※初回限定価格はイエコマを初めてご利用いただく際に、【1サービスにのみ適用】できる初回特典となります。
※戸建住宅向けのサービスとなっておりますので、集合住宅(アパート・マンション)、ビル、店舗、工場等の作業はお受けすることができません。
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※お客様からの支給品(商品、部材、部品、材料等)による取付・施工は、トラブル防止のためお受けすることができません。
※借家の場合、大家様の許可および立ち合いが必須条件となります。
目次
洗濯機の洗濯パン(防水パン)とは?
洗濯機の洗濯パンは、洗濯機の下に置く受け皿のようなものです。
目立たないため存在を忘れられがちな洗濯パンですが、きちんとした役割と必要性があります。
洗濯パンの役割
洗濯パンの主な役割は、次の3つです。
漏水対策
洗濯機や排水ホースの不具合で多少水が漏れても、洗濯パンがあれば、漏水ですぐに床が濡れる心配がありません。
結露対策
洗濯機に結露が発生しても、洗濯パンがあれば、結露の水で床が濡れる心配がありません。
振動対策
洗濯パンを置くことで、洗濯機の稼働時の振動音を少し小さくすることができます。
洗濯パンの必要性
洗濯機の下に洗濯パンを置くことは、洗濯機に漏水や結露が起こったときの備えになります。
洗濯パンがないと、漏水が起きたとき床が水浸しになりかねません。
結露が起きた場合には、気づかないうちに洗濯機の下の床が結露で濡れた状態が長期間続き、床が傷む恐れがあります。
このようなことを防ぐために、洗濯パンが必要なのです。
洗濯パンの構造や種類
洗濯パンの構造や種類について、考えたり調べたりしたことのある人は少数派でしょう。洗濯パンの交換の話の前に、構造や種類、サイズについて確認していきます。
洗濯パンの構造
洗濯パンは、漏水が起こったときに水を受け止める平面部分と、洗濯機の排水ホースを接続する排水口部分とがあります。
製品によって、排水口に設置し下水道からの悪臭や害虫を防ぐ排水トラップが付属されているものと、されていないものとがあります。付属されていない場合には、排水トラップを別途購入しなければなりません。
※引用元:カクダイ(KAKUDAI)
洗濯パンの種類
洗濯パンは、大きく分けて4つのタイプがあります。
全体が平面的なタイプ
※引用元:TOTOリモデルサービス株式会社
へりを除いては全体が平面的なタイプです。洗濯機と洗濯パンのへりとの間のスペースに排水口が位置する形です。
洗濯パンの四隅に少し高さがあるタイプ
※引用元:TOTOリモデルサービス株式会社
洗濯パンの四隅が少し高くなっています。洗濯機を置くと、洗濯機の底面と洗濯パンとの間に少し隙間ができます。
排水口はこの隙間、洗濯機の下に位置することになります。
洗濯機がかさ上げされるタイプ
※引用元:TOTOリモデルサービス株式会社
手を差し込んで掃除をするのに十分なスペースを作るため、洗濯パンの四隅を高くし、排水口と、その上にくる洗濯機との間に大きな隙間ができるようにしてあるタイプです。比較的新しいタイプの洗濯パンといえます。
長方形タイプ
二層式洗濯機(洗濯槽と脱水槽が横並びになっている横に長い長方形の洗濯機)用の洗濯パンです。最近は洗濯槽と脱水槽が一体になった洗濯機が主流であるため、数は少ないといえます。排水溝に排水トラップが付いていないものがほとんどです。
洗濯パンの標準的なサイズ
