- 注意事項
- 集合住宅(アパート・マンション)、ビル、店舗、工場等の作業はお受けすることができません。戸建て専門の施工体制のため、この金額での対応が可能になっています。
- 作業は居住部分に限ります。
- 借家の場合、大家様の許可および立ち合いが必須条件となります。
- 12~3月の期間は、下記エリアでの本サービス提供を中止させていただいております。
【長野県・山梨県・宮城県・福島県】 - 栃木県・茨城県エリアにおきましては、12月~3月は積雪や凍結の影響で状況によっては作業を行えない可能性もございますためご了承くださいませ。
- はしごでの作業が不可能な場合、足場が必要となることがあります(別途見積)。
- 屋根の勾配によって作業をお受けできない場合があります。
- 棟瓦の修復に関しては別途見積もりいたします。

瓦屋根の修理方法と費用
瓦屋根の修理を検討している人が一番気になることといえば、その修理費用でしょう。
瓦屋根の修理と一口に言っても、補修する規模やその方法によって金額は大きく異なります。
修理方法別に相場を紹介するので参考にしてください。
なお、以下で紹介する費用は出張費などを含まない作業費です。実際の支払い金額には出張費や諸経費、足場代などが加算されます。
瓦屋根の部分修理と費用
瓦屋根の部分的な不具合を修理する方法と、その費用を紹介します。
瓦の差し替え・補修:1枚あたり1,000~5,000円
瓦が部分的に割れた場合などに行う修理です。
割れた瓦を新しい瓦に差し替えたり、割れた部分を接着剤などで補修したりします。
瓦自体は1枚500~2,000円前後とそれほど高額ではありませんが、出張費や諸経費などもかかるため、実際の修理費用は瓦1枚の差し替えでも1~5万円になります。
瓦のズレ補修:1㎡あたり15,000円~
台風や強風、地震などでずれた瓦を固定し直す修理です。割れた瓦があれば、差し替えや補修もあわせて行います。
瓦のズレは、瓦を屋根の野地板(のじいた。板でできた屋根の下地)にクギなどで固定していない古い工法の屋根で多くみられる現象です。固定されていない瓦は地震で落下する危険があるので、葺き替え・葺き直し(ふきかえ・ふきなおし。後で説明します)など全体的な修理を行うことも検討しましょう。
谷板金の修理:谷部分1mあたり4,000~5,000円
谷板金とは、屋根面と屋根面が凹状に接している「谷」と呼ばれる部分を補強するためのガルバリウム鋼板(さびにくい合金でめっきをほどこした鋼の薄板)やステンレスの薄板です。経年劣化によるサビや接合部分のズレなどの不具合が生じていたら、谷板金を交換します。
谷板金の修理費用は、修理が必要な谷の長さによって変動します。
谷板金の交換では、まず谷に接している部分の瓦をいったん外し、古い谷板金を撤去します。谷板金周囲のルーフィング(野地板の上に張る防水シート)もはがし、新しいルーフィングに張り替えてから新しい谷板金を施工し、瓦を元に戻して修理は完了します。
屋根の谷は雨水が集中して流れる部分なので、谷板金の不具合を放置するのは危険です。谷板金から瓦の下に雨水が浸入し、やがてルーフィングが劣化して野地板や屋根の基礎まで雨水が入り込み、雨漏りの原因となります。
谷板金の修理費用は谷の長さにより変動しますが、業者の出張費や諸経費なども含め10~15万円前後かかるのが一般的です。
棟の漆喰(しっくい)詰め直し:1mあたり3,000~7,000円
棟とは、屋根面と屋根面が山状に接している部分です。棟瓦(むねがわら。棟を葺く瓦)を安定させ、瓦の下に雨水が浸入することを防ぐため、棟瓦のすき間に漆喰(消石灰を主原料とする、壁に塗る材料)が塗ってあります。この漆喰は経年劣化により施工から20年前後経つとはがれてくるため、補修が必要です。
棟の漆喰詰め直しでは、まず古い漆喰をはがしてから新しい漆喰を詰め、きれいにならして仕上げます。
漆喰の詰め直しにかかる費用は棟の長さによって変動しますが、漆喰は棟の両側に詰めるため工事の距離も2倍になる点に注意が必要です。例えば、10mの棟で漆喰の詰め直しをするなら、20m分の費用がかかります。
棟の取り直し:1mあたり8,000~16,000円
棟瓦のすき間に詰めた漆喰の劣化が進んで葺き土(瓦の下に詰めてある土や粘土)に雨水がしみ込むと徐々に崩れ、棟瓦がゆがんだりずれたりします。そこで行う修理が棟の取り直しです。
棟の取り直しでは棟瓦をすべて外し、古い漆喰を除去して新しい漆喰を詰め直してから棟瓦を戻します。
なお、近年では、漆喰を使わず防水シートを棟に張って補修するメンテナンス方法(乾式工法)も行われています。葺き土や漆喰を使わないので棟の軽量が図れる点や、漆喰を詰め直すメンテナンスが不要な点などの長所があります。
