※初回限定価格はイエコマを初めてご利用いただく際に、【1サービスにのみ適用】できる初回特典となります。
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屋根の葺き替え工事とは?
屋根の葺き替え工事は、既存の屋根材を撤去し新しい屋根材に葺き替える工事を指します。
塗装や補修に比べると大規模な工事となるため、費用も高くなります。
葺き替えのタイミングの目安
寿命を迎えると葺き替えになります。
屋根の寿命はどれくらいでしょうか。寿命は以下の4つの要因によって変わります。
屋根材による違い
最も大きな差が生じる要因です。
一般的に使われている素材の中で一番寿命が長いのは日本瓦、最も短いのがトタンです。
適切なメンテナンスの有無
建てたら建てっぱなし、とはいかないのが家。
屋根も同じで、基本的にはどの屋根材で葺いてあっても、適切なタイミングでそれぞれの素材にあったメンテナンスが必要です。
耐久性に優れ寿命の長い瓦を使った屋根であっても、瓦の周辺の漆喰などは定期的に補修が必要になります。
立地条件
屋根材によっては、立地を選ぶ素材もあります。例えば、ガルバリウム鋼板は長寿命の素材ですが、塩害の影響を受けやすく、海が近いような立地の場合極端に寿命が短くなることがあります。
施工が適切であったか
不適切な施工が行われた場合、著しく屋根の寿命が短くなることがあります。
上記のような要因があるため、同じ屋根材であっても葺き替えのタイミングはケースバイケースです。
屋根のメンテナンスを検討するチェックポイント
屋根のメンテナンス、といってもいきなり葺き替え工事をするわけではありません。
屋根の損傷が軽度の段階で屋根の異常に気付くことができれば、補修や塗装といった軽いメンテナンスで済む場合もあります。
下記のポイントに当てはまる場合には、一度屋根の点検をしたほうがよいかもしれません
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- 塗装などを含めて10年以上一回も屋根のメンテナンスを行っておらず、自分の家の屋根の状態が良く分かっていない
- いつの間にか室内に雨漏りの跡がある
- 家の耐震強度について不安に思っている
- 屋根が白っぽく粉をふいている、コケやカビが生えている
- 遠目から見ても、ひび割れたり劣化したりしているのがわかる
また、雨音がうるさく気になる場合も、屋根に異常がある場合がありますので、一度点検をしてみたほうが良いでしょう。
塗装や補修、葺き替えが必要かどうかは様々な状況によります。
家の築年数や実際の屋根の状況、使用されている屋根材、形状、予算によっても変わってきます。
また、家の躯体(柱、基礎などの家の骨組みとなる部分)の傷みの状況も勘案することも重要です。
躯体の傷みが激しい場合は、せっかく屋根を葺き替えても、家そのものの寿命があまり残っていないかもしれません。その場合は、葺き替えてもすぐに取り壊すこととなり、費用が高くついてしまいます。
必要もないのに補修や葺き替えをしてしまうと、施工不良などによるリスクが増えたり、費用が無駄になったりと、後々後悔することになりかねません。
状況を総合的に判断して最適な提案ができる業者に相談したうえで、施工するかどうか決めることをおすすめします。
葺き替えるならどの屋根材がオススメ?
