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目次
エコキュートの故障のリスク
足し湯ができない、お湯が止まらないなど、エコキュートを使用していると何らかの不具合が発生することがあります。年数が経てば経つほど、故障が起こる確率や頻度が上がっていくのです。
エコキュート故障の原因
エコキュートの故障の原因には、エコキュートの基盤の故障、センサーの故障、モーターや弁などのパーツの故障などがあります。
これらの故障は、時期で大きく3つに分けることができます。
初期故障
エコキュートの使用開始から約1~2年で発生する故障を指します。
主には、エコキュート本体が不良品であったり、設置時に不具合があったりしたことが原因です。
大抵の場合、メーカーや業者の保証期間内(冷媒系は約3年間、タンクは約5年間)であるため、無料で修理・交換してもらえることが大半です。
エコキュートのよくある故障の1つに、「足し湯で水しか出ない」現象がありますが、これも初期不良が原因であることが多いです。
偶発故障
エコキュートの使用開始から約3~8年で起こる故障を指します。
エコキュートが不良品である、または設置時にミスがあるなどの恐れもなくなり、比較的安心して使用できる時期です。しかし、エラーコードが出てお湯を沸かせなくなるなど、偶発的な故障が発生することもある時期です。
摩耗故障
エコキュートの使用開始から約9年後以降に起こる故障を指します。エコキュートを構成する部品の経年劣化・摩耗による故障が多いです。
あちこちの部品が劣化してくるため、エコキュートそのものを新しいものに交換することをおすすめします。そのまま放置していると、昨日弁を交換したと思ったら次はポンプの修理が必要になるなどの事態になりかねません。
エコキュートの故障を放置すると…
エコキュートの故障を放っておくと、思わぬ事故に発展する危険があります。
熱湯で火傷をする
センサーの異常などでお湯の温度が一定に保たれない場合、シャワーを浴びていたら突然熱湯が出てきてやけどを負ったなどの事故がありえます。
爆発が起きたり、一酸化炭素中毒になったりする
外に置いてある機器から変な音や異臭がするのを放っておいた場合、爆発が起きたり一酸化炭素中毒になる恐れがあります。
普段の生活が不便になる
そこまで大きな事態にならずとも、お湯が出なくなったり保温ができなくなったりすると、普段の生活が不便になってしまいます。
何か故障の兆しがあったら、速やかな対応が必要です。
リモコンにエラーコードが出ていれば、エコキュートの説明書にコードごとの説明が記載されているので、それを手がかりに自分で直せるケースもあります。
説明書を読んでも原因や対処方法がわからなかったり、素人では対処できなさそうだったりした場合は、業者に修理・交換を依頼しましょう。
エコキュート交換の工事内容・費用・時間
エコキュートの交換に伴う工事の内容はどのようなものなのか、どのくらいの費用や時間がかかるものなのか。
電気温水器からエコキュートに変更する場合や、補助金の申請についてなどとあわせて、押さえていきましょう。
工事内容
古くなったエコキュート・電気温水器・ガス給湯器を新しいエコキュートに交換する工事の流れは、以下のようになります。
工事の流れ
- 既存エコキュート(または電気温水器・ガス給湯器)の撤去
- 土台の準備
- 配管・配線工事
- 新しいエコキュートのタンクを土台上に設置・配管工事
- 新しいエコキュートのヒートポンプユニットを土台上に設置・タンクと配線で接続
新しいエコキュートの機種が既存のものと同じであれば、配管工事もなくスムーズに設置できるでしょう。
エコキュートは電気温水器・ガス給湯器と比べ広いスペースを要します。
機種によって大きさは異なりますが、必要なスペースの目安は以下です。
- ヒートポンプユニット : 奥行き610~730mm程度、幅が540~670mm程度
- 貯湯ユニット : 奥行き290~300mm程度、幅820~930mm程度
工事費用・時間の相場
エコキュート交換の工事費用の目安は以下の通りです。
- 既存エコキュートを新しいエコキュートに交換 : 5~12万円程
- 電気温水器をエコキュートに交換: 8~15万円程
