カーテンのカビはどこから?カビ対策や掃除のポイント

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窓を開けようとして、カーテンにカビを発見した経験のある人は多いのではないでしょうか。

特に色の濃いカーテンや模様入りのカーテンは、カビに気づくのが遅れがちです。
また、カーテンを小まめに洗濯するのは大変ですし、洗濯が難しい素材のものもあります。もしかすると、取り付けてから一度も洗っていない人もいるのではないでしょうか。

実は、カーテンのカビのほとんどは、カーテン自体の汚れではなく周りの環境が原因で発生します。
ここでは、カーテンにカビが発生する原因や、カビの取り除き方、カビの発生を予防する方法も含めて紹介します。
ぜひ、ポイントを押さえてカビ対策を実践しましょう。

1、カーテンのカビの原因

窓辺に吊るされるカーテンはカビの温床となりやすく、多くの家庭が悩まされています。カビはキノコと同じく菌類の一種で、その胞子は空気中を漂っていたり、家の中のほこりに潜んでいたりします。

カーテンに付着した胞子が成長し、さらに胞子をばらまくことで、徐々にカビの被害が広がっていきます。これが、カーテンにカビが生える原因です。
カビは種類によって異なりますが、条件を満たせばどんどん繁殖します。カビが繁殖する条件とは、どのようなものでしょうか。

1-1.カビが発生する条件

カビが発生し、繁殖する主な条件とは、

  • 温度
  • 水分(湿気)
  • 栄養
  • 空気(酸素)

の4つです。

それぞれの条件についてよく知り、十分な対策を実施することで、カビの発生を予防できます。

その1:温度

カビは0~40℃の範囲で生存できます。冷蔵庫の中の食品にカビが生えた経験はないでしょうか。冷蔵庫のようにかなり低い温度でも、カビは生きることができます。
なお、カビが最も繁殖しやすい20~30℃の環境ではカビの活動が活発化し、繁殖のスピードが増します。

その2:水分(湿気)

カビが湿気を好むことはご存じの方も多いでしょう。梅雨時などにカビが増えるのも、湿気が原因です。

カビは水分がまったくない場所では生きていけませんが、含水率が15~50%程度でも生息可能です。多くのカビは、湿度が60%以上になると力を発揮し始め、80%を超えると爆発的に増殖します。

また、風呂場にカビが多いことから分かるように、湿度が100%近くになっても十分に生きていけます。

その3:栄養

多種多様な栄養源で生きていけるカビは、特に炭水化物や糖分、穀物を好み、革製品なども大好きです。さらに、栄養価がなさそうな汚れやほこりでさえ栄養源にしてしまいます。
過酷な環境下でも増えるため、思いがけないところに発生することもあり、注意が必要です。

その4:空気(酸素)

カビは、人間と同じように呼吸する生き物です。空気の中でも酸素を必要とする好気性を持つため、空気を遮断すれば繁殖を防ぐことができます。
対象物を真空パックなどにすると、カビの発生を防ぐことができます。

1-2.カーテンとカビのつながり

以上のことから分かるように、私たちが普段生活している環境とカビが好む環境は、多くの部分で共通しています。すなわち、カーテンもカビが好む環境下にあるのです。
特に、窓に近いカーテンは外気の影響を受けやすく、梅雨時と冬場は多くの湿気を含みます。

梅雨は湿度に加えて温度も高くなるので、カビが繁殖しやすい時期です。
「空気が乾燥する冬場はカーテンも乾燥している」と思う人が多いかもしれませんが、実は多くの家庭が乾燥対策で加湿器を使っています。その湿った空気を吸い込んで、カーテンがどんどん湿り気を帯びるのです。さらに、窓辺の結露もカーテンの湿気の原因になります。

こうして、カビの好む4つの条件は冬場でもそろいます。つまり、梅雨時や冬場のカーテンはカビにとって最適な住み家といえるのです。

2、カビを引き起こす結露とは

カーテンにカビが発生する原因の1つである結露は、温度差によって生じます。夏場に、氷を入れたコップに付いた水滴を見たことがあると思います。コップの中の冷たい液体と、コップの外側の空気との温度差で結露が発生するのです。

これと同じことが、冬場の窓辺で起こります。冬場は室外と室内の気温の差が激しく、気温の高い窓の内側に結露が発生します。窓枠がアルミサッシの場合、外気温を伝えやすいため結露が発生します。
この結露の水滴をカーテンが吸収して、湿り気を帯びるのです。

3、臭いやアレルギーなどカビが引き起こすトラブル

カビはカーテンの見た目が悪くなるだけでなく、人体や家にもさまざまな害を及ぼします。特に、浮遊しているカビを吸い込むと、カビ過敏症を引き起こす可能性が高くなり、くしゃみ、鼻水、せき、微熱などに苦しむことがあるのです。