洗濯パンの標準的なサイズ(外寸)には、次の3パターンがあります。
- 幅640mm、奥行き640mm
- 幅740mm、奥行き640mm
- 幅800mm、奥行き640mm
さらに洗濯パンの寸法は、以下の3つに分けることができます。
外寸
洗濯パンのへりの外側の寸法を指します。
内寸
洗濯パンのへりの内側の寸法です。上に置ける洗濯機の大きさは内寸にかかっているため、洗濯パン購入において1番大事な寸法といえます。
へりの高さ
洗濯パンの底からへりの上までの長さです。洗濯機の足の長さによっては、洗濯パンのへりの高さが原因で、洗濯機が洗濯パンに収まらない事態もありえます。
洗濯パンの交換が必要な場合&交換費用の目安
洗濯パンの交換が必要になるのはどういった場合で、交換にはどれくらい費用がかかるものなのか。洗濯パン本体の価格や交換費用の目安、洗濯パン選びで考慮しておきたいことなどを紹介します。
洗濯パンの交換が必要な場合
普段意識することの少ない洗濯パンですが、交換が必要になるときや交換した方がよいときはどんな場合でしょう。
洗濯パンが破損したとき
洗濯パンが欠けたり、ヒビが入っていたりするのであれば、交換した方が賢明です。何かで漏水が起きたとき、破損部分から床に水がこぼれてしまっては、洗濯パンを置く意味がありません。
洗濯機を買い替えたとき
新しく買った洗濯機が以前と全く同じサイズであれば、古い洗濯パンを引き続き使用することも可能でしょう。しかし、以前より大きな洗濯機や幅の広いドラム式洗濯機に買い替えた場合、既存の洗濯パンに洗濯機が収まらず、購入を余儀なくされるケースがあります。
排水口などの掃除に不便を感じたとき
排水口と洗濯機との間の隙間が非常に狭いと、排水口の掃除は大変です。従来の洗濯パン全体が平面的なタイプや、洗濯パンの四隅がほんの少し高いだけの洗濯パンを使っている人の中には、排水口の掃除に不便を感じたことがある人もいるでしょう。
掃除がしやすいよう、洗濯パンの四隅が高くなっているタイプに買い替えれば、排水口掃除がぐっと楽になります。
洗濯パン選びで考慮しておきたいこと
洗濯パンを新しく購入する際に、考慮に入れておきたい点が3つあります。1つずつ押さえていきましょう。
サイズ
昨今の洗濯機は、機能の増加などが原因で大型化の傾向にあります。特にドラム式は幅が広い機種が多いため、洗濯パンを洗濯機とまとめて買い替える際には注意が必要です。
購入する洗濯機の説明書やパンフレットに、使用する洗濯パンのサイズの目安が書いてあれば、それに従って洗濯パンを選びましょう。洗濯機を購入するときに、店員に洗濯パンのサイズの目安を聞くのも手です。
洗濯機はそのままで洗濯パンだけを買い替えるのであれば、今使っているのと同じ大きさの洗濯パンを購入するのが無難です。
以下の箇所をそれぞれ測り、メモにとっておきましょう。
- 外寸の幅と奥行き
- 内寸の幅と奥行き
- へりの高さ
排水口の位置
洗濯パンのサイズと併せて、排水口の位置も把握しておきましょう。排水口が洗濯パンの真ん中ではなく右脇や左脇にある場合は、次の箇所の寸法を測っておきます。
新しい洗濯パンの排水口の位置が今までと違うと、排水口と洗濯機の排水ホースが離れてしまうことがあります。排水口と排水ホースが離れると、接続するのに別売りの部品が必要になったり、取り付けられない事態になったりする恐れがあるのです。
- 左右で遠い方のへりとの距離
- 上のへりとの距離
- 下のへりとの距離
止水栓の高さ
