※現地調査が必要となります。
※程度により補修できない場合もあります。
※床暖房がある場合は修繕不可です。
※戸建住宅向けのサービスとなっておりますので、集合住宅(アパート・マンション)、ビル、店舗、工場などの作業はお受けすることができません。
※作業は居住部分に限ります。
※借家の場合、大家様の許可および立ち合いが必須条件となります。
※床材の傷みが酷い場合は修繕不可です。
※当初の施工不良による床鳴り、きしみに関しては改善できない場合もあります。

目次
自宅の床で、気になっていることはありませんか?
フローリングを歩くたび、踏んだ床板が沈んだりきしんだりする状態の我が家を、喜ばしく思う人はいないでしょう。
仕事で疲れて帰ってきてフローリングに足を置いたときや、朝出かける準備で忙しく歩き回っている最中、足元からギーギーと音が鳴ると気になりますよね。
しかし、床板の不具合の直し方は、誰でも知っていることではありません。修理したいと思いつつ何もできず、もやもやとしたまま日々を過ごしている人もいるでしょう。
そのもやもや、1日でも早く解消したいとは思いませんか?
床鳴り・沈み・きしみを放っておくとどうなる?
フローリングの床鳴り・沈み・きしみをそのまま放っておくと、以下のような事態に陥ってしまう危険性があります。
- 床が抜ける
- 家が傾く
- 甚大な地震被害を受ける
床下の根太の劣化やシロアリによる食害がひどくなると、最悪の場合では床が抜け落ちることも考えられます。生活していて突然床が抜けると、大きなケガにつながりかねないので、大変危険です。
また、床束や束石の劣化は、床の沈みだけでなく、住宅全体の傾きを引き起こす原因にもなります。住宅が傾くと、構造の一部分に大きな負荷がかかるようになり、バランスが崩れます。すると、少しの衝撃で倒壊する恐れもあります。
地震などの自然災害が発生した際には、甚大な被害になりうるのです。
床は住宅を支える重要な基盤ですから、少しでも不具合があると感じたら早めに原因を突き止めて修復することをおすすめします。
床鳴りの原因
※引用:100%自然素材主義
床鳴りの発生箇所として、フローリングの継ぎ目部分、フローリング材と下地材の接着部分、下地材同士の接着部分が考えられます。それぞれについて、床鳴りが発生する原因を見ていきましょう。
フローリングの継ぎ目部分
フローリングの継ぎ目部分から音が発生する原因として考えられるのは、フローリング材の伸縮です。使われた木材の水分量が少し多いことから季節が変わることで伸縮し、フローリング同士がこすれてしまうのです。なお、フローリング材の伸縮によって床が抜けることはないので心配無用です。
まずは季節によって床鳴りに変化があるか確かめましょう。気になる場合は工務店に相談してください。保証期間内であれば、無料で補修してくれる工務店がほとんどです。
フローリング材と下地材の接着部分
フローリング材と下地材の接着部分から音が発生する原因としては、下地材の伸縮か接着剤の剥がれが考えられます。下地材の伸縮はフローリング材の伸縮と同様に、使われた木材の水分量が少し多いことから生じます。
下地材同士の接着部分
下地材同士の接着部分から音が発生する原因は、下地材の伸縮か腐食が考えられます。
下地材の伸縮の場合、使われた木材の水分量が少し多いことが原因で、時間が経つと収まるケースもあります。
腐食の場合はシロアリの食害に遭っている可能性があり、床が抜ける恐れもあるのです。けがにつながるため、早急に対処すべきです。
根太や大引きの劣化
床板を支える役割の根太(ねだ)と大引き(おおびき)に使用している材木が腐朽してしまうのも、床が沈んでしまう原因の一つです。
腐朽する劣化スピードは速く、最悪の場合、床が抜けてしまうこともあります。耐震性も著しく低下するため、災害時に深刻な事態を引き起こす可能性も考えられるのです。
根太と大引きの劣化は、防水対策がしっかりされていないキッチンやトイレなども水回りでよく見られます。また、地面がコンクリートではなく土だった場合、湿気により木材が傷んでしまうこともあります。
根太や大引きが傷んでいる場合は、まず床上の水漏れなのか、それとも床下の湿気が原因なのかの確認することが必要です。
水回りの設備などから水漏れしている時は、その部分の補修をしてから根太や大引きの交換や補強を行わなければなりません。部分的に木材が腐朽している場合は、腐った部分を切り取り、新しい木材や金具で補強を施します。
もし、広範囲に渡り腐朽が進行している場合は、根太や大引きを全て取り換える工事を行いましょう。
床束・束石の劣化
根太や大引きを支え、住宅の構造部分である床束(ゆかづか)と束石(つかいし)が劣化すると、全体的に床が沈んでしまいます。この劣化は、湿気や地震などの自然災害、施工ミスが原因で引き起こされるのです。
