自分で網戸の張り替えをしようとするとき、「どのサイズの網押さえゴム(網戸にネットを固定するゴム)を購入すればいいのだろう?」と悩みますよね。
このページでは、自宅の網戸の張り替えに必要な網押さえゴムのサイズを知る方法や、網押さえゴムのサイズの規格などを解説します。
ゴムのサイズに不安がある場合のおすすめ製品や、網戸に網押さえゴムを押し込むときのコツも紹介しますので、ぜひ参考にご活用ください。
目次
網戸の網押さえゴムとは?
網押さえゴムとは、網戸の枠にネットを固定するゴムのことです。張り替え専門業者の間では、「ビート」と呼ばれています。
網戸の枠には、この網押さえゴムを押し込むための溝が付いています。
ネットを下に挟んでゴムを溝にきつく押し込むことで、ネットを枠に固定する仕組みです。
基本的に網戸の張り替えは、古くなった網押さえゴムとネットを網戸の枠から取り除き、新しいものに交換する作業になります。
必要な網押さえゴムのサイズを知る方法
網戸の網押さえゴムを購入するとき、知っておくべき網押さえゴムのサイズは2つあります。「太さ」と「長さ」です。
網押さえゴムの太さを知る方法
必要な網押さえゴムの太さを知るには、まず張り替え予定の網戸の古い網押さえゴムの太さを測りましょう。
古い網押さえゴムのサイズを測るのに必要な道具は以下です。
- マイナスドライバーやキリなどの細長いもの
- 定規
網戸の枠の溝に押し込められている網押さえゴムには、必ず切れ目があります。
切れ目を探し、切れ目からマイナスドライバーなどの細長いものをゴムの端の下に差し入れて、ゴムの端の数cmの部分を持ち上げましょう。
切れ目は、網戸の溝の角になっている部分の近くにあることが多いです。
こうすることによって、古い網押さえゴムの端が網戸の枠の溝から飛び出します。
飛び出した部分に定規を当てて、ゴムの太さを測りましょう。
新しい網押さえゴムを購入する際には、古い網押さえゴムと同じ太さのものを選びます。
「古い網押さえゴムとぴったり同じ太さの網押さえゴムがなく、少し小さいものか大きいものを選ぶしかない」という場合は、少し大きいものを選びましょう。
古い網押さえゴムは、経年劣化で新品のときよりもサイズが縮んでいることがあります。
このため、新しく買う網押さえゴムは、古い網押さえゴムよりも少し大きいくらいがちょうどいいこともあります。
網押さえゴムの長さを知る方法
必要な網押さえゴムの長さを知るには、まず張り替え予定の網戸の古い網押さえゴムの長さを測りましょう。
古い網押さえゴムの長さを測るには、網戸の以下の赤線の部分の長さを測りましょう。測るにはメジャーを使うのがおすすめです。
新しい網押さえゴムを購入する際には、古い網押さえゴムと同じくらいの長さか、または古い網押さえゴムよりも長さのあるものを選びます。
必要な長さよりも長い網押さえゴムは、余分な部分をはさみなどでカットすればよいので、網戸を張り替えるのに困ることはありません。
網押さえゴムのサイズの規格
実際に販売されている網押さえゴムのサイズ(太さ・長さ)は、次のようになっています。
網押さえゴムの太さの規格
住宅の網戸で使われている網押さえゴムの太さは、3.5mm、4.5mm、5.5mmの3タイプのいずれかであることが多いです。
ただし、網戸のメーカーによっては上記の3タイプのいずれでもないこともあるので注意しましょう。
上記の3タイプ以外で販売されている太さのゴムもあり、太さの幅は2.8~6.8mmです。
網押さえゴムの長さの規格
市販の網押さえゴムの長さは、次の2タイプが多いです。
- 7~7.5m(一般的な掃き出し窓の網戸1枚ぶんの長さ)
- 20~21m(一般的な掃き出し窓の網戸3枚ぶんの長さ)
掃き出し窓の網戸
網戸1枚だけの張り替えであれば、7~7.5mの長さの網押さえゴムで足りることがほとんどです。
網戸を複数枚張り替える場合は、20~21mの網押さえゴムを活用するとよいでしょう。
なお、仕事として網戸を張り替えている業者向けの業務用網押さえゴムは、200mや300mの長さがあります。
不安ならサイズを調整できる網押さえゴムがおすすめ
網押さえゴムの長さについては、そこまで神経質になる必要はありません。
