ガスコンロの交換費用の相場|我が家にピッタリのガスコンロを選ぼう

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毎日の料理のなかで、油はねや吹きこぼれなどにさらされるガスコンロ。どんなにお手入れをしても、汚れは蓄積してサビなどの劣化が生じます。
「汚れを完全に落とせなくなった」
「点火しづらくなった」
「突然火が消えた」
上記のようなガスコンロの不具合を感じて、そろそろ交換を考えている人もいるでしょう。

しかし、いざ新しいガスコンロが欲しいと思っても、気になるのが「費用」です。

この記事では、ガスコンロの価格や、交換に必要な費用について紹介します。ガスコンロの交換費用の相場を知り、自宅にピッタリのガスコンロを探すための参考にしてください。

ガスコンロの本体価格は?

ガスコンロは、ガス台の上に置いてゴムホースをつないで使用する「据え置きタイプ」と、システムキッチンに組み込む「ビルトインタイプ」があります。価格はガスコンロのタイプや性能によって幅があります。

ガスコンロ本体の価格帯

ガスコンロ本体の価格は、以下のようにタイプごとに幅があります(以下は目安です)。

  • 据え置きタイプ…約15,000〜70,000円
  • ビルトインタイプ…約40,000〜140,000円

また、バーナーがひとつだけのコンパクトな据え置きタイプなら、約5,000円で手に入ります。

価格の違いの理由

ガスコンロの本体価格に幅が生じる主な理由に、天板(トッププレート)のコーティングやグリル性能の違いがあります。

天板の違い

ガスコンロの天板

ガスコンロの天板に求められる性能は、熱や汚れに強く、掃除がしやすいことです。また、キッチンの雰囲気に合ったカラーや輝きなどの見た目を重視されることもあるため、さまざまなコーティングを用いた製品が販売されています。

・ホーロー

ホーロー天板

※引用:リンナイ

鍋や保存容器でもみられる加工で、鋼板にガラスを焼き付けたものです。比較的安価で耐久性がありますが、汚れがつきやすい難点があります。

・フッ素コート

フッ素コート天板

※引用:リンナイ

鋼板にフッ素コーティングが施されたものです。油をはじくため掃除が簡単ですが、コーティングが剥がれてくるとサビが生じやすくなります。

・ガラスコート

ホーローにさらにガラスをコーティングしています。耐久性と美しさを併せ持ち、カラーバリエーションも豊富です。
経年によりコーティングが剥がれる可能性があります。

・ガラストップ

ガラストップ天板

※引用:リンナイ

強化ガラスを使用しており、耐久性に優れています。清掃性に優れ、見た目は高級感があります。
上位モデルが多く採用している天板です。
固いものを落とすと割れることがあるので、取り扱いには注意が必要です。

グリルの機能の違い

グリルコンロ

焼き魚のイメージが強いグリルですが、大きな塊のまま鶏肉を焼いたり、ピザやグラタンを調理したりと、オーブンのように使用することもできます。グリルの性能は、ガスコンロ本体の価格に関わってきます。

【両面焼きか片面焼きか】

グリルは加熱方法により以下の2種類に分かれます。

  • 火が上からだけの片面焼きタイプ
  • 上下2方向から加熱する両面焼きタイプ

片面焼きタイプは食材を片面ずつ焼いて途中裏返す必要があるため、調理時間も長めになることがあります。魚のように柔らかい食材は、裏返すときに身がくずれることがあります。
しかし、お手入れが簡単で、ガスコンロの価格も安く抑えられます。

一方、両面焼きタイプは食材を裏返す必要がなく、一気に熱を通して調理時間も短縮できます。ただし、やや汚れがこびりつきやすくお手入れが面倒に感じることもあります
。また、両面焼きタイプのグリルを搭載したガスコンロの方が、価格が高くなります。

【水ありか水なしか】

グリルにはトレイに水を入れて使用するタイプと、水を必要としないタイプがあります。
以前は水ありタイプが主流でしたが、現在は水なしタイプが人気です。

水ありタイプで受け皿に水を入れる目的は、肉や魚から出た油が受け皿に落ちたときに発火することを防ぐことです。しかし、水を出し入れする際にこぼしてしまって、余計な手間がかかるということがあります。
水ありタイプは、水なしタイプに比べてガスコンロ本体の価格が安くなります。

水なしタイプは、水を入れなくても熱が冷えて安全性が保たれるとなっています。余計な手間がかからないうえ、調理中に水蒸気が食材を湿らせることがないためカリッと仕上げることができます。ただし、水なしタイプのほうが高性能という位置づけになるため、ガスコンロの価格が高くなります。

ガスコンロ設置費用の相場

財布と札と小銭

ガスコンロはDIYで設置できるタイプと、DIYでは設置できないものがあります。専門業者に依頼する場合は、本体価格のほかに作業費や出張費、必要に応じてガス配管工事の費用がかかります。