四隅が高くなっているタイプの洗濯パンの購入を検討している場合、止水栓の高さを考慮に入れなければなりません。止水栓とは、壁に付いている洗濯機用の蛇口です。
洗濯機は、基本的に止水栓より低い位置になければなりません。新しく買った洗濯パンが四隅の高いタイプだと、洗濯パンによって洗濯機の高さがかさ上げされ、洗濯機と止水栓がぶつかったり、洗濯機が止水栓より高くなったりする恐れがあります。この場合、止水栓からホースを上に伸ばせるようにしたり、止水栓そのものを交換したりする必要が出てきます。
洗濯パンの相場
洗濯パンは、4,000~15,000円程度で購入できます。安価なものは洗濯パン全体が平面的なタイプが多く、掃除のしやすいかさ上げタイプが高額な傾向にあります。
DIYで交換した場合の費用相場
洗濯パン本体の価格相場が4,000~15,000円なので、工具やゴム手袋と併せて、DIYの費用相場は6,000~17,000円です。
DIYでの交換でかかる費用は、洗濯パン本体の価格と、交換作業に必要な工具代です。
交換作業に最低限必要な工具は、洗濯パンを床に固定するビス(ねじ)を外すためのスパナやレンチなどです。1,500円前後から購入できます。
排水口を触るため、ゴム手袋もあるとよいでしょう。ゴム手袋は数百円から購入できます。
洗濯パンの交換、こんな場合は業者がオススメ
洗濯パンの交換をDIYで行うべきか、業者に依頼するべきか。迷っている人に向けて、業者に依頼することを強くオススメするケースを紹介します。
洗濯パンのサイズや排水口の位置などに不安があるとき
「既存の洗濯パンと同じ製品が見つからない」
「次の洗濯パンは古い平面的なタイプではなく、掃除のしやすいかさ上げタイプにしたい」
このような理由で、今までとは違う洗濯パンを購入する場合、問題になるのが洗濯パンのサイズや排水口・止水栓の位置です。
ネットで見かけたあの洗濯パンは、我が家の洗濯機が収まるサイズだろうか。洗濯機が収まっても、洗濯パンが自宅の洗濯機のスペースに入るだろうか。排水口の位置は大丈夫だろうか。
このような不安があるときには、まず業者に連絡をとることをオススメします。専門家であれば、洗濯機の大きさや洗濯機のスペースに合った、適切な洗濯パンを提案してくれます。
DIYに不安があるとき
DIYに少しでも不安があったら、業者に交換を依頼しましょう。設置の段階になって洗濯パンのサイズが合わないことが判明したり、設置後に排水ホースと排水口の接続部分から水漏れが起きたりしては、元も子もありません。
洗濯パンの交換・設置はぜひイエコマに!
イエコマに洗濯パンの交換・設置を依頼していただければ、確かな知識と経験のある「家の専門家」が施工に伺います。お客様が長く快適にお住まいできるよう、お客様のニーズとご自宅に合った洗濯パンを提供し、適切に設置いたします。
洗濯パンの交換・設置を検討なされている方は、ぜひイエコマにお問い合わせください。
イエコマの洗濯機パン交換・設置
洗濯機パンは、洗濯機が故障してしまったとき、排水ホースの劣化や接続不良が原因で水漏れしてしまったときなどに、床に水が溢れだすのを防ぐ重要な部品です。近年の洗濯機には、水が溢れないような構造のものも増えていますが、漏水の心配が100%ないとは言い切れません。新築の場合や、古くなった洗濯機を使い続けている場合、洗濯機パンが古くなったときなどは、洗濯機パンの交換・設置をおすすめします。
イエコマでは洗濯機パン交換・設置を、
初回限定:現地調査・お見積り無料(税別)で承っております!