- ガス給湯器をエコキュートに交換 : 10~17万円程
電気温水器をエコキュートに交換するには、エコキュート専用のブレーカーや配線工事が必要となります。そのため、既存のエコキュートを新しいエコキュートに交換するより高額になるのです。
ガス給湯器からの交換には、専用のブレーカーの設置や配線工事に加え、エコキュートの土台やお湯を送る配管などの工事もプラスされます。そのため、電気温水器からの交換よりさらに費用がかかります。
これらのようなエコキュートの設置工事費に、購入するエコキュートの価格(20~35万円)を足したものが、交換にかかる費用総額です。
エコキュートのメーカーのサイトを見ると、希望小売価格が80万円や90万円などと高額に設定されていて、びっくりするかもしれません。しかし、小売店やインターネットで実際に販売されているときの額は、その半分以下である場合がほとんどです。
工事には半日~1日を要します。
追加料金が発生するケース
元の給湯器の種類や自宅のブレーカー・配管などの状態によっては、以下のような作業・料金が別途必要になります。
エコキュートの処分費
既存のエコキュート、または電気温水器・ガス給湯器の処分にもお金がかかります。処分費を1万円前後に設定している業者が多いです。
浴槽穴あけ
新規エコキュートの設置に伴い、浴槽に穴を空け配管を通す必要が出てくるケースがあります。
給湯専用のエコキュートからオート・フルオートに、ガス給湯器をエコキュートに替えるなど、配管の本数が増える場合です。
条件によりますが、浴槽穴あけ費用は10,000~15,000円前後となることが多いです。
幹線・分電盤・主幹ブレーカー交換
エコキュートを稼働させるのには200Vの電圧が必要です。そのため下記が200Vに対応していないと、200V対応のものと交換しなければなりません。
幹線:電気を電力会社から家に引き込む引き込み口から、屋内の分電盤までをつなぐケーブル
分電盤:建物内の複数のブレーカーがまとめてある盤
主幹ブレーカー:一戸内の使用電力が規定値を超えたとき、電気の供給を強制的に止める装置。分電盤に含まれることが多い。
※引用元:沖縄電力
交換の費用目安は、それぞれ以下の通りです。
- 幹線:25,000~55,000円程度
- 分電盤、主幹ブレーカー交換:5,000~60,000円程度
自治体によっては補助金を受けられる!
2002年から2010年まで、環境保全を目的としたエコキュート設置に対する補助金制度を国が行っていました。国による補助金制度は終了していますが、自治体によっては現在も補助金制度を実施しています。
お住まいの地域の制度がどうなっているのか、以下のサイトから調べてみましょう。
補助金の申請は、エコキュートの設置前に行ってください。
具体的な申請方法や提出書類・申請の条件などは、上記のサイトから調べるか、自治体に問い合わせましょう。
故障前・寿命を迎える前の交換がオススメ
エコキュートは毎日使用するものです。スイッチを入れたのにお湯張りがされない、足し湯ができないなどの事態が起こると大変です。
エコキュートは使用開始から約9年以上経つと故障する確率が高くなるので、故障が起こる前に買い替えを検討することをオススメします。
業者に設置を依頼する際の注意点
エコキュートの設置を業者に依頼するときには、いくつかの注意が必要です。
現地調査の後に見積もりを出してもらう
現地調査なしに見積もりを出してもらうのは絶対にやめましょう。
現地調査なしの見積もりで工事に入った場合、「現場を見た結果配管工事が必要とわかった」「浴槽に穴を空けなければいけない」などの理由で追加料金が発生する恐れがあります。
撤去費用などの確認
現地調査を踏まえた見積もりのときに、見積もりに既存のエコキュートの撤去費用が含まれているか確認しておきましょう。
もし入っていなかった場合、撤去費用を追加料金として請求される恐れがあります。
アフターフォローの確認
設置直後に不具合が起こったら、交換や修理を迅速に無料で行ってもらえるのか、契約の前にアフターフォローの有無を確認しておきましょう。
故障が起こってから、「アフターフォローは契約のうちに入っていない」ことが判明すると、その日の入浴に困ったり、修理代を払わされたりする恐れがあるのです。
エコキュートの交換はDIYで可能?
