換気の効果を高める!換気機器の活用法

お部屋の換気は家を守るために大切な行為。
それでも暑さ寒さの厳しい日は、つい窓を閉め切って空調に頼りたくなるものです。
換気にはどんな効果があって、どんな方法が効率的なのかはご存知でしょうか。
換気を知り、目的意識が持てれば、面倒な印象は払拭できるかも知れません。

目次

1、換気の効果
2、換気の目安
3、換気不足による健康被害
4、給気口の作り方
5、換気を行う際の注意点
6、3つの換気の方式と一般的な住宅の換気方式
7、換気機器を活用しよう
8、空気抵抗に注意
9、機器のメンテナンスも換気口率に影響大
10、まとめ

1、換気の効果

換気を行うと空気が入れ替わって、気分がすっきりしますよね。
実は、汚れた空気を排出して新鮮な空気を取り入れることには、気分転換以外にもさまざまな効果があるのです。
順番に確認していきましょう。

二酸化炭素、一酸化炭素の除去と酸素の供給

居住者の呼吸や物の燃焼により室内の酸素が消費され、二酸化炭素が増加します。
またガス器具、ストーブなどの不完全燃焼で発生する一酸化炭素は有害物質です。
これらを除去し、新しい酸素を供給することは最重要事項といえるでしょう。

脱臭

生活するなかで、体臭やたばこ、食べ物など、さまざまな臭いが室内に発生します。換気には、こうした臭いを室外に排出することに効果的です。特に、キッチンやトイレには臭いがたまりやすいため、こまめに換気するようにしましょう。

湿気の除去

部屋のカビや傷みを見つけて「換気しておけばよかった…」と後悔するのが湿気問題。
湿気を察知するのは難しいので、換気行為を習慣づけてしまうのがおすすめです。特に浴室の換気扇は常時運転させておくのが大切です。

塵、埃の除去

窓を開けると埃が入ってきそうなイメージがありますね。
ところが実際は窓を開けなくても人体や衣服から汚れは発生します。部屋に風を通すことはこれを除去する役目があります。

室温の調整

春や秋などの中間期はもちろん、夏も自然通風だけで過ごせる日がありますね。
積み重ねれば節電効果もそれなりに大きくなるものです。

ダニ・カビの予防

ダニやカビは、湿気を好みます。室内の湿度は夏場では75%ほどにまで上がり、冬場でも45~50%ほどです。換気することで室内の湿気も排出されるので、ダニやカビの予防になります。

脳の動きを活性させる

新鮮な空気を適度に吸うことによって、脳の動きが活性化し、記憶力や集中力が高まります。特に、赤ちゃんがいる家庭においては、しっかり換気するようにしましょう。赤ちゃんにとっての換気は、脳を活性させるほか、体温調節においても重要となります。

風邪やインフルエンザの予防になる

風邪やインフルエンザのウイルスは、室内の目に見えないハウスダストに付着します。換気せずに放置していると、室内のウイルス濃度がどんどん上がっていってしまうのです。
換気して空気を入れ替えることで、ウイルス感染を予防しましょう。

運気が上がる

よどんだ空気は、体調や人間関係だけでなく、運気にも悪影響を与えるといわれています。換気をすることでよどんだ空気を排出し、プラスのエネルギーを取り込みましょう。

2、換気の目安

換気をするタイミングは朝・昼・夕の3回ほどで、5~6時間に1回を目安にしましょう。
1回の換気時間は、6~8畳の部屋で約5~10分が望ましいです。
対角線上にある窓を開けることが理想的ですが、1か所でも問題ありません。窓が1か所の場合は、15分ほど換気しましょう。

3、換気不足による健康被害

十分に換気をしていないと、健康に悪影響を及ぼし、中には死に至る恐れのある健康被害もあります。
換気不足が原因で起こる健康被害を主に3つ紹介します。

アレルギーの発生

換気不足で湿度が高くなっている部屋には、先述の通りダニやカビが発生します。ダニやカビは、悪臭だけでなく鼻炎や皮膚炎、結膜炎などのアレルギーも発生させてしまい、人体に悪影響を及ぼすのです。

