放置すれば雨漏りも!?ベランダ防水で家の劣化を防ぐ

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「雨漏り」と聞くと、多くの方は屋根に原因があると思われることでしょう。しかし、雨や風に晒されているのは屋根だけではありません。新築住宅向け瑕疵保険事故の約9割は雨水によるもので、そのうち13%はベランダ(バルコニー)からとなっているのです。

木造住宅であればコンクリートや保護材の下の建物本体は「木」です。ベランダ床表面の、ちょっとしたひび割れからも雨水は簡単に侵入し、土台の木材を腐食させます。ベランダの床下に階下の部屋がある場合、ベランダからの浸水によって天井部分が腐食し、家屋の強度を著しく下げることにもなりかねません。

高額な大規模リフォームを避けるためには、ベランダの不具合を見逃さず、早めに対策を取ることが重要なのです。

ベランダのこんな症状は劣化のサイン!

ベランダにどのような症状が出ていたら「要注意」なのでしょうか?
もしご自宅のベランダに以下のような症状があれば、それは劣化・不具合のサインです。大切な住まいを深刻なトラブルから守るために、早急に対策を取りましょう。

表面の色あせ

屋根や外壁同様に直射日光や雨風に晒されているベランダは、床面塗装の状態次第では数年で劣化が始まります。ベランダの表面のツヤがなくなってきたり、塗装面の色があせてきたりしたら、ベランダ表面を保護している塗装の劣化が始まっている合図です。見た目が美しくないだけでなく、放置すればいずれ雨水が浸み込み、雨漏りの原因になります。早めに防水塗装などの対策を行いましょう。


※引用元:ペンキーくんのブログ

藻類・コケ類の繁殖

湿ったところに好んで繁殖する藻やコケがベランダで確認できたら、ベランダの防水塗装の劣化や水はけが悪くなっている証拠です。ベランダの防水塗装が機能し雨が降ってもすぐに排水されていれば、藻やコケが生える余地はないからです。藻やコケが深く根を張ることはないので、すぐにはベランダを損傷させることはありませんが、汚れを放置すれば防水機能が失われる原因になります。広範囲に藻が発生して清掃が難しい場合には、専門業者にバイオ高圧洗浄を依頼してもよいでしょう。


※引用元:YAHOO!ブログ

ベランダに水が溜まっている

ベランダの排水設備が機能していない状態です。長時間ベランダに水が溜まる状態は、それだけ雨水が内部構造に浸水する危険が高くなります。排水溝周りに砂ぼこりやゴミが溜まっていたら、すぐに掃除をしましょう。
排水を促す傾斜(勾配)がないために水が溜まりやすくなっている場合もあります。専門業者での補修を検討した方が良いでしょう。


※引用元:おそうじ本舗

ヒビ割れ

地震の揺れや経年劣化などで、ベランダの床や塗装にヒビが入ることがあります。新築後まもなくから発生する、ヘアークラックといわれる髪の毛のように細いヒビなら補修が不要な場合もありますが、ヒビの幅が数ミリあるような状態で放置すると、防水層の内部まで雨水が浸水し、雨漏りの原因となります。ごく小さなヒビであればDIYで補修も可能ですが、築年数が古い家屋であれば内部に浸水していないかの確認も含め、専門業者に依頼するのが良いでしょう。


※引用元:外壁屋根塗装スマイル

防水塗装の剥がれ・ふくれ

防水塗装がされたベランダ床で空気が入って膨らんだ箇所が出てきたら、防水塗装の内部に浸水している証拠です。塗装のヒビ割れから侵入した雨水が蒸発する際に膨張することで、塗装のふくれは発生します。ふくれが破けて防水塗装が剥がれていたら、塗装加工の防水機能はほぼ失われているといってよいでしょう。この段階では、もはやDIYでの補修対応は不可能です。早急に専門業者を呼び、防水塗装をやり直してもらいましょう。


※引用元:エクステリアワーク

雨漏り

すでに雨水が建物内部に浸水し、室内にまで沁み出してきている状態です。場合によっては内部の木材が腐敗し、建物の安全性が疑われるケースもあります。ベランダ防水塗装だけでは収まらず、土台部分から補強が必要なケースもあります。早急に専門業者に浸水の状況を確認してもらい、補修にとりかかりましょう。


※引用元:リプラザブログ

ベランダ防水工事の種類

塗料を持つ人

ベランダにも防水対策が必要なこと、怠った場合には雨漏りをはじめとする深刻な住まいのトラブルが生じかねないことがお分かりいただけたことと思います。次に、主要なベランダ防水工法の種類と、それぞれの工事の特長などをご紹介いたします。
現在一般住宅で行われている主なベランダ防水工事は、FRP防水工法、ウレタン防水工法、シート防水工法、アスファルト防水工法の4つになります。一般家屋であればFRP防水工法もしくはウレタン防水工法のいずれかが採用されることが多いようです。

FRP防水 ウレタン防水 シート防水 アスファルト防水
耐久性 10~15年 15年
※5年ごとにトップコート塗り替え
12~15年 15~20年
工事日数 1~2日 3~4日 1~2日 3~4日
費用 5,000~7,000円/㎡ 4,500~7,000円/㎡ 4,000~7,500/㎡ 4,500~7,500/㎡

耐久性や費用の他にも、それぞれ長所や短所がありますので、お住まいの状況に合わせて工法を選びましょう。

FRP防水工法

特徴

FRPは、Fiberglass Reinforced Plastics(繊維強化プラスチック)の略で、ヘルメットなどにも使用される非常に硬いプラスチックを使った工法です。このFRP製のシートを、専用の樹脂塗料で塗り重ねていきます。

