近年、流行しているDIY。「網戸が破れたので自分で張り替えてみよう」と思う人もいるでしょう。
簡単に張り替えられそうな網戸ですが、張り替える際にはいくつか注意点があります。
今回は網戸の張り替え方を紹介するとともに、「DIYすべきか」「業者に依頼すべきか」
それぞれのメリット・デメリットを確認しながら比較します。
網戸の張り替え方法や、張り替えるときのコツ・注意点もチェックしましょう。
目次
網戸張り替え前に確認すべきこと
網戸を張り替える前に、以下の点を確認しましょう。
網戸のサイズ
まずは網戸のサイズをミリ単位まで測りましょう。
- 高さ:サッシレールの上部の先端から下部の先端までを測ります
- 幅:窓枠を含めてガラス戸の端から端までを測ります
網戸のメッシュ
網戸のメッシュも決めなければならないポイントです。
「メッシュ」とは、網戸の1インチ(2.54センチ)あたりの網目の細かさを示す単位です。
一般的なのは18、20、24メッシュで、数字が大きくなるほど網目は細かくなります。網目が細かいほど虫やゴミの侵入を防ぎますが、風通しは悪くなります。
網の色をどれにするか
網戸には黒、グレー、ホワイトグレーなどの色があります。色によって見え方や効果が変わります。
網戸の場所や汚れの目立ちやすさに応じて、色を選びましょう。
黒の網戸
※引用: YoTache
現在、主流となっている網戸です。
- 室内から眺めた景色が鮮明に見える
- 向こう側が透けて見えるので網戸の存在がわかりづらく、室内から見た窓辺の印象がスッキリする
- 屋外からも室内が見えやすい
- ホコリが目立ちやすいので定期的な掃除が必要
- 人通りの多い通りに面した網戸や、隣家との距離が近い場合などには向いていない
グレーの網戸
※引用: YoTache
- 網目に当たった光を反射して視線を遮る
- 黒よりも透けて見えにくいため、プライバシーを保護するのに効果的
- ホコリが目立ちにくい
- 室内からの景色も見えにくくなる
ホワイトグレーの網戸
※引用:プラスワイズ
グレーよりもさらに白いため、視界を遮る効果が高まります。
屋内外どちらからも見えづらくなります。
屋内外で色が異なる網戸
※引用:Dio
屋内側は黒色、屋外側はシルバーの特殊な網戸が販売されています。
値段は高めですが、外からは室内が見えにくく、室内からは外の景色がよく見えます。
網戸の張り替え方法
網戸の張り替え方法について説明します。
必要な道具
網戸の張り替えには以下の道具が必要です。
- 用意するもの
-
- 新しく張り替える網戸ネット
- 押さえゴム
- 網戸専用カッター
- 網戸クリップ
- ローラー
- 使い古しの歯ブラシ
- 乾拭き用、水拭き用の布
- ハサミ
張り替え方法
網戸の張り替え方法は、以下のとおりです。
- 網戸を取り外す
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- 古い網戸ネットを取り外し、溝を掃除する
- 新しいネットをカットする
- クリップで固定する
- ゴムをはめ込む
- 余分なネットをカットし、網戸を元に戻す
網戸を窓枠から取り外します。取り外し方は、窓の種類により異なります。
網戸の外し方については、以下の記事をご参照ください。
ゴムの継ぎ目部分を探し、カッターなど先端のとがった工具で引っ張り出します。
古い網戸ネットを取り外し、溝にたまったホコリや劣化して付着したゴムの汚れを使い古しの歯ブラシで掃除します。布で水拭きをした後、乾拭きをします。
窓枠のサイズに合わせて新しいネットをハサミで切ります。10cmほど余裕を持たせて、大きめにカットするのがポイントです。
網戸クリップでネットの四方を固定します。ピンと張るのがポイントですが、引っ張りすぎると網目が広がるので気をつけましょう。
ゴムを押し込む位置と重ならないように気をつけながら、平行な位置でクリップを付けるのがポイントです。