お問い合わせ年中無休!専門知識をもったスタッフが親切丁寧に対応いたしますので、まずはお気軽にご相談くださいませ。
マンションや賃貸で洗濯パンを交換する際の注意点
2階以上のマンションや賃貸で洗濯機を使用していて不安なことの1つに、「水漏れで階下に迷惑をかけてしまう不安」があります。
洗濯パンが万全の状態でないと、万が一漏水が起きたとき、漏れた水が階下の天井に水漏れを起こさせてしまうかもしれません。階下の住人とのトラブルに発展しかねないのはもちろん、多額の損害賠償金が発生する恐れもあります。
実際、排水溝に部品を正しく設置しなかったために、洗濯機の排水口からの水漏れで階下に水損を与え、322万円の個人賠償責任を負った例もあります。
※参考:「保険ガリレオ 火災保険」
素人による洗濯パンの交換・設置は、洗濯機の排水ホースと洗濯パンの排水口の接続が不完全であることなどが原因で、水漏れが起こるリスクがあります。マンションや賃貸で洗濯パンの交換・設置をする際には、まずは管理会社や貸主に相談し、業者に施工してもらいましょう。
洗濯パンの交換|DIYのやり方
洗濯パンがビス(ねじ)で床に固定されているときの、DIYでの洗濯パン交換手順を紹介します。多くの場合、洗濯パンには固定用のビスが付属品として付いており、ビスで床に固定する仕様です。
洗濯パンの交換は大きく、「既存の洗濯パンの取り外し作業」と「新しい洗濯パンの取り付け作業」に分けられます。
作業に必要なものと、手順を見ていきましょう。
- 用意するもの
-
- スパナやレンチなど、ビスを回す工具(電動ドライバーがあると楽)
- 排水トラップなどの取り外しの際にはめるゴム手袋
取り外し手順
大まかな流れを確認した後、排水トラップの外し方を解説します。
- 洗濯機の排水ホース・エルボ(排水ホースと排水口をつなぐL字型の部品)を洗濯パンの排水口から取り外し、洗濯機を洗濯パンの上からどける。
※引用元:Amazon.co.jp - 洗濯パンの排水トラップを取り外す。
- 洗濯パンを床に固定しているビスを取り外す。
排水トラップの外し方
排水トラップは、次の4つの部品からなります。部品の名称はメーカーによって異なる場合もあります。
- 目皿(排水口のふた)
- 封水筒(悪臭を防ぐ役割を果たす部品。シルクハットを逆さにしたような形状)
※引用元:Amazon.co.jp - 泡止めパイプ(洗剤と水が排水の過程で泡立つのを防ぐ役割を担う部品。セットしたとき、下側の端にへりが付いている筒のような形状)
※引用元:LIXIL - コップ(ここに水が溜まることで、排水の悪臭を防ぐ。取っ手の付いていないコップの形状)
排水トラップの取り外しは、これらの部品を順番に外していく作業となります。その順番を見ていきましょう。
- 目皿を左に回して取り外す。
- 封水筒を左に回して取り外す。
- 泡止めパイプを取り外す。
- コップを取り外す。この際、中の水は捨てる。
取り付け手順
次に、新しい洗濯パンの取り付け手順を見ていきます。
全体の大まかな流れを押さえた後、排水トラップのセットのやり方、エルボで排水ホースと排水口を固定する方法を解説します。
- 床の排水管に通じた穴と、洗濯パンの排水口が合うように、洗濯パンの位置を決める。
- 洗濯パンを、ビスで床に固定する。
- 排水トラップをセットする。
- 洗濯機の排水ホースをエルボに固定する。
- エルボを排水口に固定する。
排水トラップのセット方法
- コップを排水口に入れる。
- 泡止めパイプを入れる。
- 封水筒を入れて右に回して固定する。
- 目皿をセットし右に回して固定する。
- 水をコップ2杯分ほど流す。
エルボで排水ホースと排水口を固定する方法
- エルボに止め金具を装着する。
- 排水ホースを、エルボの排水ホースの差し込み口に差し込み、止め金具で固定する。
- 排水口内部の泡止めパイプに奥まで差し込む形で、エルボの排水ホースの差し込み口とは逆の口を、排水口に目皿の上から固定する。
DIYのデメリット
「わざわざお金を払って業者を呼ぶくらいなら、洗濯パンの交換くらい自分でやった方がいい」と考える人もいるかもしれません。しかし、DIYは決してよいこと尽くめとはいえないのです。
洗濯機の移動はかなりの重労働
洗濯パンを新しいものと交換するためには、まず洗濯機を既存の洗濯パンの上から移動させなければなりません。
機種やメーカーで差はありますが、全自動洗濯機は30~40kg前後、タテ型洗濯乾燥機は40~60㎏前後、ドラム式洗濯乾燥機は80㎏前後の重量があります。1人で洗濯パンの上から動かしたり、また乗せたりするのは、なかなかにきついでしょう。
その上、大抵の場合洗濯機は、洗面所などの狭いスペースに設置されています。素人が限られたスペースで重いものを持ち上げたり降ろしたりするのは、簡単な作業とはいえません。移動の際に洗濯機をどこかにぶつけてしまった場合には、洗濯機が故障する恐れもあります。
排水ホースの接続に失敗すると水漏れのリスクが
洗濯パンの交換においては、洗濯機の排水ホースと洗濯パンの排水口をつなぐ作業を避けて通ることはできません。この作業が上手くできないと、排水ホースと排水口の接続部分から水が漏れてしまいます。
洗濯パンがあれば、漏れた水がすぐに床に溢れることはありませんが、洗濯パンは万能なわけではありません。洗濯パンの容量を超える量の水が漏れれば、床に水が溢れてしまいます。
イエコマのおすすめ洗濯パンを紹介!