棟の取り直しをした後は漆喰を詰める作業も必要であるため、漆喰を詰め直す費用もかかる点に注意しましょう。
足場代や出張費など、修理費用以外にもかかる費用に注意
屋根工事の費用でとくに注意したいのが足場代です。足場※が必要な作業の場合、足場代として15~20万円が加算されます。
さらに、出張費や諸経費、廃棄物の処理費などの費用が別途かかります。これらの費用は工事内容や業者によって異なるので、見積もりを取る際には必ず確認を取りましょう。
※足場:高所での作業を安全に行うために工事現場の回りに組む枠組み
屋根瓦の全体的な修理方法と費用
築年数が20~50年の古い家屋で瓦屋根全体に不具合がある場合は「葺き直し」または「葺き替え」の2種類の方法で屋根修理を行います。
※下記費用は、一般的な広さ(30坪前後)の木造2階建て家屋での工事を想定したものです。
瓦の葺き直し:150~200万円
瓦をいったんすべて外し、ルーフィングを新しく張り替えてから瓦を元に戻す修理方法です。
メリットは、葺き替えよりもコストを抑えられることです。
古い瓦を再利用するので、新しい瓦代や古い瓦の廃棄代がかからず、コストを抑えることができます。
デメリットは、新しい瓦を補充できない場合があることです。
古い瓦を再利用する葺き直しでも、もともと瓦が割れていたり作業中に瓦が割れたりした場合は新しい瓦を補充する必要があります。
しかし、古い瓦と同じ色や型の瓦がすでに製造されておらず入手できないこともあります。補充した瓦と古い瓦の色が合わず目立ってしまうことがあります。
瓦の葺き替え:180~250万円
古い瓦は撤去し、ルーフィングを新しく張り替えてから新しい屋根材で屋根を葺く方法です。
メリットは、瓦以外の新しい屋根材を選べることです。
家を洋風の見た目にしたい場合に瓦以外の屋根材を選べます。瓦よりも安価な屋根材を選べば工事費用をセーブすることも可能です。
デメリットは、葺き直しよりも工事費用が高額になることです。
新しい屋根材の費用と古い瓦を廃棄する費用がかるため、葺き直しよりも費用がかかります。
セメント瓦の塗装:30~80万円
瓦屋根の中には、日本瓦と異なる材質で製造された「セメント瓦」が使われている場合があります。
セメント瓦はセメントを成型してから塗装して仕上げられており、塗膜(塗料の被膜)が劣化する10~15年後に塗り直す必要があります。セメント自体に防水性はないため、塗装をせずに放置すると瓦の劣化が進行し、早めに葺き替えが必要な状態になるかもしれません。
セメント瓦を長持ちさせたいなら、塗膜の劣化が進む前に必ず塗装を行いましょう。
瓦屋根でカバー工法はできる?
カバー工法とは、古い屋根材の上からルーフィングを張り、ガルバリウム鋼板など軽量の屋根材で重ねて葺く工法です。古い屋根材を撤去する必要がないため、葺き替えよりも安価に施工することができます。
しかし、瓦屋根では原則としてカバー工法を行うことはありません。
ルーフィングは平らな面でなければ張ることができないため、凸凹が多い瓦屋根ではルーフィングを張ることが難しいのです。また、軽量な屋根材を使用したとしても、重量のある瓦屋根にさらに屋根材を重ねる工法は耐震性の面からもおすすめできません。
瓦屋根を修理すべきタイミング
高温で焼成する日本瓦は耐久性が高く、50~100年もつと言われています。しかし、瓦屋根なら50年以上何も補修を行わなくてもよい、というわけではありません。
どんなタイミングで瓦屋根をメンテナンス・修理すべきか、確認しましょう。
地震や台風、強風の後は瓦の状態をチェックする
家屋の築年数に関係なく、地震や台風、強風の後は屋外や2階の窓から屋根の状態を点検してみましょう。
瓦は耐久性が高い屋根材ですが、割れやすい欠点があります。台風や強風による飛来物や地震の揺れで割れることは珍しくありません。また、瓦が1枚ずつ野地板に固定されていない古い工法では強風や地震の揺れで瓦がずれやすいです。
ルーフィングの張り直しを20年前後で検討する
瓦屋根の下に張るルーフィングの耐用年数は20年前後です。それを過ぎるとルーフィングは硬くもろくなり、ルーフィングを野地板に留めているクギ穴周辺などから雨水の浸入が始まります。製品寿命を過ぎたルーフィングを放置すると、雨漏りやカビの発生、野地板の腐食などの原因となってしまうのです。
家を建ててから20年前後経過しているなら、ルーフィングを施工し直しましょう。
20年前後であればまだ瓦は劣化していないので、葺き直しで対応できます。
瓦屋根はDIYで修理できる?
