キッチンの排水口掃除を徹底解説!効果的な掃除方法とおすすめの道具を紹介

キッチンの排水口の掃除方法や掃除をする際の注意点、おすすめのアイテムを紹介します。キッチンは毎日のように使う場所で汚れやすく、排水口に汚れが蓄積するとヌメリや悪臭が発生します。清潔な状態を保つためにも、定期的に掃除しましょう。

調理や洗いものをするキッチンでは、油汚れや食材のカス、洗剤の溶け残りなどで排水口が汚れます。汚れが蓄積すると、ヌメリや悪臭が発生して不衛生な状態に。さらにそのまま放置すると、排水管内に詰まりが生じて、スムーズに排水されなくなるでしょう。

今回はキッチンの排水口の掃除方法や掃除の際の注意点をご紹介します。日頃からできるお手入れ方法や掃除におすすめのアイテムもチェックしましょう。

排水口の掃除方法

油汚れや食材カスが流れるキッチンの排水口。はじめにシンクや受け皿などのパーツを掃除してから、排水口の奥へと続く排水管の掃除を行います。掃除の際はゴム手袋を着用し、換気をしながら作業しましょう。

(普段のお手入れ)シンクやパーツの掃除

排水口パーツ掃除

シンクや受け皿などのパーツの、普段のお手入れ方法は以下のとおりです。キッチンは使用頻度が高い場所なため、毎日掃除するのが理想的です。とはいえ忙しくて時間がない人もいるでしょうから、2~3日に1度を目安に掃除しましょう。

【準備するもの】
  • 台所用などの中性洗剤
  • スポンジ
  • 古歯ブラシ
  • 乾いた布
  1. 受け皿にたまったゴミを取り除く
  2. フタや受け皿、排水トラップなどのパーツを取り外す
  3. 洗剤を付けたスポンジでシンクやパーツを掃除する
  4. 溝など細かい部分の汚れは古歯ブラシを使って掃除する
  5. 水で洗い流す
  6. 乾いた布でシンクを拭き上げて掃除完了

(徹底的に)排水口を掃除したい場合

発泡剤排水口掃除

ぬめりやにおいを落としたい場合やしっかり掃除したい場合は、下の手順で徹底的に掃除できます。発泡する力で汚れを浮かし、洗浄する方法です。普段のお手入れに加えて、2週間に1度を目安に、念入りに掃除しましょう。

【準備するもの】
  • 重曹 大さじ2~3杯程度
  • スプレーボトルに入れたクエン酸水(水200mlとクエン酸小さじ1杯を混ぜた液)
    ※クエン酸の代わりにお酢を使う場合は、重曹:お酢=2:1の分量が目安です
  • スポンジ
  • 古歯ブラシ
  • 乾いた布
  1. 受け皿にたまったゴミを取り除く
  2. 排水口に重曹をまんべんなくふりかける
  3. 重曹の上からクエン酸水(またはお酢)をスプレーする
  4. 発泡するので30分ほど放置する
  5. スポンジや古歯ブラシを使って排水口や受け皿などの汚れをこす擦り落とす
  6. 50度ほどのお湯で洗い流す
  7. 乾いた布でシンクを拭き上げて掃除完了

(排水管掃除)一気にお湯を流し込む方法

一気お湯掃除

排水口の奥にある排水管を掃除する方法です。勢いよくお湯を流し込み、水流の力で排水管内に付着した油汚れを洗い流します。家にあるアイテムを使って、自分で簡単に掃除できる方法です。

【準備するもの】
  • タオル
  1. 排水管の入り口に栓をするように、タオルを差し込み詰める
  2. もう片方のタオルの端はシンクから出す
  3. 50度ほどのお湯をシンクの3分の1の深さまでためる
  4. 勢いよくタオルを引き抜き、排水管に一気にお湯を流す

