網戸に穴が開いていたために虫が室内に入ってきてしまい、困った経験はないでしょうか 。
網戸の穴に気づいたら、できるだけ早くふさぎたいですよね。
この記事では、網戸の穴の補修方法2つを紹介します。
網戸の穴をふさぎ、害虫の侵入から家を守るのに、このページをぜひお役立てください。
網戸の穴の補修方法と費用
網戸の穴の補修は、専用の補修シートを使うことで簡単にふさぐことができます。以下の補修方法と費用を参考に、修理にチャレンジしてみてください。
補修シートでふさぐ
網戸の穴の補修に使用する補修シートには、小さくカットされたネットのふちがシール状になっているタイプや、ネットと粘着シールが一体化されたテープを自分でカットして使用できるタイプがあります。
穴のサイズに応じたサイズの補修シートを選べば、直径数センチの大きな穴の補修も可能です。
補修シートはホームセンターや100円ショップなどで入手でき、手間もかかりません。網戸の穴をDIYでふさぐ、最も手軽で簡単な方法といえるでしょう。
ただし、補修シートでふさいだ部分は目立つので、元どおりというわけにはいきません。穴が大きい場合や複数ある場合は特に補修跡が目立つため、網戸の見た目が悪くなる点に注意が必要です。
また、シールの粘着力が弱まれば補修シートがはがれてしまうので、何度もシールを張り替える必要があります。補修シートでの穴の修理はあくまで応急処置と考えたほうがよいでしょう。
補修シートは100~500円前後で入手できます。
網戸ネットを張り替える
網戸に補修跡を残したくない場合や穴が大きい場合、また古い網戸などでは、網戸のネットを張り替えるのも一つの方法です。
補修シートのように手軽にはいきませんが、新しいネットに張り替えた網戸は見た目の美しさが違います。特に、古い網戸は1カ所穴をふさいでもすぐに別の場所に穴が開くおそれもあるので、張り替えたほうがいいでしょう。
網戸の張り替えは自分でやる方法と業者に依頼する方法があります。張り替えにかかる
費用はそれぞれ以下のとおりです。
※一般的なパネルタイプの網戸のサイズ(幅が約91cm、高さが約2m前後)までを想定しています。
- 自分で張り替える場合:1枚あたり1,500円前後(ネット代、張り替えに必要な道具代含む)
- 業者に依頼する場合:1枚あたり3,000~6,000円
自身で網戸を張り替える場合の費用については、くわしくはこちらの記事を参照してください。
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網戸の穴の補修手順
補修シートを使った網戸の穴の補修は、特別な知識やコツなども不要でとても簡単です。下記の手順を参考に補修をしてください。
網戸は、張り替えに使うネットや道具があれば自分でネット自体を張り替えることも可能です。
張り替えの手順も簡単に説明するので、ネットが古い場合や穴が大きな場合などは張り替えも検討しましょう。
補修シートで網戸の穴をふさぐ場合の手順
補修シートで網戸の穴をふさぐ手順は以下です。
- 1. 網戸の穴のサイズを測り、穴をふさげるサイズの補修シートを購入する
- 2. 補修シートを貼る部分のネットを掃除する
- 3. 補修シートを貼り付ける
補修シートにはサイズの種類があり、穴が大きいと小さいサイズのシートでは穴をふさげないおそれがあります。穴のサイズを測ってから補修シートを購入しましょう。
補修シートは粘着テープでネットに貼り付けるので、ホコリや汚れがネットに付着しているとすぐにはがれてしまいます。網戸用洗剤や中性洗剤などを使って穴の周囲を掃除し、よく乾燥させてからシートを貼り付けます。
網戸の穴を完全に覆うように補修シートを貼り付けます。
ネットを自分で張り替える場合の手順
一般的なパネルタイプの網戸を張り替える場合の手順は以下のとおりです。
- 網戸を窓枠から外す
- 古い網押さえゴム(ネットを網戸に固定するゴム)とネットを網戸から取り外す
- 網戸の砂やほこりを落とす
- 網戸の上にネットを広げ、仮止めする
- ネットの上から、新しい網押さえゴムを網戸の溝に押し込む
