家族の真ん中!キッチンから考える家づくり

目次

1、キッチンが主役に
2、キッチンは住まいの司令塔
3、キッチンとインテリアのテイスト
4、キッチンの設備
5、Kitchen Is The Heart of Your Home

1、キッチンが主役に

かつて、キッチン(台所)は家の北側の陽があたらない場所に作られたものでした。
台所は当時決して表舞台には出ない、暗いイメージのある裏方(バックヤード)の存在だったのです。
でも今は違います。ついにキッチンにスポットライトが当たり家の表舞台に登場するようになりました。それも主役として。

キッチンが「住まいの中心」と言われだしたのは、アメリカで1990年代に郊外型住宅に取り入れられた「グレートルーム(Great room)」というくつろぎともてなしの空間が一体になった間取りが流行した頃からだと考えられています。
グレートルームは、元々別の部屋やスペースとして設けられたファミリールーム、リビングルーム、書斎、ヌックなどが一つの大きな空間に集められたようなスペースで、それにキッチンも加わり家族の団欒やくつろぎの場、さらにはゲストを招いてもてなす場としても使えるマルチな機能を持つスペースとして脚光を浴びました。
そこでのキッチンはオープンスタイルが基本。料理を作るのはもちろん、料理をしながら家族とコミュニケーションが取れたり、ゲストみんなが楽しんでいるかどうかの目配りができたり、などなど、グレートルームの中でキッチンはとても重要な役割を果たすようになったのです。

キッチンはL型やU型でアイランドやペニンシュラを配置し、それにバーカウンターやイーティングカウンターを設けるというレイアウトが多く見られるのは、料理をする人も家族やゲストとのコミュニケーションに参加したい、一緒に楽しみたいというニーズの表れなのでしょう。
このアメリカの郊外型住宅におけるグレートルームのような間取りは近頃の日本の住まいにも取り入れられています。みなさんご存知の「LDKスタイル」というのがそうですね。リビング・ダイニング・キッチンが一体になった広い空間です。

ただ、日本のLDKはリビングとダイニングに多くのスペースを取られ、キッチンにはあまり大きなスペースが与えられない場合が多く、キッチンのレイアウトも「I型の対面式」という限られたものばかりになってしまっている傾向にあるのがとても残念です。
キッチンのスタイルはそれを使う家族それぞれで違っていて当たり前。レイアウトはI型対面式だけではありません。まずはキッチンを自分たちの希望通りにすることが何よりの優先事項なのではないでしょうか。

2、キッチンは住まいの司令塔

キッチンは料理をするところというのは当然ですが、住まいの中心と位置づけた場合、キッチンにはほかにどのようなことが求められるのでしょう。
それは家庭生活全般をマネージメントする住まいの司令塔という役割です。
司令塔では主婦(または主夫)という司令官によって、家族全員のスケジュールや健康の管理、食料や生活必需品の購買計画、レクレーションやエンタテイメントの企画立案などを行うことができるというものです。

むずかしく書いていますが、要は、家族のことが把握できたり、チラシで特売品をチェックしたり、休日の計画を立てたり、ホームパーティを開く準備をしたりなどということがキッチンでできるようにするわけです。
そのためにはキッチンはアクセスの良いところになければなりません。家族全員が自然に集まってくるハブのようなキッチンが理想です。必ず一度はキッチンを通ってほかの場所に移動するという家族の動線を考えましょう。
その際注意したいのは、家族の動線と料理をする人の作業動線がお互いに干渉しないこと。キッチンの作業動線は基本的にコンロを中心としたクッキングゾーン、シンクを中心とした洗いものゾーン、冷蔵庫を中心とした貯蔵ゾーンの3つのゾーンを行き来するラインで、そのラインと家族が移動するための通路がクロスしたり重なったりするのはNGです。

3、キッチンとインテリアのテイスト

さて、住まいの中心になったキッチンはこうしてリビング、ダイニングと一緒になって広いファミリールームに作られますが、この3つのエリアが同一空間に存在することになるのでインテリアのテイストは統一されなければなりません。
たとえば、もしリビングエリアは重厚なアンティーク調、ダイニングエリアは北欧モダン、キッチンエリアはフレンチカントリーということになると統一感がなく、ごちゃごちゃした落ち着かない空間になってしまうでしょう。どれも好きなテイストだから全部取り入れたいと思ってもどれか1つに絞ってくださいね。

インテリアのテイストを演出するのは床や壁などの内装仕上材と家具や照明器具などです。あとからでも単独で購入できる家具や照明器具と違って、床材や壁紙などは建築工事の中に含まれるので一度作ったら変えられません。
キッチンもそうです。自分で買ったものをあとからポンと置くわけにはいかないのです。
だから、LDKファミリールームのインテリアは、まずキッチンのデザインを好みのテイストに合わせることから始めるという方法をおすすめします。

キッチンのデザインを決めるのは、扉、ワークトップ、キッチンバックの壁面、ビルトイン機器などの素材、仕上、色ということになりますが、キッチンのプロやインテリアコーディネーターなどのアドバイスを参考に好みのテイストに合ったデザインのキッチンを選びましょう。同時に床材や壁紙などもキッチンのデザインに合わせて決めていくと上手くまとまります。
家具や照明器具はキッチン、床、壁ができてからテイストに合ったものを購入しても遅くありません。

4、キッチンの設備

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キッチンのデザインを決めるのは、扉、ワークトップ、キッチンバックの壁面、ビルトイン機器などの素材、仕上、色ということになりますが、キッチンのプロやインテリアコーディネーキッチンは料理をするところなので、加熱調理をするための熱源(ガスまたは電気)、シンクで洗いものをするための水とお湯と排水管、冷蔵庫やレンジフードを使うための電源などの基本的な設備は不可欠です。
そのほか、キッチンが住まいの中心として機能するためにはもう少し進んだ設備も必要になるかもしれません。たとえば、家族のスケジュールや健康の管理、家中の冷暖房と換気のコントロール、買い物リストの作成、家族旅行の計画立案、ホームパーティの企画準備などを行うのにパソコンやタブレット、スマートフォンを使うことが考えられます。
だとすると、それら端末機器の充電ステーションは必ず設けておくべきです。また、端末を置く場所も考えておきましょう。タブレットやスマートフォンを壁にかけられるようにするホルダーなどを利用する方法もあります。そのほか、ホームオートメーション(HA)のコントローラー、LAN接続用の端子、FAX用に電話接続端子などもキッチンのエリア内に必要になってくるでしょう。
いまやタブレットやスマートフォンは生活の必需品になりました。キッチンでそれらをスムーズに使えるようにすることでまさにキッチンが司令塔になるのです。

5、Kitchen Is The Heart of Your Home

このようにキッチンは家や家族の真ん中、住まいの中心になりうる要素がいっぱい詰まっています。
今までキッチンをただの設備と考えていたり、システムキッチンのブランドや値段のことばかり気にしていたらそれはとても残念なことです。
キッチンの可能性は無限大。キッチンが中心になった家にはきっと素敵な家族が住み、楽しくにぎやかなくらしが営まれていることでしょう。

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