庭の手入れに欠かせない草むしりですが、自分で行うとなると大変です。
作業量が多ければ重労働ですし、時間もかかります。
そんなとき、「誰かに草むしりをやってもらえたら」と思いますよね。
当コラムでは、草むしりの依頼先、業者に依頼した場合の費用、業者選びのポイントなどを解説。
草むしりの効果を長持ちさせる方法も紹介します。
目次
草むしりを依頼できる業者
草むしりの主な依頼先は、次のようなものがあります。
ハウスクリーニング業者
住宅の清掃を請け負う業者です。
家の草むしりも引き受けている場合があります。
家周りをきれいにすることのプロなので安心して任せられる点や、草むしりと一緒に玄関周りの掃除なども頼める点がメリットです。
「家周りをスッキリきれいに整えてほしい」とお考えの方におすすめです。
家事代行サービスの業者
家事代行業者のサービスは、草むしりがメニューに含まれている場合が多いです。庭木の水やりや玄関周りの掃除などもあわせて依頼できます。
草むしりの他に、家周りのちょっとした軽作業も頼みたい場合におすすめです。
ただし、あくまで家事代行の業者なので、頼めるのは一般的な主婦・主夫ができる範囲の作業と思っておきましょう。
造園業者や植木屋
造園業者や植木屋は、庭造りや庭の管理を専門とする業者です。
「造園業者」と「植木屋」に、明確な定義の違いはありません。
庭の景観づくりや植物などにくわしいので、草むしりを含め、庭の手入れを安心して任せられます。
草むしりをやってもらうだけでなく、庭の手入れや景観づくりについて広く相談することもできます。
ご自宅の庭にこだわりがあったり、園芸をしていたりする方、庭木の剪定(せんてい)や伐採も依頼したい方におすすめです。
便利屋
草むしりなどの庭の手入れをしてくれる便利屋は多いです。
会社によりますが、一般的な主婦・主夫では少し難しい作業(大工仕事や庭木の剪定など)も引き受けてくれる場合があります。
このため、草むしりとあわせて、庭の不要になった物置の処分や庭木の剪定なども依頼できることがあります。
「少し難しい作業も含めて、庭周りを整える作業をしてほしい」とお考えの方におすすめです。
会社によってサービス内容や得意分野が異なるので、会社のホームページなどを見てよく確認しましょう。
シルバー人材センター
シルバー人材センターは、仕事を頼みたい企業や個人と、仕事を請け負う高齢者の人材をつなぐ公益社団法人です。
基本的に市区町村を単位として地域ごとに設置されており、仕事を頼みたいときには、自分が住んでいる地域のシルバー人材センターに相談する流れになります。
作業時間あたりの単価が、一般的な業者よりも安い傾向にあるのが特徴です。
ただし、作業者が高齢者のため作業に時間がかかり、結果的に合計料金が安くならない恐れがある点に注意しましょう。
シルバー人材センターは、マンションやアパートの草むしりも受け付けている場合があります。
草むしりを業者に依頼したときの費用
草むしりを業者に依頼するとき、気になるのが費用ですよね。
よくある一般的な戸建て住宅(敷地面積が40坪程度以内)の敷地内の草むしりであれば、合計で数千円~数万円になることが多いです。
面積・時間あたりの単価の目安は以下です。
- 1平方メートルあたり1,000~2,000円から
- 1時間あたり2,000~3,000円から
ただし、草むしりをしてほしい箇所の状況によっては(雑草の育ち具合や繁り具合など)、上記を超えた単価が発生することもあります。
草むしりの依頼に最適な時期
草むしりを業者に依頼するのにとくにおすすめの時期は、6~7月です。
理由は2つあります。
雑草がよく育ちはじめる季節だから
6月以降の数カ月間は、雨が多く温かいことから、雑草がとくによく育つ季節です。
雑草がこれから大きく成長しはじめる時期に、今生えている草を根っこからなくすことで、庭が大きな雑草でいっぱいになりにくくなります。
湿気や気温で屋外作業が大変になってくる時期だから
6~7月は、気温や湿度が上がり、屋外での作業が大変になってくる時期です。
たとえば、2022年6月の東京は、平均気温が23.0度、平均湿度が77%となっています。
感じ方は個人差がありますが、日中の23度は一般に半袖で過ごしてちょうどよいくらいです。
草むしりなどの労働で体を動かせば暑く感じるでしょうし、そのうえ湿度が80%近いので(快適な湿度は40~70%といわれています)、普段屋外で肉体労働をしない方はきつく感じるかもしれません。
このような時期の草むしりこそ、自分で行うのではなく、屋外での作業に慣れている業者に依頼するのがおすすめです。
※参考:
気象庁 東京 2022年(月ごとの値) 詳細(気温・蒸気圧・湿度)
草むしりの業者選びのポイント
草むしりを業者に依頼する際、多くの人が頭を悩ませるのが業者選びです。
業者選びのポイント5つを紹介いたします。
業者にしてほしいことを洗い出し、対応可能な業者を知る
草むしりのついでに業者に頼みたいことがある場合は、それもあわせて対応可能な業者から探すのがおすすめです。
草むしりとあわせて頼む仕事の例と、対応可能な業者の種類は以下です。
頼む仕事の例 | 対応可能な業者の種類 |
庭木の伐採・剪定 | 造園業者、植木屋 |
玄関周りの掃除 | ハウスクリーニング、家事代行 |
庭の植物の簡単な手入れ(水やりなど) | 家事代行、造園業者、植木屋 |
なお、便利屋の場合は、個々の業者によって対応可能な業務の種類が大きく異なっており、業者ごとに何が可能で何が不可能か、確認が必要です。
庭木の伐採・剪定、玄関周りの掃除、庭の植物の手入れのすべてを受け付けている便利屋もいれば、そうではない便利屋もいます。