たとえば瓦が1枚だけ割れているのを発見した場合、「1枚だけなら」と防水テープやパテを使って自分で補修したくなる人もいるかもしれません。
しかし、一般の人が高所である屋根に上って作業をするのはおすすめできません。
瓦屋根を自分で修理しないほうがいい理由を以下でご説明します。
落下の危険性がある
屋根は高所であるだけでなく勾配(傾斜)があって危険な場所です。一般家庭では命綱やヘルメットといった安全装備もない場合が多く、万が一転落すれば命に関わる大けがをしかねないため、一般の人が瓦修理をすることはおすすめできません。
瓦がクギで固定されていると外すのもコツがいる
近年では、地震や台風で瓦がずれないようにクギで1枚ずつ固定するガイドライン工法が主流となっています。瓦をずらしたすき間からくぎ抜きでクギを抜くのはコツがいる作業で、慣れない一般の人には難しいでしょう。無理に瓦を外そうとして周囲の瓦まで割ってしまう可能性もあります。
瓦屋根の不具合を増やしかねないため、一般の人が屋根修理をすることはおすすめできません。
不用意に瓦屋根の上を歩くと瓦が割れる
瓦は割れやすいので、不用意に上に乗ると問題のない瓦まで破損させてしまいます。専門家は瓦の割れにくい部分を知っているので、作業時に瓦を割らずに歩けます。しかし、普段屋根に上らない一般の人には至難の業でしょう。
瓦屋根の知識がない一般の人には、瓦修理は専門業者に任せることをおすすめします。
瓦屋根の修理費用を抑えるには
瓦屋根の補修は高額になることもあり、少しでも費用を抑えたいと誰もが思うところです。
瓦屋根の修理費用を抑える方法をいくつかご紹介します。
瓦の割れやズレなどの軽微な不具合に早めに対処する
瓦の割れやズレなどの軽微な不具合を放置していると、ルーフィングが早く劣化することにつながり、雨漏りや野地板の腐敗などの原因となります。
葺き直しや葺き替えなどの全体的な補修工事に雨漏り修理や野地板の張り直しなどの工事が加わると、さらに費用は高額になります。
瓦の修理費用を抑えたいなら、大きなトラブルに発展するおそれがある軽微な不具合を放置せずメンテナンスすることが重要です。
国・自治体の補助金制度を活用する
住宅の耐震性能や省エネ性能を向上させる目的の工事では、国や自治体から助成金や補助金を受け取れる場合があります。
たとえば、国土交通省が推進する「長期優良住宅化リフォーム推進事業」では、耐震性向上のリフォームを行うことで工事費用の1/3、もしくは最大250万円(要件を満たす場合)の補助を受けられます。
自治体が独自に、住宅の修理やリフォームに助成金や補助金を出している場合もあります。条件はそれぞれの自治体により異なるので、お住まいの自治体の助成金・補助金制度を調べてみるとよいでしょう。
自治体の補助金や助成金を受けるための要件は細かく定められているので、自宅の屋根修理工事が該当するかは事前によく確認する必要があります。
参考
長期優良住宅化リフォーム推進事業(国土交通省)
地方公共団体における住宅リフォームに係わる支援制度検索サイト(住宅リフォーム推進協議会)
火災保険を活用する
火災保険に加入しているなら、瓦屋根も保険を使って修理できるかもしれません。火災保険は火事による被害だけでなく、台風などの自然災害でも利用できる場合があるからです。
ただし、保険によって補償が受けられる条件は異なっているため、まずは加入している保険の条件を確認してみましょう。経年劣化による不具合や保険ごとに定められた規定に満たない金額の修理は補償の対象外となる点は注意が必要です。
また、保険会社から鑑定人が派遣されるなどして保険請求が妥当かどうかチェックされるため、申請が却下される場合もあります。
火災保険を利用した屋根修理の実績がある修理業者であれば申請方法に関するアドバイスをしてもらえることもあるので、相談してみるとよいでしょう。
瓦屋根の修理業者の選び方
場合によっては100万円を超えることもある瓦屋根の修理工事では、信頼できる専門業者に依頼したいものですね。
失敗しない瓦屋根の修理業者の選ぶポイントをいくつかご紹介するので参考にしてください。
複数の業者から相見積もりを取る