ストーブ使用時における酸欠状態・一酸化中毒

ストーブを付けると、室内の酸素は燃焼に使われ、二酸化炭素が発生します。換気を行わずにストーブを使い続けると、室内の酸素が少なくなり、酸欠状態に陥ってしまう危険性があるのです。
さらに、ストーブの燃焼に使う酸素が足りなくなったら、発生するのは二酸化炭素ではなく一酸化炭素に変わります。一酸化炭素を吸い込んでしまうと、体内に酸素が供給されなくなり、最悪の場合、死に至ります。

シックハウス症候群の発症

シックハウス症候群とは、建材が原因となって体調不良を引き起こす健康障害のことです。
症状として、めまいや吐き気、頭痛などがみられ、ひどい場合は喘息や化学物質過敏症を発症するケースもあります。
しっかり換気し、建材から帰化した化学物質を室外に排出しましょう。

4、給気口の作り方

換気のために窓を開ける女性

排気をおこなう換気扇に対し、給気をおこなう開口は主に窓です。換気扇を動かすときにどの窓を開けるかで空気の流れる経路が決まります。

台所や浴室などを局所的に素早く換気したいときは換気扇に近い窓を開けるべきです。反対に、家全体に風を通したい場合は離れた部屋の窓を開けましょう。
できれば、その部屋から換気扇までを隔てるドアも開けるとより効果的です。

また、換気扇から空気が排出される排気口がどこにあるかもポイントです。大抵、台所や浴室のある側、家の裏手側に排気されるようになっているはずです。
裏手側に付いた窓や近くの窓だけを開けると同じ空気が入ってきてしまいます。これはショートサーキットといって、換気効果が低くなるケースです。離れた位置の窓も開けた方が新鮮な空気の流入を促せます。

換気の効率を上げるコツ

換気をより効率よく行うためのコツを主に4つ紹介します。

対角線上にある窓を開ける

対角線上にある窓を開けることで、空気の通り道ができます。さらに、空気が流れ込んでくる方の窓を15cmほど、空気が出ていく方の窓を15㎝より大きく開けるとさらに空気の通りがよくなります。

扇風機を活用する

窓が1つしかない場合や空気がこもりやすいスペースには、扇風機を活用しましょう。扇風機を使用すると、流れにくい空気も流れるようになります。

窓の高低差を利用する

高い窓と低い窓があれば、温度差を利用して空気の流れを作ることができます。暖かい空気は上へ流れるため、低い窓から高い窓に向かって空気が流れるのです。

サーキュレーターを利用する

写真

引用元:アイリスオーヤマ

サーキュレーターとは、室内の温度を一定にするための機械です。横方向に風が抜けないようになっており、扇風機と比較して部屋の空気を循環させるのにより適しています。
サーキュレーターの価格相場は1,000円~40,000円と、性能によってかなり幅があります。

熱交換型換気扇を使ってみる

熱交換型換気扇とは、室外へ送り出す排気から熱を回収し、給気へと再利用することで室温に近い新鮮な空気を取り入れる換気扇です。再利用率は70~80%で、高性能のものであれば90%の熱が再利用されます。
熱交換型換気扇を使用することによって、冷暖房したエネルギーが逃げなくなります。そのため、室温を一定に保てるのです。快適に過ごせるだけでなく、結露やカビの発生も防ぐこともできます。

