網戸のネットの種類は何を選べばいい?メッシュ・色・素材別に徹底解説!

「網戸ネットを張り替えたいけど、どの種類がいいかよくわからない」
「虫は通したくないけど、風通しがいい網戸ネットはどれだろう?」

網戸ネットを取り替える際に、網戸ネットの種類の多さに、どれを選んだらいいか悩む人は多いです。当コラムでは、網戸のメッシュ(網目の大きさ)・色・素材の種類と特徴をそれぞれ解説します。

網戸ネットの特徴を理解して、最適な網戸ネットを選べるように、参考にしてください。

網戸のネットはメッシュ・色・素材で種類がある

網戸ネットの取り替えをする際には、メッシュ・色・素材の特徴を理解する必要があります。なぜなら、どれを選ぶかによって、機能が大きく変わってくるからです。

具体的には、次のような違いがあります。

  • メッシュの細かさで虫の侵入や風通しに違いが出る
  • 色によって、網戸越しの見通しに違いが出る
  • 素材によって、耐久性に違いが出る

それぞれの特徴を知って、自宅に最適な網戸ネットを選びましょう。

網戸ネットのメッシュの種類

網戸ネットの網目はメッシュという単位で表され、1インチ(2.54cm)四方あたりに網目がいくつあるかで細かさが決まっています。

たとえば、20メッシュとは、1インチ四方あたりに20の網目があることです。
メッシュの数字が大きいほど、網目は細かくなります。
網戸ネットの網目の種類は次の通りです。

メッシュ 網目の大きさ
18メッシュ 1.15mm
20メッシュ 1.03mm
24メッシュ 0.84mm
30メッシュ 0.67mm
40メッシュ 0.64mm

一般的な家庭では18~24メッシュの網戸ネットが多いです。網目が細かいほど虫の侵入を防げます。

しかし、網目が細かくなると風通しは悪くなります。防虫効果と風通しのバランスを考慮して網戸ネットのメッシュ数を選択しましょう。

20メッシュの網戸

一般家庭でよく使用されている網戸です。
風通しに優れていて、価格はもっとも安価でおすすめのメッシュ数です。
網目の大きさは1mmほどなので、蚊(5mm程度)を含むほとんどの虫の侵入を防げます。

しかし、コバエ(1mm程度)ほどの小さい虫は侵入することがあります。
コバエなどの小さな虫の侵入も完全に防ぎたい人は、さらに細かい網目を選択する必要があります。

24メッシュの網戸

24メッシュの網目の大きさは1mm未満です。そのため、コバエなどの小さな虫の侵入も防げます。
網目が細かくなると風通しが悪くなるデメリットがありますが、24メッシュは風通しも問題ありません。防虫面と風通しのバランスがよい網戸ネットです。
ただし、20メッシュと比べると価格は高くなります。

30~40メッシュの網戸

超ハイメッシュと呼ばれる網目です。
極小の虫でも通過できず、完全に虫の侵入を防ぎます。
ただし、風通しは悪いので、工場などでの利用に向いている網戸ネットです。

網戸ネットの色の種類

網戸ネットの色は主に以下の4種類です。

  • 白色
  • 黒色
  • グレー
  • リバーシブル

網戸ネットの色によって、部屋から見る景色の見え方や、外から見る室内の見え方に違いがあります。

ここからは、網戸ネットの色による見え方の違いや、メリット・デメリットをくわしく解説します。

白色の網戸ネット

白色の網戸ネットは、光を反射する特徴があります。そのため、外から室内の様子が見えにくいことがメリットです。他の色の網戸ネットと比べると、もっとも室内が見えにくく、防犯性が高いです。
ホコリが目立ちにくいため、見た目もよいでしょう。

一方で、室内から外の景色も見えにくくなることがデメリットです。室内から外の景色を楽しみたい場合は向いていません。
人通りが多い道路に面する部屋の窓や視線が気になる場所の窓におすすめです。

黒色の網戸ネット

黒色の網戸ネットは、光を吸収する特徴があります。そのため、室内から外の景色がよく見えることがメリットです。室内にいながら、庭で遊ぶ子どもやペットの様子を観察する場合に便利でしょう。

一方、外から室内の様子も見えやすくなることがデメリットです。外からの視線が気にならない場所の窓に設置することをおすすめします。

また、ホコリが目立ちやすいため、見た目を保つためには定期的なお手入れが必要になります。

グレーの網戸ネット

グレーは網戸ネットの色としては、もっとも一般的です。
外からの光を反射し、屋外からの視線を遮りながらも室内から外の景色を楽しめます。
ある程度の目隠し効果と見通しのよさを兼ね備えていることがメリットです。

黒色の網戸ネットに比べたら、目隠し効果はありますが、完全に遮断されているわけではありません。目隠し効果を重視したい人は、白色の網戸ネットの方が向いています。

リバーシブルの網戸ネット

内側が黒色、外側がステンレスコーティングで銀色のリバーシブルタイプです。
室内からの見通しはよく、外からは室内が見えにくい特徴があります。

リバーシブルのデメリットは、他の色に比べると価格が高くなることです。

網戸の色で迷ったら、各部屋のニーズや立地に応じて、使い分けをするとよいでしょう。
「人通りが多く、外からの視線を遮りたい」場合は白色ネット、「人通りが少なく、外の景色を楽しみたい」場合は黒色ネットを選ぶなど、網戸選びの参考にしてください。

