インターホンの電源は3種類!見分けは簡単!交換6ステップも解説

インターホンが故障した際、交換を自分で行えないかと考え、

  • インターホンの電源はどうなっているのだろう?
  • 自分で交換して大丈夫かな?

このように疑問に思っている人もいるでしょう。

インターホンは、電源の種類によっては、電気工事士の資格がなければ交換ができません。

この記事では、インターホンの電源の種類と見分け方や、交換の手順、おすすめのインターホンなどを紹介します。

インターホンの交換を検討中の方や、DIYで交換をご希望の方はぜひ参考にしてください。

DIY可能なインターホンの電源の種類と見分け方

インターホンの電源の種類は、電源の取り方から次の3つに分けられます。

  • 電源コード式
  • 電池式
  • 電源直結式

電源コード式と電池式は、DIYでインターホンの交換をすることが可能です。
それぞれの特徴を簡単に表にまとめたものが以下です。

電源コード式 親機(室内側の機器)に付いている電源コードで、コンセントから電力を供給するタイプ。
電池式 電池で動くタイプ。
電源直結式 壁の中の配線から直接電力を供給するタイプ。
親機
インターホン親機
室外子機
インターホン室外子機

電源コード式

コンセントと電源コード

親機から電源コードが伸びていて、コンセントにつないで電力を供給するタイプです。
電力の供給がコンセントの抜き差しでできるため、特別な資格など必要なく、DIYでも交換できます。

電池式

電池

乾電池で動くタイプです。
電池式のインターホンには、室内親機と室外子機が有線でつながっているタイプと、ワイヤレスでつながっているタイプがあります。

ただし、有線でつながっている乾電池式インターホンは、モニターなしで通話のみ可能の製品がほとんどですので、不便に感じる人が多いでしょう。

いずれも、特別な資格の必要なくDIYでも交換が可能です。

親機や室外子機に電池ボックスがある場合は、このタイプになります。
電池ボックスがなく見分けがつきにくい機種もあるので、親機を壁から取り外し、電源につながっているか確認しましょう。
電源コードとつながっていない場合は、電池式です。

電源直結式

電源直結式インターホン

インターホン本体が、壁の中の電気が通る配線と直接つながっているタイプです。
親機を外して、裏側を確認した場合に、壁内の配線とつながっていればこのタイプになります。

このタイプのインターホンは、交換の場合電気工事士の資格が必要になります。

インターホンの配線解説

インターホンの配線(コード)の本数は、基本的に以下の3パターンが多いです。

  • 0本(ワイヤレスインターホン)
  • 2本(電源コード式、非ワイヤレスの電池式インターホン)
  • 4本(電源直結式インターホン)

※機種によっては異なる場合もあります。

配線が0本のワイヤレスインターホンは、配線のことを考える必要はありません。
配線が2本の電源コード式・非ワイヤレスの電池式、配線が4本の電源直結式の配線は、以下のようになっています。

電源コード式・非ワイヤレスの電池式
インターホン配線の図1

電源直結式
インターホン配線の図2

上のイラストにある通り、配線には、チャイム用のコードと、VVFケーブル(電源コード)の2種類があります。

チャイム用コード

チャイム用コードとは、室内に設置される親機と、玄関の子機をつなぐものです。
ワイヤレスでない限り、全てのインターホンに付いています。

チャイム用コードには、子機からの映像や音声を親機に届け、親機からの音声と電源を子機に届ける役割があります。

VVFケーブル

VVFケーブルとは、インターホンの親機に電源を供給するためのものです。
電源直結式のインターホンは、壁内部に配線されたこのケーブルにより電源を得ています。取り扱うためには、電気工事士の資格が必要です。

電源コード式・電池式には、VVFケーブルがありません。

電源コード式・電池式のインターホン交換手順

電源コード式・電池式のインターホンは、自分で交換を行うことができます。
ここでは、交換手順について解説します。
ただし、機種により手順が異なる場合もあるので、取り付け前に付属の説明書をしっかり確認しましょう。

必要な道具

ドライバー

  • プラスドライバー
  • マイナスドライバー
  • 水平器(100円ショップなどで購入できる小さなものでOK)

※水平器はなくても取り付け可能です。

1.古いインターホンの電源を切る

電源コード式の場合は、必ずプラグが抜けていることを確認しましょう。
電池式の場合は、電池を抜いておくと安心です。

2.玄関子機を取り外す

既存の玄関子機のネジを外して、子機本体、配線、取り付け枠を外します。

配線は、配線を止めているネジをドライバーでゆるめるか、配線を手で軽く引っ張るか、どちらかの方法で外せます。

取り付け枠は、取り付け枠を固定しているネジをドライバーでゆるめて外せます。

玄関子機取り外し

3.玄関子機を取り付ける

新しい取り付け枠を設置し、子機にチャイム用の配線をつなぎ、子機を取り付け枠に固定します。

取り付け枠は、古い取り付け枠の設置に使われていたネジ穴を再利用するかたちで、新しいネジとドライバーで取り付可能なことが多いです。枠をまっすぐ水平に設置するには、水平器を使いましょう。

