キッチンの壁材の種類は?壁材の特徴も解説!

キッチンは家の中で最も汚れやすい場所の一つです。とくにコンロ周りの壁は、はねた油や水分、食べ物のかすなどが付着しやすく、カビや臭いの原因になります。

このため、キッチンのコンロ周辺の壁材には、汚れに強く、掃除しやすいものを選ぶことが大切です。しかし、どんな種類があるのでしょうか?また、それぞれの特徴は何でしょうか?

この記事では、キッチンの壁材の種類と特徴について紹介します。

キッチンの壁材の種類と特徴

キッチンのコンロ周りに使われる壁材の種類は、「キッチンタイル」と「キッチンパネル」の2種類です。

キッチンタイル

キッチンタイルの台所

キッチンタイルは、陶器や磁器などでできた四角い板状の壁材です。1枚1枚のタイルは小さく(横幅・縦幅が数cm~数十cm)、タイルを複数枚組み合わせて使います。注文住宅や古い住宅に多いです。

特徴は以下のようになります。

  • 耐久性が高く、汚れや傷に強い
  • 様々な色や柄、形状があり、色や絵柄が異なるタイルを組み合わせることもできるので、デザインの自由度が高い
  • 施工が難しく、コストが高い
  • タイル同士の隙間(目地)に汚れが溜まりやすい

キッチンタイルは、長く使えて、かつキッチンをオリジナリティあふれるデザインに仕上げられることが強みです。

ただし、施工には専門的な技術が必要であり、費用もかかります。また、目地の掃除を面倒に感じる人もいるでしょう。

キッチンパネル

キッチンパネルの台所

キッチンパネルとは、壁表面に貼り付けて用いる大きな板状の壁材のことです。最近の建売住宅やマンションはキッチンパネルが主流です。

キッチンパネルの特徴は、以下のようになります。

  • 施工が簡単で、コストが低い
  • 目地がないため、汚れが溜まりにくい
  • タイルに比べるとデザインの自由度が低い
  • 耐久性が低く、汚れや傷に弱い

キッチンパネルは、手軽に壁をリフォームできる壁材です。目地がないため、掃除も楽です。

しかし、パネル自体が傷つきやすく、長期的に使うと劣化してしまいます。また、パネル自体はデザイン性の高いものもありますが、タイルほど自由度はありません。

キッチンパネルは4種類

キッチンの壁材として使われるキッチンパネルは、大きく分けて4種類あります。

それぞれにメリットとデメリットがありますので、自分の好みや予算、キッチンのスタイルに合わせて選びましょう。

ここでは、それぞれの特徴をもっと詳しく説明します。

人造大理石のキッチンパネル

人造大理石

人造大理石は、石粉や樹脂などを混ぜ、天然石に似せて成型される素材です。次のようなメリットがあります。

  • 天然の大理石に似た美しい模様や色合いがある
  • 天然の大理石よりも軽量で加工しやすい
  • 油や水などの汚れに強い
  • シームレスに貼ることができるので、目立つ継ぎ目がなく、清潔感がある

