こまめに掃除をしていても、排水管は汚れが溜まりやすい場所です。急に流れが悪くなったり詰まったりして、慌てた経験を持つ人も多いでしょう。
そんな時に頼りになるのが、排水管清掃の専門業者です。
目に見えず手や掃除道具が届かない排水管の内部を、高圧洗浄機の強い水流ですみずみまできれいにしてくれます。
しかし、排水管清掃業者の数は多いので、どこに依頼すればいいのか迷ってしまいますよね。
この記事では、排水管高圧洗浄の業者選びのポイントや費用相場を紹介します。専門業者が行う高圧洗浄の内容も紹介するので、ぜひご一読ください。
排水管高圧洗浄を業者に依頼する際のポイントと費用相場
排水管高圧洗浄を依頼する業者を選ぶ際のポイントや注意点を紹介します。
気になる費用の相場も紹介するので参考にしてください。
作業内容や料金を事前に確認しよう
排水管高圧洗浄の業者を選ぶ際には、ホームページやチラシ、電話問い合わせなどで事前に作業内容や料金を確認しましょう。
排水管はお風呂やトイレ、キッチンなど、水回りの数に応じて複数あります。また、長く続いている排水管をすみずみまで掃除するためには室内と室外の両方から清掃しなければなりません。
しかし、「排水管詰まり 〇〇円から」といった情報だけでは、どこまで洗浄してもらえるのかが分かりません。
また、格安料金を前面に出してアピールしている業者も多いですが、どんな作業にいくらかかるかが分からなければ価格が妥当かどうかの判断もできません。
ホームページやチラシで作業内容を明示し、その料金も明示している業者は信頼できるといえるでしょう。
実績が豊富な業者を選ぼう
排水管高圧洗浄を依頼する業者は、施工実績が豊富なところを選ぶのが安心です。
実績や経験が多ければ、不慣れな作業員が清掃のやり残しをしたり排水管を破損させたりする心配が少ないためです。
訪問営業の排水管清掃業者や格安の清掃料金に注意
訪問営業の排水管清掃業者に依頼するのは避けたほうがいいでしょう。
訪問営業業者による無料の排水管点検で「このままでは排水管が詰まる」と言われて不安になり、相場よりも高額な料金で排水管清掃を契約するなどの被害相談が消費者センターに寄せられています。訪問業者の中には店舗すら持たず、後からクレームを入れようとしても連絡がつかないこともあるので気をつけましょう。
相場よりも格安の料金を謳う業者にも要注意です。
「3千円ぽっきり」といった格安チラシの料金を魅力に感じて作業を依頼したところ、実際には数万円の費用を請求された例もあります。
すべての訪問業者や格安料金の業者が悪いわけではありませんが、契約する前に作業内容や料金をよく確認するとよいでしょう。
※参考:排水管の点検や洗浄の勧誘にご注意!-「無料点検」のはずが洗浄の勧誘!?「料金3,000円」のはずが数万円に!?-(国民生活センター)
「すぐ来てくれる詰まり解消業者」がいいとは限らない
ネットやテレビCMでは、排水管詰まりのトラブルに即日駆けつけることを謳う業者が多く見受けられます。排水管が詰まったり排水口から悪臭がしたりするのは困るので、すぐに来てもらえるのはありがたいですよね。
しかし、即日対応してくれる業者に依頼するのが最適とは限りません。
なぜなら、即日対応に「特急料金」などの名目で高額な料金がかかる場合があるためです。これらの業者の多くは同時に見積もりや調査は無料としていることが多いですが、調査をしてもらってから「高額だから契約はしない」とは言いづらいものです。
この問題を回避するために、ラバーカップなどを使って一時的に詰まりを改善してしのぐ方法があります。詰まりが収まれば高額な業者にすぐに来てもらう必要がないため、作業内容や費用を吟味して余裕をもって最善な業者に依頼することができます。
ただし、応急処置で一時的に詰まりが解消したとしても、排水管内部の汚れを落とさなければ不具合が続くおそれがあります。
詰まりが解消した後にはなるべく早く排水管清掃を実施して根本的な詰まりの原因を解消しましょう。