DIYできないタイプがある

据え置きタイプのガスコンロであれば、設置はDIYでも行えます。ガスの元栓を閉めてから古いガスホースと本体を外します。元栓と新しいガステーブルをゴムホースでしっかりつなぎ、元栓を開けば完了です。

簡単そうな工程ですが、ガス漏れによる引火や爆発などの危険がある作業です。DIYで行う場合には、しっかりと工程や危険性を理解したうえで行いましょう。

一方、ビルトインタイプはガス配管の接続などをふくむ作業なため、DIYでは設置ができません。LPガス、都市ガスそれぞれに対応した資格をもった専門業者に工事をしてもらうことが必要です。

  • 国家資格である液化石油ガス設備士
  • 民間資格であるガス可とう管接続工事監督者
  • ガス機器設置スペシャリスト

などがあります。

また、オール電化住宅で新たにガスコンロを設置することも、DIYではできません。敷地や住宅にガス配管を全く引き込んでいない場合もあり、屋内外のガス配管やガス栓の工事などが必要となります。
資格をもった専門業者に工事を依頼しましょう。

※参考:一般社団法人 日本ガス石油機器工業会

ガスコンロの交換だけであれば負担は少なめ

据え置きタイプのガスコンロ

自分で設置することが可能です。設置に必要なものは、新しいゴムホースです。
ガス栓とガスコンロ本体をつなぐためのゴムホースの価格は、長さにもよりますが数百円程度です。

もともとガスコンロを使用しており、新しいものに交換するだけであれば、設置にかかる費用は比較的抑えられます。

ビルトインタイプ

これまでもビルトインタイプを使用しており、新しいものに交換するだけであれば、業者に依頼する設置費用は約20,000円が相場です。
ガス配管を外したり接続したりする作業は、専門的な知識や技術が必要です。LPガスや都市ガスといったガスの種類に応じて、液化石油ガス設備士などの専門的な資格を持った人が交換を行う必要があります。

配管工事が必要な場合は高額になることがある

オール電化住宅でも、いずれガスを使うことを考えてガス管を引き込んである家もあります。その場合は、新しくガスコンロを設置する際にあまり高額になることはありません。

ガス栓だけの屋内工事であれば20,000円程度とされ、必要であれば古くなった配管を交換する工事費用などが追加されます。

オール電化住宅でガス配管を引き込んでおらず、屋外配管の工事も必要な場合は、総費用が高額となる可能性があります。
都市ガスでは道路に埋め込まれているガス本管から、敷地までガスを引き込むための取出管を引く必要があります。このとき、各ガス会社の規約に則って、総工事費の一部を負担することになるのです。

オール電化住宅にガスコンロを設置する際の相場は約20万円ですが、条件によっては数十万円〜数百万円の費用が必要となる可能性があります。事前にしっかりと確認することが必要です。

※参考:東京ガス ガス本管延長工事のしくみ

古いガスコンロの処分も考えておこう

不要となったガスコンロは、自治体のルールにそって粗大ごみとして捨てれば、費用は500〜1000円程度でしょう。
ただし、ゴミ処理センターなどに事前に電話連絡を行い、コンビニエンスストアや郵便局などで費用を支払う手続きが必要です。また、回収までに時間がかかることがあるため、ガスコンロの交換をする前にスケジュールを調整しておくとよいでしょう。

ガスコンロの交換を行う専門業者が、無料または有料で回収することもあります。この場合、粗大ごみとして処分する場合にかかる手間や時間がかからず、精神的にも負担が少なくて済みます。

有料回収の金額は業者によって異なりますが、粗大ごみとして行政に処分依頼するよりも高額になるでしょう。依頼の際に確認しておきましょう。

ガスコンロの主なメーカー

ガスコンロを製造しているメーカーは、パロマやリンナイ、ノーリツなど、複数あります。。

ガスコンロ購入前の確認事項

虫眼鏡とチェックシート

行き当たりばったりでガスコンロを購入することで、自宅に設置できないタイプだったなどと後悔したり、無駄な手間がかかったりしないように事前に準備をしておきましょう。ガスコンロの交換を検討する際は、まず次のポイントを必ず確認します。

ガスの種類を把握しておこう

ガスコンロは、自宅で使用しているガスの種類に適応する製品を買わなければなりません。
家庭のガスコンロで使われているガスは、都市ガスまたはLPガスです。

  • 都市ガス:ガス会社の大きなタンクの中にガスが保管されていて、地中に埋まったガス管を通って各建物に供給されています
  • LPガス:家庭ごとにボンベを配送・設置して使用します

都市ガスはメタンを中心とする天然ガス、LPガスではプロパンが主成分です。このように、ガスによって含まれる成分が異なるため、ガスコンロも異なるものを使用する必要があります。

設置場所とガスコンロのサイズを把握しておこう

ガスコンロのサイズは、タイプ別に以下のようになります。

  • 据置きタイプ…56cm幅・60cm幅
  • ビルトインタイプ…60cm幅・75cm幅

設置場所に入るサイズかどうか、事前に幅などを確認しておくことが大切です。

据え置きタイプでは、設置場所に凸凹しているところがないかどうかに注意して測定します。いざ本体を置こうとしたら、出っ張りが邪魔をして入らないなどのことがないようにしましょう。ゴム栓の位置の把握も必要です。

