※戸建住宅向けのサービスとなっておりますので、集合住宅(アパート・マンション)、ビル、店舗、工場等の作業はお受けすることができません。
※作業は居住部分に限ります。
※借家の場合、大家様の許可および立ち合いが必須条件となります。
※宅内作業スペースが必要です。
※作業に伴い発生するゴミは回収しておりません。各自治体の指定方法にて処分をお願いいたします。
※家全体の歪みなどから、鴨居と障子のスペースがなく物理的に外せない場合、張替えできないことがあります。
※障子の骨組みそのものの補修は致しません。ただし、障子全体の交換であれば、別途見積もりにより可能です。
※無地のみ対応しております。金属フレームは対応できません。

目次
障子の穴や故障を放置するとどうなる?
破れたり穴が空いたりした障子が放っておかれているのは、やはり見た目が悪いものです。
普段の生活で困ることはないかもしれませんが、誰かが訪問してきたとき、部屋の障子が破れたままでは恰好がつきません。
また、障子紙の種類によりますが、下記のようなデメリットが生じます。
- 直射日光を浴びる
- 調湿効果・照明効率が低下する
障子を張り替える目安・時期
張り替えのタイミング
障子を張り替えるタイミングは、障子紙が以下のいずれかの条件に当てはまったときです。
- 前回の張り替えから3年以上経っている
- 穴が空いている、破れている
- 変色している
- 汚れている
- カビが生えている
- たるんでいる
障子張り替えの相場
障子の張り替えにはいくら程度かかるものなのか。DIYで(自分で)張り替えた場合と、業者に依頼した場合を比較してみましょう。
※以下で記載の価格は目安です
DIYの場合
自分で障子紙を張り替える際には、必要な道具を購入しなければなりません。
障子紙・貼り付け方法のケース別に税込みで確認していきましょう。参考に挙げている商品の価格は参考小売価格(製造者が設定した価格)であり、実際に小売店などで購入する際には値段が異なる場合があります。一般家庭に置いてあるもの(スポンジ、ぞうきん、セロハンテープ、ドライヤー)は除きます。
和紙の障子/のりを使う場合
道具 | 価格 |
剥がし剤 | 410円 |
紙やすり | 160円 |
障子紙 | 1,050円 |
マスキングテープ | 240円 |
障子用のり | 130円 |
刷毛、トレイ、カッター、 カット定規などの小道具 |
1,080円 |
霧吹き | 790円 |
合計 3,860円 |
プラスチックの障子/アイロンを使う場合(例)
道具 | 価格 |
障子紙 | 1,700円 |
カット定規 | 670円 |
障子紙用カッター | 360円 |
合計 2,730円 |
プラスチックの障子/両面テープを使う場合(例)
道具 | 価格 |
障子紙 | 1,190円 |
マスキングテープ | 240円 |
障子紙専用の両面テープ | 730円 |
カット定規 | 670円 |
障子紙用カッター | 360円 |
合計 3,190円 |
必要な障子紙やのりの量、何を重視するかによって変わってきますが、道具をそろえるだけで1枚あたり2,000円~6,000円はかかるものと考えるとよいです。
業者に依頼した場合
業者や障子紙の種類などによって変わりますが、価格の相場は、1枚あたり2,500~4,000円程度です。
張り替える道具が家にない場合、DIYと業者で料金の差はほとんどありません。条件によっては業者に依頼した方が安く済む場合もあります。
イエコマの障子張り替え
障子紙に穴が開いたり汚れが目立ってきたりすると、そろそろ張り替えの時期です。
自分で張り替えることもできますが、きれいに仕上げるのはなかなか難しいもの。数年に1度しか張り替えないので、できるだけきれいに張りたい。そんなときは、イエコマにお任せください!
- 相場
- 2,500~4,000円/1枚
- イエコマ
- 初回限定価格(出張料無料)で…4枚まで
摺り上げ雪見障子(横摺り含む) 2,750円/枚
その他障子 1,650円/枚
5枚目以上は不可
お問い合わせ年中無休!専門知識をもったスタッフが親切丁寧に対応いたしますので、まずはお気軽にご相談くださいませ。
よくあるご質問
Q、イエコマの「障子張り替え」について、お客様からのよくあるご質問と回答をまとめました。
張り替えには1枚あたりどのくらいかかりますか?
