施工事例

S様邸スレート屋根重ね葺き(カバー工法)施工事例


谷樋部分Before

破風Before

After

谷樋部分After

スレート屋根からガルバリウム鋼板への屋根葺き替え施工事例

S様邸の屋根の葺き替え工事の施工事例です。
元のS様の屋根はスレート屋根で、増築部分との屋根の継ぎ目に当たる谷樋の部分が特に腐食し、劣化してしまっていました。
スレート屋根とは、セメントと繊維を混ぜ合わせて加工し、着色塗装したものです。軽量かつ安価で色合いが豊富という特徴があり、人気の屋根材となっています。しかし、耐熱性や防水性等の性能を維持するためには定期的な塗装が必要となり、手間とコストがかかるというデメリットがあります。
これに対してガルバリウム鋼板は、細かなメンテナンスなしで耐用年数が維持できる屋根材となっています。軽量で瓦屋根と同じくらい耐久性に優れ、デザインも豊富かつ安価なことから、近年注目されています。


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まず足場を組み、飛散防止ネットを貼ります。足場および飛散防止ネットは、作業者の転落や近隣の住宅や道路などに工具や材料が落下することを防ぐために必要となります。

次に、元のスレートの上からルーフィングを貼っていきます。ルーフィングとは、雨水が侵入することを防ぐ防水シートです。
ルーフィングを貼ったら、棟の部分に貫板を打ちます。


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ルーフィングを貼り終わったら、ガルバリウム鋼板を取り付けます。今回は、ニチハの横暖ルーフを使用しました。芯材にウレタンが入っており、断熱性に優れています。

新しく打った貫板の上には、棟板金を貼ります。


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最も劣化していた増築部分との屋根の継ぎ目に当たる谷樋の部分には、新しいガルバリウム鋼板の谷樋を設置しました。
これで作業完了となります。

■ 職人さんからひと言

今回は、スレート屋根からガルバリウム鋼板への葺き替え工事でした。腐食してしまっていた谷樋部分には、ガルバリウム鋼板の谷樋を設置しなおしました。ガルバリウム鋼板は、スレートと比較してメンテナンスの手間が省け、耐久性やデザイン性にも優れています。軽量であることから耐震性にも優れ、住まいの寿命を維持することができます。

葺き替え工事を行ったことにより、安心できて外観もよくなったとS様にも喜んでいただけました。

■ まとめ

耐用年数が長く、デザインも豊富で安価であることから、ガルバリウム鋼板への葺き替え工事は年々増えています。屋根は目の届きにくい箇所ということもあり、メンテナンスがおろそかになりがちですが、住まいを支える重要な部分です。雨漏りなどの被害が出る前に、定期的に点検しておくことをおすすめします。

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