また、ガスコンロを設置したときに壁の位置が左右のどちらにあるかも確認をしておきましょう。一般に、複数のバーナーがあるガスコンロでは、いずれかのバーナーが強火力となっています。
火力の強いバーナーが壁に近い場所にあると、壁紙を焦がしたり、引火したりすることがあります。壁が右にあるときはバーナーが左にある製品を選ぶなど、火力の強いバーナーが壁と反対側にあるものを選びましょう。

住宅の間取り図のように図に描いたり写真を撮ったりしておくと、ネット通販で検討する時はもちろん、店頭でも相談がしやすくなります。

賃貸物件では勝手にガスコンロを交換しない

賃貸物件で入居時から設置されているガスコンロを交換したい場合は、勝手に交換をするとトラブルの原因となる可能性があります。

古くて使いづらいガスコンロでも、既存のガスコンロは大家や管理会社の所有物です。新しいものに交換したにも関わらず、退去時に原状復帰を求められるなどのトラブルが起こらないとは限りません。

必ず事前に管理会社や大家に連絡をして、今後の対応について相談をしましょう。

ガスコンロの購入や交換はどこに依頼する?

ガスコンロは、さまざまな場所で販売されています。また、ガスコンロ本体の販売だけではなく、設置を依頼できることもあります。

この章では、ガスコンロを購入・交換依頼ができる主な場所を紹介します。

ガス会社

ガス会社イメージ

都市ガスやLPガスを提供しているガス会社では、各社のガスに対応するガスコンロの販売を行っています。
契約をしているガス会社であれば、自宅のガスに合ったコンロを紹介してくれます。取付工事も一緒に依頼することができます。

リフォーム会社

家の模型と図面

キッチンやトイレなどの設備関連のリフォーム会社では、ガスコンロ設置を請け負うだけではなく、本体の販売を行っていることがあります。本体を別の場所で購入して設置だけを依頼することもできますが、本体購入と設置をセットにすることによってお得に依頼できることがあります。

ホームセンター・家電量販店・ネットショップ

買い物をする男女

ホームセンターや家電量販店でもガスコンロが販売されています。独自の割引やポイントサービスがあることで、ガス会社より安く購入できる可能性があります。

据え置きタイプのほか、ひとり暮らし用の小さなガスコンロやビルトインタイプのものまで扱っているところもあります。

ただし、中には本体の販売のみで、自分で交換業者を探さなければならない場合があります。自宅のガスの種類やガスコンロのタイプ、設置箇所の状態、誰に取り付けてもらうのかなど、事前に把握してから購入する必要があります。

見積もりをとろう

ガスコンロ本体の販売や設置サービスは、さまざまな業者などが提供しています。それぞれの家庭に合ったガスコンロを選べて、安全に設置できる方法を検討したいものです。

業者によって提供しているサービス内容や価格は異なるため、複数の業者から見積もりをとって確認することがおすすめです。本体価格や設置費用だけではなく、要らなくなったガスコンロの引き取りやアフターフォローの有無なども確認しておくと良いでしょう。

事前に比較検討しておくことで、あとで追加料金を請求されたり、相場を大きく超える金額を請求されたりするなどのトラブルを防ぐことにもつながります。

IHと比較したガスコンロのメリット・デメリット

ガスコンロの交換を検討している人の中には、この機会にIHコンロへの変更も検討している人もいるでしょう。それぞれ見極めることが必要です。

ガスコンロの選び方

ガスコンロは価格だけではなく、機能にも幅があります。ガスコンロを選ぶときには、いくつかのポイントを押さえて検討するとよいでしょう。

ガスコンロのDIYでの取り付け方

ガスコンロはDIYで取り付けられるものもありますが、安全には十分な配慮が必要です。

ガスコンロを安全に使用するために

胸をなでおろすエプロン女性

ガスコンロは、ガスの量を調整することで安全に火を使用できるようにした器具です。
一方で、きちんとお手入れをしなかったり劣化が進んだりすれば、引火や爆発などの大きな事故の危険があることを忘れてはいけません。

ガスコンロの種類によっては、自分で設置できるものもあります。しかし、ガス漏れチェックやコンロの正常動作の確認は、ガスに関する資格などを持ったプロの目で確認してもらうと確実でしょう。

ガスコンロを購入する際に業者に設置してもらえるサービスをセットで依頼できれば、確実に設置してもらえることはもちろん、設置後のアフターフォローも安心です。

まとめ

ガスコンロは使い方を誤ったり故障が起こったりすれば、火災や爆発などの大きな事故を引き起こすことがあります。

最新のガスコンロでは、安全装置も搭載し、掃除しやすい製品もあります。不具合を感じ始めたら、安全で使い勝手のよいガスコンロへの交換を検討してみませんか。

イエコマでは、お家の困りごとを親切・ていねい・スピーディに解決するためのお手伝いをしています。

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