ローラーを使いながら、新しいゴムを網戸の溝にはめ込みます。窓枠の角からはめるのではなく、一辺の途中からはめ込み始めるのがポイントです。すべてはめ込んだら余分なゴムは切ります。
きれいに網戸を張るための最も重要な作業です。やり直しをすると網目が広がったり破れたりする可能性もあるので、慎重に行いましょう。
ゴムからはみ出た余分なネットを、網戸専用カッターで切ります。余分な部分はほつれの原因にもなるため、できる限り切り取りましょう。
網戸を窓枠にはめたら張り替えの完了です。
網戸の張り替えはDIYか業者に依頼するか
網戸の張り替えは、
- 自分で張り替える方法
- 業者に依頼する方法
があります。
DIYと業者に頼るのとどちらがいいのか、それぞれのメリット・デメリットを比較しましょう。
自分で張り替える場合
簡単なようで難しいのが網戸の張り替えです。器用な人や日曜大工が趣味の人であれば、DIYで網戸をきれいに張り替えることも可能です。
●費用が抑えられる
張り替えるための道具をそろえる必要はありますが、業者に依頼するよりも費用が抑えられます。
初めて網戸を張り替える際は道具代がかかりますが、2回目以降は張り替えるネットなどの材料代だけで済みます。
●都合の良いタイミングで張り替えできる
いつでも自分の都合の良いタイミングで網戸を張り替えることができます。
●自分の好きな素材を選ぶことができる
ホームセンターやネットショップでは、さまざまな網戸が販売されています。網目の細かさ、素材、機能性、カラーなど、自分が好む種類を選ぶことができます。
●時間や手間がかかる
DIYする場合は、まず網戸を張り替えるための材料をそろえなければなりません。
さらに、網戸を張り替える作業が初めてで慣れていないと、時間も体力も使うこととなります。
●きれいに仕上がらない
網がたるんだりほころびがでたり、きれいに仕上がらない可能性があります。器用な人であっても、慣れていない人と業者の仕上がりには美しさに差が出ます。
●失敗する恐れがある
きれいに仕上がらないだけではなく、失敗する恐れもあります。
作業時の力の入れすぎや繰り返しやり直すことで、ネットが破れることもあるのです。張り替えに失敗すると、また新たに網戸ネットを購入しなければなりません。
予算を抑えるためにDIYした結果、かえって費用がかさんでしまうこともあります。
●ケガをする恐れがある
作業中に工具でケガをすることがあります。
また取り外した後のほころんだネットで、小さい子どもやペットなどが思わぬケガをする恐れもあります。DIYする際は十分に注意して行いましょう。
●そろえた道具は日常生活での使用頻度が低い
網戸を張り替えるためにそろえた道具は、日常での使用頻度が低く、次回の張り替えまで保管しておかなければなりません。
業者に依頼する場合
きれいに仕上げたい人や忙しい人は、技と知識をもった業者に依頼する方がおすすめです。
●時間や手間がかからない
職人が張り替えるので、スピーディーに仕上がります。
材料をそろえたり張り替えたりする手間もかかりません。
●きれいに仕上がる
専門の知識と技術力のある職人に依頼すれば、きれいに仕上がります。
網戸は生活する上で目につきやすい場所です。きれいに仕上がるかどうかは重要なポイントです。
●室内に業者が出入りする必要がある
施工する際は、どうしても室内へ業者が出入りする必要があります。また作業中は居住者が立ち会わなければなりません。
●すぐに対応してもらえないこともある
業者の予定が埋まっているときは、予約待ちですぐに対応してもらえないこともあります。
●費用がDIYよりもかかる可能性がある
材料費に加えて人件費もかかるため、依頼先によってはDIYよりは費用がかかることもあります。
●好みの種類を選ぶことができない
機能性やカラーなど、希望する種類の網戸に対応していないことがあります。
網戸の張り替えにかかる相場
小さい破れの補修
ホームセンターなどで市販している補修シートを貼るだけで、簡単に直すことができます。相場は数百円ほどです。
