※複数のサービスメニューは受付できません。
※初回限定価格はイエコマを初めてご利用いただく際に、【1サービスにのみ適用】できる初回特典となります。
※戸建住宅向けのサービスとなっておりますので、集合住宅(アパート・マンション)、ビル、店舗、工場等の作業はお受けすることができません。
※作業は居住部分に限ります。
※借家の場合、大家様の許可および立ち合いが必須条件となります。
※物置内部に残物がある場合は対応不可です。
目次
古くなった物置、そのままにしていませんか?
庭の隅にある古い物置のせいで、敷地を有効に使えなかったり、住宅全体の見栄えが悪くなったりと、さまざまな問題が起きていませんか?
劣化した物置をそのまま放っておくと、強風や地震などで倒壊する可能性もあり危険です。
不要になった場合は、早めの解体・撤去をおすすめします。
使わなくなった物置を放置すると…
自宅の庭やベランダなどに、使わない物置が放置されてはいないでしょうか。
置いておく意味はないけれど、わざわざ手間をかけて処分する必要もない。そう思って放っておくと、後悔するかもしれません。
物置は空き巣を招く!
物置が空き巣を招く理由は、侵入犯罪の下見のチェック項目にあります。
空き巣は下見をするケースが多いといわれており、そのときのチェック項目に「足場になるものがあるか」「庭木など死角になるものがあるか」があります。
物置は位置によっては侵入の足場にも、庭における死角にもなり得るものです。条件によっては、物置が侵入犯罪に遭う危険性を高めてしまいます文字。
物置を使用しているのであれば、足場にしにくい位置に移動するなどの対策をとるとよいでしょう。
しかし、使用していない物置をわざわざ移動させるのは有意義とは言い難い作業です。それならばいっそ撤去する方が賢明でしょう。
子どもの事故が起こる恐れも!
物置の放置は、ときに子どもの事故につながりかねません。物置に興味を示した子どもが中に入り、自動ロックシステムで出られなくなったり、上に登って転落したりする恐れがあります。
使っている物置であれば、子どもを近づけさせないようにする、開け閉めする際の注意点を言って聞かせるなどしておくとよいでしょう。
しかし、使用していない物置であれば、やはり撤去するのが1番安全です。
転倒・倒壊・破損の危険性
日本では台風の時季に、物置の転倒や倒壊、破損の被害が発生しています。たとえば滋賀県長浜市では、以下のような事例が報告されています。
このほか、滋賀県長浜市では17日夜、住宅の敷地にある物置小屋が風で飛ばされて上下逆さまにひっくり返り、近くに止めてあった2台の乗用車に覆いかぶさりました。けが人はいないということです。
※引用元:「災害情報支援ポータル H29 台風18号 気象概況(気象庁)」
物置が強風で転倒などすれば、近くに置いてある設備や車が破損したり、たまたまその場に居合わせた人がけがをしたりする恐れがあります。
中に何も入っておらず軽かったり、長期間放置されて劣化していたりする物置は、何かあったとき転倒や倒壊を起こす可能性が高く危険です。
物置は自分で解体できる?