- ゴムの余った部分をカットする
- ネットの余った部分をカットする
- 網戸を窓枠に戻す
網戸の張り替えに必要な材料や道具、張り替えのくわしい手順については以下の記事を参照してください。
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網戸の穴が開く原因
気付かないうちに開いていることもある、網戸の穴。穴が開く、主な原因は以下の3つです。
経年劣化
一般的に、網戸のネットの製品寿命は5~10年
といわれています。さらに、紫外線や風雨にさらされる場所ではネットの劣化速度が早まります。そのため、直射日光が当たる窓や風当りが強い場所にある窓の網戸では、より早く穴が開くこともあります。
ペット
犬や猫などを飼っている家庭では、ペットが爪や歯を引っかけて網戸に穴を開けてしまう危険が高いです。
衝撃
強度が高くないポリプロピレン製のネットは、ものをぶつけたり何かをひっかけたりすることで容易に穴が開きます。掃除をしている時などにうっかり押したり掃除用具がぶつかったりして穴が開くのは珍しくありません。
小さいお子さんがいると、手で強く押したり寄りかかったりするおそれもあります。
こんな時は張り替えがおすすめ
網戸の穴は補修シートなどを使えば簡単にふさげますが、以下のような場合には張り替えた方がいいでしょう。
網戸のネットが経年劣化している
製品寿命を過ぎた古い網戸ネットは耐久性がないので、補修をしてもまた別のところに穴が開いたり破れたりするおそれがあります。
張り替えて5年以上経過している網戸や日当たりがよく直射日光が当たる窓の網戸なら、新しいネットで張り替えることをおすすめします。
人目につく場所の網戸
補修シートでの補修は簡単ですが、決して元どおりになるわけではありません。補修した部分ははっきり目立ちます。そのため、人目につく場所では、補修した網戸はみすぼらしい印象を与えることがあります。
家の見た目を重視するなら、穴の補修ではなく張り替えを検討するとよいでしょう。
ペット対策が必要な場合
ペットがいる家庭では、一般的なポリプロピレン製の網戸では補修をしてもまたすぐに穴を開けられるおそれがあります。
ペットに言い聞かせて止めさせることは難しいので、網戸のネットをポリプロピレンよりも耐久性が高いものに張り替えるとよいでしょう。
網戸の主な材質と耐久性は以下のとおりです。強度の高いネットはより高価になるため、ペットの種類や大きさなどによって選びましょう。
材質 | 特徴 | コスト |
---|---|---|
ポリプロピレン | 最も一般的な網の素材でリーズナブル。5~10年おきに張り替えが必要。 | 最も安価。 幅90cm・長さ2mの網戸張り替え用ネットが500円前後から入手可能。 |
ポリエステル | 強度があるポリエステル繊維のネットをさらに塩化ビニル樹脂でコーティングして耐久性を高めている。網目がずれたり破れたりしにくい。 | 高額。 ポリプロピレン製網戸ネットの5倍近い。 |
グラスファイバー | ガラス繊維で熱にも紫外線にも強く、耐久性が高い。見た目の高級感がある。 | 高額。 ポリエステルよりやや高い。 |
ステンレス | 金属糸なので強度は最高レベルで、汚れもつきにくい。ステンレス糸はサビの心配もない。一般の人が張り替えるのは困難。 | 高額。 幅90cm・長さ2mの網戸張り替え用ネットが4,000円前後。 |
網戸のネットの種類や特徴については、こちらの記事でくわしく解説しています。
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まとめ
網戸の穴は、補修シートを使えば簡単にDIYでふさぐことができます。ただし、手軽な一方で、ネットが元どおりになるわけではないので応急処置と考えたほうがよいでしょう。
古いネットなどは破れやすくなっているため、穴を補修するよりも張り替えることも含めて検討をしてみてください。
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