発注する前に、必ず数社(3~5社程度)から相見積もりを取り、金額だけでなく業者の熱意や知識も含めて判断しましょう。
見積書は、作業や材料ごとの明細が分かりやすく記載されているのが良いとされています。「屋根工事一式」などと記載され、詳細がない見積もりでは、どんな作業をしてどんな材料を使うかがわからず、トラブルの元となるので注意が必要です。
見積書を受け取ったら、不明な点はどんどん質問しましょう。瓦屋根の修理についてその業者が精通しているかどうか、信頼できそうかどうかなどが分かります。
訪問営業の業者には注意する
訪問営業の屋根修理業者には、要注意です。
国民生活センターには、訪問営業の屋根修理業者に関するトラブルの情報が多数寄せられています。
すべての訪問営業業者が悪いとは限りませんが、事務所の所在地もわからない業者や強引に契約を迫る業者とは契約をしないほうが安心です。
瓦屋根の修理の実績が豊富な業者を選ぶ
瓦屋根の修理は、実績が多い業者を選ぶのが安心です。
ホームページなどで施工実績を確認するとよいでしょう。
また、瓦屋根の工事に関する有資格者がいるかどうかも、業者を選ぶ判断基準のひとつです。
瓦屋根の工事に関する資格には以下のものがあります。
- かわらぶき技能士
瓦葺きに必要な技能を認定する国家資格 - 瓦屋根工事技士
瓦葺きの工法や設計、施工などに関する知識と技能を認定する資格 - 瓦屋根診断技士
瓦屋根の診断に関する専門知識と技術があることを認定する資格。かわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を有していることが認定の条件となっている
イエコマの瓦差し替え・補修
瓦の差し替えや補修業者のなかには、突然訪問してきて無理やり工事の契約を結ぼうとしたり、簡単な補修作業で何十万円もの補修費を請求したりする悪質業者もいます。
イエコマは、お客様のご自宅に突然押しかけるような真似は決していたしません。
お問い合わせいただいたお客様と、訪問の日時などを話し合い、決定した日時通りに伺わせていただきます。
瓦屋根の補修は地震・雨漏り予防対策になる!
瓦屋根の補修は、単に見栄えを良くするためだけのものではありません。
瓦屋根を万全な状態にすれば、次のような効果も得られるのです。
雨漏りなどのトラブルを防ぐ
現在の瓦屋根では、多くの場合、瓦の下に防水シートが設置してあります。
防水シートが、瓦のズレや割れによって外気にさらされるようになると、劣化が早まる恐れも。防水シートの劣化が酷くなると、屋根に雨漏りが生じることもあるのです。
地震対策になる
規模の大きな地震の際、屋根瓦が被害を起こすことがあります。
たとえば、2018年6月17日に群馬県南部で発生した地震では、民家2軒の屋根瓦が落下し、駐車していた乗用車の窓ガラスが割れたことが報告されています。
※参考:産経ニュース
落下した瓦で人がケガをしたり、最悪の場合、死亡したりする可能性も考えられます。
ズレたり割れたりした瓦は、地震などの衝撃による落下が起きやすい状態です。万が一のときのために、損傷の起きている部分は補修を行うことをおすすめします。
イエコマの瓦補修は8,250円!
イエコマの瓦の差し替え・ズレ補修は、
通常は17,270円(5枚まで/税込/+出張料3,300円)です。
しかし、イエコマを初めてご利用の方であれば…
8,250円(5枚まで/税込)!
それを超える料金をいただくことは基本的にありません。
万が一、補修にあたって別途料金が必要な場合には、作業を開始する前にお客様にその旨をお伝えします。お客様のご了承がない限り、作業を開始することはありません。
イエコマの現地調査・お見積もりは無料です。自宅の瓦屋根に少しでも異常が見られたら、お気軽にお問い合わせください。
大切なマイホームの瓦補修はイエコマへ!
自宅の屋根の瓦にズレや割れのある方は、イエコマまでお問い合わせください!
イエコマへのお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームをご利用していただければ、たった1分で完了。
電話でのお問い合わせも、もちろん可能です!