施工事例
O様邸屋根の谷部分の漆喰補修の施工事例
O様から屋根の点検のご依頼をいただきました。
ご自宅は外壁が丈夫なサイデングの家となっています。たいへん上手に手入れされているので雨漏れもなく安心して住んでおられます。
でも屋根については多少心配しておられたようでした。外壁のように点検もリフォームも実施されたことが一度もなかったからです。点検の結果、瓦そのものは心配ないものの、屋根瓦を風雨から守っている漆喰に問題がありました。その証拠写真に提示され唖然とされたO様、さっそく修理を決意されました。その結果を見ていただきたいと思います。
Before1

After1
劣化した漆喰が屋根の谷合に落下した状況です。このままだと風雨の影響を受けやすく瓦の下への雨の侵入が懸念されます。しかし谷の両側が漆喰で塗り直されたことによって安定した状態となりました。もう安心です。
Before2
After2
棟瓦と鬼瓦の接続部分の漆喰にひび割れが見られました。このままにしておくとつなぎ目から雨の侵入が心配されます。また風や地震が原因で鬼瓦が落下する危険性もあります。きれいに塗り直して補強されました。

Before3

After3
棟瓦の接続部分にも漆喰のひび割れがあったので、漆喰の塗り替えが行われました。これだけ厚くしっかり塗られていると、もう安心です。
■ まとめ
このO様邸のように、瓦そのものに異常はなくても、漆喰の劣化は早いです。
瓦自体の大切さは言うまでもありませんが漆喰の大切さはそれ以上です。その物言わぬ両方が人知れず屋根の上で、車の両輪のように活躍して家を守っていてくれるのです。それだけにオーナー様ご自身が愛情深くまたマメに見守ってあげる必要があるのかもしれません。何しろ末永く付き合う運命共同体のマイホームですから。