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目次
気づかぬうちに基礎にひび割れが!放っておくと大変なことに・・・
住宅を建てて数年経つと、外壁や基礎部分にひび割れが発生することがあります。
ひび割れがあると、住宅が劣化して見えるだけでなく、大きな事故につながる可能性もあり、放っておくと大変危険です。
特に、住宅を支える基礎部分のひび割れは住宅が傾く原因となり、最悪の場合、建て替えが必要になることもあります。
基礎部分は、普段の生活の中でつい見落としがちな箇所なので、定期的なチェックを心がけると同時に、ひび割れを見つけたら早めに対処しましょう!
基礎のひび割れを放っておくとどうなる?
「見栄えは多少悪いけれど、ヒビくらい放っておいても平気だろう」と油断していると、後で大変なことになるかもしれません。
種類や程度によりますが、ヒビ割れは以下のような事態を招きかねないのです。
- 内部の鉄筋がさび、コンクリートの強度が低下する
- 住宅が傾く
- 地震被害が拡大する
基礎部分のコンクリートにひびが入ると、その隙間から空気や雨水が浸入し、内部の鉄筋がさびてしまいます。鉄筋はさびるともろくなり、強度を失うのです。
また、サビが進行して鉄筋が膨張すると、コンクリートのひび割れを拡大させてしまいます。
このような基礎のひび割れが住宅全体に及ぶと、住宅が耐久性を失い、地震の際に傾くこともあるのです。
ひび割れを放置したことにより起こり得る事態をひとつずつ詳しく説明します。
雨水の侵入
大きなヒビを放っておいた場合、そこから基礎の内部に雨水が侵入することがあります。
雨水が侵入すると、以下の恐れがあるのです。
- 家の土台部分にカビが生える
- 腐食が起きる
- シロアリが発生する
- 家そのものの寿命が縮まる
地盤沈下
ヒビ割れは、不同沈下(建物が一方向に斜めに沈下すること)発生のサインでもあります。
「たかがヒビくらい」とたかをくくっていると、不同沈下が深刻になってから事態に気が付き、ヒビを見つけた時点で手を打っておけばよかったと後悔する羽目になるかもしれません。
不同沈下が深刻になると、家が傾いたり、一点に大きな負荷がかかって住宅の一部に亀裂が生じたりする恐れがあります。
耐震性への影響
大きなヒビ割れは、基礎の強度が落ちていることを意味します。基礎が弱った家は地震のダメージを受けやすく、最悪倒壊する危険もあるのです。
ヒビ割れは基礎や地盤に問題が起きていることのサインであったり、ヒビが原因で家の土台部分が傷んでしまったりします。
基礎にヒビ割れを見つけたら放置せず、早急に対策をとりましょう。
基礎のひび割れの原因は?
最悪建物の倒壊を引き起こすかもしれない基礎のひび割れは、何が原因で生じるのでしょうか。主な6つの原因をそれぞれ説明します。
乾燥収縮
コンクリートには、施工してから時間が経つと、内部に含まれる水分が蒸発し収縮する性質があります。住宅のように“鉄筋や柱などによって固定され、自由に収縮できない状況”になると、コンクリートが収縮の力に耐えきれずひび割れを引き起こしてしまうのです。
特に基礎部分では、この乾燥収縮によって縦方向のひび割れが発生しやすいため、注意が必要です。
気温変化
コンクリートには、急激に温度が下がると収縮する性質があります。このとき、コンクリートが自由に収縮できない状況になると、コンクリートに引っ張る力が生じ、ひび割れを引き起こしてしまいます。
夏の終わりなど気温変化が激しい時期に基礎部分を施工する場合は、注意が必要です。
不同沈下
地盤が不安定な土地に住宅を建設した場合、地盤が建物の重みを支えきれずに地盤沈下を引き起こすことがあります。住宅が傾くと、住宅を支える基礎部分に大きな力がかかり、ひび割れが生じるのです。
不同沈下が起こると、基礎だけでなく住宅全体の大掛かりな補修、最悪の場合は住宅の建て直しが必要になることもあります。
地震
大地震により、基礎部分にひび割れが発生することがあります。
地震の後には、ひびが入っていないかチェックするようにしましょう。
施工不良
施工不良でコンクリートの厚みや強度が不足している場合、ひび割れが発生することがあります。たとえ新築であっても、建設後のチェックを怠らないようにしましょう。
コンクリートの中性化
コンクリートは、雨や大気中の二酸化炭素に長時間さらされることで、内部のカルシウム化合物が中性化して強度が低下します。
コンクリートの中性化は、同時に内部の鉄筋にサビを引き起こすのです。サビによって膨張した鉄筋により、コンクリートにひび割れが生じてしまいます。
放置すると危険なひび割れの種類とは?