実際に屋根の葺き替えをする、ということになったら、どの屋根に葺き替えればいいのでしょうか? 現在、日本で一般家屋の屋根に使われている屋根材は、スレート材、日本瓦、ガルバリウム鋼板、セメント瓦、トタン、この5つが一般的です。 もちろん、それぞれ特性は違いますし、価格も様々です。
イエコマでは、基本的にはガルバリウム鋼板への葺き替えをおすすめしています。
ガルバリウム鋼板は、近年急速に普及が進んでいる金属の屋根材の一種です。
最も一般的に使われているスレート材よりもはるかに丈夫で、経年劣化が非常に少ないため長寿命です。
以前は、金属の屋根材といえばトタン屋根が一般的でした。そのため、金属屋根はさびやすく美観においても劣っており安っぽいというイメージをもたれている方が多く、ガルバリウム鋼板は本当に大丈夫なの?と不安になる方もいらっしゃるかもしれません。
豊富な色から選べる
なめらかな外観が美しいデザイン
画像出典: ニチハ株式会社
現在、屋根がスレート材やトタンで葺かれている場合は、耐久性やメンテナンス性の観点からガルバリウム鋼板屋根へ葺き替えた方がメリットがあります。
日本瓦と比較すると、耐年数についてはやはり瓦の方が上です。
しかし、瓦屋根も決してメンテナンスフリーというわけではありません。瓦をつないでいる漆喰部分の補修や、野地板や下葺き材の点検が必要になります。メンテナンス費用を比べると、どうしても瓦の方が高くつく場合が多いため、メンテナンス性でいえば、ガルバリウム鋼板の方が優れています。
デザイン面でどうしても瓦屋根の風合いを残したいということであれば、瓦屋根のようなデザインのものも出ていますので、そのようなタイプを選ぶのもよいでしょう。
瓦調のガルバリウム鋼板
画像出典: 日本ルーフ建材株式会社
また、一般的に金属屋根は、日本瓦に比べると断熱性や防音性に劣るとされています。
しかし、ガルバリウム鋼板は、断熱性、防音性に優れたものも多く市販されています。また、施工方法によっても、防音性、断熱性を補うことが可能です。
おすすめはガルバリウム鋼板。でも万能じゃない?
ガルバリウム鋼板はスレート材やトタンの屋根に比べて耐久性に優れ、施工もしやすい優れた屋根材です。しかも、価格もこなれておりスレートといった安いとされる素材と比べてもそれほど大きくは変わりません。 そのためイエコマでは屋根の葺き替えにガルバリウム鋼板をおすすめすることが多いです。
しかし、ガルバリウム鋼板の屋根も決して万能ではありません。
トタンに比べてはるかに錆に強いとはいえ、ガルバリウム鋼板もやはり金属ですので、沿岸部では塩害でさびやすく、スレート材の方が向く場合もあります。
また、ガルバリウム鋼板は丈夫な素材ですが、メンテナンスフリーではありません。定期的に塗装をして、さびを防ぐ必要があります。
そして、どの屋根材でもそうですが、ガルバリウム鋼板も、性能の高いものは価格が高い傾向があります。ですので、希望の性能やデザインを盛り込んで施工を依頼すると意外と高めの見積が来る場合もあります。ですが、予算を抑えたいために安易に安い材料を選んでしまうと、後々メンテナンス費用がかかってしまう場合もありますので、施工店と相談しながら予算と性能に折り合いがつくものを選択するとよいでしょう
カバー工法
屋根の葺き替えには、カバー工法(重ね葺き)と呼ばれる工法があります。
これは、現状の屋根材を残したまま、上から新しい屋根材を取り付ける葺き方です。
一見手抜き工事のように感じられるかもしれませんが、第三者機関や大手ハウスメーカー、屋根材メーカーも推奨している方法です。カバー工法には以下のメリットがあります。
- 屋根材の撤去や下地の貼り換えに相当する工数を減らすことができる
- ガルバリウム鋼板の防音性や遮熱性が低い点を重ね葺きで補うことができる
- 廃材が少なくて済むため廃棄物処理費が抑えられる
- アスベストの処理が発生しない
カバー工法を推奨している第三者機関・大手ハウスメーカー、屋根材メーカー一覧
●第三者機関
・ 住宅産業協議会
●大手ハウスメーカー
●推奨している屋根材メーカー
・ ケイミュー株式会社 (クボタと松下電工の住宅外装建材部門の事業統合によって設立されたメーカー)
・ ニチハ株式会社
注意点1 カバー工法で対応できないケースもある
既存の屋根の下地が腐っている場合にはカバー工法では対応できません。
腐った下地の上から屋根材を貼ってしまうと、下地の劣化がすすんできた際に屋根材を留めている釘が浮いて屋根材が剥がれてしまうこともあります。
また、湿った下地の上に屋根を重ねてしまったら、当然湿気がこもってしまいますので、家の内部にも影響がでてきます。
そうなった場合、当然補修では済まなくなってきますので、再度葺き替えをすることになりますが、カバー工法で葺いた屋根の上に、さらに新しい屋根を葺くことはできません。もし、カバー工法によって屋根に不具合が出てしまった場合、結果的に全面的に屋根を葺き替えることになります。
カバー工法での施工は工数も少なく安く済みますが、だからといって、安易に工事を行ってしまうと最終的により多くの費用を払って工事をやり直すことになってしまう場合もあるのです。
そのため、しっかりと屋根の状態を確認したうえで施工をしてくれる施工店を選びたいところです。
注意点2 アスベスト対策になる?
