施工事例
K 様邸の漆喰・瓦割れ・釘浮き補修施工事例
Before

Before 漆喰が劣化して剥離している

After

After

瓦にヒビが入っている

After 瓦交換

Before 釘浮きがある

After 釘の浮きがないようにコーキング
◼︎ K 様邸の漆喰・瓦割れ・釘浮き補修施工事例
K様より瓦屋根のメンテナンスの依頼をいただきました。
瓦の寿命は50年〜100年と言われており、他の屋根材と比較しても耐久性に優れ、長持ちする屋根材です。ですが、いくら瓦が丈夫な素材だといっても、一切のメンテナンスが不要というわけではありません。
瓦を留めている漆喰は、瓦よりもずっと脆く、定期的に点検が必要です。漆喰が剥がれているとそこから雨水が浸み込み、内部の躯体を腐らせてしまうことにもなるからです。
今回のK様邸でも、やはり漆喰が脆くなっており、ところどころ剥離がみられました。また、瓦の割れ、釘の浮き、などといった漆喰以外の部分でも、補修が必要な箇所が見つかりました。
補修の一部始終は、以下をご覧ください。
漆喰補修
1
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1、2.まず、既存の漆喰を撤去していきます。

3

4 鬼瓦部分
3、4. 新しく漆喰をぬって完成です。
瓦交換

5 瓦のヒビ

6 ヒビの入った瓦をはずす

7施工完了
丈夫な瓦も、落下物などでヒビが入ることがあります。
瓦のヒビは放っておくと、浸水の原因になりますので、早期発見が重要です。
新しいものに交換しました。
釘浮き補修

7 釘浮き
8 釘を打ち直す

8 コーキング剤で固定
釘浮きのあった箇所は、瓦を割らないように注意しながら、釘を打ち直します。
最後に、再度釘が浮いてこないようにコーキング剤で留めて完了です。
このコーキングは、釘の穴から水が浸水しないようにする役目も果たします。
■ まとめ
瓦は丈夫な素材ですが、漆喰や、葺き土などのメンテナンスが必要なことに加え、重さがある分、地震などで瓦が落ちやすいので、むしろ、スレートや、ガルバリウム鋼板などの素材よりも、手間やコストはかかるといわれています。
そのため近年では、瓦屋根から、よりメンテナンス性のよく、耐震性に優れたガルバリウム鋼板に葺き替えるお客様も増えています。
ただ、落ちた瓦は交換できますし、最近では、瓦が飛ばないよう瓦止めの処理を施すことも一般的になってきました。素材は丈夫なため、メンテナンスを怠らなければ、長く使う事ができます。手間をかけた分、応えてくれる。また、長く使うほどに味もでてくる。そういった面から、実用性以上に愛されている素材ではないでしょうか。
瓦のメンテナンスでお困りのことがありましたら、ぜひイエコマにご相談ください。