A、障子や作業環境の状況によって異なりますが、1枚あたり30分程度みていただいています。
Q、障子の枠の修理は対応していますか?
A、枠の修理は対応しておりません。(張り替えのみ対応しております)
張り替えられる障子の大きさに制限はありますか?
A、巾900㎜×丈60~1850㎜以内の障子に限り対応しております。
Q、早くていつごろ来てもらえますか?
A、申し訳ありませんが、緊急の対応は出来かねます。
イエコマで受付をさせていただきますと、近日中に周辺エリアで作業予定の提携業者が作業にお伺いする流れとなっております。
作業スケジュールの効率化のために地域ごとにお伺いいたしておりますので、緊急の対応は出来かねます。
Q、イエコマの社員さんが家に来てくれるのですか?
A、いいえ、周辺エリアで作業している提携業者が伺います。
お客様からご連絡いただき次第、専門のスタッフが最適な業者を派遣いたします。
こうすることで無駄のないスケジューリングを実現し、低価格のサービスを実現しています。
また、施工会社と窓口が異なることで、万が一トラブルが生じた場合も、当社が間に入ることで円滑に処理できます。
安価な施工会社に依頼すると、その後しつこい営業をうけてしまうことは少なくありません。
そんなときは、当社にご連絡いただければ、ただちに解決いたします!
Q、見積もりは提示してもらえますか?
A、見積もりを算出してご提示させていただきます。
現地調査した日にご提示できるものもあります。
Q、料金は前払いですか?
A、作業完了時にお支払いいただいております。
Q、仕事などで外出している間に作業をお願いできますか?
A、申し訳ございませんが、トラブル防止のためお立ち合いが必要となります。
網戸の張り替えや、その他のサービスに関するご質問については、
「よくあるご質問」
をご参照ください。
障子紙の種類は?どこでどんなものを買う?
障子紙を張り替えるには、まず購入する障子紙の種類を選ばなければなりません。障子紙には和紙とプラスチックの2種類があります。
それぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう。
和紙
※引用元:楽天市場
障子紙やふすま紙など、様々な用途で用いられてきた日本独自の紙です。目に見えない凹凸や隙間がたくさんあるため、外からの光や外気を部屋に適度に通してくれます。
吸湿性(湿気を吸う性質)や断熱性があるため、湿度や温度の調節にも役立ちます。原材料によっていくつかの種類に分かれますが、障子に使われる和紙で最近最も一般的なのはパルプ障子紙です。
メリット
・手に入れやすい
・直射日光を弱め、部屋にちょうどいい強さ・明るさの光が入るようにしてくれる
・室内の温度調整に役立つ
・空気を通すため、閉めきっても部屋の空気がこもらない
デメリット
高級障子紙
和紙の障子のなかでも、高級障子紙は、高価で品質も高く、島根県の石州和紙はユネスコの無形文化遺産に登録されているほどです。
高級障子紙には、職人が手作業で漉(す)いた天然素材の和紙、楮(こうぞ)などの天然素材を多く含んだ和紙、機械で大量生産したものなどがあります。
高級障子紙のメリットは、主に以下の2点です。
メリット
・天然素材のため時間の経過による色合いの変化に味がある
プラスチック
アサヒペン
障子紙は和紙が一般的でしたが、最近はプラスチックの障子紙が登場してきました。和紙のような凹凸や隙間がないため風通しは悪いですが、丈夫で破れにくいです。専用の両面テープで貼るタイプと、アイロンのみで貼りつけが可能なタイプがあります。
メリット
・燃えにくくて安全
・障子を閉めれば、冷暖房が効きやすくなる。そのため光熱費の節約にもなる
デメリット
・和紙のように空気を通す性質がないため、閉めきると部屋の空気がこもる
機能性障子紙
最近では、特殊な加工や構造によって、特定の機能に特化された、いわゆる“機能性障子紙”が登場しています。
- 熱を遮る性質によって冷暖房効果を高める効果があり、省エネに役立つもの
- 燃えにくく、火災の被害を抑えるのに役立つもの
- 消臭機能がついたもの
強度・破れにくさを重視した障子紙、ポリエステルフィルムの両面に和紙を貼りつけたもの、和紙の両面に不織布(繊維を織らずにからみ合わせた布)が貼りつけられたものなど、機能性障子紙の種類は豊富です。
和紙とプラスチック、結局どっちがいいの?