物置は大きな板の組み合わせで成り立っています。解体は、専用の工具を使った力作業になるので、体力に自信のない人には難しいです。
また、雨風に晒され金属部分がさび付いていると、プレハブや木造の場合は、解体が困難になることもあります。
材質や大きさ、物置と地面を固定するアンカーの有無、中の荷物量などにもよりますが、物置の解体を業者に依頼した際の作業時間は、大体30分~3時間程度をみておくとよいでしょう。
素人が行う場合は、長時間の作業にもなり得ますので、自力でできる内容かどうかよく見極める必要があります。
解体後に出た金属やプラスチックなどを金属回収業者やリサイクルセンターに運ぶ手間も考えると、一括で業者に依頼する方が楽です。
物置の解体はDIYor業者?業者に依頼すべき基準
物置の解体をDIYで行うか、業者に依頼するか。迷ったときの判断基準を押さえていきます。以下にあてはまる場合は、DIYでの解体を避けた方が賢明です。
アスベスト含有建材の物置である場合
アスベストを含んでいる建材は、厚生労働省が定めた石綿障害予防規則によって、アスベストを取り扱うための特別な講習を受けた人間しか取り扱ってはいけないとされています。
アスベストとは、簡単にいえば非常に細かい天然の鉱物繊維で、人体に有害であることが報告されています。もしアスベストを吸い込むと、20~40年の潜伏期間の後に肺がんや石綿肺など肺関係の病気が発症する危険があるのです。
アスベストを含んだ建材の使用は2004年に禁止されていますが、それ以前に製造された物置だと、アスベスト含有建材が使用されている可能性があります。アスベストの恐れがある場合は、速やかに業者に撤去を依頼しましょう。依頼の際には、必ずアスベストが使用された物置であることを業者に伝えてください。
木造やプレハブなど大きな物置の場合
木造やプレハブなどの大きな物置は、基礎の部分がしっかりと作りこまれていることがあります。この場合、解体作業の難易度が上がるため、素人による解体は困難です。
コンクリートブロックの上に物置が置いてあるだけ、などの単純な土台・基礎でないときは、業者に解体を依頼することをオススメします。
劣化が激しい場合
設置から長期間が経っていて劣化が激しい物置の場合、解体作業中に部品が落下してくる、壁が倒れてくるなどの事故でけがをする危険があります。台風などの災害で、物置が著しい損傷を受けている場合も同様です。
費用を節約しようと思って挑戦したDIYでけがをしては元も子もありません。物置の状態があまりにも悪ければ、解体は専門家に任せましょう。
金属部分がサビついている場合
ネジやボルトなどの金属部分にサビが生じていると、解体作業は困難です。ネジが回りにくかったり、どうしてもネジが回らず専用の工具で金属部分を切断しなければならなくなったりするかもしれません。
運搬が大変な位置にある場合
物置は解体して終わりではありません。その後の撤去作業のことも考慮する必要があります。
屋上やベランダなど、運搬が困難な場所に物置が設置されている場合は、業者に解体・撤去作業を依頼した方がよいでしょう。
イエコマの物置撤去
イエコマでは、物置の解体作業を承っております。
現地調査無料!イエコマ初回利用の方は出張料(通常3,300円)も無料です!
まずは現地調査に伺い、物置の材質や大きさ、固定方法、設置環境等を確認した上で、お見積りをさせていただきます。
- 経年変化で劣化してしまった
- 強風や地震で傾いて危ない
- 使用せずほったらかしになっている
このような悩みがある方は、お気軽にイエコマまでご相談くださいませ。
たかが物置といえど、解体作業にはそれなりの手間や時間、リスクが伴うものです。特に素人が解体をするときには、事故やけがのリスクが高まります。
イエコマは、家(イエ)の困(コマ)りごとに幅広く対応しています。物置の解体・撤去を検討している方は、ぜひイエコマにお問い合わせください。
住宅設備・内装・外装工事のエキスパートが、家全体のことを考えたプロの技で、丁寧に施工いたします!