イエコマは、お客様のご自宅の庭や玄関周りで、以下の作業が可能です。お気軽にご相談ください。
何を重視するか考えて選ぶ
業者選びの基準は、何を重視するかによっても変わってきます。
庭の景観にこだわりがある場合は、造園業者がおすすめです。
「景観に強いこだわりはなく、草むしりさえしっかりやってもらえればいい」という場合は、ハウスクリーニングや家事代行、便利屋などにするとよいでしょう。
安さ重視であれば、シルバー人材センターが選択肢に入ってくるでしょう。
信頼できそうな業者かチェックする
造園業者やハウスクリーニングなどの民間企業であれば、会社のホームページを見て、実績の有無やサービス概要、会社概要などを確認しましょう。
実績がある会社、サービス概要や会社概要が明記してある会社が望ましいです。
シルバー人材センターの利用を検討する場合は、住んでいる地域の人材センターの評判を調べましょう。シルバー人材センターは、地域によってサービスのバラエティや人材の質が異なります。
料金をしっかりチェックする
草むしりの料金でチェックするべきポイントは、「会社のホームページに記載された額や業者が提示してきた額は、どれくらいの作業量の料金か。また、出張費やゴミの処分費も含んだ料金か」です。
依頼した後で、「ゴミの処分費を考慮しておらず、思っていたよりもお金がかかってしまった」などの事態にならないようにしましょう。
費用を節約したい場合は、「大変な草むしりの作業は業者にしてもらい、その後のゴミ処理は自分でする」という選択肢もあります。
イエコマは、お客様のご自宅の敷地内の草むしりをさせていただき、発生したゴミの処分はお客様にお願いしています。
相見積もりをする
相見積もりをとること(複数の業者の見積もりを比較すること)で、草むしりを少し安く実施できる可能性があります。
2社目に見積もりをとった会社の見積もり額は、1社目の見積り額より少し安いかもしれません。
ただし、安さだけで業者を決めないよう注意が必要です。どんなに安くても、作業が雑だったり、後でサービス内容や料金を巡ってトラブルになったりしたら元も子もありません。
見積もりをとるのは3社程度がおすすめです。
イエコマは、戸建て住宅の敷地内の草むしりを一式11,000円(90分以内/初回限定/税込)で承っております。
イエコマのご利用が初めての方に限りますが、お客様のご自宅の敷地内であれば、面積・雑草の状態に関わらず、きっかり11,000円。出張費もかかりません。
ノウハウ豊富なプロが、お客様のご自宅をキレイにいたします。お気軽にお問い合わせください。
Before
After
草むしりの効果を長持ちさせる方法
せっかく草むしりをするのなら、効果を長く続かせたいですよね。
ここでは、草むしりの効果を長持ちさせる方法2つを紹介します。
プロにしっかり除草してもらう
慣れない人が草むしりをすると、根が中途半端に土に残るなどして、またすぐに雑草が生えてくることが多いです。
作業の経験やノウハウが豊富なプロに草むしりをしてもらうことで、根を残さずしっかり雑草を除去し、草むしりの効果を長持ちさせることができます。
除草後に防草策を練る
草むしりが終わった後に、雑草が生えにくいよう防草策を実施することで、草むしりの効果が長持ちします。
雑草の繁茂を防ぐ方法としては、次のようなものがあります。
- 防草シート(雑草が生えてほしくない場所に敷くことで、雑草が生えにくくなるシート)を活用する
- 防草砂(地面を固まらせ、雑草が生えにくくする砂)を活用する
草むしりと草刈り、どっちが良い?
「庭の雑草を処理するのに、草むしりをするのと草刈りをするのは、どちらが良いのだろう?」と悩んでいる人もいるでしょう。
「この場合は絶対に草むしりにしなければならない」という決まりはありませんが、どちらにするか決める目安として、次の3点があります。
雑草の処理の頻度を少なくしたいなら草むしり
草刈りは、雑草の根っこは残るので、雑草は残った根っこから再び成長してきます。
草むしりは根っこを残さないので、新たに雑草が生えるには種が必要です。
このため、草むしりの方が、次に雑草が生えてくるまでのスパンが長く、雑草の処理の頻度が少なく済むのです。
庭で野菜を育てている場合は草刈りの方が良いかも
昨今では、作物を育てるには雑草を抜かない方が良いといわれています。
雑草を抜くと、それによって土が締まって固くなり、そのぶん土に含まれる栄養素が減ってしまうそうなのです。
このため、庭に野菜を育てているエリアがある場合、その周辺は草むしりではなく草刈りをした方が良いかもしれません。
安全性を重視するなら草むしり
業者が草刈りに用いる草刈り機は、使用中などにむやみに近づくと、刈刃で大けがをする恐れがあります。
もちろん、お客様にけがをさせないよう、業者は細心の注意を払うものです。しかし、大人の制止を振り切って突然駆け出すような小さなお子様がいるご家庭では、万が一のこともあるかもしれません。
心配な場合には、草刈りではなく草むしりを依頼すると良いでしょう。
まとめ
草むしりの一般的な依頼先は、ハウスクリーニング業者や造園業者、家事代行サービス、便利屋などです。安さ重視の場合は、シルバー人材センターも選択肢に入ってきます。
首都圏の一般的な戸建て住宅(敷地面積が40坪程度以内)の敷地内の草むしりであれば、業者に依頼して数千円~数万円になることが多いです。
業者選びは、サービス概要や料金体系などをしっかりチェックしましょう。
イエコマは、戸建て住宅の敷地内の草むしりを一式11,000円(90分以内/初回限定/税込)で承っております。
ノウハウ豊富なプロが、お客様の代わりに、ご自宅の庭の雑草を根っこからしっかり除去いたします!