ひび割れの種類
基礎に発生するひび割れには、以下のようなものがあります。
ヘアークラック
ヘアークラックとは、幅が0.3ミリ以下の細かいひび割れのことです。塗膜の表面上にできるため危険なものではありませんが、放っておくと徐々に拡大してくるので、早めの補修をおすすめします。
乾燥クラック
乾燥クラックは、素地の乾燥収縮によって発生するひび割れです。収縮が終わればひび割れの進行も止まりますが、経年劣化により拡大する場合もあるので、見つけたら早めに補修しましょう。
構造クラック
幅0.3ミリ以上、深さ5ミリ以上の、建物の構造そのものに起因するひび割れです。塗膜内部のモルタルの奥にまでひび割れが進行しているので、放っておくと危険です。
すぐに補修する必要があります。
縁切りクラック
水平方向に長く入るひび割れです。塗装作業を途中で中断したり、部分的にやり直したりした際に発生することがあります。
こちらも放っておくと危険なので、すぐに補修する必要があります。
すぐに補修が必要な、危険なひび割れとは?
ひび割れの中には、早急に補修が必要なものがあります。
以下に示すものは、建物の内部にまで悪影響を及ぼす危険性があるので、見つけたら早急に対処しましょう。
- 乾燥クラック
- 構造クラック
- 縁切りクラック
- 集中した複数の小さなクラック
- 基礎を上下に縦断するクラック
- 基礎コンクリートの破裂・滑落部分のクラック
基礎のひび割れ補修は自分でもできる?
費用を抑えたいという思いから、できるだけDIYで補修したいと考える人は少なくないでしょう。
しかし基礎のヒビ割れは、ヒビ割れ箇所の補修だけでよいのか、業者に本格的な補修を要する問題が生じているのか、素人が正確な判断をするのは困難です。
判断を誤ると、せっかく時間と費用をかけて自分で補修をしたのに、再びヒビ割れが生じたり、後から深刻な問題が発覚して業者が補修工事を行うことになったりする恐れもあります。
まず業者に診断を依頼し、それからDIYで補修をするのか業者に依頼するのか判断すれば、確実な補修が行えるでしょう。
基礎の補修にかかる費用
基礎のヒビ割れの補修にはどのくらいの費用がかかるものなのか。
DIYで補修した場合と、業者に補修を依頼した場合との費用の目安を見ていきましょう。
※当ページに記載の価格は目安です
DIYで補修した場合
かかる費用は、どの程度のヒビの補修をするのかで変わってきます。
幅0.3mm以下、深さ4mm以下の細いヒビの場合
費用相場 : 1,000~2,000円(スプレーセメント、ヘラ)
幅0.3mm以下、深さ4mm以下の細いヒビであれば、スプレーセメント(スプレー缶のセメント材)のみ、もしくはスプレーセメントとヘラで補修できます。
スプレーセメントの価格は1,000~2,000円程度で、ホームセンターなどで販売されています。ヘラはこだわらなければ100円ショップでも購入できます。
幅が0.3mm以上、深さが5mm以上のヒビの場合
費用相場 : 5,000~10,000円(補修材、保護メガネ、ワイヤーブラシ、左官ゴテなど)
補修材の種類によって必要な用具が異なり、製品によってはゴム手袋、保護メガネ、防塵マスクなど身を守るものも購入しなくてはなりません。
なお、補修材の充填専用の注入ガンや、電動ダイヤモンドカッターなどを用いる補修の場合には、用具の購入だけで万単位の費用がかかります。
業者に依頼した場合
業者にヒビ割れを補修してもらうときの費用の相場は、1カ所につき10,000~20,000円程度です。
費用はヒビの程度や補修工法によって変わってきます。一般に、Uカットシール工法だと比較的安く済み、アラミド繊維シートを用いた補修だと高額になります。
イエコマの「基礎のヒビ割れ補修」
- 相場
- 1ヵ所につき
10,000~20,000円ほど
※ヒビの程度、補修工法による。
- イエコマ
- 初回限定価格で…
4,400円/ヵ所
(2ヵ所目以降:+1,100円/ヵ所)
※耐震性に関わるひび割れの場合は別途お見積り。
イエコマの施工職人は「家の専門家」です。家全体のことを考えて、丁寧に施工いたします。
基礎は、住宅を支える重要な部分です。少しでもひび割れが気になる場合は、お気軽にお問い合わせください。
基礎の耐用年数は30年!?