無料回収や買い取りサービスを利用できる場合も
中古品として売ることも可能そうな状態のよい物置であれば、リサイクル業者に無料で回収してもらったり、買い取ってもらったりすることも可能です。穴やへこみ、ひどいサビなどがなければ、解体の前に1度リサイクル業者に問い合わせてみるのも手です。
業者が行う物置解体・撤去内容
使わない物置を業者に解体してもらうときには、どのくらいの費用・時間がかかるものなのか。サイズごとの費用相場や、サイズ以外で解体費用を左右するもの、解体に要する所要時間、費用をできるだけ抑える方法を紹介します。
物置のサイズごとの費用相場
物置のサイズごとの解体費用相場は次の通りです。物置のサイズが大きくなるほど、解体費用も高くなります。
大きさ (高さ・幅・奥行きの合計) |
費用相場 |
400cm未満 | 15,000円 |
400~500cm | 18,000~20,000円 |
500~600cm | 20,000~25,000円 |
600~700cm | 25,000~30,000円 |
※スチール製の物置の場合です。
解体費用を左右するもの
物置の解体費用を左右する要素はサイズだけではありません。1つ1つ見ていきましょう。
物置の材質
物置の材質には、スチール、木材、ガルバリウム鋼板(アルミニウム、亜鉛などを混ぜて従来の銅板よりも耐久性を高めた銅板)などの種類があります。
1番解体費が安く済むのはスチール製の物置です。それ以外の材質のものだと、相場よりも高くなる傾向にあります。
物置の土台(基礎)
物置の土台(基礎)は、コンクリートブロックを置くだけの簡単なものと、入念に造られているものとがあります。基礎がしっかりとした物置の場合、基礎の解体に手間がかかり、解体費用が高くつくことがあります。
劣化具合
新しくてキレイな物置よりも、古くて劣化している物置の方が解体費用が高くなることがあります。解体作業では物置のネジやボルトを取り外さなければならないですが、これらが劣化でサビていると、ネジやボルトの取り外しが困難になってしまうからです。
養生の有無
屋上に置いてあった場合、解体作業や廃材の運び出しの際に傷を付けないよう、床や階段を養生する必要が出てきます。業者によっては、養生の有無で料金が変わってくるかもしれません。
中身の有無
物置の解体を業者に依頼するときのパターンは、以下のいずれかに分かれます。
- 物置の中身の処分も業者にお願いする
- 中身の処分は解体前に自分で済ませておく
中身の処分も業者に依頼する場合、その分の料金も必要になってきます。
解体の所要時間
解体に要する所要時間は、物置のサイズや土台、場所などの条件によって異なりますが、1棟の物置につき1~3時間で終わることが多いです。
物置が狭い場所に設置されており作業がやりづらかったり、非常に大きな物置だったりすると、それ以上かかることもあります。
費用を抑える方法
解体を業者に依頼するにしても、できるだけ費用を抑えたいとお考えの場合、できることが2つあります。
中身の処分は自分でやる
物置の解体の際、物置の中身の処分まで業者に依頼すると、その分料金がかかります。費用を抑えたいのであれば、解体前に中身の処分は自分で済ませておきましょう。
助成金制度を活用する
地域によっては、物置の解体に対して自治体が補助金・助成金を出してくれます。
たとえば鹿児島県曽於市が実施している補助金制度は、いくつか条件はありますが、「対象となる工事」に物置を含んでいます。条件をクリアした物置の解体工事であれば、工事費の30%分(上限額30万円)を自治体に負担してもらえるのです。
助成金制度の有無や対象の条件は自治体ごとに異なるので、自分の住んでいる地域の助成金制度について知りたければ、市役所に問い合わせるのが1番確実です。
依頼時の注意点
物置の解体を業者に依頼する際、注意しなければならないことがあります。実際に依頼する前に押さえていきましょう。
解体前に必ず見積もりを出してもらう