網戸ネットの素材の種類

網戸ネットの素材は主に以下の4種類です。

  • ポリプロピレン
  • ポリエステル
  • グラスファイバー
  • ステンレス

素材によって、機能や効果が異なります。
それぞれの特徴を説明します。

ポリプロピレン

Resta

引用:Resta

網戸ネットに使用される素材で、もっとも一般的です。

メリットは、価格がリーズナブルなことです。幅90cm・長さ2mの網戸ネットが500円前後で購入できます。
軽量なうえカッターで簡単に切れる素材のため、DIYにも適しています。
デメリットは、他の素材と比較して日差しに弱い傾向があることです。劣化により5~10年で張り替えが必要になる場合があります。

ポリエステル

Resta

引用:Resta

ポリエステルの網戸は、ペットを飼っている家庭に向いています。

ポリエステルのメリットは、網目がずれたり、破れたりしにくいことです。網の線が太く、強度と耐久性があります。ポリプロピレンよりも厚みがあり、頻繁に張り替える必要はありません。

デメリットは、ポリプロピレン製の網戸よりも、価格が高いことです。

グラスファイバー

Resta

引用:Resta

ガラス繊維でできている網戸ネットです。

メリットは、熱や紫外線に強く、タバコの火でも穴が開かない点です。耐久性に優れ、ポリエステルの2倍ほどの強度があります。たるみやほつれ、巻きぐせがないため、DIYでも張りやすいです。高級感があり、見た目もよいでしょう。

デメリットは、ポリエステル製の網戸ネットよりも価格が高めであることです。

ステンレス

Resta

引用:Resta

金属糸でできている網戸ネットです。金属糸でできているため、網戸ネットの色はシルバーとなります。

メリットは、網戸ネットの中でもっとも強度が強いことです。10~20年使用できるほど長持ちします。簡単に破れないため、防犯目的にも適しています。
汚れがつきにくく、錆びにくいのでお手入れも簡単です。

デメリットは、他の素材と比較してもっとも高価であることです。
また、ステンレス網戸は頑丈で固いため、網だけの張り替えに向いていません。DIYで張り替えるのは難しいので業者に依頼する必要があります。

特殊加工のネットもある

ここまで解説した網戸ネットの種類に加え、特殊加工を施した網戸ネットもあります。
特別な用途に特化した便利な網戸ネットのうち、以下の3つを紹介します。

  • 防虫ネット
  • 花粉対策ネット
  • 景色がクリアに見えるネット

防虫ネット

防虫ネットとは、虫が嫌がる成分を染み込ませ、虫を寄せつけない機能を持たせた網戸です。周辺が自然に囲まれて、虫が多く発生する家庭や、完全に虫の侵入を防ぎたい人におすすめです。
網戸の網目を細かいものにすれば、さらに防虫の効果が出ます。
薬剤の効果は3~5年ほど持続するとされています。

花粉対策ネット

花粉対策ネットとは、網にナノファイバーを加工し、フィルター機能を施したことで、花粉の侵入を防ぐ網戸です。花粉は99%カットし、におい成分を分解する機能も備わっています。また、紫外線も60%カットします。

花粉対策ネットは、花粉シーズンでも部屋の換気をしたい人におすすめです。
スギ・ひのき・ブタクサなどあらゆる花粉に対応し、またハウスダストや黄砂など一定の効果を発揮します。

景色がクリアに見えるネット

景色がクリアに見えるネットとは、細い糸を使用することで眺望性と通気性を向上させた網戸です。ネットが視界を妨げず、景色をクリアに楽しめます。
網目が細かいので防虫性も高いです。
網目の交差部の隙間をなくしているため、ホコリもつきにくく、お手入れもより楽にできます。

リーズナブルでおすすめのネットは20メッシュ・ポリプロピレン製のネット

ここまで、網戸ネットのメッシュ・色・素材の種類と特徴を解説しました。
「網戸ネットの種類が多すぎて、どれを選んでいいかわからない」とお困りの人もいますよね。

  • 網戸に特別な機能や特徴は求めない
  • リーズナブルなものを重視する
  • 防虫効果や風通しはある程度ほしい

上記のような人には「20メッシュ・ポリプロピレン製」の網戸ネットがおすすめです。

20メッシュは、ハエや蚊など主な害虫の侵入を防ぎます。風通しもよいので快適に過ごせるでしょう。

ポリプロピレン製は価格が手頃でDIYにも適しています。
網戸ネット選びに迷ったら、「20メッシュ・ポリプロピレン製」を検討してみてください。

まとめ

網戸ネットは、メッシュ・色・素材の種類によって、機能や特徴が異なります。

  • メッシュの数値によって、防虫効果や風通しが変わる。
  • 色の種類によって見通しのよさが変わる。
  • 素材によって耐久性が変わる。

それぞれの機能や特徴が異なるので、目的に応じた網戸を選択するとよいでしょう。

「網戸に特にこだわりはない」「スタンダードでリーズナブルなものがいい」という人には20メッシュ・ポリプロピレン製の網戸ネットがおすすめです。

20メッシュの網戸ネットは蚊を通さず、風通しはよいです。
ポリプロピレン製の網戸ネットはリーズナブルな価格で、一般家庭でよく使用されている素材でもあります。

網戸ネットの張り替えはDIYでも可能ですが、自分で張り替える自信や時間がない人は、業者に依頼することをおすすめします。

イエコマでは、網戸の張り替えを1枚あたり1,100円で承っております。出張費は無料です!
網戸の張り替えでお困りの方は、イエコマまでお気軽にお問い合わせください。

網戸張り替えはイエコマに相談

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