さまざまなアレルギーの原因にもなり、免疫力が落ちていると肺炎などの重い症状につながる恐れもあります。特に乳幼児や年配者、ペットなどは要注意です。
また、皮膚や粘膜に付着すると、水虫や角膜真菌症などを引き起こします。

カビ独特の臭いも敬遠したいものです。壁などに付着すると徐々に奥まで進行していくので、壁紙の修繕だけでは済まず、ボードや断熱材まで修繕する羽目になります。
カビに気づいたら早めに取り除きましょう。

4、カーテンのカビの取り除き方

※引用元:クレアン

カーテンに付いたカビは、普通に洗濯機で洗っても落ちません。かといって、買ったばかりのカーテンやお気に入りのカーテンの場合、処分するのは惜しいものです。

ここでは、カーテンに付いたカビを取り除く方法をいくつか紹介します。必ず取れるという保証はありませんが、カーテンの材質やカビの状況と照らし合わせながら試してみてください。

4-1.カビの発生直後の応急処置

カビがまだポツポツとまばらで、根が繊維の奥まで入り込んでいない状態で発見した場合、落とすチャンスは十分にあります。
以下は、カビ発生の初期段階におすすめの方法です。

ブラッシングで落とす

根づいていないカビはこするだけで取れます。洋服ブラシでブラッシングして落としましょう。
少ししつこいカビの場合は、ブラッシングの後に消毒用エタノールを染み込ませたタオルで、カビをたたくように拭き取ります。
なお、ブラシにカビが付くので、きちんと後始末してください。今度はブラシからカビが発生してしまいます。

洗剤で落とす

用意するものは、歯ブラシとタオルと洗濯用洗剤です。歯ブラシは新品である必要はありません。タオルは水分を吸収するものであれば、ハンカチや厚手のキッチンペーパーなど何でも構いません。

以下は、洗剤でカビを落とす手順です。

  1. 洗剤を歯ブラシに付ける
    液体ならそのまま、粉末なら少し水を加えます。
  2. その歯ブラシをカビのある面の裏側に当てて、こすらず丁寧ににたたく
    カビをタオルに移すイメージです。
  3. カーテンを水拭きして、洗剤の残りを落とし、乾かす

4-2.塩素系漂白剤による処置

発生からしばらくたち、根づいてしまった頑固なカビは、通常の洗剤や酵素系の漂白剤では落ちません。
塩素系の漂白剤を使い、着色汚れとカビの菌を落とすのが効果的です。ただし、塩素系漂白剤は繊維には強力すぎるため、以下の点に注意してください。

カーテンの洗濯表示タグを確認

塩素系漂白剤を使用できるのは、洗濯表示のタグが「洗濯機可」「手洗い可」のカーテンのみです。「水洗い不可」のカーテンには使用しないでください。
水洗いできないカーテンの場合は、カビクリーニングを受け付けているクリーニング店に相談してください。

水洗い可能なカーテンでも、次の点に注意してください。

  • レースやフリルが付いたカーテンは、それらの風合いが損なわれ、手触りが変化する恐れがある
  • 塩素系漂白剤はカーテンの色や柄も落としてしまう

白だからと安心していたら、実は生成りのカーテンで、オリジナルのカラーと漂白したカラーの違いが目立つかもしれません。事前に、目立たない箇所で試してみることをおすすめします。

カビ取り開始前の事前準備も大切

塩素系漂白剤は、塩素特有の臭いで気分が悪くなったり、塩素を吸い続けることで体に害が及んだり、直接皮膚に付いて肌を痛めたりする恐れがあります。
実際の作業に入る前に、マスクや手袋を用意すると安心です。また、換気できるようにしてください。

洗濯機や手洗いでカビを取る

洗濯機で丸洗いできるタイプのカーテンは、塩素系漂白剤と洗剤を適量加えて洗濯します。干すときにカビが取れていることを確認してください。

手洗いタイプのカーテンは、漂白剤と洗剤を溶かした水がぬるま湯で手洗いします。手袋を忘れずにはめましょう。
落ちが悪い場合は、少し浸け置きするとより効果が望めます。
後はしっかり水ですすいで乾かします。

4-3.それでもダメならカビ取り剤を試してみる

どうしてもカビが落ちない場合は、タイルなどに使用するカビ取り剤を試す手もあります。
ただし、カビを除去できてもカーテンが傷んでしまう危険があることを理解したうえで試してください。塩素系漂白剤と同じく人体に影響があるため、換気や使用後のすすぎに十分注意してください。