物置の解体に限った話ではありませんが、発生する料金は解体作業が始まる前にはっきりさせておかねばなりません。小さい物置だから2万円もかからないだろうと思っていたら、解体作業後にそれを超える額を要求される、などの事態もありえます。
見積もりは物置の状態を見てもらってから
見積もりを出してもらうのは、業者に物置の状態を見てもらってからにするのが安心です。解体費用は物置の位置や傷み具合によって変わってきます。物置の状態を確認してもらわないままの見積もりは、実際に支払わなければならなくなる料金とかけ離れてしまう恐れがあります。
DIYで物置を解体する手順と注意点
業者に解体を依頼すると、人件費などのお金を払う必要が生じ、解体を引き受けてくれる業者を探したり、解体の日にちなどについて業者と話し合ったりしなければなりません。それならばいっそ解体は自分で、と考える人もいるでしょう。
ここでは、DIYでの解体にかかる費用、所要時間、解体の仕方、DIYのリスクについて解説します。
解体にかかる費用
物置を解体するには、軍手などの装備、スパナなどの工具が必要です。全てこれから買ってそろえる場合にいくらかかるものなのか計算します。
いずれの装備・工具もここに記載している値段よりはるかに安価な製品が出回っていますが、安価な製品は質が悪く、性能が悪かったり安全面に問題があったりするので、安さだけで選んで購入するのは避けましょう。
- 最低限必要なもの
-
- 軍手:数百円~
- スパナ、もしくはレンチ:1,500円前後~
ナットやボルトを外すだけで解体できる物置であれば、この2つさえあれば作業は可能です。費用は合計で2,000円前後となります。
- 場合によっては必要になる、できれば用意しておきたいもの
-
- ハンマー:1,500円前後~
- バール:1500円前後~
- 電動ドライバー:3,000円前後~
- 電動グラインダー:10,000円前後~
- 脚立(5段):10,000円前後~
- ヘルメット:3,000円前後~
- 安全靴:5,000円前後~
- 保護めがね:1,000円前後~
- 防塵マスク:2,000円前後~
基礎がコンクリートなどでしっかりと固定されている場合には、ハンマーで基礎を叩き壊さなければなりません
木造などの物置だと、取り壊すのにバールが必要になります
ボルトやナットはスパナなどを使い手で取り外すこともできますが、電動ドライバーを使えば解体作業は大幅に楽になります
ボルトやナットなどのサビがひどく金属部分を切断しなければならない場合には、電動グラインダーなどを用いるのが一般的です
物置の背が高い場合に必要になります
ヘルメット、安全靴、保護めがね、防塵マスクの装備は絶対ではありませんが、装備しておいた方が作業の安全性が高まります。
「最低限必要なもの」「場合によっては必要になる、できれば用意しておきたいもの」の全てを購入すると、合計26,000円前後かかります。
解体の所要時間
ボルトやナットを取り外していくだけのスチール製の物置であれば、半日ほどで解体できるでしょう。状態の悪くない小さめの物置であれば、1~2時間で終わるかもしれません。
ただし物置が非常に大きなものだったり、基礎部分の取り壊しが必要だったりすると、まる1日、もしくはそれ以上かかる恐れがあります。
解体の仕方
素人でも比較的安全に解体ができる物置のタイプは、スチール製の物置があります。
物置の屋根部分など上から順に、スパナやレンチ、もしくは電動ドライバーでボルトやナットを外していきましょう。
以下に解体の手順を示します。
- 屋根を外す
- ドアを外す
- 内部に棚が取り付けられている場合には棚を外す
- 戸の上部を外す
- 側面の壁を外す
- 床板を外す
廃材の撤去の方法
物置を解体したら、次は廃材を処分しなくてはなりません。廃材の種類ごとの撤去の方法を解説します。
スチール材
スチール製の物置を解体したら、物置の壁や床だったスチール製の板を処分しなければなりません。
処分方法は、次のようなものがあります。
- 自治体のルールに従って処分
- 金属類や鉄くずの回収・買い取り業者に依頼
自治体のルールに従って処分する場合、粗大ゴミの扱いとなり料金がかかる地域が多いです。