洗濯パンを交換しようと考えているけれど、新しく設置する洗濯パンに何を選べばよいのかわからない。そんな人のために、オススメの洗濯パンを紹介します。
カクダイのかさ上げタイプ洗濯機用防水パン
掃除がしやすいかさ上げタイプの洗濯パンです。洗濯機本体の高さを120mmまでかさ上げするため、洗濯機を動かすことなく排水口を掃除できます。
排水トラップは別売りのものを購入しなければならないことに注意が必要です。
※引用:「カクダイのかさ上げタイプ洗濯機用防水パン」
TOTOの洗濯パン&排水トラップ
省スペースに設置できる640サイズ、幅の広いドラム式も収まる740サイズ、それ以上の大型にも対応できる800サイズの洗濯パンが用意されています。
排水トラップは、排水ホースを動かさずに目皿を取り外して掃除ができて、手入れが簡単にできるようになっています。排水トラップを分解して掃除し終わったとき、元あったように組み立てやすいよう、部品に番号が振られているのも特徴です。
※引用:「TOTOの洗濯パン&排水トラップ」
快住研 「フラット防水パン」
一般的な洗濯パンはへりが高くなっており、床の上に突き出しています。
しかし、この製品はへりに高さがありません。真ん中に長方形のくぼみがあり、漏水や結露などの際に出た水はこのくぼみに溜まる仕組みになっています。
床とフラットなため非常に掃除がしやすいのが特徴です。
※引用:「快住研 フラット防水パン」
洗濯パンをキレイに保ちたい!洗濯パンの掃除方法
せっかく新調した洗濯パンは、長くキレイに使いたいものです。掃除のやり方や頻度、オススメの掃除グッズなどを紹介します。
ほこりなど普段からの掃除
見た目のためにも衛生面のためにも、日頃から洗濯パンの掃除をしましょう。理想は毎日ですが、週に1度くらいの頻度で掃除できるとよいです。
普段からの掃除内容は、ほこりの除去がメインです。掃除機が届かない隙間のほこりには、ハンディモップなどを使います。
もし排水口周りや洗濯パンの隅などに汚れがあれば、クロスなどの布で水拭きした後、別の乾いた布で乾拭きして水気をとるとよいでしょう。
排水口の掃除
排水口掃除の頻度は、月に1度です。月に1度キレイにしておけば、汚れがたくさん溜まることもほとんどないため、酷いぬめりや詰まりの掃除に苦労しないで済むようになります。
掃除方法はいくつもありますが、今回は重曹とクエン酸を使った掃除方法を紹介します。
- 用意するもの
-
- 歯ブラシ
- 重曹200g(計量カップ1杯分)
- クエン酸10g(小さじ2杯分)
掃除の手順
- 感電や漏水を防ぐため、洗濯機のコンセントを抜き、止水栓の蛇口を締める
- 排水ホースを、エルボごと排水口から外す
- 目皿や泡止めパイプなど、排水トラップの部品を全て取り外す
- 排水口に重曹をふりかける
- 200cc(計量カップ1杯分)の湯とクエン酸を混ぜたものを、重曹の上からかけ、30分ほど放置する
- 放置している間に、歯ブラシで排水トラップ部品のゴミを取り除く
- 30分ほど放置した排水口に湯を流す
- 排水トラップを元あったように戻し、排水口にコップ1~2杯分の水を流す
- 排水ホースが接続されたエルボを、元あったように排水口に取り付ける
手順については以上ですが、排水口の掃除の際には次の点に注意してください。
