シンクの排水口を綺麗に保つためには

穴の大きさ

キッチンのシンクにある排水口。いつも使っているものだけど特に注意して見たりしていないという方が多いでしょう。

排水口の穴って大きさが決まっているものなんでしょうか?
シンクの排水口に付けられるゴミ収納付き排水トラップには大型と小型の2種類あります。
現在では、大型が180mm(呼称、縁の外側の直径)、小型は115mm(同)というのが統一規格として採用されていて、ほとんどのキッチンシンクに取り付けられるようになっています。

システムキッチンのシンクでは大型の排水口が一般的ですが、ミニキッチンなどに付いている小さいシンクは小型排水口になります。
これらのゴミ収納付き排水トラップ、汚れたり痛んだりしたら交換やメンテナンスが必要ですね。
でも大丈夫。どちらも規格サイズなので排水トラップ本体の交換もスムーズだし、内部部品のゴミ収納かごや排水口カバーなどもサイズが共通で、ホームセンターなどでは多くの種類の製品が扱われています。
ゴミ収納かごにはぬめりがつきにくいものも出ているようで、それに取り替えればシンクのお手入れの時にはとても助かりますね。

世界共通?

ところで、このシンクの穴の大きさ、日本以外の国ではどうなのでしょうか?
実は欧米のシンクの排水口は日本の小型排水口にあたるサイズのものが標準となっています。180mmのような大型のものはないと言っても過言ではありません。それと、ゴミ収納付き排水トラップというものもありません。

排水口には「Strainer(ストレーナー、濾し器)」と呼ばれる小さな穴やスリットが開いた目皿の付いた排水金具が取り付けられます。
ただし、ストレーナーの目皿の穴やスリットは細かくないので比較的大きな固形のゴミ以外は全部流れ出てしまいます。排水管のつまりが気になりますね。
また、このストレーナーには臭気止めのトラップが付いていません。下水のにおいが上がってくるのを防ぐにはその下の配管部でトラップを組む必要があります。日本では洗面台などがこの方式です。

このように欧米のキッチンシンクの排水口は日本のものと違うのですが、そのデザインの良さなどから輸入シンクを使いたいという方もいらっしゃいます。
その場合、そのシンクに付属している排水金具を使うことになりますが、排水金具が日本の排水管と問題なく接続できるかどうか確認しなければなりません。

なお、欧米のシンクの排水口は日本の小型排水口のサイズとほぼ同じということで小型のゴミ収納付き排水トラップを取り付けられる製品も一部あります。
ただ、欧米のシンクは排水金具(ストレーナー)を含めてのデザインとなっているので、そこを日本製のものに取り替えるとデザイン的にアンバランスになるからそのままでいいという頑固な方がいらっしゃるかもしれません。

まあ、それでもシンクのゴミやお手入れのことを考えると、できればゴミ収納付きのトラップにしたほうがいいのではないでしょうか。

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