いつも使っているウォシュレット※の水が出なくなったとき、
- どうすれば水が出るようになる?
- 修理や買い替えが必要かな?
- 修理や交換をするとして、費用はどのくらい?
上記のようなことを知りたいですよね。
このページでは、ウォシュレットの水が出ないときにまず行うこと、修理・買い替えのタイミングや費用の目安をお伝えします。
今後故障を防ぐためのポイントも解説するので、ウォシュレットのトラブルで困っている方、ウォシュレットの修理や交換を検討中の方は、ぜひお読みください。
※ウォシュレットはTOTOの登録商標。一般名称は温水洗浄便座ですが、わかりやすいのでウォシュレットで統一いたします。
目次
ウォシュレットの水が出ないときの最初の対処法7つ
ウォシュレットの水が出なかったり水の出が悪かったりするとき、修理をしなくても不具合が解消される場合があります。
ウォシュレットの水が出ない/水の出が悪いときの最初の対処法は、主に以下の7点です。
- 止水栓が閉まっていないか確認し、閉まっていれば開ける
- 洗浄水の設定を確認し、水量が少なく設定されていたら多めに設定しなおす
- 着座センサーの動作確認をする
- 壁リモコンの電池が切れていないかを確認し、電池切れの可能性があれば電池を交換する
- ウォシュレットをリセットしてみる
- ノズルの噴出口や着座センサーの状態を確認し、目詰まりや汚れがあれば取り除く
- フィルター(ストレーナー)を確認し、汚れていたら掃除する
止水栓が閉まっていないか確認し、閉まっていれば開ける
ウォシュレットの止水栓が、閉まっていたり十分に開いていなかったりすると、ウォシュレットの水が出ません。
※止水栓の位置は機種によって異なります。
止水栓の溝部分にマイナスドライバーの先端をはめることができます。マイナスドライバーで左に回せば止水栓が開き、右に回せば閉まります。
洗浄水の設定を確認し、水量が少なく設定されていたら多めに設定しなおす
洗浄水の水量が少なく設定されており、臀部(でんぶ)に届いていないだけの可能性もあります。
洗浄水の設定を確認しましょう。
着座センサーの動作確認をす
次の2点を試してください。
- 便座にカバーを付けて使っている場合は、カバーを外してもう一度おしり洗浄機能を試す
- 便座に座り直して、もう一度洗浄機能を試す
便座カバーによって着座センサーの反応が悪くなっていたり、座る位置が前すぎて着座センサーが反応しなかったりすることがあります。
壁リモコンの電池が切れてないか確認し、電池切れの可能性があれば電池を交換する
壁リモコン(壁に付いているリモコン)を操作して洗浄水が出ない場合は、ウォシュレット本体には問題がなく、リモコンの電池切れである可能性もあります。
おしり洗浄スイッチ以外のスイッチも押してみて反応がなければ、リモコンの電池を新しいものに換えてみましょう。
ウォシュレットをリセットしてみる
ウォシュレットを一度リセットすることで、不具合が直ることがあります。一時的な誤動作が起きているだけのこともあるからです。
ウォシュレットの電源プラグを抜き、15秒ほど待ってから電源プラグを元あったように差し戻して、洗浄水が出ないかもう一度確認してみましょう。
ノズルの噴出口や着座センサーの状態を確認し、目詰まりや汚れがあれば取り除く
ノズルの噴出口(水が出るところ)が目詰まりしていたり、着座センサーが汚れていたりして、ウォシュレットの水が出ないことがあります。
ノズルの噴出口に目詰まりが起きている場合は、詰まっているものをブラシや爪ようじなどで取り除きましょう。
着座センサーが汚れている場合は、掃除で汚れを取り除きましょう。着座センサーは、便座と便ふたの接続部分や、便座の脇のリモコン部分に付いていることが多いです。
目に見えて汚れていなくても、表面のほこりをぞうきんでサッと拭いておくと安心ですね。
フィルター(ストレーナー)を確認し、汚れていたら掃除する
ウォシュレットの止水栓部分の内部にあるフィルター(ストレーナー)を取り出し、汚れていたら掃除しましょう。
