IHクッキングヒーターの電気代はどれくらい?節約のポイントとは

2016年4月より電力自由化が始まり、現在さまざまな事業者が独自の料金プランを提示しています。電気料金を少しでも節約したいという方は、過去の電力使用量をチェックしなおしたり、IHクッキングヒーターや電気温水器の導入を検討したりしているのではないでしょうか。
最近では家電製品も省エネ化が進み、新しいものほど電力使用量が少なくてすむといわれています。
今回は、その中でも気になるIHクッキングヒーターの電気代に注目してみました。

IHクッキングヒーターとは?

IHクッキングヒーターは、電磁線を使った調理器具です。IHとは「電磁誘導による加熱」という意味で、電気を熱源とし、IH専用の鍋やフライパンなどの調理器具を振動させて加熱するしくみです。
IHクッキングヒーター自体が熱を発することはないので、熱伝導が高くエネルギーロスが少ない調理器具なのです。

IHクッキングヒーターは、火を使わないという安全面と、手入れが楽であることから、導入を検討をする家庭が増えています。特に子どもや高齢者のいる家庭では、安全性を重視してIHクッキングヒーターへの取り替えを検討しているケースが多くみられます。

IHクッキングヒーターの電気代は?

IHクッキングヒーターを導入すると、どれくらいの電気代がかかるのでしょうか。
これは、IHクッキングヒーターの購入を考えるときにまず疑問に思うことですが、実は、一概にどうなるといえるものではないのです。なぜなら、電気代は電気料金のプランによって異なってくるからです。

例えば、購入と同時に、オール電化向けの料金プランに変更するのであれば、使った電力量は多くなったにも関わらず、月々の電気代は変わらないということもありえます。また電気を使う時間帯でも細かな料金プランが設定されている場合もあります。そうなると、いつIHクッキングヒーターを使って調理をするかによっても電気代が変わってくるのです。

IHクッキングヒーターVSガス 料金はどれだけ違う?

IHクッキングヒーターを導入した際と、ガスを導入した際にかかる料金は、単純な計算では比較ができません。
なので実際に調理にかかる料金を、都市ガス、LPガス、オール電化(昼)、オール電化(夜)の時間帯に分けて比較してみましょう。
下記は、カレーの具材を5分間炒め、水を加えて15分間煮込み、ルウを入れ10分間煮込む過程で、消費電力1.5kWh・消費カロリー2580kcalが発生したと仮定し、料金を算出しています。

  • 都市ガス:18円
  • LPガス:31円
  • オール電化(昼間):47円
  • オール電化(夜間):18円

都市ガスとオール電化(夜間)のエネルギーコストが低く、経済的だということがわかります。
自分がどの時間帯に調理をするかで、同じ機器でもこんなにも料金が変わってきます。

そして、比較の際には「基本使用料」にも注目しましょう。
オール電化の場合は、基本使用料が電気のみであるのに対し、ガス併用の場合は、ガスと電気2つの基本使用料を支払うことになります。
基本使用料だけでも1000円前後の差が出てくることもあるのです。

まとめ

IHクッキングヒーターを導入するときの電気代について説明してきました。
IHクッキングヒーター上手に使って電気代を節約したい人は、機器を使用する時間帯を確認し、料金プランも同時に検討するのがポイントです。
まずは自分のライフスタイルをもう一度見直すことから始めましょう!

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