業者にやってもらうのではなく、自力でエコキュートを交換するのは不可能なのだろうか。そのように考える人もいるでしょう。
エコキュートの交換はどのくらいの難易度なのかを見ていきます。
必要な資格
エコキュートの交換には電気工事が伴い、また水も扱う作業であるため以下の資格が必要です。
- 電気工事士
- 給水装置工事主任技術者
電気工事士法によって、電気工事士の資格のない人が電気工事を行った場合、30万円以下の罰金もしくは1年以下の懲役が科せられることになっています。
資格なしのエコキュートの交換は絶対にやめましょう。
購入で一苦労
エコキュートの交換で購入しなければいけないものは、エコキュート本体だけではありません。
一見エコキュートの一部に見えるリモコンや足元カバーも、本体と別に購入しなければならないのです。さらに、配管に必要なポリエチレン管、上に機器を置くための台なども別途購入しなければなりません。
難易度の高い作業の連続
資格も経験もある業者は別として、エコキュート交換は難易度が高く危険な作業がてんこ盛りです。
設計
工事に入る前に、エコキュート本体の設置場所や基礎の高さ、配管をどのように設置するかなどを設計しなければなりません。綿密な計算が必要です。素人が行うには敷居が高い作業です。
エコキュートの設置
機種によって大きく異なりますが、エコキュートはかなりの重さがあります。タンクは100kg以上の重量になることもあるのです。
自宅に届いたエコキュートを設置場所に移動させるのは重労働です。
配線・配管
塩ビカッターやねじ回しなどの工具を活用し、自宅の電気や水道管とエコキュートを接続します。知識がない場合、感電など工事中の危険な事故もありえます。
エコキュートの交換は、資格や専門的な工具が必要な、素人には難易度の高い工事です。DIYではなく、業者に依頼してやってもらいましょう。
知識も経験もある専門家に任せた方が、交換後の安全性・利便性の面で安心でき、多くの業者はアフターフォローのサービスを用意しています。
安心・安全にエコキュートを交換してもらい、電気代を節約しつつ、ご自宅のお風呂をより便利で快適な空間にしましょう。
イエコマのエコキュート・電気温水器交換・設置
日常生活に欠かせない電気温水器が頻繁に不具合を起こしたり、寿命が近づいてきたりすると、そろそろ交換の時期です。
- 今使っている電気温水器の寿命がきて故障してしまった
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エコキュート・電気温水器の交換・設置をお考えの方は、イエコマにお任せ下さい!
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エコキュート交換の際の注意点
エコキュートの交換には、自宅の構造や家族の人数、お住まいの地域などによって注意が必要です。交換の際の注意点や、新しいエコキュートの購入に当たって考慮に入れておきたい点を抑えていきましょう。
使用人数に合ったものを
エコキュートは夜の間に沸かしたお湯をタンクに貯める方式です。お湯を使う人数によって、必要なタンクの容量が変わってきます。
エコキュートのメーカーの1つである三菱電機は、以下の基準を提示しています。
「三菱電機 エコキュート : 製品情報 選び方のポイント」より(2018/04/05現在)
1日に2度入浴する、長風呂好きなどの場合は、上記の表より使用するお湯の量を多めに見積もり、タンクの容量を選びましょう。
寒冷地や臨海地域にお住まいの方
一般的なエコキュートは寒さや塩害に弱く、寒冷地や海沿いで使用していると早いうちに故障してしまう恐れがあります。
各種メーカーが、寒冷地仕様の機種、塩害対策の施された機種を販売しているので、該当する地域に住んでいる人は、このような機種を選びましょう。
※引用元:東芝エコキュート 「ESTIA 寒冷地向けフルオートタイプ・給湯専用タイプ」
※引用元:東芝エコキュート「ESTIA フルオート 耐塩害仕様タイプ」
工事が難しくなってしまう選び方
給湯専用タイプ・オートタイプのエコキュートをフルオートタイプのエコキュートに交換する場合、配管工事の難しさから、業者から「フルオートへの交換は勧めない」と言われるケースがあります。