7~7.5mの長さの網押さえゴムなら、大抵の網戸の張り替えが問題なく可能です。不安がある場合は7.5mの長さのゴムを購入するとよいでしょう。余分な部分はカットすればよいので、長すぎて困ることはありません。
注意するべきは網押さえゴムの太さです。
住宅用の網戸で多い太さは3.5mm、4.5mm、5.5mmの3タイプで、1mmしか違いがありません。その1mmの違いで、ゴムが太すぎて網戸の溝に入らなかったり、細すぎてネットを固定する役割を果たせなかったりするのです。
網押さえゴムの太さ選びに不安がある場合は、太さを調整できるタイプの網押さえゴムをおすすめします。
たとえば、株式会社イノベックスの「太さが変えられるゴム」は、表面をはがすことで太さを変えることができる網押さえゴムです。
網押さえゴムを押し込むときのポイント
網押さえゴムを実際に網戸の溝に押し込むときの5つのポイントを解説します。
必ず網戸ローラーを使う
網戸ローラーとは、網押さえゴムを網戸の枠の溝に押し込み固定するための専用の道具です。ホームセンターなどで購入できます。
「ゴムを溝に押し込むだけなら、家にあるもので代用できないかな?」と思う人がいるかもしれませんが、おすすめできません。
網戸ローラーは、網押さえゴムを押し込むのに最も効率的な道具です。
網戸ローラー以外で網押さえゴムを押し込み固定しようとすると、網戸ローラーを使った場合に比べ、作業にとても時間がかかったり、ゴムがなかなかきれいに溝に入らなかったりする恐れが高いです。
溝の角になっている部分から始める
網押さえゴムを網戸の枠の溝に押し込んで固定する作業は、溝の角になっている部分から始めましょう。
まずは溝の角にしっかりゴムを押し込むことで、それが仮止めになってくれます。
網押さえゴムの端から5cmほどのところが溝の角にくるようにして、網押さえゴムを押し込みます。
溝の角にゴムを入れるには網戸ローラーのとがった部分を使い、角の周辺にゴムを入れるには網戸ローラーのローラー部分を使いましょう。
しっかり力を入れて押し込む
網押さえゴムを網戸の枠の溝に押し込むのは、見た目よりも力のいる作業です。
意識してしっかり力を入れてゴムを押し込まないと、「ゴムを押し込んだつもりが、溝の奥まで押し込めてなかった」などのことが起こる恐れが高くなります。
網戸ローラーの部位を使い分ける
網戸ローラーは、とがった部分とローラー部分を使い分けます。
溝の角部分に網押さえゴムを押し込むときには、網戸ローラーのとがった部分を使い、それ以外のところではローラー部分を使いましょう。
網押さえゴムが溝の奥まで入っているか
網押さえゴムをひととおり押し込みおわった後、ゴムが溝の奥まで入っているか、ゴムが浮いていないか確認し、ゴムが浮いている箇所があれば、網戸ローラーで押し込みなおしましょう。
なお、網戸を自分で張り替える全体の手順は以下です。
- 網戸を窓枠から外す
- 古い網押さえゴムとネットを網戸から取り外す
- 網戸の砂やほこりを落とす
- 網戸の上にネットを広げ、仮止めする
- 新しい網押さえゴムを網戸ローラーで押し込む
- ゴムの余った部分をカットする
- ネットの余った部分をカットする
- 網戸を窓枠に戻す
網戸張り替えの手順について、くわしくはこちらのコラムをご確認ください。
各ステップ作業内容を、写真付きで解説しています。
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まとめ
網押さえゴムを購入するときには、張り替え予定の網戸のゴムの太さ・長さを確認し、網戸に合ったサイズのゴムを選びましょう。
網戸の古い網押さえゴムの太さは、ゴムの端を網戸の枠の溝から少し出せば測ることができます。
ゴムの長さは、網戸に張ってあるネットまわりの長さを測りましょう。網押さえゴムは、ネットまわりをぐるりと囲うように設置するものなので、ネットまわりがほぼ網押さえゴムの長さになります。
網押さえゴムを網戸の枠の溝に押し込むときには、網戸ローラーの部位を使い分けることや、網押さえゴムを溝の奥までしっかり入れることに気をつけましょう。
イエコマは、戸建て住宅の網戸の張り替えを承っております。
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