金属類や鉄くずの回収・買い取り業者に持ち込んだ場合には、廃材を買い取ってもらえたお金がちょっとしたお小遣い稼ぎになる可能性もあります。業者の元にまで運ぶのが面倒であれば、廃材を受け取りに自宅まで出張してくれる業者を探すとよいでしょう。
業者や形状などによりますが、スチール材の買い取り価格の相場は、1㎏につき20~30円です。
ボルトやナット
処分方法は、以下のようなものがあります。
- 自治体のルールに従って処分
- 金属類や鉄くずの回収・買い取り業者に依頼
自治体のルールに従って処分する場合、ボルトやナットは小さいゴミなので、スチール板のように粗大ゴミの扱いとなって料金が発生することはありません。
スチール製の板の処分と同様、金属類や鉄くずの回収・買い取り業者に持ち込めばちょっとした収入になる可能性があります。
業者や時価などによって変わりますが、買い取り価格の相場は1㎏につき20~30円です。
コンクリート材
物置の土台には、コンクリートブロックが用いられることが多いです。コンクリートブロックの処分方法は、次の業者に依頼する方法があります。
- 産業廃棄物の収集・運搬業者
- 不用品回収業者
普段のゴミ処理やスチール材とは異なり、コンクリートブロックは多くの自治体では産業廃棄物に分類されるため、処分を受け付けていません。
処分の依頼先はインターネットで検索するか、市役所のゴミ収集課などに問い合わせてみましょう。
DIYのリスク
たとえスチール製で比較的簡単に解体できる物置であっても、100%安全とは言い切れません。
物置の解体には以下のようなリスクが伴います。
高所からの転落
物置が背の高いものだった場合には、屋根を外したり壁の上にあるボルトを外したりするのに、高所での作業が必要になります。作業に夢中なあまり高い所から転落し、打ち身や捻挫、骨折などのけがをする恐れがるのです。
工具でけが
解体作業には工具が不可欠ですが、工具は扱いに慣れていないとけがの原因になります。特に、電動ドライバーや電動グラインダーなど、電気で動くものは大けがにつながりかねません。
解体した物置を移動・再組み立てしたいときの依頼先と組み立て手順
解体した物置を運び、新しい設置場所に再組み立てしたい。そのようなときに悩むのが、業者に依頼するとしたら何の業者に問い合わせればよいのか、自分で行うとしても再組み立てまで自力で全てできるのか、などでしょう。
物置の解体から再組み立てまで(物置の移動)、頼むとしたら誰に頼めばよいのか。自分で組み立てるときの手順を解説します。
引き受けてくれる業者
物置の移動は、2種類に大別できます。
1つが、物置を庭の東側から西側に移動する、庭からベランダに移動するなど、自宅の敷地内での移動です。
もう1つは、実家の物置を新居の庭に移したいなど、離れた別の建物への移動です。
それぞれの目的により、適した依頼先が異なります。
- 自宅の敷地内での移動→便利屋、リフォーム会社、工務店、ホームセンター
- 別の建物への移動→引っ越し業者や運送業者
ただし物置1つだけの移動だと、業者によっては引き受けてくれなかったり、料金が割高になったりする恐れがあります。
自宅の敷地内での移動をご希望の方は、ぜひイエコマにご相談ください。現地調査にお伺いし、可能な限り対応させていただきます(庭のスペースなどの条件によっては、移動できない場合もあります)。
移動・再組み立てまで自分でできるのか
物置の解体から再組み立てまで、全て自力で行いたい人もいるでしょう。ここでは、組み立てに必要な道具や手順と併せて、どのような場合に再組み立てが難しいかなども解説します。
- 組み立てに必要な道具
-
- スパナ、もしくはレンチ
- ドライバー
- 水平器(水準器とも呼ぶ)
- 軍手
- コンクリートブロック(必要な個数は物置のサイズによって変わります。解体前に使われていたものをそのまま用いればよいでしょう)
上記のものだけでも組み立てはできますが、さらに電動ドライバーや脚立があると作業が楽になります。
組み立て手順
簡単にではありますが、物置の組み立て手順をまとめました。