網戸に小さな穴が空いた場合は、修理を請け負っている業者が少ないため、ほとんどがDIYでの補修になります。
大きい破れの補修
拳大ほどの大きさの破れは、ネットを張り替える必要があります。
個室の中窓(190cm×95cmまで)の網戸1枚あたりを張り替えるときの相場は以下のとおりです。中窓のサイズです。
ただし、網目の幅や機能性など網戸の種類により、費用は大きく変わります。あくまでも目安として参考にしてください。
自分で網戸を張り替える場合、初回は網戸を張り替えるための道具をそろえる必要があります。道具代と材料費を合わせて、相場は1枚あたり2,000円ほどです。
業者に依頼したときの相場は、1枚あたり2,000~4,000円ほどが相場です。
網戸張り替えの相場について、くわしくは以下のサイトをご参照ください。
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網戸の張り替えは業者に依頼する方がおすすめ
網戸の張り替えは、DIYでも業者に依頼しても、それぞれにメリット・デメリットがありますが、業者に依頼する方がおすすめです。
DIYは費用を抑えられるのが魅力です。普段から日曜大工をする人はスムーズに張り替えられるかもしれません。
しかし、網戸は日常生活をする上で目につきやすく、きれいに張り替えられるかどうかは重要なポイントです。器用な人でも業者のような美しい仕上がりにすることは難しいでしょう。
網戸の破れは放置してはいけない!
張り替えるのが面倒だからといって、破れたまま網戸を放置してはいけません。日常生活が不便になるだけではなく、思わぬトラブルを招くこともあります。
破れが広がる
網戸の耐用年数は5~10年です。時間が経つにつれて、網戸は破れやすくなります。
たとえ小さな穴やほころびであっても、放置したことで大きく破れてしまう可能性もあるのです。
害虫やゴミが室内に侵入する
わたしたちが快適に暮らすためには、定期的な換気が必要です。網戸には外気を取り入れる際に、害虫やホコリ、ゴミなどが室内へ侵入するのを防ぐ役割があります。
網戸が破れると、破れた箇所から害虫やゴミが室内に侵入してしまいます。害虫に刺されたり、室内が汚れたりするのです。
空き巣に狙われる恐れがある
破れた網戸は手入れが行き届いておらず、古びた印象を与えます。
破れたまま網戸を放置すると、「防犯意識が低い家」として空き巣のターゲットに狙われやすい傾向があります。
面倒だからと網戸を破れたまま放置した結果、思わぬトラブルに発展する恐れもあるのです。
イエコマの網戸張り替え
網戸は日常生活で目につきやすいため、きれいに張り替えられるかどうかは非常に重要です。DIYでコストを抑えることも大切ですが、作業に慣れていない方は業者に依頼した方がいいでしょう。
イエコマでは網戸の張り替えを1枚1,100円(税込)で承っています。実績豊富な職人による張り替えで、美しくきれいに仕上げます。
コストを抑えたくてDIYするか悩んでいる方や、破れたまま網戸を放置している方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。
イエコマの網戸張り替えについてくわしくは、以下のページをご参照ください。
まとめ
網戸は換気をする際に、害虫やゴミなどが室内へ侵入するのを防ぐ役割があります。毎日快適に過ごすためには欠かせないアイテムです。網戸が破れたら早めに張り替えをしましょう。
網戸の張り替えはDIYと業者に頼る方法があります。DIYは費用を抑えることができますが、失敗したりケガをしたりする恐れもあります。目につきやすい網戸だからこそ、業者に依頼する方がおすすめです。
ご自宅の網戸が破れたままになっている方は、イエコマへどうぞお気軽にお問い合わせください。
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