問合件数:9,109件(9月現在)

住宅の敵!窓や壁の結露にはしっかりとした対策を!

目次

1、結露が住まいをダメにする?
2、健康を害する恐れも
3、結露のメカニズム
4、結露の原因を取り除こう
5、こんな場所は要注意
6、湿気をためない習慣づくり
7、寒い季節の効率的な換気
8、リフォームでの結露対策

1、結露が住まいをダメにする?

冬場に見かける現象のひとつが、室内での結露です。
曇った窓ガラスに、寒い季節になったなあ…などと感じ入ったりもしますが、結露がもとで起こるトラブルは多いものです。
窓際や壁際に置いたものが、いつの間にか濡れていた、というのはよくある例です。カーテンのカビやしみも、結露が大きな原因のひとつになっています。

さらに重症なのは、家そのものにダメージを与えてしまうことです。壁に結露が起これば、壁紙などの内装材が傷んでいきます。
また、結露の発生場所では湿った木材が腐食することもあります。建材の腐食が進行すれば、住まいの寿命に関わる重大な事態になってしまいます。

2、健康を害する恐れも

影響を受けるのは家そのものだけに留まりません。
湿気がもとで室内に発生したカビやダニを吸い込んで過ごしていると、気管支炎や喘息、アトピー性皮膚炎などの症状を引き起こすことがあります。
特にお子さんや高齢者がいるご家庭では、こうした健康被害は怖いものだと思います。結露の原因と対策をしっかり把握しておきたいですね。

3、結露のメカニズム

結露とは、空気中に含みきれない水蒸気(気体)が凝縮されて水(液体)になる現象です。
空気は暖かいほど水蒸気を多く含むことができます。空気が冷たいものに触れて急に冷やされると、含んでいた水蒸気を保有できなくなり、水に変えて放出するのです。
眼鏡をかけてお風呂に入ると、眼鏡が曇りますね。これも結露です。お風呂場の空気よりも眼鏡が冷たいので、眼鏡に触れた空気が冷え、結露が起こります。

4、結露の原因を取り除こう

この例からもわかるように、結露は
原因1:湿った空気
原因2:その空気よりも冷たいもの
これらが出会うことで発生します。

結露を防ぐにはこれらがなるべく生じないようにすればいいので、
対策1:湿った空気を室内に長く留めない
対策2:窓や壁の表面温度と室温の差をなるべく小さくする
ということが有効になります。

5、こんな場所は要注意

住宅の中で結露が発生しやすいのは、下記のような場所です。
・浴室
・洗面所
・トイレ
・押入れ、クローゼット
・北側の部屋の壁
・窓ガラスの表面、その付近

湿気の多い水回りや、外気に冷やされやすい窓ガラス、北側の壁は要注意です。
水回りを北側に配する間取りは少なくないので、悪条件が重なりやすい箇所です。押し入れやクローゼットは湿気が流れ込みやすく、冬は冷えやすい空間になっています。その上空気が停滞しやすいので、危険度は高まります。

6、湿気をためない習慣づくり

結露防止のために抑えたい重要ポイント、それは先述の「対策1」にあたる換気です。
次のような行動を習慣づけるようにしてみてはいかがでしょうか。

トイレ

・常時換気扇をつける。
・便器のフタはおろしておく。

浴室

・常時換気扇をつける。(寒さ防止のため、使用中は一時停止してもOK。)
・使用後は湿気がなるべく洗面所などに漏れないようにする。急速換気モードを使用する、扉や浴槽のフタを開けっ放しにしない。

リビングや個室

・窓を閉め切らず、昼間などに窓を開ける時間を設ける。このとき、2カ所以上の窓を開ける(一部屋に一カ所しかない場合は、扉を開ける)。
・洗濯物の部屋干しはなるべく控え、干した後は部屋の換気を心がける。

押入れやクローゼット

・扉は、部屋の換気時には開けておく。
・物を詰め込みすぎず、適度な隙間をつくる。
・市販の湿気取り用乾燥剤なども活用する。

7、寒い季節の効率的な換気

冬に部屋の換気をするのは、寒くておっくうですよね。
それにせっかく温めた部屋が冷えたら光熱費がもったいない気がします。短時間で効率的に部屋の空気を入れ替えるよう、次のような工夫はいかがでしょうか。

キッチンの換気扇を活用

調理中を換気タイムと決め、換気扇を回しながら部屋の窓を開けてみましょう。
窓を開けているだけの時より空気がよく流れるので効率的です。調理中や食事中は、じっと座っているときより寒さを感じにくい点もおすすめの理由です。

一気に、ではなく、こまめに

一度にまとめて換気をしようと長時間窓を開けると、部屋が冷え切ってしまいます。
それより、5分程度の換気を何度か行う方が寒さは少なくて済みます。

外出の前後に換気を

出かける前に早めに暖房を切り、身支度をしながら窓を開ける。動き回っているタイミングなら寒さを感じにくいし、暖房の節約にもなります。
または、外から帰ってきたときに換気をしてしまう。外気の寒さにまだ慣れているので、負担が少ないです。

8、リフォームでの結露対策

「対策2」のように窓や壁を冷えにくくする、というのはどうでしょう。換気のように日常の行動で解決するのは少し難易度が高いです。
ですが、リフォームによる対策は可能です。
窓の場合、まず断熱性能の高いペアガラスに交換する、内窓を取り付ける、といった方法があります。
壁については、断熱材の補填をおこなうと冷えにくくなります。リフォームで間取りの変更をする場合も、結露対策を頭の片隅に入れておいてください。
押し入れやクローゼットを北側につくるのは避ける、なるべく風通しの悪い場所ができないよう窓や扉を配置する、などの工夫が効果を生むはずですよ。

ページトップへ戻る