長所

・薄いシート状なので成型が容易で、ベランダ壁面への立ち上がり部分などもシートをカットすることなく施工できます。
・非常に軽量なので家屋の構造に影響がありません。
・工期が短いので、住む人の負担も少ないと言えます。

短所

・紫外線に弱いので、トップコート(最表面に塗る保護用塗料)を何年かに一度塗り替える必要があります。
・硬く伸縮性がないために、地震の揺れなどによりヒビが入る場合があります。

ウレタン防水工法

特徴

液状のウレタン樹脂を何度か塗り重ねて硬化させることで防水層を作ります。下地処理の後に通気緩衝シートを貼ってからウレタン塗料を塗り重ねていく通気緩衝工法と、下地に直接ウレタン樹脂を塗り重ねる密着工法があります。

長所

・ウレタン樹脂は液状なので、複雑な形状やデザインのベランダでも施工が可能です。
・伸縮性があるので、地震などの震動による亀裂やヒビが入りにくいといえます。
・他の工法より工事にかかる費用が比較的安く抑えられます。

短所

・非常に紫外線に弱いため、仕上げには必ず紫外線に強いトップコートを塗布する必要があります。さらに、耐久性を保つためには5年に一度トップコートを塗り替える必要があります。
・厚みを均一に塗り広げることが難しく、職人の技術によって仕上がりに差が出る場合があります。
・塗り重ねるごとに乾燥させる必要があるため、施工に時間がかかる場合があります。

シート防水工法

厚さ2.5ミリ程度の塩化ビニルや合成ゴムのシートを下地に貼りつける工法です。

長所

・下地を撤去する必要なく、上からかぶせるように施工できます。
・耐久性・対候性が高く、熱や紫外線に強い。トップコートなしで施工できるので、トップコートの塗り直しのようなメンテナンスが不要です。
・何度も塗料を塗り重ねる必要がないため、工期は比較的短期間で済みます。

短所

・複雑な形状の場所の施工には向いていません。
・施工の難易度が高く、施工可能な業者が限られます。
・元々硬い塩化ビニルに可塑剤(柔らかくする薬剤)を入れて柔らかくしているため、経年劣化で可塑剤が気化してしまうと元の硬い塩化ビニルに戻ってしまい、ヒビや割れが生じる原因となります。

アスファルト防水工法

特徴

アスファルトを染み込ませたシートを下地に張り付けていく工法です。歴史が古く、海外でも広く普及している工法です。

長所

・非常に耐久性・防水性能が高く、耐用年数が長い工法です。

短所

・接着に熱を使うので、木造住宅への施工は難しいでしょう。
・アスファルトを熱で接着させる際に異臭が発生します。
・狭いベランダには不向きで、一般住宅では屋上に用いられることが多い工法です。

ベランダ防水工事後のメンテナンスは?

ペンキ

無事に防水工事が終われば一安心!と言いたいところですが、ベランダの防水工事で多く採用されているFRP工法やウレタン工法では、防水性能を維持するために定期的なメンテナンスが必要となってきます。ベランダの実際の状況をチェックしつつ、メンテナンスを予定に織り込み「予想外のリフォームで家計が大ピンチ!」ということがないようにしておくと良いでしょう。

防水工事の効果はどの程度もつの?

ベランダの主要な防水工法の耐用年数は前項の表にまとめた通りですが、一般家屋で広く行われている二つの工法で見ると、FRP防水工法で10~15年、ウレタン防水工法で15年(ただし、5年ごとにトップコートの塗り直しが必要)とされています。ただし、数値はあくまでも目安です。メンテナンスをきちんと行うことで状態良く維持し続けられる場合もありますが、掃除もせずにほったらかしという状況なら、平均よりずっと早く防水層の劣化が進行することになります。せっかく防水工事を行ったのですから、その性能を維持できるよう、定期的なメンテナンスを忘れないようにしましょう。

メンテナンスの方法は?

トップコートを塗り直すメンテナンスは必須

FRP防水工法では5~8年、ウレタン防水工法なら5年に一度を目安に、防水層を紫外線から守るトップコートの塗り直しが必要です。メンテナンスを怠ると劣化が加速して、ヒビや剥がれが出てくる時期が早まります。

FRP防水工法では常日頃からヒビ割れチェックを

FRPは硬く、地震等の揺れによってヒビが入りやすいため、トップコートのメンテナンスを定期的に行っている場合でも細かなヒビが入っていないかチェックしておきましょう。早期に発見できれば、DIYでの補修でも対応できます。

日々の清掃も立派なメンテナンス

排水溝周辺にゴミを溜めず水はけを良くしておく、砂ぼこりや藻・コケの清掃を行うといった日頃の作業も、ベランダを長持ちさせる立派なメンテナンスです。人目につくことがすくないため、ベランダの掃除は後回しになりがちですが、状態のチェックを含めてできるだけこまめに掃除し、清潔を保ちましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。ご自宅の状況に応じて最適な防水工法を選び、大切な資産である家を長持ちさせていただきたいと思います。
すべてのベランダ防水工事にいえることですが、施工業者が施工の手順を守らなかったり必要な工程を省いてしまったら、想定よりずっと早く追加の工事が必要になってしまうかもしれません。工事が終わってしまえば、施工面の外見から手抜きを見抜くことは難しいものです。施工途中の状況を見学させてもらったり、写真を撮影させてもらえることができるような信頼できる施工業者に依頼するようにしましょう。

イエコマでは、ベランダ防水工事のご相談も承っています。お気軽にお問い合わせください。

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