施工事例
雨どいクリーニング
Before
After
雨どいクリーニングの施工事例
今回は、雨どいのクリーニング事例を取り上げます。
雨どいは屋根から落ちる雨水を適切に地上や下水に流し、直接家屋へ雨水がかからないようにする役割を持っています。当然、その流れ道に土砂などの障害物があれば、水の流れがせき止められてしまい、雨どいとしての機能を十分に果たすことができません。また、土砂そのものが溜まることで、雨どい自体に負荷がかかり、破損の原因となることもあります。雨どいが機能不全に陥ると、家屋の劣化・腐食を招き、結果として家屋の寿命を縮めてしまうことになってしまいますので、定期的に点検・クリーニングをするようにしてください。
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1.雨どいの清掃には高圧洗浄機を使用します。高圧洗浄機は水圧の力で汚れを吹き飛ばす洗浄機で、外壁や塀、車などの凹凸のある対象物を洗浄する際に特に効果的です。
2、縦樋も同様に高圧洗浄機で洗浄します。縦樋はその構造上、特にゴミ等が溜まりやすく、メンテナンスを怠ると詰まりが発生しやすい箇所です。今回のケースでは、洗浄のみで水の流れも滞ることがなかったので最小限の施工に抑えることができました。
これで施工完了です。
■ 職人さんからひと言
最初見たとき、雨どいというより植木鉢ではないか? と思ってしまうほどに土や落ち葉が溜まっていました。ここまで土砂が溜まると、もはや雨どいとしての役割は果たしてないように思えたのですが、今回は表面にゴミが積もっていただけで雨どい自体にはなんら問題がなかったので、洗浄のみで本来の雨どいを取り戻すことができました。とはいえ、似たようなケースでも詰まりや破損を伴っていることも多く、最悪交換が必要になる場合もあります。雨どいは家屋を守る大事な役目を持っていますので、例えば年末の大掃除など1年に1回点検する日を決め、早め早めに対策を打つのが肝心です。
■ まとめ
雨や雪が降らなければ役割を果たさないこと、また目立たないところに設置されていること等から普段はあまり気にかけることのない雨どいですが、その役割は非常に重要で、家屋の血管といっても過言ではありません。私達にとって血液の流れが滞れば病気にかかりやすくなってしまうのと同様、家屋も雨水をうまく処理してあげないと劣化が早くなってしまいます。定期的なメンテナンスを心がけるとともに、気になる症状を発見しましたら、早めに対処するのが大切です。