食洗機は省エネ優等生

後片付けの救世主

現在食洗機の日本での普及率は、卓上型も含めて約40%と言われています。
70%以上という欧米先進国(イギリスは50%台)に比べればまだまだ少ないですが、着実に需要は増えています。

食洗機の正式名称は「食器洗い乾燥機」。
以前は「食器洗い機」とも言われていました。英語の「Dishwasher」をそのまま訳したのでしょう。
別に「食器乾燥機」なる製品もありますね。手で洗った食器を乾燥するためだけの機器でビルトインのものはなく卓上型がメインです。

食洗機は洗いから乾燥までを自動でしてくれるもの。使い終わって汚れた食器などを入れてスイッチをONするだけでオーケーという優れものです。
だから、夫婦共働きの家庭や大家族、子育て真っ最中の家庭などにはぜひ取り入れてほしい製品のひとつです。

実際、汚れた食器などを手で洗う場合は、まず水をかけ(または水に浸し)、洗剤をつけたスポンジで汚れを落とし、洗剤分を洗い流し、ふきんで水気をふき取るという工程をたどると思います。
結構面倒な作業で時間もそれなりにかかりますね。その間はほかのことができません。
それが食器をセットしてスイッチを入れるだけでいいのなら大助かりでしょう。あとは食洗機が全部やってくれるのでその間にほかの大切なことをする時間が取れるというわけです。
まさに家事軽減のエースというところでしょうか。

手洗いの何分の一?

手洗いの場合、水をかなり使います。
特に日本は水資源が豊富で水道の水がジャブジャブ使えるせいか、最初から差後まで水(お湯)を出しっぱなしで食器を洗うという習慣の人も多いようです。
冬などでお湯を使えばガス代や電気代がかなりな金額になるでしょう。洗剤の使用量だってばかになりません。

食洗機だとどうでしょう?
食洗機の工程(プログラム)は手洗いの場合とほぼ同じですが、全工程の使用水量はとても少なく、手洗いと比較して約1/8程度と言われています。
最新の製品の使用水量は約8リットル。普通、蛇口を全開にすると1分間に約20リットル流れるということなので8リットルだと24秒分くらい。

本当に少ないということがわかりますね。
当然、それに伴いお湯にするためのガス代や電気代、さらには洗剤使用量も少なくなります。
ただ、食洗機は電気製品なので動かすための電気代は別です。それでも特に最新の機種では使用水量がより少なくなっている分、消費電力が抑えられるのでそれほどではありません。

さらに「エコ」をうたった製品が増えてきて、食洗機はますます省エネになってきています。
まだ使っていない方、次にキッチンをリフォームするならぜひ食洗機を取り入れることを検討してみてください。

 

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