観葉植物のおすすめの種類「リビングや出窓に飾るならこれがよい」

一年を通して緑色が鮮やかな観葉植物は、温かみがあり、室内に自然を感じさせてくれる人気アイテムです。殺風景な部屋に安らぎや癒しを与え、お気に入りの雑貨とともに飾ると、お洒落なインテリアにもなります。

観葉植物は、置く場所によって選ぶポイントが変わることをご存知ですか?植物によって、日光の当て方、水の与え方、耐寒温度などが異なるので、それぞれの性質に合わせて設置場所を検討する必要があるのです。
観葉植物を適さない環境に置くと、葉っぱが弱くなったり、日焼けしたり、成長しすぎたりと、さまざまな不具合が生じてしまいます。

観葉植物を長く健康に育てるために、まずはこの記事で選び方のポイントを押さえましょう!

植物の特徴に合わせて飾る場所を選ぼう

寒さに弱いもの、水やりがほとんど必要ないものなど、観葉植物には様々なタイプがあります。
観葉植物といえば、常に緑色が美しい状態を思い浮かべる方も多いでしょう。しかし、植物なので上手に育てないと元気がなくなり、枯れてしまうこともあります。
飾るときは、次のようなポイントに注意しましょう。

日当たり

室内の日当たりが良い場所を順に並べると次のようになります。

「ガラス越しに直射日光が当たる場所」
 ↓
「カーテン越しに光が当たる場所」
 ↓
「日陰で蛍光灯の光が当たる場所」
 ↓
「日陰で白熱灯の光が当たる場所」

観葉植物の多くは、日光が良く当たる窓側を好みますが、種類によっては、直射日光が苦手な植物もいます。
飾る場所の日の当たり具合によって、観葉植物を選ぶのもいいでしょう。

日当たりの悪い部屋に観葉植物を置く場合は、日陰に強い種類を選びましょう。日光が当たらない部屋では、日陰への耐性がない植物は葉が黄色く変色し、枯れてしまうことがあります。
また、日陰に強い観葉植物も、長期間日の当たらない場所に置くと、葉を落としてしまいます。2~3日に1度は室内の明るい場所に置き、4時間程度日光を当てましょう。

気温

観葉植物のほとんどは、高温多湿な熱帯地方に自生しています。そのため、暑さに強く寒さに弱いという特徴があるのです。
中には耐寒性のある植物もありますが、そうでない場合は最低でも10度以上の室温が必要です。
冬場は、気温が低い窓付近に置かないように気をつけましょう。

部屋を閉め切った状態では、観葉植物も病気になります。風通しの悪い場所だと、土がジメジメしたままで根が呼吸できず、腐ることがあるからです。
また、ジメジメした環境は、虫がつきやすくもあります。風通しの良い場所に置き、適度な換気を心がけましょう。

生長時の形の変化

観葉植物には、生長するにつれ上に向かって大きくなるもの、横に広がっていくもの、またほとんど生長しないものなどさまざまな種類があります。
最初は小さくても、すぐにつるが伸びて広がったり、5年後には背丈程の大きさになっていたりするものもあるのです。どのように生長するかを購入前に確認しましょう。

上に向かって伸びる観葉植物

・サンセベリア

引用:tree tree

・ベンジャミン

引用:造花専門 岩や

横に広がる観葉植物

・ワイヤープランツ

引用:サカタのタネっと

・ポトス

引用:hibiyakadan.com

ほとんど生長しない観葉植物

・サボテン

サボテン

・アグラオネマ

引用:ブルーミングスケープ

出窓に向いているのはどんな観葉植物?

出窓とは、建物の外壁から外側に張り出した窓のことです。両側にはめ殺し窓、真ん中に引き違い窓を設置するなど、3~5面程度の窓の組み合わせから成っています。

窓の内側が棚になっているので、物を飾ったり、テーブルとして利用したりと、さまざまな使い方が可能です。
出窓をインテリアの一部として積極的に取り入れることで、おしゃれな空間を演出することができます。

日当たりのよい出窓は、観葉植物を育てるにはピッタリの場所です。せっかくなので、植物を入れる容器をお洒落なものにしたり、カーテンレールを使って植物を吊るしたり垂らしたりと、さまざまな見せ方を楽しみたいものです。
そして、出窓に観葉植物を飾ると、部屋の中からも外からも見て楽しむことができます。
出窓に置く観葉植物を選ぶ際のポイントを見ていきましょう。

大きさ

採光を遮らないように、出窓に飾れる卓上サイズの観葉植物を選びましょう。大きいものや重たすぎるものは、倒れたときに危険です。生長が早く、大きく育つ観葉植物も、お手入れが大変です。