アスベスト(石綿)は、耐熱性や丈夫さに優れた天然繊維です。
しかし、粉塵による健康への危険性が認められ、2004年以降の1%以上のアスベストを含んだ製品の出荷は禁じられました。
しかし、アスベストの危険性が重要視される以前に施工された屋根は、アスベストを含むものも少なくありません。アスベストは、その粉塵が肺に入ることで重大な健康被害を引き起こします。現状屋根にアスベストが使用されていても、粉塵になっていなければ、健康にはほぼ影響はありません。
しかし、問題は撤去です。アスベスト含有の屋根材を撤去する際には粉塵が飛散します。 そのため、水を撒きながら取り外したり、防塵マスクなど特殊な準備が必要になります。
また、廃棄も埋め立てで対応するしかないため、アスベスト入りのスレート材の撤去はそうでないものよりも高額な費用がかかってしまうのです。 カバー工法を用いると、アスベスト含有スレートの上に新しく屋根を葺くことになるため、厄介な撤去作業が必要なく、アスベストの飛散の心配がありません。
ただし、家の解体時どのみち撤去作業は必要です。そのため完全な解決になるわけではありませんが、解体時まではアスベストの処理の問題は発生しないことになります。 カバー工法はもちろん有効ですが、長期的な目で見ると、撤去して新しく屋根を葺く方が良い場合もあります。 このような判断は、一般の方ではなかなか難しいものがあります。
そのため、まずは信頼できる施工店に相談して、自宅の状況を考慮した上で施工する必要があります。
プロの施工店を選ぶのは難しい?
屋根の施工は、信頼できる業者に頼むのが一番です。とはいっても、技術力があり、適切な金額で施工してくれる施工業者を一般の方が見つけるのはなかなか難しいのが現実です。
その施工店に技術があるかどうか、ホームページの施工写真などから素人が判断するのは困難でしょう。たとえ、複数社に相見積をとったとしても、あまりにも安い価格で施工する業者は信頼できません。 施工内容や、使用する部材によって見積が変わってくるため、どの価格が適正なのか判断が難しいのです。
また、屋根の状態によっては本当に屋根の葺き替えが適切なのかどうか、見極めることも大切です。
イエコマは、お客様に代わって、プロの目で業者を選んでいます。住宅の総合的なメンテナンスができ、かつ屋根工事の施工実績が豊富な信頼できる優良施工店を手配しています。そのため、葺き替えなのか塗装をするのか、屋根の状態を見て適切な選択肢をご提案することができます。
- 住宅のプロが総合的に状況を把握して
- 的確な選択肢を提案する
これがイエコマの屋根リフォームです。
屋根に関するお困り事がありましたら、まずはイエコマにご相談ください。
もちろん、部分的な補修や塗装、雨どいのクリーニングなど、細かな屋根のメンテナンスの相談だけでも承っていますので、お気軽にお問合せください。