現在、床束はプラスチックや銅で造られたものが多く、湿気の多い床下でも腐朽することはありません。しかし、古い住宅の場合は木製の床束が石製の束石の上にのっていることが多く、劣化の心配があります。
床束と束石の劣化の状態は、大きく分けて3種類あります。
・水漏れや湿気のせいで床束が腐朽して崩れてしまい、束石との間に隙間ができます。
・床下の土が強い酸性の場合、硫酸イオンがコンクリートの束石を劣化させてしまいます。束石の劣化が進行すると、コンクリートが崩れて床束との間に隙間ができてしまうのです。
・地面の土が痩せてしまった場合も、束石が沈み込んで床束との間に隙間ができます。
以上のような床束・束石の劣化は、銅製束などで補強をします。
シロアリの食害による劣化
フローリングの土台になっている根太や大引きがシロアリの被害を受け、木材がボロボロになってしまったために、フローリングの・沈み・きしみなどの現象が起きることもあります。シロアリは湿気の多い場所を好むので、キッチンやトイレなどの水回りは特に注意が必要です。
放置しておくと、突然床が抜け落ちるなどのトラブルが発生するかもしれませんので、早めに対処するようにしましょう。
すさまじい繁殖力を持つシロアリの食害被害は、床下一か所だけではない可能性が高く、どの程度被害が拡大しているのか明確にしなければなりません。
床の沈み・きしみの原因がシロアリによる食害だった場合、駆除作業を行ってから、銅製束などで補強します。
床鳴りの補修は自分でできる?
フローリングの床鳴りの原因は大きく2つに分けられます。
- 床板に問題があるケース
- 床下に問題があるケース
原因によって、素人でも補修可能かどうかが変わってきます。
床板に問題があるケース
床板が原因であれば、素人でも市販のグッズで直せることもあります。
床板が原因でフローリングがきしんだり鳴ったりするケースは、大きく2パターンです。
床板の接合部で摩擦が起きている場合
床板は木でできているため、湿気や経年劣化によって収縮したり膨張したりします。収縮や膨張が起こると、床板同士の接合部で摩擦が発生して、フローリングで床鳴りやきしみが生じるのです。
このケースであれば、市販の補修材を接合部に注入して摩擦を軽減することで、簡単に直せることもあります。
素人でも使用できる補修材は、「床鳴り止まるんです」が有名です。
※引用元:「東急ハンズネットストア」
ただし、こちらの製品は床暖房が設置されている床材には使用できません。また、床鳴りは原因や場所の特定が難しいこともあり、この方法で確実に直るとは限りません。
床板の反りや浮きが起きている場合
床板は、湿気や経年劣化で反ったり浮いたりすることがあります。この反りや浮きで、床板とフローリングの土台部分に隙間ができ、床鳴りやきしみが起きることがあるのです。
この場合、床鳴り用の接着剤や注射器、キリなどを用いた補修方法で直せることがあります。
ただしこの方法は、素人には難易度の高い下記に挙げる作業が要求されます。
- フローリングの適切な場所に適切な大きさの穴を開ける
- 穴に注射器で接着剤を注入する
- 穴が目立たないよう補修をする
床修理に不慣れだったり不器用だったりする人が行った場合、補修の過程で逆にフローリングを傷つけてしまう危険が高まります。
他に専用の隠し釘を打つ方法もありますが、釘を打つのに適切な場所の特定が難しく、釘を打つハンマーでフローリングに傷が付く危険があるのです。
床下に問題があるケース
床下に問題がある場合、床鳴りやきしみを直すには、床下の工事が必要になります。シロアリが発生して土台を食い荒らしている可能性も考えられます。
種類によりますが、シロアリは木材、特に湿った木を好んで食べます。シロアリが住み着いた家は、支柱や土台部分などを食い荒らされ、耐久性が著しく落ちてしまう恐れがあるのです。
シロアリ被害の兆候はいくつかありますが、その1つに「床鳴りやきしみ」があります。シロアリが床下の木部を食い荒らすことで、フローリングが床鳴りやきしみを起こすことがあるからです。
シロアリによる被害をできるだけ小さく済ませるには、早期発見が肝心です。駆除などの対処が早ければ早いほど、被害は小さく済みます。
素人の床鳴り補修は難しい
市販の補修材で床鳴りが起こらなくなることもあります。しかし基本的には、次のような理由で、素人による床鳴り補修は難しいのが現状です。
- 原因の特定が難しい
- 補修箇所の特定が難しい
- 床の修理や貼り付けの専門知識・技術が必要な場合が多い
自分で補修しようとして、逆にフローリングを傷つけてしまっては、元も子もありません。床鳴りが気にかかるようであれば、プロに相談してみるのが賢明でしょう。
