おしり、洗ってますか?

清潔好きな日本人

トイレで用を足したあと(大のほう)、おしりを洗って乾かしてくれる温水洗浄暖房便座はもはや手放せないものになっているという方は多いのではないでしょうか。
実際、2010年時点で温水洗浄暖房便座の家庭での普及率は71.3%だということですから、日本の全世帯の2/3以上に設置されているということになります。

1980年にはTOTOが「ウォッシュレット」という名前で発売して大ブレークになりました。おかげで温水洗浄暖房便座イコール、ウォッシュレットとして認知され、それが代名詞のようにもなりましたね。
TOTOのライバル、業界No.2のINAXもTOTOより少し前に「シャワートイレ」という名前で温水洗浄暖房便座の販売を開始していました。その後はパナソニックや東芝などが温水洗浄暖房便座を販売するようになり、住宅設備業界の中で各社がシェア争いを繰り広げていきます。

それにしてもこの製品、日本人の清潔好きなところにまさにぴたりとはまりましたね。

ガラパゴス?

さて、日本でこれだけ人気がある温水洗浄暖房便座ですが、海外ではどうなのでしょう?
実は意外に広まっていないのです。メーカーも多くありません。

TOTOはウォッシュレットをアジア、中東、北米で展開していますが、まだまだ普及するというところまで行っていないのが現状です。
ひとつには文化の違いもあるでしょう。また、機能が日本独特のものであったり、水質が違うことも原因ではないかと考えられています。

ただ、日本発の温水洗浄暖房便座は「ハイテクトイレット」として認知はされているようです。知ってはいるけど実際に使ってみようと思ってはいないということなのかもしれません。

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