こんなケースは和紙がオススメ
・多少手間がかかっても、日光や部屋の換気を重視したい
・おしゃれな一工夫をしたり、一部分だけ張り替えたい
こんなケースはプラスチックがオススメ
・張り替えの頻度をできるだけ減らしたい
どこで買うか
障子紙は、ニトリなどのホームセンター、ダイソーなどの100円ショップでも販売されています。ネットショッピングでも購入できます。
店舗によって置いている商品が異なるため、目的の種類の障子紙があるかどうか、事前に電話やインターネットで確認しておいた方がよいでしょう。
デザインや質にこだわるのであれば、障子紙の専門店のサイトを見たり、お店に問い合わせたりするとよいでしょう。
障子紙のサイズ
販売されている障子紙のサイズは、大きく2種類のタイプに分けることができます。
障子1枚に紙1枚のタイプ(一枚貼り)
※引用:アサヒペン
1枚の障子につき1枚、大きな紙を貼るタイプです。
一度に貼れる、マスのサイズに関係なく貼れるなどのメリットがあります。最近はこのタイプが主流になりつつあります。
障子の基本サイズは、横幅90cm、縦幅185cmです。
1枚貼りタイプの障子紙は横幅が94㎝、縦幅が障子2~3枚分の360~720cmのものが多いです。
基本サイズとは大きさが異なる障子もあるため、買う前に自宅の障子のサイズを測りましょう。
障子1枚に紙複数枚のタイプ(美濃判・半紙判など)
※引用:大直
1枚の障子に、細長い障子紙を複数枚貼るタイプです。美濃判と半紙判の基本的なサイズは以下の通りです。
- 美濃判:縦幅28㎝、横幅18.8cm
- 半紙判:縦幅25㎝、横幅22.5cm
複数枚を横向きに貼るのが一般的です。障子の幅によって必要な紙のサイズが変わるため、障子紙の購入前に確認しましょう。
障子の張り替え方
元の古い障子紙の種類・貼り付け方によるケース別の張り替え方を紹介していきます。
張り替えの前に
最初に、張り替え方の説明で用いる障子の部位の名称を確認します。
上桟(かみざん)・竪桟(たてざん)・下桟(しもざん)
1枚の障子の木の大枠の、上の辺を上桟、左右の辺を竪桟、下の辺を下桟と呼びます。
本記事では仮に、この3つをまとめて「桟」と呼びます。
※引用元:W-wallet
組み子
障子紙を貼った障子を見ると、障子紙が縦横の木の枠で格子状に分けられています。
この障子紙を格子状に分けている木の枠を組み子と呼びます。
和紙の障子紙/のりを使ったものの場合
剥がす手順
- 必要な道具の用意
- 剥がしやすくする
- 全体を剥がす
- 紙の剥がし残し・のりを取りのぞく
- 乾燥させる
・専用の剥がし剤(もしくは水)
・スポンジ
・ぞうきん
・紙やすり
障子紙と組み子・桟の接着部分に、障子紙の上から剥がし剤を塗り、5分ほど置きます。
剥がし剤を使わない場合、水を含ませたスポンジで接着部分を濡らし、5分ほど置きましょう。濡らしすぎると、組み子や桟が変形する怖れがあるので気をつけてください。
角からゆっくり剥がしていきます。剥がした紙を丸めていけば、邪魔にならずに済みます。
スポンジ・ぞうきん・紙やすりなどを用いて、残った紙やのりを組み子・桟から落とします。やすりの代わりに割り箸を使う手もあります。
組み子に紙やのりが残ったままだと、新しい障子紙をうまく貼れません。
障子が傷まないよう、直射日光を避けて干し、十分に乾燥させてください。
剥がし終わったら、次は張る作業です。
和紙の障子紙をのりで貼る場合、プラスチックの障子紙をアイロンで貼る場合、プラスチックの障子紙を両面テープで貼る場合に分けて見ていきます。
和紙の障子紙をのりで貼る手順
- 必要な道具の用意
- 位置を決める
- 障子にのりを塗る
- 障子紙を貼る
- 余分な部分をカットする
- のりが乾いてから霧吹き
・障子紙
・マスキングテープ
・障子用のり
・障子用のりを出すトレイ
・のり刷毛
・カット定規
・カッター
・霧吹き
障子を平らな場所に置き、障子紙を貼り始める位置を決め、マスキングテープで仮止めします。障子紙と桟が平行になるようにしましょう。この時点で、障子紙はまだ丸まったままです。