仮に床鳴りの補修をするとしても、フローリングに傷をつけるかもしれない工具(キリやハンマーなど)を使用する方法は絶対に避けるべきです。
イエコマの床鳴り・沈み・きしみ修繕
床鳴りや沈み・きしみをそのまま放置していると、住宅の構造に影響を及ぼす恐れがあります。
補修をする上で最も大切なのは、原因を特定することです。しかし、自分で原因を探ることは難しいため、なるべく業者に頼むようにしましょう。
全体的に沈んでしまったフローリングは、部分的な補修が難しく、全て張り替えなければなりません。気になる床鳴りやほんの少しの沈み・きしみを感じたら、早めの対処をおすすめします。
床鳴り・沈み・きしみの補修の相場は、1人工(にんく)当たり25,000円程度です。
しかしイエコマは、初回限定価格で…
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要確認!フローリングの張替えをする前に知っておくべきこと
2017.1.5イエコマ編集部

自分でできる床鳴りの補修方法
床下暖房を設置しておらず、床鳴りの発生原因がフローリング材や下地材の伸縮の場合は、自分で補修することができます。
フローリング材と下地材で補修方法が異なるため、まずはフローリングに反りや浮きがあるか確認してください。反りや浮きが見られない場合はフローリング材の伸縮、見られる場合は下地材の伸縮が原因と考えられます。
フローリング材の伸縮が原因の場合
必要なもの
・補修材 1,100円程度
・雑巾
補修方法
1. 足で踏むなどして、床鳴りが発生している箇所を特定します。
2. 音の発生箇所であるフローリングの継ぎ目部分に、補修材を流し込みます。このとき、周囲に広げないよう、継ぎ目部分にだけ注入してください。
3. 5分ほど補修材を乾燥させます。
4. 補修材が乾燥したら雑巾で余分な補修材を拭き取り、作業完了です。
下地材の伸縮が原因の場合
必要なもの
・隠しくぎ 500円程度
・金づち 430円程度
補修方法
1. 床の反りや浮きが見られる部分を足などで押さえつけ、フローリングと下地材との隙間をなくします。
2. 金づちで隠しくぎを打っていきます。まず、くぎ頭部が隠しくぎのクッション部に若干めり込むところまで打ちます。このとき、力を入れすぎず真上から垂直になるように打ってください。
3. 隠しくぎのクッション材の真横を金づちで軽くたたき、クッション部とくぎ頭部を除去します。このとき、床面を傷つけやすいので注意してください。
4. 床から出ているくぎの先端を金づちで軽くたたき、床面と平らになるように整えます。
5. 足で踏むなどして、床鳴りが収まったかどうか確認します。まだ音が気になる場合は、30mm以上間隔を空けて、さらに数本隠しくぎを打ち込んでください。これで作業完了です。
発泡ウレタンで床鳴りを直す方法
発泡ウレタンとは
発泡ウレタンとは、ウレタン樹脂に発泡剤を加えたものです。発泡剤によって膨張するため、主に断熱材や充填剤として使われています。
発泡ウレタンは、断熱気密効果のほか耐薬品性にも優れているため、マジック類や薬品で溶けてしまう心配もありません。つまり、表面を仕上げるためのパテ処理や塗料ペイントも可能なのです。
床鳴り補修に発泡ウレタンを使用した場合、強力な接着力から補修後の浮き上がりが起こりにくくなります。さらに、振動防止や防音効果も発揮します。床材の摩擦を軽減するだけの補修に比べ、より高い効果と耐久性が期待できるということです。価格は通常の補修材の2倍ほどになります。
発泡ウレタンを使った床鳴り補修方法
必要なもの
・発泡ウレタン配合の補修材 2,500円程度
・キリ 170円程度
・ヘラ 180円程度
・積み木などの重り
補修方法
1.足で踏むなどして、床鳴りが発生している箇所を特定します。
2.床鳴り箇所から半径40~50㎝のところに、3~4か所キリで穴をあけてください。
3.あけた穴に補修材を注入しましょう。
4.注入部分に重りを置き、4~5時間放置して補修材と床材を定着させます。
5.放置後、必要に応じてヘラで表面を整え、作業完了となります。
床鳴り・沈み・きしみの補修にかかる費用
床鳴り・沈み・きしみの補修にかかる費用の相場は、1人工(にんく)当たり25,000円程度になります。
接着不良や下地の腐食が原因の場合、床材を解体する大規模な補修となるため、業者に依頼する必要があります。床下暖房を設置している場合も、床暖パイプの位置を避ける必要があるため、自分で補修することができません。
自分でできる程度の補修に関しても、床を傷つけたりけがをしたりする可能性があります。少しでも不安がある場合は、業者に依頼しましょう。