網戸の隙間の調整方法!戸車の高さの調整ネジはココ!注意点も解説

網戸がきちんと閉まらなくて、網戸周りに隙間ができてしまっているとき、具体的な解決方法を知りたいですよね。

隙間があるままだと、その隙間から虫が室内に入ってくるかもしれないので、網戸を安心して使えません。

このページでは、隙間をなくすため網戸を調整するのに必要な道具や、調整の方法を写真付きで解説します。

網戸の隙間をなくし、網戸を快適に使えるようになるために、当ページをお役立てください。

網戸の隙間の原因で多いのは戸車の高さのずれ

下の写真のように、網戸が傾いたりずれたりして網戸周りにできる隙間は、戸車の高さのずれが原因であることが多いです。

隙間のある網戸

戸車とは、網戸の下部の左右に1個ずつ付いていて、車輪の役割を果たしている部品のことです。網戸は、戸車がサッシレールの上を転がることで、スムーズに開閉できる仕組みになっています。

戸車の位置
戸車の位置

戸車の高さは、長期間の使用や外から受けた衝撃などでずれることがあります。

左右の戸車の高さがずれていることで、網戸が傾き、網戸周りに隙間ができることが多いです。

隙間ができている網戸調整の道具と方法

戸車の高さのずれが原因で周りに隙間ができている網戸を調整するには、プラスドライバーが必要です。

戸車の高さの調整方法は2通りあります。網戸がサッシレールにはまったままの状態で調整する方法と、網戸をサッシレールから外して調整する方法です。

網戸がサッシレールにはまったままで調整する方法は、網戸をサッシレールから外さないので、作業の手間が少ないのがメリットです。
一方で、戸車が直接は見えないまま高さを調整するかたちになるので、作業のやりにくさを感じる人もいるかもしれません。

網戸をサッシレールから外して調整する方法は、戸車を目で直接見て高さを調整できるので、網戸がサッシレールにはまったままで調整する方法よりも作業しやすいでしょう。
ただし、網戸をサッシレールから外す手間、サッシレールに戻す手間が発生します。

網戸がサッシレールにはまったままの状態で調整する方法

戸車の高さを調整するには、戸車に付いている「調整ネジ」をプラスドライバーで回しましょう。

調整ネジは、網戸の側面の下部にあります。

戸車の高さを調整する様子

網戸の側面の下部にネジがひとつだけ付いている場合は、それが調整ネジであることが多いです。
ネジが2つある場合は、下側のネジが調整ネジであることが多いです。

調整ネジを右に回すと戸車の高さが上がり、左に回すと戸車の高さが下がります。

網戸の左右のどちらの戸車を、どう調整すればいいかどうかは、網戸の傾きを見て判断しましょう。

網戸の右側が下がっていたら、右側の戸車の高さが左側の戸車の高さよりも低くなっている状態です。
網戸の左側が下がっていたら、左側の戸車の高さが右側の戸車の高さよりも低くなっている状態です。

低くなっている方の戸車の高さを上げるか、高い方の戸車の高さを下げましょう。

網戸をサッシレールから外して調整する方法

網戸をサッシレールから外すには、外れ止めを解除しましょう。
網戸は、網戸上部の外れ止めによってサッシレールに固定されています。

網戸の外れ止め
外れ止めを解除する様子

プラスドライバーで外れ止めのネジをゆるめ、カチッと手応えがあるまで外れ止めを下方向に下ろせば、外れ止めを解除できます。

外れ止めを解除したら、次の2ステップで網戸をサッシレールから外しましょう。

  1. 網戸を上に持ち上げて、網戸の下部をサッシレールから外す
  2. 網戸の上部をサッシレールから外す

網戸をサッシレールから外したら、網戸の側面が下側にくるようにして、外した網戸を地面などに置きましょう。
そうすれば、網戸の下部の戸車がよく見えます。左右の戸車の高さが合うよう、戸車の高さを目で見て確認して調整しましょう。

戸車の高さを確認する様子

「網戸がサッシレールにはまったままの状態で調整する方法」と同じく、戸車の調整ネジをプラスドライバーで回して、高さを調整できます。

網戸の隙間を調整するときの注意点

網戸の隙間の調整では、次の2点に注意しましょう。

  • 網戸によっては調整方法が特殊な場合もある
  • 力任せに作業しない

網戸によっては調整方法が特殊な場合もある

住宅に使われている網戸の多くは、このページで紹介した方法で戸車の高さ調整が可能です。

しかし、網戸によっては、調整方法が異なる場合もあります。

「うちの網戸は、このページの写真に写っている網戸とは部品の位置や形が大分違うなあ」と感じたら、戸車の高さを調整するのに別の方法をとる必要がある可能性が高いです。

その場合は、網戸のメーカーの公式サイトなどで戸車の調整方法を確認しましょう。

網戸のメーカーは、窓枠の右上に貼ってあるシールから確認できます。

力任せに作業しない

ネジが回りにくかったり部品が思うように動かなかったりするとき、力任せに作業すると、網戸の部品が割れたり歪んだりする恐れがあります。

挑戦してみて思うように上手くいかなかったら、力任せに作業しようとするのではなく、業者に依頼しましょう。

まとめ

網戸周りの隙間は、戸車の高さを調整することで解消できることが多いです。

網戸の戸車は、調整ネジをプラスドライバーで回すことで高さを調整できます。
ただし、網戸によっては戸車の高さの調整方法が特殊なこともあるので、注意しましょう。

イエコマは、網戸の建て付け調整・サッシ修理を承っております。

網戸周りの隙間でお困りなら、お気軽にお問い合わせください。

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