フィルターの汚れが原因でウォシュレットの水が出なくなったり、水の出が悪くなったりすることがあります。
フィルターの取り出し方は、ウォシュレットの機種によって異なります。ウォシュレットの取り扱い説明書やメーカーの公式サイトで確認しましょう。
フィルターは、使い古しの歯ブラシなどを使って水洗いするのがおすすめです。
ウォシュレットの修理費用と買い替え費用の相場
自分でウォシュレット周りを確認してみて不具合が解消されなければ、修理や買い替えの必要が出てきます。
そうなったとき、気になるのが費用ですよね。
修理費用と買い替え費用の相場を紹介します。
修理費用の相場
水が出ないウォシュレットの修理費用は、15,000~30,000円程度になることが多いです。
それ以外の場合のウォシュレットの修理費用の目安は以下になります。
ノズルが正常に動かないとき | 15,000~30,000円程度 |
---|---|
温水が出ない、水温の調節ができないとき | 15,000~40,000円程度 |
水が止まらないとき | 15,000~25,000円程度 |
便座に不具合(温まらない等)があるとき | 15,000~40,000円程度 |
リモコンに不具合があるとき | 15,000~25,000円程度 |
ノズル以外から水漏れが起きているとき | 15,000~30,000円程度 |
※上記の金額はあくまで目安です。ウォシュレットの機種や状態によっては上記よりも費用が高くなることもあり得ます。
加えて、修理費用のほかに、3,000円~10,000円程度の出張費がかかる点にも注意が必要です。
買い替え費用の相場
ウォシュレットの交換工事の相場は、25,000~125,000円程度(新しいウォシュレットの購入費用込み)です。
交換工事の作業費のみの相場は、7,000~15,000円程度になります。
ウォシュレット交換工事の費用の大まかな内訳は以下です。
出張費 | 3,000~10,000円程度 |
---|---|
交換作業費 | 7,000~15,000円程度 |
新しいウォシュレットの購入費 | 15,000~100,000円程度 |
合計 | 25,000~125,000円程度 |
上の表からわかる通り、料金の幅が広い理由は、ウォシュレット本体の価格帯が非常に幅広いためです。
安価なウォシュレットは15,000円程度から購入できる一方、高価なウォシュレットには100,000円以上の製品もあります。
作業費は、ウォシュレットのタイプにより変わります。
壁リモコンタイプの作業費は、袖リモコンタイプの作業費より少し高いです。
ウォシュレット本体にリモコンが付いている袖リモコンタイプは、ウォシュレット本体だけの交換作業で済みます。
しかし、ウォシュレット本体とリモコンが別になっている壁リモコンタイプは、ウォシュレット本体の交換とは別に、リモコンの交換も必要になるためです。
ウォシュレットの買い替えのタイミング目安や寿命
すでに7年以上使っており、何度か不具合が起きているウォシュレットは、買い替えがおすすめです。
機種や使用状況によりますが、ウォシュレットは7~10年ほどが寿命といわれています。
7年以上経っており、すでに何度か不具合が起きているウォシュレットは買い替え時期といえるでしょう。
不具合は今回が初めてでも、7年以上経っているのなら、そろそろ買い替えを検討してもいい頃です。
ウォシュレットの修理・交換の依頼先
「ウォシュレットの修理や交換は、何の業者に依頼すればいいの?」と困っている人もいるでしょう。
修理・交換を依頼できる業者を、それぞれ紹介します。
修理の依頼先
ウォシュレット修理の依頼先の業者には、主に以下の3つがあります。
- メーカー
- 工務店
- 水道業者
TOTOやパナソニック、タカラスタンダードなどのメーカーは、自社製品の利用者向けに修理サービスを提供しています。
修理に必要な専門の器具や部品を保有しているので、依頼先としておすすめです。
信頼関係ができている近所の工務店や水道業者などがいる場合は、そちらに相談するのもよいでしょう。