5、カーテンのカビを予防する方法

カビの原因が分かれば、予防策を講じることができます。そもそもカビがいないことが理想ですが、空気中のカビを一掃するのは不可能です。
以下に、手軽にできるカビ対策を紹介します。

その1:部屋を掃除する

ほこりやダニの死骸も、十分にカビの栄養源や住み家になります。しっかり掃除して、部屋をきれいにしておきましょう。
ほこりは家具の裏側にたまりがちです。見落さないように注意してください。

その2:小まめに換気する

カビが含まれた室内の空気を外に追い出し、新しい空気を取り入れます。日中に仕事などで不在の人は、帰宅後の数分間換気するだけでも効果があります。
ほとんどのマンションには24時間の換気機能があります。上手に利用して、たまった空気を入れ替えてください。

また、冬場は乾燥や風邪対策として加湿器を使う機会が多くなります。加湿器により室内の湿度が高くなるため、小まめな換気が必要です。湿度の調整だけでなく、湿気で増えたカビが漂う空気も入れ替えられるので一石二鳥です。

加湿器を使うとその周辺の湿度が上がり、場所によって室内の湿度に差が生じます。風通しが悪く換気が難しい部屋の場合は、扇風機やサーキュレーターで空気を循環させると、室内の湿度を一定に保てます。
ただし、雨や雪の日は外気の湿度のほうが高い場合もあります。そのようなときは、除湿器を利用するのも効果的です。

その3:結露を発生させない

カーテンに水分を与えないようにするだけで、カビの発生率を下げることができます。
ポイントは、

  • 室内の湿度を高くしない
  • 温度を上げすぎない

上記の2点です。

湿度が高くなる、部屋の温度が上がると、空気中の水分量が増加し、その空気が窓に触れて冷えると、多くの結露が発生するのです。

結露は、日頃の習慣に気をつけたり、結露対策グッズを利用したりして抑えることが可能です。
以下の点に注意して、なるべく結露が発生しないようにしましょう。

布団やマットレスを敷いたままにしない

人が寝ている間にかく汗の量は、1晩で500ml(ペットボトル約1本分)といわれます。枕や布団などの寝具は、多くの水分を含んでいる場合があります。寝具を敷いたままだと、そこから部屋中に湿気が発散されるのです。

毎日は無理としても、数日おきに寝具を干すことをおすすめします。万年床にして布団の裏がカビでびっしり、ということになりかねません。

観葉植物や水槽を窓辺に置かない

観葉植物や水槽は、窓辺や壁の付近にレイアウトすることが多いでしょう。
ここで注意すべきは、観葉植物は呼吸により、水槽は水の蒸発により、常に水蒸気が排出されていることです。観葉植物や水槽の付近では湿度が上がり、結露を起こしやすい状態になっているのです。

水分の多いものはレイアウトを工夫し、換気しやすい場所に配置するか、湿気を吸いやすいものから離してください。

窓が冷えるのを防ぐ

市販の結露防止シートや断熱シートを窓に貼ると、窓の冷えを防いで結露の発生を抑えることができます。どちらも手軽に購入できて設置も簡単です。
梱包材として使われるプチプチシートや段ボールでも代用できます。窓を冷やさないものであれば、どれも効果が見込めます。

結露を放置しない

結露をそのままにしておくと、カーテンに水滴が付着してカビを発生させてしまいます。そのため、発生した結露はすぐに拭き取ることが大切です。

結露防止スプレーを使用すると、液だれを防いでくれて拭き取りが簡単になります。スプレーの中には、結露を防ぐだけでなくカビ防止剤として使えるものもあるので、チェックしてみてください。

毎日拭き取るのが大変であれば、吸水シートをおすすめします。名前の通り、結露する部分の下部に貼ると結露を吸収してくれます。これにより、カーテンに水分が移る可能性が低くなります。
なお、結露防止スプレーや吸水シートも市販されているので簡単に手に入ります。

暖房器具を変える

暖房器具を交換する方法もあります。石油やガスを燃やすストーブやファンヒーターは水蒸気が発生するため、電気式やハロゲンヒーターに変えるとよいでしょう。

ほかには、遮断効果のあるミラーレースカーテンにすると、窓の冷えの抑制につながります。窓用の結露防止ヒーターも販売されています。

いずれの対策も、各自のライフスタイルや結露の発生場所に応じて実施することが大切です。

6、まとめ

カビを放置すると、健康にも家にも悪影響を及ぼすため、カビの予防と、発生したカビの除去を日ごろから行っておくことが重要です。
特にカーテンのカビの原因になりやすい結露は、二重窓を設置して室外と室内の温度差を少なくするなど、家の機能を変更して防ぐ方法が有効です。

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