・排水ホースとエルボを分離させないようにしてください。慣れていない人が排水ホースとエルボの接続を行うと、つなぎ目から水が漏れる恐れがあります。
・掃除が終わり排水トラップを戻す際には、しっかり固定してください。悪臭の原因になります。
固定が必要な部品は封水筒・目皿です。元の位置にはめた後、右に回すことで固定できます。
・掃除後は、必ず排水トラップのコップ部分に水が入っている状態にしてください。悪臭の原因になります。
エルボ取り付け前に排水口に水を流す作業を忘れないようにしましょう。
カビ防止方法
洗濯パンにカビを発生させないためにできることを紹介していきます。
こまめに掃除する
カビを防ぐのに有効なのは、やはりこまめな掃除です。カビは湿気を好むため、特に水気に注意しましょう。
週1回など定期的に洗濯パンを点検し、水気があれば乾いた布などで拭き取ります。漏水が起こっている兆しがあれば、すぐに対策が必要です。
洗濯機をかさ上げ・底上げする
洗濯パンに洗濯機が密着していると、洗濯機の下の通気性が悪くなり、カビが発生しやすい環境ができてしまいます。
以下の方法を行えば、洗濯パンと洗濯機の底面との間に隙間を作り、通気性を持たせることができます。
- 四隅が高く作ってあるかさ上げタイプの洗濯パンを使う
- 洗濯パンと洗濯機との間に洗濯機のかさ上げ(底上げ)台を挟む
洗濯機のかさ上げ台としてオススメなのが、平安伸銅工業「洗濯機台 キャスター付 DS-150」です。
高さが10㎝あり、ドラム式にもタテ式にも対応、150kgの重さにまで耐えられます(移動時は100㎏まで)。キャスターがついており、固定も移動も簡単にできます。
便利グッズ紹介
最後に、洗濯パンを掃除するのに便利なグッズや、掃除を楽にしてくれるアイテムを紹介します。
隙間掃除アイテム
手が入りにくく掃除が難しい、洗濯機周りの細長く狭いスペース。そんな隙間の掃除に便利なのが、アズマ工業「BA717シートでスキマキーレー」です。
全長は67㎝、お手持ちのフローリングワイパーシートが使用可能です。洗濯機周りはもちろん、ソファの下や家具の隙間などにも使えます。
洗濯パンカバー
洗濯パンは、狭いスペースの上、排水ホースが邪魔で掃除がしにくい箇所です。それならば、上からカバーを被せするとよいでしょう。
カバーが被せてあれば、排水口周りなどにほこりは溜まりません。ほこりを取り除く掃除は、洗濯機と洗濯パンの隙間まで手やハンディモップを突っ込むのではなく、カバーの表面をさっとひと拭きすれば問題ないです。
残念ながら洗濯パン専用のカバーはほとんど販売されていないため、カバーは手作りすることになります。
作り方や形はさまざまです。
・ベンチ状の形で、洗濯機の横に付き出た排水口を上から覆うもの
・洗濯パン全体を包むような形のもの
※引用元:RoomClip
大まかな作り方の手順は、以下のようになります。
- カバーをかける範囲の寸法を測る
- 必要なだけの材料(ベニヤ板や固い丈夫な紙など)を買う
- ちょうどいい大きさに切った材料を、接着剤でくっつけ形を作る
- 洗濯パンのカバーをかけたい箇所にセットする
材料は、ホームセンターやネットショップなどで購入できます。
注意点は、漏水が起きていないかの点検や、排水口の掃除などを行うときのために、取り外しのしやすいカバーにすることです。取り外しに手間がかかるカバーだと、排水口内部の掃除がおっくうになってしまいます。