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最新のインターホン・ドアホンの機能は、『モニターを通しての通話』だけではありません。スマートフォンと連動して外出先でも来訪者への対応ができたり、動画撮影できたりするなどの機能があります。
古いチャイムやインターホンでは、訪問してきた相手について十分にわからないままドアを開け、強引なセールスや強盗といった被害を招く可能性があります。また、留守中に不審者がウロウロしていても気づくことができません。
暮らしに沿ったインターホンを選ぶことは防犯のために役立ちます。しかし、インターホンは誰でも簡単に交換できるものもあれば、資格を持っている人が作業を行わなければならないものもあります。
この記事では、インターホンをDIYで交換するための条件と最新のインターホンについて紹介をします。
目次
DIYで交換が可能なインターホンは?
インターホンは、電話回線を使わずに室内と屋外、または建物内で連絡をするための設備です。主に家庭用のインターホンを、“ドアホン”と呼ぶこともあります。
多くのインターホンは、室内に親機を設置し、門柱や玄関に子機を設置します。それぞれ、住宅内の電気系統からケーブルを利用して電源を供給しています。
インターホンの交換は、古いインターホンの電気供給方法がどのようなタイプかによって、DIYで交換ができるものとできないものがあります。工事の内容によっては電気工事士の資格が必要となるためです。
DIYが可能なタイプ
下記のように、高圧の電流が流れる電気配線を直接触らなくてよいものはDIYで交換を行えます。新しい機種も同様のタイプを選ぶ必要はありますが、手順に沿って交換ができます。
いずれも、親機と子機の間は2本の配線でつながれ、音声や映像をやりとりしています。5〜20Vと低い電流が流れていますが感電の危険が小さいため、DIYでも交換が可能とされています。
電源プラグ式
インターホンへの電源供給がコンセントを使用しているタイプです。
電池式
インターホンへの電源供給が電池からのタイプです。
DIYできないタイプ
DIYで交換できないタイプは次のようなインターホンです。電源の供給のために電気配線をつなぐ必要があります。感電の危険を伴うものや、熱感知器などインターホン以外の設備と連動しているものなどがあります。
電源直結式
インターホンへの電源供給のために、壁の中から伸びる電気ケーブルと直接つなぐ必要があるタイプです。
一般家庭のコンセントや電気配線には100Vの電流が流れています。感電や火災のリスクがあり、電気工事士の資格を持っている人が作業を行わなければいけません。
呼び出しチャイム
ボタンを押すと、呼び出し音やメロディだけが室内に流れるものです。
電気工事士の資格が必要な電気配線工事を必要とするインターホンへの交換は、DIYではできません。
玄関子機と固定電話が接続されているタイプ
※引用:アイホン
室内の受話器(親機)が固定電話と共用となっているインターホンです。固定電話の回線とは別に、インターホン用の電気配線工事が必要となるため、DIYでの交換はできません。電気工事士の資格が必要です。
熱感知器、ガス警報器と連動しているタイプ
※引用:アイホン
インターホンが、屋内の熱感知器やガス警報器と連動しているタイプです。熱感知器やガス警報器とインターホンを連動させるために、対応する機種の選定や配線の設置などが行われています。むやみにDIYを行うことで、感知器が正常に作動しなくなる可能性があります。DIYで行うことは止めましょう。
ワイヤレスタイプはDIYで取り付けできる
※引用:アイホン
ワイヤレスタイプのインターホンは、設置だけであればDIYでも簡単に設置できます。
ワイヤレスタイプでは、親機と子機は無線でつながるため、屋内の配線工事が必要ありません。本体価格も1〜2万円程度です。
ただし、以前の使わなくなったインターホンが電源直結式であった場合、取り外したり電気配線を処理したりすることが必要となります。
また、ワイヤレスタイプでは、どんな距離でも無線がつながるわけではありません。機種ごとに親機と子機の間で無線が届く距離をあらわす’無線作動範囲’が設定されています。
