水まわりや外壁のコーキングの寿命&DIYでできる補修方法

コーキングはどのくらいもつの?

キッチンや浴室、洗面所あるいは外壁などで、主に水の浸入を防ぐために隙間や継ぎ目に施されるのがコーキングです。
近年、使われない家はないといってもよいほど、コーキングは家づくりにおいて欠かせない部材となりました。

コーキングは、一度施工してからどのくらいもつものなのでしょうか?
一般的には屋内の水まわりで20年、外壁では10年くらいといわれています。古くなって劣化してくると、コーキングがひび割れたり、やせて隙間があいてしまったり、ぼろぼろと剥がれてしまったり、という現象が出てきます。

しかし10年も経たないうちに、キッチンの蛇口の後ろなどでコーキングにカビが生え、真っ黒になってしまうこともあります。常時水がかかり、湿っている状態が続くと、一般的な寿命よりも早く傷んでしまうこともあるのです。外壁でも天候や気候の条件の変化などによっては10年より早く劣化することも考えられます。

コーキングの特徴

コーキング剤は建物において気密性や防水性のために隙間などに充填されるもので、チューブのような容器に入っているのを専用の道具(コーキングガン)で押し出して使います。

コーキングにはシリコン系、ウレタン系などの種類があります。屋内の水まわりで使われているのはシリコン系がほとんどで、外壁にはシリコン系、ウレタン系の両方が使われます。
水まわりで使われるシリコンコーキングは容器の中ではペースト状(練り歯磨きのようです)で手につくとべたべたしますが、押し出されて空気に触れると硬化が始まり約24時間で硬化が完了します。ただ、硬化といってもカチカチになるわけではなく弾力性がある硬いゴムのような状態です。これは、コーキングをした箇所(隙間など)の下地が動いたりしたときに動きに追随して密着状態を保つためです。

DIYでできるコーキングの補修

劣化したコーキングはもはやその機能(防水性、水密性)を十分に果たせなくなっているので早急に対策を講じなければなりません。コーキングの補修は、できるだけ業者に依頼し、正確に作業してもらう方がよいですが、実は室内の水まわりなら自分でできるところもあります。

たとえば、キッチンのカウンターと壁が接するところは自身でも補修がしやすいです。
まず古いコーキングを取り除きます。カッターでカウンター、壁と密着しているコーキングを切り離し、手で引っ張ると大部分が取れます(ひも状になります)。
カウンターや壁に張り付いている残りかすは、カッターでこそげ取り、古いコーキングが残らない状態にしてください。打ち直しをする箇所をきれいに乾燥した状態にすることがポイントです。

次に、カウンターと壁の隙間の両側にマスキングテープを貼ります。その際、両側のテープ同士の間隔を隙間の幅よりそれぞれ2mmくらい大きくします。
そこに新しいコーキング剤をコーキングガンを使って押し出していきます。少し盛るように多めに打つのがコツです。そしてヘラなどで余分なコーキングを取ってならしていきます。ヘラがなければティースプーンの裏を使ってもかまいません。それもなければべたべたになるのでおすすめはしませんが指の腹でもできます。

全体をきれいにならせたら、最後にマスキングテープをはがします。そのとき、はがしたテープが仕上がったコーキングのラインに触れないよう気をつけましょう。また、テープの表面に余分なコーキングがついているので、手につかないようにテープを割り箸などに巻きつけながらはがしていくとよいでしょう。

打ち終わってすぐのコーキングはまだペースト状でべたべたするので触ったり物が当たったりしないように気をつけてください。中まで硬化するには約24時間かかりますが表面は2~3時間ほどで乾きます。そうなれば多少の水がかかっても大丈夫なのでシンクで洗いものをするくらいなら問題ありません。

材料費としては、シリコンコーキング剤が300円前後、コーキングガンが安いもので200円くらい、マスキングテープ(幅24mmがおすすめ)150円、ヘラ200円としても、全部で1000円あれば自分でコーキングの補修ができるのです。

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