• 耐震診断 対応可能エリア:福島県
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地震に備えた木造戸建住宅の耐震補強の具体例

〈木造戸建住宅での耐震診断の内容毎の耐震補強のリフォーム内容について〉

建築基準法は近年では阪神淡路大震災での被害の教訓を活かす形で、2000年6月に木造住宅の耐震性強化の点で改正がありました。これは地震の際の木造家屋の倒壊による被害者の減少を目的としていて、以前は定めてなかった「柱や筋交い等を固定する金具の種類」が具体的に指定されることとなりました。このような点から、2006年6月以前に建築した木造戸建住宅にそのような処置が施されていない前提で、耐震診断を受けて耐震性の調査が必要です。

また、木造建築物の経年劣化、住宅建築後の地盤の変化なども耐震性への影響を与えます。そのため、2000年6月以降に建てた木造戸建住宅でも、災害の被害となった場合には耐震診断を受けて耐震性を確認が必要です。

耐震診断は目視で現状を確認する試験と、精密測定器を用いて各項目の測定を行う試験、例えば柱の含水率、壁内部の筋合いや基礎内部の鉄筋の有無や状態のモニター等の各試験を行います。
目視試験と測定試験の結果を持ち帰り、専門機関でこれらの結果の分析を行って、耐震性や耐震補強に必要な内容を記載した報告書を後日発行して耐震診断が終了することとなります。
一般的な耐震補強の工事例としては、例えば地盤に接する基礎の補強が必要な場合には、鉄筋コンクリート造りの布基礎と呼ばれる強固な基礎に交換して柱とアンカーボルトで接着する工事が、柱や梁の強度が落ちている場合には、その部分の壁に構造用合板と呼ばれる耐震補強壁を追加して指定の金属部品で堅固に留める工事が該当します。
耐震補強にどの工事が必要かは耐震診断の結果により異なるため、まず住宅の耐震診断を受けましょう。

福島県について

〈太平洋に面した東北地方の最南部に位置して、県を南北に3つの高地や山地が縦断している〉

福島県は本州の東北地方の最南部に位置し、太平洋に面しています。面積は約13800平方キロメートルで全国第3位、平成25年8月1日時点の人口は約195万人です。
県の地形は、県の中央に奥羽山脈、県の東部に阿武隈高地、県の再生部に越後山脈の山々が南北に連なっています。

〈昔から福島県内は、「浜通り」「中通り」「会津」の3つの地域に分かれ、地域毎での対応を実施〉

福島県は昔から阿武隈高地東部の太平洋沿岸部を「浜通り」、阿武隈高地と奥羽山脈の間の阿武隈川流域の盆地を「中通り」、奥羽山脈と越後山脈の間の阿賀野川水系の盆地を「会津」と各地域の名で呼び慣わします。中通り北部に県庁所在地の福島市があり、平成25年8月1日現在で県内には59市町村あります。元々浜通り、中通り、会津の各地域は気候も歴史も文化も異なるため、ずっと行政や観光は地域毎に対応していました。
現在は都市部への人口集中と山間部の過疎化の問題から、浜通りを「いわき」「相双」、中通りを「県北」「県中」「県南」、会津を「会津」「南会津」と県内を7つの生活圏に分けて行政対応を行っています。

〈地域間で鉄道網に大きな差があり、特に中通りには新幹線が縦断していて交通至便〉

福島県の鉄道網は地域毎に大きな差があります。県全体はJR東日本のエリアで、中通りには東北新幹線が南北に縦断して、新白河、郡山、福島の3駅を持ちます。また、福島駅は山形新幹線の分岐駅でもあり、中通りから首都圏や東北各地への足は至便です。在来線では浜通りにJR常磐線、中通りにJR東北本線が通り、この両地域では鉄道の便もある程度確保されています。一方で中通りと浜通りを結ぶJR磐越東線、中通りと会津を結ぶJR磐越西線、会津内を走るJR只見線は、利用の際に時刻表の確認が必要です。
他に県内には、首都圏と会津とを直接結ぶ路線の一部である野岩鉄道と会津鉄道、福島市内を走る福島交通飯坂線、福島駅から阿武隈川沿いを宮城県に向かう阿武隈急行線の各私鉄があり、主に観光を中心に使われています。

〈福島県の天気予報は、浜通り、中通り、会津の三地域で発表。民放では各地域で三ヶ所発表〉

福島県は福島市に福島地方気象台が設置され、福島市に加えて県内のいわき市小名浜、会津若松市、白河市の特別地域気象観測所と県内36ヶ所に設置されているアメダスで気象測定が行われています。天気予報は旧来と同じ、いわき市中心の浜通り、福島市中心の中通り、会津若松市中心の会津の三地域で発表されます。ただし、一部民放局では、住民の利便性を優先して各地域内の北部、中部、南部の代表的な三市町にて天気予報を発表しています。

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