を行い、交換完了です。

 

5、製品選びは適切?

キッチンで加熱調理機器を使用する場合、換気設備は必ず設けなければなりません(建築基準法による)。
また、同法では必要な換気量も決められていますが、その量は使用する調理機器の発熱量に伴って大きくなったり少なくなったりします。
つまり火力の強いコンロを使えば必要換気量が大きくなり、小さなコンロではそれほど換気量が大きくなくてもいいというわけです。換気装置にはその必要換気量をクリアする風量を持つ製品を選ばなければならないのですね。

レンジフードもその換気設備の一つです。
例えば、3口のトップバーナーとグリルがあるビルトインガスコンロの場合、全点火時の発熱量(ガス消費量)は10kW/h(8600kcal/h)前後になりますが、このときの必要換気量は約300m3/hとなり、その値より大きな風量がある製品を選ぶことが必要です。
今のレンジフードはシロッコファンを搭載したものが主流ですが、ほとんどの製品で風量が「強」で500m3/h以上あるので上の場合でも十分にクリアできます。
しかし、「弱」では300m3/h以下の風量になる製品もあり、その場合は風量不足となります。
また、ビルトインガスコンロとビルトインガスオーブンを組み合わせる場合は必要換気量は約400m3/hとなるのでレンジフードは余裕をみて600m3/hくらいの風量がある製品にしたほうがいいでしょう。

6、設置場所のこと

レンジフードはコンロの真上にコンロを覆うように取り付けられますが、コンロからあまり離れすぎていると効率良く排気ができません。
かといってあまり近すぎるとガスの炎が引き上げられ、フード内に付着した油に引火して火事になることもあり、これも困ります。
排気の効率や防火のことを考えてレンジフードはコンロの上から80cm離すというのが適切ということで、これがフードの設置基準になっています。

ただし、コンロがIHになるとちょっと話は違ってきます。IHコンロの場合、発生する上昇気流が弱く空気が上に昇っていきにくいため、同じ高さに設置したレンジフードでも風量が小さい(吸い込む力が弱い)と汚れた空気を効率良く捕集しきれないことがあります。そんなときはより大きな風量の製品にするか、フードの位置をコンロに近づけるかということになりますが、コンロとの距離は防火上80cm以上となっているので大風量の製品で対応するしかありません(ただし、一定の安全基準に合格した一部のIHコンロはフードとの距離が60cm以上でOK)。

そして、設置場所に関してもう一つ知っておいたほうがいいことがあります。
それは外の風の影響を受けるかどうかです。一般の換気扇(プロペラファン)は外部に面した壁面に取り付けられますが、外の風が強く吹きつけるとファンの回転が止まったり逆転したりすることがあり、そうなると室内の汚れた空気を外に出すことができません。
レンジフードに多いシロッコファンはプロペラファンと違い押し出す力が強く外風の影響を受けにくいのでファンが止まったりすることはありませんが、外風が強いとやはり風量は小さくなります。
換気扇やレンジフードの排気口が風当たりの強いところについていたら風の強い日に換気能力が衰えることを覚えておいてください。

7、空気の通り道

シロッコファン式のレンジフードはファンがコンロの真上部分にあり、そこからダクト(送風管、直径15cmのものが主流)を通して捕集した汚れた空気を外部に排出します。
ダクトは短いほうが風量のロスが少ないので、レンジフード(=コンロ)はなるべく外部に面した壁面の近くにあるのが理想的です。また、その通路はまっすぐなほうがやはりロスが少なく、ダクトの方向を変えるために曲げたりすると効率が悪くなります。

もしキッチンが部屋の真ん中あたりにあり、オープンスタイルの対面式だとすると、ダクトはフードからまず垂直に伸び、天井裏に入って90度曲がって水平になり、さらに何度か向きを変え、などとやっているとダクトの総延長がかなり長くなってしまうこともありえます。
そんなことになると、そのレンジフードの換気能力は一気に落ちてしまい効率の良い換気ができなくなってしまうのです。
一般的にレンジフードの換気ダクトは延長3m、曲がりは3箇所までが適切とされています。
ダクトの長さは、外壁面にある排気口の位置と室内のレンジフードの位置と向きを見れば大体わかります。

また、換気というのは排気だけでは十分に行えません。汚れた空気を外に出すだけでなく外から新鮮な空気を室内に取り入れなければならないのです。
現在の戸建住宅は昔の家と違って気密性が高くなっているので、「すきま風」が入ってこないですね。給気が十分されないまま排気を行うと、室内の気圧が下がり排気の量も下がってしまい、空気が循環しなくなるわけです。
レンジフードの吸い込みが悪いのはダクトの長さと向き、それとも給気不足が原因なのかもしれませんよ。

8、まとめ

換気扇は、汚れた空気を排出する重要な役割を担っています。換気扇の不具合を放置すると、床や壁に油汚れがつき、どんどん汚れてしまいます。
換気扇に不具合を感じたら、まずは原因を確認し、正しい対処を行ってください。
また、不具合の状態によっては、換気扇の交換が必要となります。自分で対処することに少しでも不安がある場合や症状が改善されない場合は、専門業者に依頼してみましょう。

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