あなたの家のフローリングに、黒や白の斑点や汚れはありませんか? もしあるなら、それはカビの可能性が大! 一刻も早く撃退しましょう。ただし、掃除機で吸い取ったり、雑巾で拭いたりするだけではダメです。今回は、正しいカビの撃退方法をご紹介いたします。
フローリングのカビの特徴とは
フローリングのカビは、何より湿気が大好きで、湿度75%、温度20度あたりから活発に繁殖しています。カビのエサは、主に布団の寝汗、食べかす、爪、髪の毛、結露、フローリング、湯気、観葉植物、洋服など、家にある、ありとあらゆるものがエサに成りえます。
カビは、布団やカーペットで大好物のエサを食べあさり、どんどん成長し、フローリングに繁殖していき、取り返しのつかないことになってしまいます。
フローリングに布団やカーペットも敷きっぱなしですと、布団やカーペットは、カビの寝床になってしまいますので、こまめなお掃除が必要になってきます。
フローリングのカビの撃退方法
では、フローリングに生えてしまったカビを撃退するには、どのようにしたら良いのでしょうか? フローリングに生えてしまったカビは、掃除機で吸い取ろうとしてはいけません。
掃除機をかけてしまうと、カビが部屋中に飛び散って、部屋中カビで充満してしまうことになり、さらにはアレルギーを引き起こしてしまう可能性もあります。
【フローリングのカビの撃退方法】
フローリングのカビを撃退するには、カビ用洗剤や除菌スプレーなどではなく、アルコールで除菌しましょう。
カビ用洗剤や除菌スプレーなどの強力なものを使用してしまうと、カビが取れたとしてもフローリングが白く脱色してしまいます。これでは元も子もありません。
まずは、以下を用意します。
- アルコール(無水エタノール、消毒用のアルコールなど)
- 雑巾
- ゴム手袋
- マスク(カビを触るので)
早速、部屋の換気を行ってから、以下を進めていきましょう。
- アルコールと水を8:2の割合で薄めておきます。
- 雑巾で水拭きします。
- アルコールで脱色しないかどうか、目立たない場所で試してみて、脱色しないようであれば、フローリングのアルコール水を雑巾で拭きとります(アルコールと水の割合を調整)。
- 何度か雑巾で拭き取り、雑巾にカビがうつらなくなれば終了。
- 1~4の作業を3~4日ほど続けてみましょう。
カビは1度で撃退するのは難しいので、3~4日程度続けて行うことをオススメします。
「どうしてもカビが落ちない!」という場合は、業者の方へ依頼するしかありません。カビは1度生えてしまったら、カビの根から根絶することはなかなか難しいものです。
大事なことは、カビを生えさせないように予防することです!
フローリングのカビを防止する方法
フローリングに一度カビが生えてしまったら、完全に消し去ることは難しいので、やはり予防することが大切です。そこで、フローリングのカビを防止する方法をご紹介いたします。
【フローリングのカビを防止する方法】
- フローリングの上に布団を敷きっぱなしにしない
- 小まめに掃除する
- 防カビ用のワックスやスプレーを使う
- 結露対策をする
フローリングに布団を敷きっぱなしにしてしまうと、カビのエサである布団の寝汗が、直接フローリングについてしまうので、布団を敷きっぱなしにしないことが大切です。起きたらすぐに、布団をフローリングからあげることが大切です。
また、大事なのは、小まめに掃除をすること。カーペットもずっと敷きっぱなしにせず、こまめに掃除をしましょう。掃除をするときには防カビ用のスプレーなどを使用すると、さらに効果的です。
最後に、結露対策をすることもお忘れなく! 結露で床がびっしょりしていると、フローリングは大変なことになってしまいます。
このように、少しフローリングを気にして行動するだけで、十分に効果はあります。フローリングにカビを生えさせないために、こまめに行動してみてくださいね。
まとめ
いかがでしたか? 今回は、フローリングのカビについてご紹介いたしました。
フローリングにこびりついてしまったカビは、完全に落としきることは難しいので、日頃の小まめな行動がカギとなります。できることから、ぜひやってみてくださいね!