(排水管掃除)パイプクリーナーを使う方法

パイプクリーナー掃除

市販されているパイプクリーナーを使って、排水管内に付着した汚れを分解する掃除方法です。強力な洗浄力があり、ヘドロ状になった汚れやヌメリ、臭いなども除去します。

【準備するもの】
  • パイプクリーナー
  1. 排水管へパイプクリーナーを注ぐ
  2. 洗剤ごとに定められた時間(30分~1時間程度)、放置する
  3. パイプクリーナーの液剤が流れきるまで、50度程度のお湯を流す

(排水管掃除)高圧洗浄機を使う方法

高圧洗浄機イラスト

排水管洗浄は業者に依頼することも可能です。プロはホースの先に特殊なノズルが付いた高圧洗浄機を使い、水が高圧で噴出するときの力を使って排水管内にこびり付いた汚れを取り除きます。

排水管は見えない場所でカーブしており、詰まりなどを素人が解消するのは難しいものです。高圧洗浄機を持っているからと自分で無理に掃除した結果、排水管を破損させたり、詰まりが悪化したりする恐れもあります。

以下のような場合は、業者に洗浄を依頼するのがおすすめです。

  • 詰まりがひどい場合
  • 排水管内に指輪などの小物を落とした場合
  • 自分で掃除するのは不安がある場合

排水口や排水管を掃除する際に気をつけること

排水口や排水管を自分で掃除する場合、いくつか気をつけたい点があります。掃除を始める前に注意点を把握しておきましょう。

熱湯を流さない

鍋湯沸かし中

油汚れが付着しやすいキッチンの排水口や排水管。お湯を流すと油は落ちやすくなりますが、60度以上のお湯を流すと排水管が熱に耐えきれずに、破損したり変形したりする恐れがあります。お湯の温度は50度程度を目安にしましょう。

薬剤をかけたまま時間を置きすぎない

洗剤と時計

排水管に付いた汚れを分解する、パイプクリーナーなどの薬剤。かけてから長く放置するほど、汚れが落ちると思う人もいるでしょう。

しかし実際は、長く放置するほど汚れが落ちるわけではありません。それどころか逆効果になることも。取れた汚れが再び固まり、パイプの途中で詰まる恐れがあるのです。使用方法を守り、定められた時間どおりに薬剤をかけましょう。

※参考:ジョンソン株式会社 「使い方Q&A – パイプユニッシュ」

無理に掃除すると排水管を傷つける恐れがある

作業員バツ印

プロが行う排水管の高圧洗浄。「自分も高圧洗浄機を持っているから」と素人が無理に掃除すると、排水管を破損させる恐れがあります。知識のない人が排水管の分解を行うと、水漏れが生じたり、元に戻せなくなったりすることもあるのです。

排水管の詰まりを悪化させたり、排水管が破損したりすると、かえって修理費用もかさみます。自分で洗浄することに少しでも不安がある場合は、業者への依頼を検討しましょう。

排水口の掃除に使えるおすすめの道具

扱いやすく、手に入りやすい、排水口の掃除におすすめの道具を紹介します。

排水口掃除専用のブラシ

排水口ブラシ

※引用:株式会社アイセン

ヌメリやカビ汚れなどが付着する排水口。調理を行う場所でもあるので、排水口を掃除する専用のブラシを用意しておくとよいでしょう。

ホームセンターや100円ショップなどでは、排水口掃除専用のブラシが販売されており、スポンジでは届きにくい部分の汚れを落とすことができます。柄が伸びるタイプや角度・硬さの違う2種類のブラシが付いたタイプ、スポンジとブラシが一体化したものなど、商品によって特徴が異なるので、お好みのタイプを選びましょう。

アルミホイル

アルミホイル

忙しくて頻繁に排水口のお手入れができない人もいるでしょう。簡単にできるのが、丸めたアルミホイルを排水口のゴミ受けに入れる方法です。

アルミホイルは水に触れると化学反応を起こし、金属イオンを発生します。金属イオンは細菌やカビの繁殖を防止するのに効果的で、ヌメリの予防になります。アルミホイルの玉の大きさは直径3㎝ほどで、1~2個置くとよいでしょう。