それでもフルオートに交換する場合、工事費がかさんだり、工事時間が長くなったりすることはあらかじめ理解しておきましょう。
エコキュートが2階や3階の浴室でも問題なく使えるか確認
エコキュートは地上(庭)に設置するものなので、2階や3階にある浴室までお湯を届かせるのが難しいことがあります。
地上から重力に逆らってお湯を上の階に届かせるためには、高い水圧が必要です。
購入するエコキュートを決める際、2階や3階の浴室でも十分に使えるだけの水圧がある機種か確認しなければなりません。
併せて考慮に入れなければならないのが、“給水元圧(水道の水圧)”です。2階や3階の浴室に対応した機種でも、お湯を十分に通すためには給水元圧が300kPa以上なくてはならない場合があります。
水道局に問い合わせるか、エコキュートの設置業者に測定してもらいましょう。
エコキュートのヒートポンプと貯湯タンクの基礎工事が必要か確認
お湯が貯まっている状態のエコキュートはかなりの重量になるので、地面に沈み込んだり地震で倒れたりするのを防ぐための基礎工事が必要な場合があります。
基礎工事の有無で工事費用が変わってくるため、見積もりの際に業者に確認を取っておきましょう。
エコキュートにすると電気契約が変わる
電気温水器・ガス給湯器をエコキュートに交換する場合、電気契約変更の申請の手続きをしなければなりません。
エコキュートで電気代を節約できる理由の1つに、「電気代が安い深夜にお湯を沸かすから」というのがありますが、どんな電気契約でも深夜料金が安いわけではないのです。
一般的な電気契約は、昼夜関係なく電気の使用量に応じて電気代を徴収される「従量電灯契約」です。
対して「季節別時間帯別電灯契約」は、昼間の電気代が「従量電灯契約」より割高になる代わりに、夜間の電気料金が安くなります。
つまり、せっかくエコキュートを設置しても、「季節別時間帯別電灯契約」にしなければエコキュートの節電能力を十分に活かせないのです。
自分で申請することもでき、業者に有料で代行を依頼することもできます。最初から工事費に申請代行費を含める業者もいます。
設置後に緑青が発生するケースがある
新しいエコキュートの設置後、浴槽に青緑色の汚れが付着したり、浴槽に張ったお湯が青かったりすることがあります。これは“緑青”と呼ばれるものです。緑青とは、銅が酸化することで発生するサビです。
エコキュートは配管内部が銅でできていることがほとんどであるため、設置直後に緑青がお湯や水を青くしたり、浴槽にこびりついたりすることがあるのです。人体に無害であるため、健康上の心配はありません。
銅の配管は一定期間使用していると酸化被膜ができてサビの発生を防ぐため、エコキュートの使用開始から時間が経つと緑青は発生しなくなります。発生しなくなるまでかかる時間の目安は1年です。
ただし家庭によっては、2、3年経つのにまだ緑青が浴槽を汚すケースもあります。
青緑の汚れをとるには、クエン酸を使った掃除が有効です。
200mlにつき小さじ1杯の割合で水に粉末のクエン酸を混ぜ、クエン酸水を作ります。スプレーボトルにこのクエン酸水を入れ、緑青で汚れた箇所に吹きかけた後ぞうきんなどでふけば、大抵の緑青は落ちます。
交換を安く済ませるには
エコキュートの交換を安く済ませるためにできることは、大きく3つあります。
業者に現在のエコキュートや浴室の状況を把握してもらう
特に重要なのが、既存のエコキュートのタイプと配管です。
既存のエコキュートと新規のエコキュートで必要な配管の本数が異なり、配管工事や浴槽の穴あけをしなければならないことを業者が見落とした場合、追加料金が発生する恐れがあります。
他の業者にも見積もりを頼んでいることを伝える
他の業者にも見積もりを依頼していると伝えることで、業者が不必要に高額な工事費を提示してくる恐れを少なくできます。
新規のエコキュートの価格を抑える
エコキュートは機種によって価格が大きく異なります。安さを重視するのであれば、機能が少ないものや、給湯専用のタイプのエコキュートを選びましょう。
複数の業者に見積もりを依頼する
工事費には決まった額が存在せず、業者によってさまざまです。中には法外な額を請求してくる悪徳業者や、交換の必要性のない配管の交換をやたらと勧めてくる業者もいます。
不自然に安いと思ったら工事が雑だったり、後から追加料金を請求されたりすることもありえるのです。