住宅の基礎強度は、建築基準法によると18KN/㎟の最低基準が定められており、一般的な住宅ではこの数値を採用している場合が多いです。
ところが、18KN/㎟では耐用年数が30年ほどといわれており、住宅そのものよりも劣化が早いのが問題です。
基礎は住宅を支える重要な部分ですから、強度を長く保つにはこまめなメンテナンスが欠かせません。少しでも不具合があれば、できるだけ早く対処することが大切なのです。
近年は、長期優良住宅の物件も増えています。基礎強度を24KN/㎟に設定することで、耐用年数は65年程度と長くなったので、比較的安全なつくりになりました。
もし、住宅の購入を検討している場合は、基礎強度の確認をしっかり行うことをオススメします。
補修工法の種類
基礎のひび割れは、自分で補修できるひび割れと専門業者による補修が必要なひび割れがあり、ひび割れの種類によって異なります。
ここでは基礎のヒビ割れの主な補修工法を紹介します。
ヘアークラックは基本的に補修しなくても問題ありませんが、気になる場合は塗料の塗り直しやシーリング材の注入などを行いましょう。
乾燥クラックや構造クラック、縁切りクラックなど、放置すると危険なひび割れは、大掛かりな補修が必要となります。
専用の工具や補修材を用いた比較的難しい作業を伴うので、基本的には専門業者に補修を依頼するようにしましょう。
ヒビ割れとは異なりますが、基礎で起こり得るもう1つのトラブル「ジャンカ」の補修工法も併せて解説しますので、家の基礎で何かお困りの人は参考にしてみてください。
ヘアークラックの補修方法
ヘアークラックは、基本的に補修しなくても問題ありませんが、気になる場合は塗料の塗り直しやシーリング材の注入などを行います。
比較的簡単な作業のため、自分でも作業可能です。
ヘアークラックの補修方法は、「幅0.3mm以下・深さ4mm以下のヒビ割れの補修手順」をご参照ください。
Uカット(Vカット)シール工法
引用:コニシ
ヒビ割れの部分に専用機器でU字(もしくはV字)の溝を掘り、補修材を注入する方法です。
- ダイヤモンドカッターなどで、ヒビ割れ部分にU字型またはV字型の断面の溝を作ります
- その溝にシーリング材(ペースト状の合成樹脂または合成ゴム)を充填します
- モルタル(セメントと砂を水で練ったもので、レンガやタイル、ブロックなどの接着、及び壁ぬりなどに用いられる)などを表面が平らになるように塗ります
ヒビ割れの中でも、幅が広かったりシーリング材が届かないほど深かったりする場合に対応できる補修工法です。
エポキシ注入工法・エポキシグラウト工法
エポキシ樹脂(熱によって硬化する性質を持つ合成樹脂)をヒビ内部に注入する工法です。
専用の注入器具には、圧縮空気を用いたもの、バネを用いたものなどがあります。
ビックス工法
引用:ショーボンド建設株式会社
ゴム製の注入器具をヒビ割れ部分の表面に設置・固定し、時間をかけてゴムの圧力でエポキシ樹脂をヒビの奥にまで注入する工法です。
幅が非常に狭い(0.1mm以下)ヒビに対応できます。
アラミド繊維シートの貼り付け
引用:菊地シート工業株式会社
アラミド繊維シートとは、強度・柔軟性に非常に優れた繊維シートです。引張強度(引っ張る力に対する抵抗力)は鉄の5倍に相当し、主にコンクリート構造物の補修・補強に用いられます。
補修作業は以下の手順です。
- ヒビ割れ部分をローラーなどで接着剤を塗布します
- その上にアラミド繊維シートを貼り付けます
- さらにその上に、表面が平らになるようにモルタルなどを塗れば補修完了です
ごく一部分の補修よりも、コンクリートの構造物全体や側面全体など、ある程度広範囲の補修・補強に向く工法です。
費用はかかりますが、耐震性の向上が期待できます。