5、換気を行う際の注意点

換気を行う前に、下記の注意点を確認しておいてください。注意点を守っていなければ、換気の意味がなくなるということもありえます。

換気用の小窓や給排気口をふさがない

換気用の小窓や給排気口は、空気の流れを作る大切な役割を担っています。家具などでふさがれていないか確認しましょう。

ピアノ室やAVルームでは機械換気を行う

ピアノ室やAVルームは、音漏れ防止のため高気密設計になっています。必ず扇風機などで機械換気を行いましょう。

6、3つの換気の方式と一般的な住宅の換気方式

換気機器

換気とは、室内の汚れた空気を外に出し、外の新鮮な空気を代わりに取り込むことです。そのためには様々な方法や機器が存在します。
まず、空気を動かす方法は2つあります。窓や換気口などの開口から空気が自然に出入りすることを用いた「自然換気」と、換気扇などの機械で空気を動かす「機械換気」です。「空気を入れるとき=給気」と「空気を出すとき=排気」にどちらの方法を用いるかで、建物や部屋の換気方式は次の3つに分類されます。

【第一種換気】

給気、排気の両方を機械換気でおこなう方式です。
決まった量の空気をもっとも確実に動かすことができます。商業施設やオフィスビルなど大規模な建物によく使われます。

【第二種換気】

給気は機械換気、排気は自然換気でおこなう方式です。
室内に空気を機械の力でたくさん送り込み、汚れた空気を押し出して換気します。外の空間から塵や汚れを持ち込みたくない部屋によく利用します。たとえば精密機器を扱う工場や病院の手術室などです。

【第三種換気】

給気は自然換気、排気は機械換気でおこなう方式です。
システムが簡単でコストも低く済むため、一般の住居のほとんどはこの方式です。大きな建物でも厨房、ごみ処理室など臭いや汚れを漏らしたくない場所に採用されます。

計画換気を知っておこう

計画換気とは、換気装置などで空気の出入り口を明確にし、常に空気の入れ替えを行うことです。
2003年7月の改正建築基準法で、1時間あたり0.5回の換気能力を持つ機械式換気の設置が義務付けられました。
古くから一般的だった換気方式は、排気のみ機械式で自然給気を行うものでしたが、近年では、給排気ともに機械式をとる方式が主流になっています。

7、換気機器を活用しよう

上で述べたように、住宅には排気用の換気機器が設けられています。台所のコンロ上部と、トイレ・洗面室・浴室にある換気扇です。これを活用することで、より効率よく効果的な換気ができます。

まずトイレ・洗面室・浴室の換気扇は常時運転させるのが基本です。(これらは一つの換気機器にまとめられたケースも多くそれほど電気を食いません。)
『換気の目的』で述べたように、湿気対策は特別な注意を必要としない方法が向きます。この機械排気を利用し、部屋の窓を開けて家全体の換気ができるようにしましょう。

台所の換気扇は、流せる空気の量が多いことが特徴です。コンロ使用時に窓を開けることは安全上必要なことですよね。
ここでリビングなどの部屋を開ければ、ついでに換気ができてしまいます外出の前後やエアコン使用中など、短い時間で換気したい場合に活用できそうです。

そしてどちらの場合も抑えたいポイントは、給気口の位置と空気抵抗の軽減です。

8、空気抵抗に注意

空気は抵抗が小さく流れやすいところに流れていきます。小さな開口より大きな開口、遠くの開口より近くの開口、という具合です。
換気扇を動かすとき、そばにある台所や浴室の窓が大きく空いているとどうでしょう。空気はそこから早く、大量に流れ込みます。一方で他の部屋の空気はあまり動きません。
通常の換気と台所や浴室の使用時・清掃時とで、開ける窓のバランスを考えてみましょう。

9、機器のメンテナンスも換気効率に影響大

空気抵抗といえば見逃せないのが、機器のメンテナンスです。機器本体の汚れやフィルターの目詰まりは換気効率に大きく影響します。
節目ごとに機器、フィルターの修理や交換の必要があるかを検討しましょう。電気代にも影響するところなので、見直しを忘れないでおきたいものです。

10、まとめ

換気は簡単な作業ですが、きちんと行うことでさまざまなメリットが期待できます。反対に、換気をしっかり行わないと、アレルギーやシックハウス症候群の発症など人体に悪影響を及ぼすことになります。正しい換気方法を実践し、快適に過ごしましょう。

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