ただし、製品や構造によって組み立て手順は少し異なってくるため、組み立て時には説明書を確認しておくと安心です。
小さめの物置(床の長い方の辺の長さが1.5m以内)であれば、1人で組み立てることも可能ですが、それより大きなものの場合は、2人以上で組み立てるのが望ましいです。
- 平らな場所を設置場所に選ぶ、または設置場所を平らにする
- 物置のサイズなどの条件に応じて、土台となるコンクリートブロックを設置する(設置場所の四隅など)
- ブロックの上に、物置の底面(床)の枠を組み立てる
- 水平器を用い、置いた枠が水平になっているか確認する。もし水平でなければ水平になるよう調整する
- 根太(床板を下から支える横木)を枠の内部に組み立てる
- 床板を枠にはめる
- 床の四隅に立つ柱を組み立てる
- 物置の上側の枠(天井側の枠)を組み立てる
- 間柱を取り付ける。間柱とは柱と柱の間の柱。この時点で物置は、床板の1つの辺につき2本の柱が立っている状態だが、この2本の柱の間に立つ柱を指す
- 骨組みに壁を取り付けていく
- 屋根を取り付ける
- 母屋部材を、物置の内部から取り付ける。母屋部材とは屋根を下から支える横木のような棒状の部材
- 扉を取り付ける
- 扉に錠前、引手(扉を開ける際に手をかける部分)、ストッパーなどを取り付ける
- もしあれば、物置内部に棚板を取り付ける
転倒防止工事が必要
物置を土台の上にただ置くだけだと、台風や地震などのときに物置が転倒してしまう恐れが高くなります。組み立て・設置の際には、転倒防止工事を行わなければなりません。
物置の一般的な転倒防止工事の形式は、アンカープレートと呼ばれる金属製の部品で、物置を地面やコンクリートに固定する方法です。
※引用元:モノタロウ
アンカープレートの取り付け位置は、物置の四隅です。ただし連棟タイプ(複数の物置が1つの屋根の下に連なっているような形のもの)やオープンスペース付きの物置(自転車の駐輪やバイクの駐車に使えるような、扉の付いていない屋根付きのスペースが横に付いている物置)の場合は、四隅に加えて物置の扉側とその裏側の側面の真ん中にもアンカープレートが必要です。
転倒防止工事について、物置の設置場所が地面の場合と、コンクリートの場合とに分けて、手順を簡単に説明します。
設置場所が地面の場合
用意するものは、アンカープレート、地面に穴を掘るシャベル、モルタル(セメント・砂・水を混ぜて練ったもの)です。
- 物置の四隅にあたる地面に一辺が200mmの正方形の穴(深さ300㎜)を空けます
- アンカープレートを物置の四隅に取り付けます。このとき、アンカープレートの先が穴の中に入っている状態になるようにします
- 穴にモルタルを流し込みます
- 流し込んだモルタルが固まれば、工事は完了です
設置場所がコンクリートの場合
- 用意するもの
-
- アンカープレート
- オールアンカー(コンクリート用のネジ)
- コンクリートに穴を開けるためのコンクリート用振動ドライバー
- オールアンカーを締めるスパナ
- 物置本体の四隅に、アンカープレートを取り付けます。
- コンクリートに、オールアンカーを打ち込むのに十分なだけの深さの穴を開けます
- コンクリートの穴と、物置に取り付けたアンカープレートとの穴を重ね合わせ、オールアンカーを通し、ネジ回しの要領でオールアンカーを締めて固定します
再組み立てが難しい場合もある
部品を元あったように戻すだけなのだから、組み立ての手順さえわかっていれば、再組み立てくらいできるだろう。そのように思う人もいるかもしれませんが、以下のような条件では、再組み立てが難しいときもあります。
- ボルトやナットなどの金属部分がサビついている
- 壁やドアがゆがんでいたりへこんでいたりする
このような状態の物置の再組み立ては、部品がうまくはまらない、固定できないなどの事態が発生する恐れがあります。どうしても移動させて使いたいのであれば、解体せずに移動するほかありません。
解体せずに移動する方法は、小型で軽めのものであれば人力で運ぶ、大きな重いものであればクレーンで吊り上げて運ぶなどの方法です。