排水管高圧洗浄を業者に依頼した場合の費用相場
排水管高圧洗浄を業者に依頼した場合にかかる費用の相場を知っておくと、実際に発注する業者を選ぶ際の参考になりますよね。
排水管高圧洗浄を業者に依頼する場合の費用相場は、一般的な広さ(30坪前後)と水回り設備を持つ2階建て住宅場合で、2~3万円前後です。
高圧洗浄機では除去できない異物があったり水回り設備の数が一般的な家屋よりも多い場合は別途料金がかかったりする場合もあるので、実際の料金は依頼する前に必ず業者に確認しましょう。
なお、マンションなどの集合住宅での排水管高圧洗浄は料金が異なります。マンションの管理組合や管理会社の負担で清掃をしてもらえるケースも多いです。集合住宅で排水管の詰まりが発生した場合は、管理組合や管理会社に相談するとよいでしょう。
排水管高圧洗浄を業者に依頼したほうがいい理由
排水管高圧洗浄を業者に依頼する料金が高額と感じて、自身で排水管を清掃しようと考える人もいるでしょう。
しかし、以下で説明する理由により、専門業者に依頼することをおすすめします。
自宅で排水管を清掃するのは困難
排水管を自分で清掃する方法として、排水管用の長いブラシや排水管用洗剤などを使用する方法があります。しかし、長く曲がりくねっている排水管内部を、目で確認せずに長いブラシを操作するのは簡単ではありません。さらに、途中でブラシが引っかかって清掃ができないこともよくあります。
また、排水管用洗剤は排水管が詰まっていなければすぐに下水に流れてしまうため、汚れを完全に落とすことはできません。
排水管を破損させる可能性がある
排水管用のブラシが排水管の途中で引っかかって取れなくなったり、無理に引っぱって排水管を破損させたりするおそれがあります。
排水管の清掃は大変
排水管は、室内側だけでなく室外側にもあり、排水管清掃ではその両方から清掃する必要があります。ブラシや家庭用高圧洗浄機を使って自身で排水管をきれいにしようとする場合、何カ所も清掃をする必要があり、時間と手間がかかります。
業者が行う排水管高圧洗浄
専門業者がどのような排水管清掃を行っているのか、イエコマの例を元に紹介します。以下が、高圧洗浄機を利用した排水管洗浄の流れです。
1、敷地内にある汚水マスを確認
屋外にある汚水マス(排水管の清掃や点検のために設けられている開口部。排水桝とも)の場所を確認します。汚水マスは複数あるので、どの水回り設備につながっているのかを確認するのも重要です。
2、室外側からの排水管清掃
汚水マスから高圧洗浄機のホースを入れ、室内側に向けて清掃を行います。
排水管は曲がりくねっているのが一般的なので、手元に伝わる感覚を元に慎重にホースや水流を操作して清掃を進めます。
汚水マスや汚水マスのフタなども高圧洗浄機できれいにします。
3、室内側からの排水管清掃
室外側からの清掃が終わったら、屋内の排水口からの清掃です。洗面台や浴室、キッチンなどの水回り設備各部の排水口それぞれからホースを挿入して、排水管全体をすみずみまできれいにしていきます。
4、排水の状態を確認して作業完了
作業が完了したら、水回り設備それぞれから水を流して清掃状態を確認します。排水がスムーズに流れると共に、汚れが残って流れが悪い時に聞こえる「コポコポ」「ボコボコ」などの異音がしなければ作業完了です。
詰まったり流れが悪くて汚水がなかなか排出されなかったりしていた排水管がきれいになると、排水がスムーズに流れるようになり、水回りを快適に使用できます。
なお、作業のやり方は業者によって多少異なります。作業時間は1~2時間程度であることが多いです。
まとめ
汚れが蓄積した排水管の清掃は大仕事なので、専門業者に依頼するのが得策です。
しかし残念ながら、すべての排水管清掃業者が適正価格できちんと清掃を行ってくれるわけではありません。業者を選ぶポイントや費用相場を知って、納得できる契約を結びましょう。
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