障子用のりをトレイに出し、水を足してのり刷毛で伸ばします。加える水の量は説明書に従ってください。
伸ばしたのりは、のり刷毛でまず組み子から塗り、次に桟に塗ります。
のりがはみ出ないよう、のり刷毛で軽く叩くようにしてください。桟に塗るときは、のりを接着部分でないところまで塗るのを避けるため、桟全体ではなく桟の内側をふち取るように塗ってください。
障子紙の位置を決める際に、丸まったままの障子紙をマスキングテープで固定しておきました。それをゆっくり転がして広げていき、障子全体を覆うようにします。紙が大幅に余っていたら切り取ると作業がしやすいです。
覆ったら、接着部分を押して障子と紙を接着します。
カッターで余分な部分を切り取ります。このとき切り取り線が曲がらないようカット定規を使いましょう。
のりが完全に乾いたことを確認してから、薄くまんべんなく霧吹きをかけ、乾かしましょう。霧吹きは普通の水(水道水など)でけっこうです。
ちなみに、障子紙を貼るのに使うのりは、小麦粉と水で手作りもできます。
のりの作り方
- ボウルに小麦粉と冷水を入れる
- ボウルのなかの小麦粉と水をよく混ぜる
- ボウルの中身を鍋に移し、弱火で煮ながらかき混ぜる
- 液体がどろっとしたらできあがり
小麦粉と水の割合は、小麦粉大さじ2杯(約18g)につき、冷水1カップ(200cc)です
注意しなければならないのは、水と小麦粉でできたのりは食品であるため、時間が経てば腐る点です。防腐剤を入れる手もありますが、手間ひまや実用性を考えると市販のものを買った方がよいです。
プラスチックの障子紙をアイロンで貼る手順
- 道具の用意
- アイロンをセット
- 位置を決める
- 仮止めする
- アイロンで接着する
・障子紙(アイロン貼りタイプのもの)
・アイロン
・セロハンテープ
・カット定規
・カッター
注意!
プラスチックの障子紙は、アイロンのみで接着できるものと、両面テープが必要なものの2種類があります。購入の際に、アイロンのみで貼れるものかどうか必ず確認しましょう。
適度な温度や設定は障子紙によって異なります。購入した障子紙の説明書で確認してください。
障子を平らな場所に置き、障子紙を貼り始める位置を決め、アイロンの先を1ヶ所にあてて固定します。
固定する前に、障子紙が桟と平行になっているか確認しておきましょう。もしアイロンで固定できなかったら、セロハンテープを使いましょう。このとき、紙はまだ丸まったままです。
注意!
セロハンテープは剥がす際、跡が残ることがあります。キレイに剥がすには、ドライヤーで1分ほど温めてから剥がすなどの方法が必要です。
障子紙を転がしながら広げていき、障子全体を覆います。はみ出た部分は切り取ります。たるまないように注意しながら、障子の桟の四隅にアイロンをあて、仮止め(固定)します。
組み子から接着しましょう。障子全体にまんべんなくアイロンをあて、次に桟にアイロンをあてます。
プラスチックの障子紙を両面テープで貼る手順
- 道具の用意
- 位置を決める
- 両面テープを貼る
- 障子紙を貼る
- 接着部分を押さえていく
- 余分な部分をカットする
・障子紙
・マスキングテープ
・障子紙用の両面テープ
・カッター
・カット定規
障子を平らな場所に置き、障子紙を貼り始める位置を決め、マスキングテープで仮止めします。障子紙と桟が平行になるようにしましょう。この時点で、障子紙はまだ丸まったままです。
縦方向の組み子・桟に両面テープを貼り、テープの裏側を剥がします。
次に横方向の組み子・桟も同じようにします。テープが浮かないように注意しましょう。縦に貼ったテープの上を横向きのテープがまたいでいくかたちです。
障子紙を転がしながら貼っていきます。たるまないよう、紙をピンとさせながら貼っていきましょう。
障子の中心から外側に向かって、接着部分(組み子・桟)を指でしっかり押さえていきます。
障子紙の余った部分をカッターとカット定規を使って切り取ります。
プラスチックの障子紙/アイロンを使ったものの場合
剥がす手順
- 道具の用意
- 温める
- 剥がす
- 乾燥させる
アイロンもしくはドライヤーを用意します。
障子紙と組み子・桟の接着部分を、アイロンかドライヤーで温めます。
