• I様邸スレート屋根にガルバリウム鋼板屋根の重ね葺き(カバー工法)施工事例

施工事例

I様邸スレート屋根にガルバリウム鋼板屋根の重ね葺き(カバー工法)施工事例


Before1


Before2

After1

After2

◼︎I様邸スレート屋根にガルバリウム鋼板屋根の重ね葺き(カバー工法)施工事例

屋根重ね葺き工事の事例をご紹介いたします。
I様邸はスレート瓦を使用した屋根です。
スレートとは粘土板岩を薄く加工した板状の屋根材の事です。2004年以前は、強度を高める目的でセメントにアスベストを混合して作られていました。
軽量で費用が安く、耐久性能・耐火性・耐熱性、耐腐食性などに優れており、カラーバリエーションも豊富などの理由から、1960年頃から広く普及し始めました。
豊富なメリットがある一方で、経年劣化により割れや反りが生じやすく、定期的に塗装を行わないと耐熱性や防水性などの性能を維持しにくいというデメリットがあります。
今回I様邸の屋根を拝見させていただくと、スレートは色あせ、苔が発生していました。
また、劣化し脆くなったスレートが、割れてしまっている部分も確認できます。
このまま放置していると、劣化は徐々に下地まで進行していき、いずれ雨漏りが起きてしまいます。スレートは、定期的な塗装工事を推奨していますが、塗装はあくまでも雨水や太陽光の熱、紫外線などの影響から表面を保護するためのものであり、劣化した屋根材を復活させることはできません。そこで新たな屋根材を重ねる重ね葺き(カバー工法)にて屋根のリフォームを行います。


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既存の屋根材の上から、ルーフィングを貼っていきます。
ルーフィングは、屋根材だけでは防ぎきれなかった雨水が屋根内部まで侵入しないよう防ぐための部材です。屋根のサイズに合わせ隙間なく敷き詰めます。(1)

谷樋を取り付けます。谷樋は屋根の構造上、水が集中して流れるため、板金の腐食が進行しやすく、雨漏りの原因箇所になる可能性が極めて高いです。
雨などの水が滞留せずスムーズに流れるよう、適切な勾配や雨仕舞を施す必要があります。(2)


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ケラバ板金、雨押え板金を取り付けます。棟と同様下地には木材を使用します。(4)

新しい屋根材を敷き詰め、棟板金を取り付けた後、頭頂部の板金を切断し、スリットを入れます。(5)


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換気棟を取り付けます。換気棟は小屋裏内にこもった熱気や湿気を排出する換気システムです。(6)

棟板金を取り付けます。換気棟の部分は直接雨が当たる箇所に穴を開けているため、雨仕舞いに高い専門技術が必要になります。(7)

■ まとめ

換気棟を取り入れている住宅は多くありません。しかし、熱は上部に集まる性質があるため棟換気はとても理にかなった換気システムです。近年、住宅の断熱性、気密性は向上しています。その分、換気を十分に行わないと躯体内に入った水分は乾きにくくなってしまいます。呼気や調理、入浴などに伴い室内で放出された水分は、換気が不十分なことで小屋裏空間へ浸入し、結露を誘発します。省エネのための気密性が構造材劣化のリスクを高めてしまっている可能性があるのです。
小屋裏換気の確保は、これらのリスクを低減させるために有効な手段となります。
換気棟を取り付ける際は屋根の頂部に穴を開けますので、雨漏りのリスクを懸念しあまり普及されていないのが現状ですが、熟練の職人が施工すれば棟換気が原因となった雨漏りが発生することはまずありません。
屋根のリフォームをお考えの際には、是非換気棟の導入も合わせてご検討ください。

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