ジャンカの補修
ジャンカとは、以下のようなコンクリートの状態の総称です。
- 本来外から見えないはずの砕石が、コンクリートの表面にぶつぶつと豆のように露出してしまっている状態。「豆板」とも呼ばれる。
- 内部に隙間ができている状態。表面に空洞ができていたりする状態。「空洞」とも呼ばれる。
- 表面に空洞ができた状態。「巣」とも呼ばれる。
ジャンカが生じる原因は、締め固め(コンクリートが十分な性能を発揮できるよう、型に流し込んだコンクリートに振動を与える作業)不足やコンクリートの材料の分離など、施工ミスであることが多いです。
定義上は「豆板」「空洞」「巣」の総称ですが、一般には主に「豆板」を指します。
「日本コンクリート工学協会」が、ジャンカのレベル(程度)ごとの補修方法を定めています。
※ランクが落ちるほどジャンカの程度が重くなります。
ジャンカの程度 | 補修方法 | |
A | 砂利が表面に露出していない(健全) | 補修の必要なし |
B | 砂利が露出しているが、表面の砂利を叩いても剥落せず、はつり取る(のみなどで表面を削ること)必要の無い程度(深さの目安1~3㎝) | 不要部をはつり、ポリマーセメントペースト塗布後、ポリマーセメントモルタルを充填する |
C | 砂利が露出し、表面の砂利を叩くと剥落するものがある。しかし、バラバラと剥落することはない(深さの目安)3~10cm) | 不要部をはつり、無収縮モルタルを充填する |
D | 鉄筋が露出し、バラバラと剥落することがある(深さの目安3~10cm) | 不要部をはつり、コンクリートで打ち替える |
ヒビ割れの補修手順・補修アイテム
DIYで補修をしてみたいと思いながらも、素人が行う場合のイメージがつかない人もいるでしょう。簡単にではありますが、ヒビ割れの幅・深さ別の補修手順を解説します。
併せて、DIYでヒビ割れを補修するときに便利なアイテムも紹介します。
幅0.3mm以下・深さ4mm以下のヒビ割れの補修手順
この大きさのヒビ割れは、髪の毛のように細いことからヘアークラックと呼ばれます。小さなヒビ割れである分、補修も比較的簡単に済みます。
- 用意する道具
-
- スプレーセメント
手順
- ヒビ割れ箇所とその周辺を掃除し、汚れを取り除く。
- 周辺部分を養生する。
- ヒビ割れ全体に、スプレーセメントをたっぷり吹きつける。
幅0.3~9mm・深さ5~9mm以下のヒビ割れの補修手順
ヒビ割れに充填したシーリング材の表面をならすなどの作業があるため、ヘアークラックに比べると補修に手間がかかります。
- 用意する道具
-
- プライマー(下地)
- シーリング材(エポキシ樹脂など)
- ヘラもしくは左官ゴテ
- 塗装剤(モルタルなど)
手順
- ヒビ割れやヒビ割れ周辺の汚れを取り除く。
- 補修箇所以外の場所が汚れないよう、ヒビ割れ箇所の周囲を養生する。
- ヒビ割れ内部にプライマー(下地)を塗る。
- プライマーの上にシーリング材を充填する。
- ヘラや左官ゴテなどで、平らになるよう表面をならす。
- 養生を外す。
- 完全に乾いてから、上からモルタルなどで塗装する。
幅・深さが9㎜以上のヒビ割れの補修手順
電動の工具でコンクリート表面を削るため、難易度の高い補修作業となります。素人にはオススメできません。
- 用意する道具
-
- ダイヤモンドカッター
- プライマー(下地)
- シーリング材(エポキシ樹脂など)
- ヘラもしくは左官ゴテ
- 塗装剤(モルタルなど)
手順
- ヒビ割れやヒビ割れ周辺の汚れを取り除く。
- ダイヤモンドカッターで、ヒビ割れ部分に断面がV字またはU字の溝を作る。
- 補修箇所以外の場所が汚れないよう、ヒビ割れ箇所の周囲を養生する。