気温

出窓は、昼間では日光が当たりやすく、夜間では一番気温が下がる場所でもあります。観葉植物の耐寒気温を確認し、寒さに強いものを選ぶとよいです。耐寒気温が高い植物の場合、冬の夜間は窓際から離すなど工夫して育てましょう。
気温が高いほどよく育ちます。ただし、ガラス越しに直射日光が当たる場合は、カーテンをしたり、日光に強い植物を置いたりしてくださいね。

病気

観葉植物や鉢の中の土に、虫がつくことがあります。換気をしたときに出窓の植物に虫がつき、葉に斑と黒い粒子ができる炭疽病(たんそびょう)や、葉にカビがつく灰色かび病などの病気になってしまうこともあります。このような病気が発生すると、葉や茎が枯れ、生育を阻害する原因となります。できるだけ、虫がつきにくく病気になりにくい植物を選ぶようにしましょう。
葉につくカビの中には、人間に喘息や肺炎などの健康被害を引き起こすものもあります。観葉植物の病気は、見つけたらできるだけすぐ取り除くようにしましょう。

害虫は、ジメジメとした環境を好むので、乾燥に強く丈夫な植物がおすすめです。
水やりの目安は土の表面が乾いたときです。また、葉が乾燥すると虫がつくこともあるので、葉には霧吹きをしてあげるといいでしょう。
受け皿に水をためたままにしない、腐葉土や堆肥(たいひ)を使用しない、鉢を外に出さないようにする、といったことにも気を付けて虫がつかないようにしましょう。

リビングや出窓に置くオススメの観葉植物

ガラス越しに直射日光が当たる場所

シュガーバイン

耐寒気温は0度。
5枚の葉が愛らしく、つる性のため吊ったり垂らしたりして飾ってもかわいい。

シュガーバイン

アイビー

耐寒気温は0度。暑さ、寒さに強く、虫がつきにくく病気になりにくい。
つる性で垂らしたり吊ったりしてもかわいらしい。

アイビー

サボテン

耐寒気温は5度。乾燥、高温、低温に強い。種類が豊富。
水やりは月に1回でOK。水をあげすぎると根腐れを起こす。

サボテン

パキラ

耐寒気温は5度。日光に強いので、出窓に置くには最適。
夏場の強い日差しで葉が日焼けしてしまうので、レースカーテンをするとよい。

レースカーテン越しに光が当たる場所

ポトス

耐寒気温は8度。つる性の植物。
直射日光には弱いが、明るい場所を好み育てやすい。

ポトス

ガジュマル

耐寒気温は5度。ゴムの木の仲間で、「多幸の木」と呼ばれる。
幹がぷっくりとした独特な形をしている。生命力が強く育てやすい。

ガジュマル

ザミフォーリア(ザミア)

耐寒気温は10度。特徴的な肉厚な葉をもつ。
乾燥に強く、ある程度の日陰にも耐える。寒さと水の与えすぎには注意。

引用:はなどんや

日陰で蛍光灯の光が当たる場所

オリヅルラン

耐寒気温は5度。
直射日光には弱いが、明るい日陰を好み、初心者でも育てやすい。

引用:engei net

モンステラ

耐寒気温は0度。葉がハートの形をしているが、生長すると葉に切れ込みが入り、エキゾチックな雰囲気に。
直射日光には弱いが、乾燥や日陰に強く、耐寒性もある。ゆっくり生長する。

モンステラ

ゴム

耐寒気温は0度。
寒さや乾燥に強い。日陰にも耐えるので、どんな環境でも育てやすい。

引用:ブルーミングスケープ

日陰で白熱灯の光が当たる場所

アグラオネマ

耐寒気温は8度。
寒さと直射日光が苦手だが、日陰にはよく耐える。長期間育てても、大きくは生長しない。

引用:ブルーミングスケープ

オキシカルジューム

耐寒気温は5度。濃いグリーンの葉をもつ。
日陰によく耐え、生長も早いので、見ごたえがある。

引用:楽天市場

浴室

アスプレニウム

耐寒気温は5度。葉が放射線状に伸びるシダ植物の仲間。
高温多湿を好むので、浴室や洗面所などに最適。ただし直射日光には弱いので注意。

引用:engei net

プテリス

耐寒気温は5度。シダ植物の仲間。
高温多湿と半日蔭を好み、寒さにもよく耐える。乾燥には弱いので注意が必要。

引用:楽天市場

大きさ別のオススメ観葉植物

卓上サイズならこれだ

ベビーティアーズ(ソレイロリア)