配線のつなぎ方は、購入したインターホンの説明書を確認しましょう。

玄関子機取り付け

子機は、取り付け枠にネジで固定するタイプが多いです。

4.親機を取り外す

既存の親機、配線、取り付け枠の順で取り外します。

親機は、上方向にスライドさせれば取り外せることがほとんどです。

親機取り外し

配線は、配線を止めているネジをドライバーでゆるめるか、配線を手で軽く引っ張るか、どちらかの方法で外せます。

取り付け枠は、取り付け枠を固定しているネジをドライバーでゆるめて外せます。

5.親機を取り付ける

新しい親機の取り付け枠を壁に設置し、親機にチャイム用配線をつなぎ、親機を取り付け枠に固定します。

取り付け枠は、古い取り付け枠の設置に使われていたネジ穴を再利用するかたちで、新しいネジとドライバーで取り付可能なことが多いです。枠をまっすぐ水平に設置するには、水平器を使いましょう。

配線のつなぎ方は、購入したインターホンの説明書を確認しましょう。

親機は、上から引っかけるようなかたちで取り付け枠に固定できるタイプが多いです。

インターホン親機取り付け

電源プラグを差し込む、または電池をセットする

電源プラグ式の場合、プラグを差し込み、正しく動作するか確認します。
電池式の場合は、新しい電池をセットし、動作を確認しましょう。

電源直結式インターホンの交換は必ずプロに!

インターホンを交換する業者

電源直結式のインターホンを交換する場合や、電池式やコード式のインターホンを電源直結式に交換する場合は、電気工事士の資格が必要なため、必ず資格を持ったプロに依頼しましょう。

また、電源コード式でも、電源がガス警報器などと連動している場合や、固定電話とインターホンが接続されている場合もプロに依頼をしましょう。
インターホンのみ交換しても、配線状況の全容を理解していないと、連動しなくなってしまうことがあります。

親機から子機につながるチャイム用コード以外の配線を抜き挿しする必要がある場合は、作業が複雑になることや、感電の恐れがあること、電気工事士の資格が必要なため、業者に依頼をしてください。

インターホンの交換を業者に依頼した場合の費用相場

業者と電卓

インターホンの交換を業者に依頼した場合の相場は、5,000~20,000円です。

上記の交換費用に加えて、本体代や出張費も必要になります。

交換を依頼する場合は、事前に見積もり額を出してもらい、工事が終わってから「こんなに費用がかかると思わなかった」などのトラブルにならないよう、費用を明確にした上で依頼しましょう。

インターホンの工事業者選びのポイント

インターホンの工事は、住宅の修理やリフォームを手がける会社や、町の電気屋さんなどが行ってくれます。

業者を選ぶ際は、よく比較検討することが大切です。

  • 料金体系は?出張料が別に発生する?
  • 取り扱っている機種は?
  • アフターサービスはある?

インターホンの種類と選び方

インターホンにはさまざまな種類があり、住む人の使い方や考え方により、適した機種は異なります。
インターホンを交換する際に知っておきたいインターホンの種類と、選び方のポイントについて解説します。

インターホンの種類

インターホンの種類は大きく分けて4つに分けられます。
「通話のみのインターホン」「モニター付きインターホン」「多機能インターホン」「ワイヤレスインターホン」です。

通話のみのインターホン

通話のみインターホン

来客と、受話器やハンズフリーの室内親機で通話できるタイプです。
電源コード式、電池式、電源直結式のいずれも存在します。

モニター付きインターホン

モニターつきインターホン

玄関子機に設置されたカメラによって、来客の姿を確認しながら対応ができます。昨今主流のタイプです。

モニター越しに来客と会話できるだけのシンプルな機種から、自動録画やスマートフォン連動など多機能な機種まで、さまざまな機種があります。

電源コード式か電源直結式がほとんどです。

ワイヤレスインターホン

ワイヤレス

親機と子機がワイヤレス(無線)でつながっているタイプです。電池式が多くなっています。

インターホン選びのポイント

通話のみのインターホンは、受話器を外すだけで簡単に応答ができることや、外からの音声を聞き取りやすいこと、操作が非常にシンプルなことなどの特徴があります。
お年寄りや、電子機器の操作が苦手な方におすすめのタイプです。

モニター付きインターホンは、親機のモニターで来客の姿を確認することができるため、扉を開ける前に誰が来たか確実に認識できることが大きな特徴になります。
防犯面を重視したい方におすすめのタイプです。

ワイヤレスインターホンは、配線をつなげる作業なしで設置できる点がメリット。
ただし、非ワイヤレス(有線)に比べると、親機と子機の通信が途切れがちな点がデメリットです。

イエコマおすすめのインターホン

イエコマがおすすめするインターホンは、次の2つです。

低コストで安心安全!JS-12E!

JS-12E

シンプルなデザインと機能で、低コストと使いやすさを実現。
自動録画機能付きのカラーモニターなので、防犯面で安心です。

JS-12E設置サービス

便利でシンプル!WS-14A!

付属の機器(ワイヤレス子機)を用いれば、親機から離れたところにいても応対が可能です。
シンプル設計のモニターなので、使いやすさも良し!
自動録画と見やすい映像で、防犯面も安心です。

WM-14A

まとめ

電源コード式か電池式のインターホンであれば、自分で交換することも可能です。

VVFケーブル(電気ケーブル)が通っている電源直結式のインターホンの交換は、電気工事士の資格がある業者に依頼しましょう。

イエコマは、イエコマおすすめインターホンの取り付け工事を承っております。
新しいインターホン本体の料金、既設機器(交換対象の古いインターホン)の撤去・処分費も込みで、以下の価格です。

JS-12E(低コストで安心安全!)に交換 30,360円(税込)
WS-14A(便利でシンプル!)に交換 49,900円(税込)

自宅のインターホンの交換をご検討中の方は、ぜひ詳細をご確認ください。

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