複数の業者に見積もりを出してもらうことで悪徳業者を避け、自分に合った業者に工事をお願いできる可能性が高くなります。
エコキュートの仕組み
「エコキュートの名前は聞いたことがあるが、どういうものかは知らない」
「自宅に設置してあるけれど、仕組みはよくわからない」
と思う人もいるでしょう。
エコキュートの仕組みや寿命、タイプ、エコジョーズとの違い、なぜ電気代がお得になるのかを見ていきます。
エコキュートの仕組み
エコキュートは言い換えると、“自然冷媒を用いたヒートポンプ給湯器”です。
冷媒とは、熱を蓄えて運ぶ容器の役割を果たす物質で、冷蔵庫や空調などでも使われています。自然冷媒とは、アンモニアや二酸化炭素など、自然界に存在する冷媒のことです。
二酸化炭素などの気体状の冷媒は、圧縮されると温度が高くなる性質があります。
ヒートポンプとは、空気中の熱を利用することにより、少ないエネルギーで熱を生み出す技術です。
エコキュートは、外気の熱を熱交換器で二酸化炭素などの冷媒に集め、その冷媒を圧縮機で圧縮することにより加熱します。加熱され高温になった冷媒の熱で水を温め、お湯を沸かすのです。
一般にエコキュートはヒートポンプユニットと貯湯ユニット(タンク)の2つで構成されます。
※引用元:DAIKIN
ヒートポンプはエアコンの室外機のような外観をした機械で、外気から集めた熱でお湯を沸かすのが役割です。貯湯ユニットは冷蔵庫のような縦に長い直方体をしている場合が多く、ヒートポンプユニットが沸かした湯を貯めるタンクの役割を担っています。
寿命は10~15年といわれており、10年を過ぎて故障が起きた場合、買い替えを検討するべきです。
エラーコードがたまに出る場合も、買い替えを視野に入れましょう。「エラーコードがたまに出るけど、リセット操作をすればエラーは消えるし問題なく使えるから大丈夫」と油断していた結果、ある日突然リセット操作も効かなくなりエコキュートが使えなくなるなどの事例もあります。
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エコキュートの特徴と選び方のポイントを公開!気になる騒音問題は
2015.1.9イエコマ編集部
エコキュートのタイプ
エコキュートには、大きく分けて3つのタイプがあります。
フルオートタイプ
その名の通り、お湯張り・保温・足し湯、全てが自動で行われるエコキュートです。3つのタイプのなかで最も高機能かつ高額となっています。
ただし、以前よりも価格が下がってきたため、最近ではフルオートタイプを選ぶ家庭が主流です。
注意しなければならないのが、電気温水器や他のタイプのエコキュートと違い配管が2本必要であること、機能が多い分故障しやすいことです。
オートタイプ
セミオートとも呼ばれます。湯張りと保温は自動で行えますが、足し湯は手動です。足し湯だけでなく、保温も手動の機種も存在します。
フルオートよりも安価ですが、家族が多くて頻繁に足し湯をする場合、いちいちボタンを押すのを面倒に感じる人もいるでしょう。
給湯専用タイプ
手で蛇口を捻って湯張り・足し湯を行う昔ながらのタイプで、保温機能はありません。
機能が少ない分構造がシンプルで壊れにくく、価格を低く抑えられます。
エコジョーズとの違い
「エコジョーズの名前を聞いたことがあるけれど、エコキュートと何が違うのだろう」と疑問に思っている方人いるでしょう。
エコキュートとエコジョーズの大きな違いは“燃料”です。
- エコキュート:電気
- エコジョーズ:ガス
エコジョーズは、排気熱を利用することで、ガスの使用量が少なく済むようにしています。
メリット
・必要なときにさっと沸かせる
デメリット
・ガスが燃料であるため電気よりもランニングコストがかかる
なぜエコキュートはお得なの?
エコキュートの利用で電気代を節約できる理由は、大きく2つあります。
ヒートポンプの技術
先述した通り、エコキュートとは自然冷媒を用いたヒートポンプ給湯器です。
空気中の熱と冷媒を利用することで、使用する電気量が少なく済むように工夫されています。そのため、従来の電気温水器より電気代が安く済むのです。
夜間の電力の利用
基本的にエコキュートは、夜間に沸かしたお湯を日中に利用する仕組みになっています。
昼間より安い深夜料金の電気を使うため、電気代の節約につながります。
エコキュートのメーカー・オススメ製品紹介!