熱いうちに、角からゆっくり紙を剥がしていきましょう。
のり付けの和紙のように濡れるわけではないですが、次の紙を貼る作業のために、日陰に干すなどしてしっかり乾燥させておきましょう。
しっかり乾燥させたら、次は貼る作業です。
新しい障子紙を何にするか、どのような方法で貼るかで、必要な道具や手順が変わってきます。
以下のリンクから、ご自分のケースに当てはまるものを選んでご覧ください。
>>「和紙の障子紙をのりで貼る手順」に移動
>>「プラスチックの障子紙をアイロンで貼る手順」に移動
>>「プラスチックの障子紙を両面テープで貼る手順」に移動
プラスチックの障子紙/両面テープを使ったものの場合
剥がす手順
- 道具の用意
- 接着部分を温めながら隅を少し剥がす
- すべて剥がす
- 乾燥させる
ドライヤーを用意します。
障子紙が貼ってある側の面の障子紙の角にドライヤーをあてます。あてながら、障子紙の裏側から温めている箇所を手で押して少し剥がします。ドライヤーの熱風でやけどしないよう気をつけてください。
テープが貼られている部分にドライヤーをあてながら、そのままゆっくりとすべて剥がしていきます。
障子紙を貼る作業に備え、紙を剥がした障子を日陰に干すなどしてしっかり乾燥させましょう。
この後、新しい障子紙を貼る作業については、以下のリンクからご自分のケースに当てはまるものをご覧ください。
>>「和紙の障子紙をのりで貼る手順」に移動
>>「プラスチックの障子紙をアイロンで貼る手順」に移動
>>「プラスチックの障子紙を両面テープで貼る手順」に移動
一部だけ張り替えたい場合
穴が1つ空いただけなのに、全部張り替えるのは気が進まない場合には、補修シールを貼る、格子1つ分だけ張り替えるなどの手があります。
小さな穴や汚れには?
小さな穴であれば、めくれた箇所を障子紙の裏側から押して元に戻し、上から補修シールを貼れば事足ります。
小さな汚れであれば、上からシールを貼るだけで十分です。
比較的大きな穴や汚れには?
- 穴や汚れのあるマスの障子紙を、格子の内側に沿ってカッターで切り取ります。組み子を傷つけないよう気をつけましょう。
- 新しい障子紙を、張り替え箇所のマスの格子の組み子まで覆う大きさに切ります。
- 格子の組み子の部分にのりを塗り、切った障子紙を貼りつけます。
おしゃれな貼り方
ここまで基本的な障子の張り替え方を見てきましたが、「せっかく張り替えるならおしゃれに!」と思う人もいるでしょう。
和紙の障子紙であれば、カラー和紙を用いることで障子をおしゃれなインテリアに変身させることができます。
- 障子を張り替えます。
- 色つきにしたいマスの障子紙を、マスを囲う組み子の内側に沿ってカッターで切り取ります。組み子を傷つけないよう気をつけましょう。
- 好きな色の和紙を、張り替えたいマスを囲う組み子まで覆う大きさに切ります。
- 組み子の接着部分になる箇所にのりを塗り、色つき和紙を貼りつけます。
このように、一部にカラー和紙を使うことで、障子にワンポイントを入れたり、トーンを付けたりすることができます。
変色・たるみ対策
せっかく張り替えた障子が、すぐに変色したりたるんだりするのは避けたいですよね。
変色を防ぐには、UVカット加工がされた障子紙や、日光に強いタイプの専用のりを使う方法があります。
たるみが出ないよう気をつけて張り替えたつもりがたるんでしまった場合、和紙であれば、全体に薄く霧吹きしてから乾燥させるとたるみを解消できることが多いです。
張り替えだけではなく、障子の不具合もチェック!
長期間障子を利用していると、だんだんと滑りが悪くなってくると思います。特に、湿気の多い梅雨の時期は、かなりの力を入れないと障子を開けられないこともあるでしょう。
これは、湿気のために木材が膨張して枠が反れて歪んだり、レール部分の木がささくれたりすることが原因です。
使用頻度の多いところの障子は、それだけ早く傷んでしまう傾向にあります。
障子の張り替え依頼があれば、レールにはサビ止めを塗る、不具合がある箇所は修理や部品交換を行う…など、住まいの障子を長く使用し続けるための、修理・メンテナンスなども行っております。