- 溝にプライマー(下地)を塗る。
- プライマーの上にシーリング材を充填する。
- ヘラや左官ゴテなどで、平らになるよう表面をならす。
- 養生を外す。
- 完全に乾いてから、上からモルタルなどで塗装する。
道具紹介
「補修箇所に下地を塗り、その上にエポキシ樹脂などのシーリング材を充填して乾かした後に塗装する」
これが基本的なヒビ割れの補修の手順ですが、最近ではここまで手間をかけずに済む便利グッズが登場しています。
【CAINZ PRO】MATERAN スプレーセメント 200ml NO105271
※引用:トーヨーマテラン
ヒビ割れ部分に吹き付けるだけで簡単に補修ができるスプレーセメントです。ブロック塀やコンクリートの床などにも使用できます。幅0.3㎜、深さ4mm以下の微細なヒビに有効です。
アサヒペン「カベ用コンクリート ひび割れ補修材」
※引用:アサヒペン
幅・深さが9mm以下の幅のヒビ割れに有効です。補修箇所を掃除し乾燥させた後に中身の樹脂モルタルをヒビ内に充填し、ヘラで表面を整えれば作業完了です。
ただし、絶えず水に晒される場所には向きません。また、外観を整えるためには補修後に塗装が必要です。
アサヒペン「コンクリート クラック・止水補修材」
※引用:アサヒペン
幅0.3mm以上、深さ4mm以上のヒビに有効です。ヒビ割れだけでなく漏水部分の補修にも使用できます。
使用方法は以下の通りです。
- 断面がV型またはU型の溝ができるように補修部分をカットします。
- 汚れを取り除き、水とよく練り混ぜ少し発熱した本品をボール状に丸め補修箇所に押し込みます。
- その後、押し込んだ本品が少し硬くなるまで押さえておき、完全に硬くなる前にヘラや左官ゴテなどで表面を平らに整えます。
外観を整えるためには補修後に塗装が必要です。
安全のため、作業の際にはゴム手袋・保護メガネ・防塵マスクを着用しましょう。
DIYのリスク
費用を抑えたかったり、自分で修理をするのが好きだったりする人は、できるだけDIYで補修したいと考えているかもしれません。
しかし、専門家に一切相談をせず自力で問題を解決するのはリスクを伴います。ヒビ割れが生じたとき、ヒビ割れ箇所だけを補修すればよいのか、基礎や地盤に問題が生じているのか、素人が正確な判断を下すのは困難です。
自己判断で補修を行った場合、補修から1週間も経たずに再びヒビ割れが生じたり、後から基礎の深刻な問題が発覚して大掛かりな工事が必要になったりする恐れがあります。
確実で安全な補修のためには、業者に補修を行ってもらうのがベストな選択です。仮にDIYで補修するにしても、簡単な補修で済むヒビ割れか否か、専門家に診てもらうだけでもした方がよいでしょう。
基礎補修の業者選び・依頼時の注意点
いざ基礎のヒビ割れを業者に診てもらおうと思っても、何の業者に連絡をとればよいのかわからない人もいるでしょう。
基礎の補修は何の業者に頼めばよいのか、依頼する際の注意点やポイントをまとめました。
基礎の補修の依頼先
基礎補修の業者は、外壁・外構・耐震工事などをおこなうリフォーム会社や工務店、建築事務所などがあります。基礎の強度に不安があったり、地震などの災害に備え耐震性を高めたかったりする場合は、耐震工事を提供している業者に依頼するとよいでしょう。
【必須】複数の業者に診断・見積もりを!
業者のなかには、ヒビ割れの補修と併せて基礎全体の補強工事をやたらと勧めてきたり、必要以上に大掛かりな補修工事を提案してきたりする人もいます。このようなケースは特に訪問販売業者に多いです。
適正な価格で確実な補修工事を施工してくれる業者に依頼するためには、複数の業者にヒビ割れの程度・必要な工事の診断や見積もりを頼み、慎重に比較しましょう。