エコキュートは2001年に初めて商品化された、比較的歴史の浅い家電製品です。しかし現在では、多くのメーカーが様々な機種を売り出しています。
エコキュートを開発しているなかで特に有名なメーカーと、オススメ機種を見ていきましょう。
エコキュートのメーカー
代表的なエコキュートのメーカーとして、以下の6社が挙げられます。
エコキュートの老舗! コロナ
日本で初めてエコキュートを製品化した企業です。給湯器メーカーとして申し分ない歴史・実績があります。効率的にお湯を作る独自の技術があり、エコキュート省エネ性能ランキング(最上位機種)では1位を獲得しています。
参考:「ソーラーパートナーズ エコキュート メーカー比較ランキング」(2018/04/05現在)
水圧ランキング1位! ダイキン
独自の技術でパワフルシャワーを実現。2017年1月モデルでエコキュート水圧ランキング1位を獲得しています。エコ確認機能によるエネルギーセーブにも自信あり。
業界最大の保証期間! 東芝
元々エアコン部門が有名だったこともあり、ヒートポンプ技術が高評価を受けています。他社ではヒートポンプユニットの保証期間は3年のところを、東芝は5年間保証しています。
ユニークさが売り! 三菱電機
浴槽を自動で掃除してくれる「バブルおそうじ」や、美容に効果的な「ホットあわー」など、ユニークな機能が特徴です。
業界初の人センサー! パナソニック
業界初の人センサーと、湯温学習制御(お湯の冷め方を学習することにより、浴室不在時の湯温チェックの繰り返しの手間を削減)により省エネを実現しています。
抜群の給湯能力! 日立
エコキュートは出湯が弱いといわれていましたが、日立は他社の3倍の給湯能力「ナイアガラ出湯」機能を実現しました。一般的なエコキュートよりスピーディな湯張りが可能です。
メーカーごとの特色・強みを確認したところで、重視したいポイント別のオススメ機種を紹介していきます。
省エネ・節約ならコレ!
省エネを重視する方には、業界トップクラスの年間給湯保温効率を誇る、コロナ「プレミアムエコキュート」がオススメです。
一般地向け(3~5人用):CHP-HXE37AY1
一般地向け(4~7人用):CHP-HXE46AY1
寒冷地向け(3~5人用):CHP-HXE37AY1K
寒冷地向け(4~7人用):CHP-HXE46AY1K
風呂掃除が面倒ならコレ!
入浴後に浴槽の栓を抜くと、センサーがお湯の水位を検知し自動的に洗浄してくれる、三菱電機「Pシリーズ」「Sシリーズ」。
「Pシリーズ」の方が「Sシリーズ」より高機能・高額です。
スピーディなお湯張りならコレ!
スイッチを入れてからなるべく早くお風呂に入りたい人には、「ナイアガラ倍速湯はり」機能が付いた日立の製品がオススメです。
[水道直圧給湯]フルオート標準タンク(高効率)RDシリーズ
タンクの容量が460Lのもの(エコキュート(BHP-FV46RD))と、370Lのもの(エコキュート(BHP-FV37RD))があります。
美容を意識するならコレ!
美容効果のあるお風呂に入りたい人には、「マイクロバブル入浴」機能の付いたダイキンの製品をオススメします。
浴槽内に噴き出す約0.005~0.05ミリの微細な泡が、お肌にうるおい感をもたらすと言われています。
ダイキンのエコキュート製品は、「スマQフルオートタイプ」「フルオートタイプ」「オートタイプ」「給湯専用らくタイプ」「寒冷地向けフルオートタイプ」「寒冷地向け給湯専用らくタイプ」に分かれています。
そのうち「スマQフルオートタイプ」「フルオートタイプ」「寒冷地向けフルオートタイプ」に「マイクロバブル入浴」機能が付いています。
ただしこの機能は、別売のマイクロバブルアダプターが必要となるので、注意が必要です。
快適さ重視ならコレ!
自分好みのちょうどいい温度のお湯を手軽に楽しみたい人には、ダイキンの「温浴タイム」機能がオススメです。
4つの湯温モード「あつめ」「いつもと同じ」「ぬるめ」「さらにぬるめ」があり、足し湯や足し水なしに湯の温度を一定に保ってくれます。
「マイクロバブル入浴」機能同様、「スマQフルオートタイプ」「フルオートタイプ」「寒冷地向けフルオートタイプ」に「温浴タイム」機能が付いています。