交換の依頼先
ウォシュレット交換の依頼先の業者には、主に次があります。
- 家電量販店
- 工務店
- 水道業者
- リフォーム店
家電量販店では、新しいウォシュレットの購入のついでに交換工事を依頼することが可能です。
工務店や水道業者、リフォーム店にも工事を依頼できます。
ウォシュレットの修理・交換の業者選びのポイント
ウォシュレットの修理・交換を依頼する業者を選ぶときには、以下の3点に気を付けましょう。
- 業者ごとに料金体系をしっかり確認する
- 保証やアフターフォローをしっかり確認する
- 複数の業者を比較検討する
業者ごとに料金体系をしっかり確認する
ウォシュレットの修理・交換工事の料金体系は、業者によって異なります。
料金体系の確認がおろそかだと、「合計○万円くらいで済むだろうと思ったら、追加でいろいろ費用がかかって、当初の想定を大幅に超えた額になってしまった」などのこともあり得ます。
保証やアフターフォローをしっかり確認する
保証やアフターフォローのある業者であれば、作業後に万が一のことがあっても対応してもらえて安心です。
交換工事の場合は、メーカー保証の保証書をしっかり保管しておきましょう。1~2年であれば、ウォシュレットに何か不具合が起きたとき、メーカーに対応してもらえます。
複数の業者を比較検討する
チラシやネットで偶然最初に見かけた業者に依頼する前に、他に2~3社の業者を調べ、料金体系、サービス内容、保障・アフターフォローの内容などを比較するのがおすすめです。
いろいろな業者を調べてみて比較することで、自分のニーズにより合った業者やお得な業者が見つかるかもしれません。
ウォシュレットの故障を防ぐポイント
せっかく修理したり交換したりしたウォシュレットなら、故障を防ぎ、できるだけ長く使いたいですよね。
ウォシュレットを長く使うためのポイントは、ノズル周りをこまめに掃除することです。
こまめに掃除することで、汚れの蓄積による劣化を抑えることができます。
ノズル本体と収納口(ノズルが出てくるところ)を、1~2週間に1回程度の頻度で掃除しましょう。
それぞれの掃除方法は次の通りです。
ノズル本体の掃除方法は以下です。
- 1.ウォシュレットを操作し、収納口からノズルを引き出す(機種によりますが、「ノズルそうじボタン」を押せばノズルが出てくることが多いです)
- 2.中性洗剤と使い古しの歯ブラシでノズルを磨く
- 3.「トイレクイックル」などの掃除シートで拭く
収納口の掃除方法は以下です。
- 1. ウォシュレットの電源コードを抜く
- 2. 収納口を手で開け、中性洗剤と使い古しの歯ブラシで収納口を磨く
- 3. 「トイレクイックル」などの掃除シートで拭く
ノズル掃除の手間を減らしたい場合は、スプレーするだけでノズルがキレイになるスプレー式のノズルクリーナーを使ったり、ノズル自動洗浄機能付きのウォシュレットにしたりするとよいでしょう。
まとめ
ウォシュレットの水が出ない/水の出が悪いときには、まず次の7点を試しましょう。
- 止水栓が閉まっていないか確認し、閉まっていれば開ける
- 洗浄水の設定を確認し、水量が少なく設定されていたら多めに設定しなおす
- 着座センサーの動作確認をする
- 壁リモコンの電池が切れていないかを確認し、電池切れの可能性があれば電池を交換する
- ウォシュレットをリセットしてみる
- ノズルの噴出口や着座センサーの状態を確認し、目詰まりや汚れがあれば取り除く
- フィルター(ストレーナー)を確認し、汚れていたら掃除する
上記の7点を試しても状況が改善しなければ、修理や買い替えが視野に入ってきます。
ウォシュレットの修理費用は15,000~30,000円程度、交換工事は25,000~125,000円程度(新しいウォシュレットの購入費用込み)になることが多いです。
せっかくウォシュレットを交換するなら、使い勝手の良い便利なウォシュレットを、お得に購入したいですよね。
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