ただし掃除のときなどに、排水パイプにアルミホイルの玉を落とさないように注意してください。

塩素系漂白剤

キッチンハイター

※引用:花王株式会社

臭いがあり、ヌルヌルとした排水口を掃除するのが苦手な人もいるでしょう。直接、汚れに触れずに掃除できるのが塩素系漂白剤です。

殺菌や汚れを分離する働きがあり、ひどい汚れでなければ、こすらずに汚れを洗い流すことができるでしょう。排水口以外にも、三角コーナーやまな板などの除菌にも利用できる便利なアイテムです。

排水口をきれいに保つためのポイント

毎日使うキッチンの排水口。少しの工夫で汚れにくくすることができ、掃除の手間も省けます。清潔な状態を保つためにも、日頃からできる、排水口をきれいに保つためのポイントをチェックしましょう。

油汚れがひどい食器や道具は拭いてから洗う

フライパン油取り

排水口の汚れの原因は食材のカスや油汚れなどで、これらをできる限り排水口から流さないことがポイントです。食器や調理器具など油汚れがひどい場合は、一度キッチンペーパーなどで拭いてから洗うとよいでしょう。

また洗いものの最後に50度程度のお湯を流すのもおすすめです。油汚れが柔らかくなり、パイプの中を流れやすくなります。

こまめに掃除やメンテナンスをする

排水口パーツ洗浄

汚れがたまってヌメリや臭いが発生する前に、2~3日に1度を目安に定期的に排水口の掃除をしましょう。

シンクの排水口は調理や洗いものをする度に使用するため、家の設備の中でもとくに汚れやすい場所です。水を扱うため排水口周辺はジメジメとしており、カビや雑菌が繁殖しやすいのが特徴です。掃除をせずに放置すると汚れが蓄積して、不衛生な状態になってしまいます。

以下のように日々のお手入れを心がけると、汚れ具合が大きく変わります。

  • ゴミ受けや三角コーナーにたまった生ゴミはこまめに捨てる
  • 使用後はシンクや排水口周辺をキレイに掃除する
  • 最後にシンクを乾拭きして水滴を拭き上げる

定期的にメンテナンスをする

カレンダーと赤鉛筆

日々のお手入れに加えて、定期的なメンテナンスも重要です。汚れが蓄積して排水管が詰まると、スムーズに排水されなくなるだけではなく、水漏れが発生する可能性もあります。

集合住宅の場合は、大家さんや管理会社が定期的に高圧洗浄を実施するケースが多いですが、一戸建ての場合は自分で検討しなければなりません。3~5年に1度を目安に、優良な業者に依頼するのがおすすめです。知識のない素人が無理に行うと、排水管を破損させたり水漏れが発生したりすることがあります。

高額請求や手抜き工事をする悪徳業者も存在するため、業者選びは慎重に行いましょう。複数の業者に見積もりを依頼する相見積もりを取り、見積書や担当者の対応を比較して、より優良な業者と契約することが重要です。

まとめ

毎日使うキッチンの排水口。調理や洗い物をするため、清潔な状態を保ちたいものです。

今回紹介した排水口の掃除方法や注意点を参考に、こまめに掃除を行い、ヌメリや悪臭が発生するのを防ぎましょう。汚れが蓄積して詰まりが発生すると、やがて排水されなくなります。定期的に高圧洗浄を行うことも大切です。

住まいのトラブルを解決するエキスパートのイエコマでは、「排水管保守クリーニング」を承っています。排水口から悪臭がする、スムーズに排水されないなど、お悩みの方はご相談ください。経験と知識が豊富な担当者が、親切・ていねいに対応いたします。またキッチンだけではなく、風呂や洗面所の排水口周りも掃除したい方も、どうぞお気軽にお問い合わせください。

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