耐寒気温は3度。小さなグリーンの葉が茂る。
明るい場所を好むが、直射日光を当てると葉が生長しすぎるので注意。乾燥に弱いので、常に水を与える必要がある。

引用:Nature Garland

サンセべリア・ハニー

耐寒気温10度。サンセベリアの中でも小ぶりの種類。
乾燥に強く、数日放っておいても問題なく育つ。逆に、水を与えすぎると根腐れを起こす危険性がある。

引用:tree tree

中型サイズならこれだ

ドラセナ・コンパクタ

耐寒気温10度。寒さと直射日光に弱いが、日陰と乾燥には強い。
生長が遅いので、長期にわたり鑑賞できる。

引用:観葉植物専門店cocoha

ケンチャヤシ

耐寒気温0度。乾燥、日陰、寒さに強く、育てやすい。
夏場の直射日光で葉が焼けることがあるので注意。

引用:フラワーコーポレーション

大型サイズならこれだ

アレカヤシ

耐寒気温8度。細長い葉がスタイリッシュ。
乾燥に弱いため、水を頻繁にやるのがポイント。日陰でも育つが、時々日光に当てる必要がある。

引用:ブルーミングスケープ

ドラセナ・マッサンゲアナ

耐寒気温10度。幸福の木と呼ばれる。
半日蔭でも育つので、置き場所に困らない。鮮やかなグリーンの大きな葉っぱをつける。

引用:楽天市場

観葉植物の水やりのポイントは?

観葉植物の水やりのポイントは、基本的には「土が乾けば水を与え、受け皿には水をためない」ことです。
手で土を触ったときに乾いていたら、鉢の底から水が流れるぐらい水を与えましょう。また、つやのある健康的な葉を保つためには、葉水を与えることが大切です。霧吹きなどを使って、葉に直接水を吹きかけることにより、病害虫の予防にもなります。

さらに、水やりをする時間帯にも注意が必要です。特に、夏の暑い時期には、午前9時まで、もしくは夕方の6時以降の日差しがきつくない時間帯に水やりをすることが重要です。土の水分が蒸発した熱で、葉が焼けてしまうのを防ぐことができます。

観葉植物の風水効果

自然のパワーが凝縮された観葉植物には、風水の効果があるといわれています。観葉植物の種類、設置する方角などによって効果が異なるので、シーンに合わせて飾るのも一つの方法です。

葉の形と風水

葉先の尖った観葉植物

成長、発展、成功のパワーを持つ。悪い「気」を防ぐため、邪気払いの意味合いで玄関や各部屋の入口に設置するとよい。

丸みのある葉をもつ観葉植物

調和(人間関係の運気)、金運をもたらす。オフィスやリビングなど、人が集まる空間に設置するとよい。

上に伸びる観葉植物

葉先の尖った観葉植物と同じく、成長、発展、成功のシンボル。仕事運や勉強運をもたらす。

ハート型の葉をもつ観葉植物

恋愛運や金運、人間関係を良好に築く運気をもたらす。窓際や玄関に設置するとよい。

観葉植物を設置する方角と風水

北の方角は、「健康」や「子ども」などの運気を司る方位といわれている。
上に伸びる観葉植物は、成長・発展・成功の運気があるため相性がよい。

北東

北東の方角は、「家族」「親族」「友人」などの運気を司る方位といわれている。
鬼門の方位でもあるため、空気清浄効果のある観葉植物を置くのがよい。

東の方角は、「成長」「発展」「成功」などの運気を司る方位といわれている。
上に伸びる観葉植物を設置すると相性がよい。

南東

南東の方角は、「恋愛」「結婚」「人間関係」などの運気を司る方位といわれている。
ハート型の葉をもつ観葉植物と相性が良い。

南の方角は、「知性」「名誉」「人気」などの運気を司る方位といわれている。
上に伸びる観葉植物を設置すると相性がよい。

南西

南西の方角は、「家庭」や「子宝」などの運気を司る方位といわれている。
裏鬼門の方位でもあるため、空気清浄効果のある観葉植物を置くのがよい。

西

西の方角は、「金運」や「財運」などの運気を司る方位といわれている。
丸みのある葉やハート型の葉をもつ観葉植物と相性がよい。

北西

北西の方角は、「一家の主」「地位」「社会性」などの運気を司る方位といわれている。
高級感のある観葉植物を飾るとよい。

まとめ

観葉植物にはいろいろなタイプのものがあり、育てやすさも異なります。特徴に合わせて元気に育つ環境を選び、置く、吊るす、垂らすなどいろいろな方法で楽しみましょう。

また、観葉植物とあわせて、窓のメンテナンスも怠らないようにしましょうね。
特に、窓のサッシの不具合は、防犯性の低下だけでなく、隙間風が入る原因にもなり、室温調節がしづらくなるのです。人間だけでなく、観葉植物にとっても快適な室温を保つためにも、窓枠やサッシのメンテナンスをちゃんとしておきましょう!

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