ただし、価格は高めです。また、熱や経年劣化で変色することがあります。

ステンレス製のキッチンパネル

ステンレス

ステンレスは金属の一種です。鉄にクロムやニッケルなどを加えた合金で、表面に酸化皮膜ができることで錆びを防いでいます。次のようなメリットがあります。

  • 光沢があり、モダンな雰囲気を演出できる
  • 耐熱性や耐水性に優れており、油汚れや水垢をサッと拭き取ることができる
  • 錆びにくく、長持ちする

光沢は表面の仕上げ方によって変わります。ツヤ消しで光沢をなくし落ち着いた雰囲気にするヘアライン仕上げや、鏡のような光沢を出すミラー仕上げなどがあります。

ただし、傷がつきやすいので、鍋やフライパンなどをぶつけないように注意する必要があります。

ホーロー製のキッチンパネル

ホーロー

ホーローは、金属にガラス質のコーティングを施した素材です。「ホーロー鍋」でおなじみの素材ですね。次のようなメリットがあります。

  • 耐熱性や耐薬品性に優れている
  • 耐久性が高い
  • 汚れが落ちやすい
  • 色あせしにくい
  • マグネットが使える

ただし、デザインの種類が少なく、価格は高めです。

メラミン不燃化粧板のキッチンパネル

パネル

メラミン不燃化粧板は、プラスチックの一種であるメラミン樹脂をベースに作られた不燃性の壁材です。
次のようなメリットがあります。

  • 木目調やタイル調、大理石風など、さまざまなデザインがあり自由度が高い
  • 軽量で取り付けやすく、価格も手頃
  • 汚れや水分にも強い

ただし、メラミン化粧板のデザインは印刷技術によるものなので、「本物感がない」「安っぽい」など感じる恐れがある点に注意が必要です。

キッチンタイルとキッチンパネルの比較

キッチンタイルとキッチンパネルを、次の4点で比較してみましょう。

  • 汚れへの強さ、掃除のしやすさ
  • 耐久性
  • 耐熱性
  • デザイン性

汚れへの強さ、掃除のしやすさ

掃除

キッチンタイルとキッチンパネルは、どちらもそれ自体は汚れに強く、水拭きで簡単に清掃できる点は共通しています。

しかし、キッチンタイルは目地(タイル同士の隙間)に汚れが溜まりやすく、カビや臭いの発生源になる可能性があります。

一方、キッチンパネルは平滑で目地がないため、清潔感があります。この点では、キッチンパネルの方が優れているといえます。

耐久性

砂時計

総合的な耐久性は、キッチンパネルがキッチンタイルよりも高いです。

キッチンタイルもキッチンパネルも、それ自体の耐久性は申し分ありません。

ただキッチンタイルの場合、タイル自体は長持ちでも、タイル同士のすき間の目地の耐久年数が10~15年程度といわれています。キッチンパネルは目地がないので、20年以上もつこともあります。
※実際にどれくらい長持ちするかは、台所の普段の使い方や手入れの仕方など諸条件によります。

このため、総合的には、キッチンタイルよりもキッチンパネルの方が長持ちといえます。

耐熱性

コンロ

キッチンタイルは、キッチンパネルよりも耐熱性が高いです。
タイルは製造の過程で1,000度を超える高温で焼かれており、熱に対して非常に強いのです。

とはいえ、キッチンパネルも、コンロ周辺で使用するのに十分な耐熱性を備えています。

デザイン性

おしゃれなキッチン

キッチンタイルは、タイルの色や絵柄の種類が豊富だったり、異なる色や絵柄のタイルを組み合わせることができたりするので、デザインの自由度がとても高いです。

タイルは昭和の時代から台所に使われてきた壁材なので、デザインの自由度を重視する人だけでなく、レトロな雰囲気が好きな人にもおすすめできます。

キッチンパネルは、キッチンタイルに比べるとデザインの自由度は低いです。とはいえ、最近ではさまざまなデザインや質感のキッチンパネルがあり、おしゃれなものもあります。

キッチンパネルは比較的新しい壁材なので、現代的なデザインが好きな人におすすめできます。

デザインは好みの問題もあるので、インターネットで調べたりリフォーム店に聞いたりして、「どんなデザインのキッチンタイル・キッチンパネルがあるのか」をよく調べ、検討しましょう。

まとめ

キッチンタイルとキッチンパネルは、どちらも、台所のコンロ周辺の壁に使えるよう作られています。どちらを選んでも問題ありません。

キッチンタイルは、デザインの自由度が高く、デザインの仕方によってはレトロな雰囲気の台所にすることもできます。

キッチンパネルは、デザインの自由度は低いものの、機能性が高いです。

費用やライフスタイル、家族の好みなどを踏まえて、よく検討しましょう。

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