住宅用で一般的なものは約100m、高性能のものでは約300mのものもあります。
ただし、無線作動範囲は、直線距離で、親機と子機の間に障害物がない場合とされています。親機と子機の距離が使用するインターホンの無線作動範囲を超えていたり、無線作動範囲未満でも親機と子機の間にドアや壁、背の高い家具などの障害物が多かったりする場合は、無線が届かなくなることがあります。
すべての家庭でワイヤレスタイプインターホンが使用できるとは限らないので注意しましょう。
電気工事士は建築物の電気工事に必要な資格
電気工事士は、建物や設備の電気を扱う工事を行う際に必要となる国家資格です。第一種と第二種があり、第一種が上位の資格になります。
- 第一種:住宅、ビル、マンション、工事などで建物の電気を扱う工事が行える
- 第二種:一般住宅や小規模な店舗、事業所などの配線を通したり、コンセントを設置したりといった作業ができる
電気工事士の試験は年2回実施されています。受験資格はとくになく、独学でも受験できる資格です。
時間はかかってもDIYでインターホンを交換したい人は、資格を取得する方法もあります。
インターホンの交換前に確認すること
インターホンを交換する際は、いくつか確認しておくことがあります。本体を購入してから「交換ができない」ことがないように、十分に検討しておきましょう。
賃貸住宅は管理会社や大家さんに確認をとる
賃貸住宅では、まずは管理会社や大家さんに連絡をして交換したい旨を伝えましょう。経年劣化などによる故障の場合、大家さんや管理会社の方で交換をしてくれるケースもあります。
インターホンを勝手に交換することはトラブルのもとです。退去時に原状復帰を求められたり、修繕費用がかかったりする可能性もあります。まずは、管理会社や大家さんに相談をしましょう。
オートロックや電気錠などと連携していないか
マンションなどの集合住宅でみられるオートロックや電気錠、セキュリティやホームテレホンと連動している場合は、インターホンの交換が容易ではありません。事前にマンション管理会社やセキュリティ業者などに確認をすることが必要です。
インターホンの設置場所を決めておく
インターホンを交換する場合、今までと同じ場所に新しいものを取り付けることが多いです。しかし、新しくインターホンを設置したい場合や、これまでの設置箇所では使いにくい人は、改めて設置場所を検討しましょう。
ここでは、インターホン設置の適切な位置の決め方について説明します。
親機はよく使う人の使いやすさを考えて
親機は人が集まるリビングや、玄関に向かう途中に設置するとよいでしょう。モニターが見やすく音が聞き取りやすい場所というのもポイントです。
インターホンは電化製品です。油や水には弱いため、キッチンはさけるほうがよいでしょう。
また、操作をしやすい高さに設置すると使いやすくなります。長時間在宅しているなど、とくによく使う人の使いやすさを考えましょう。
玄関ドア近くの子機は来客の多い家庭に
来客が使用する子機は、玄関ドア近くだけではなく、門柱に設置することもあります。
玄関ドアの横は、玄関ドアを開けるとすぐそこに来客の顔があるという近さがメリットです。
玄関先には雨除けがあります。玄関を開けるまで、来客が雨風を避けられるほか、インターホンへの負担も少なくなるでしょう。友人などの来客が多い家庭におすすめです。
門柱に設置された子機は、家屋から距離があることがメリットでありデメリット
門柱は、玄関から少し離れた道路側に設置されています。門柱にインターホンがあれば、むやみに敷地内に人を入れないことにつながり、防犯の上で役立つことでしょう。
しかし、玄関先であれば雨除けが設置されていますが、門柱には多くの場合、雨除けはありません。天候が悪い日の来客は、雨の中でインターホンを使ってもらうことになります。
また、インターホンも雨風にさらされることになるので、劣化の進行は雨除けがある場合に比べると早いです。
新規設置は対応していない業者もある
現在インターホンがなく、インターホンを新しく設置したい場合は、業者に問い合わせる段階で「新規設置が可能かどうか」を確認しましょう。業者によっては、交換のみ対応としていることがあります。
作業開始前に支払い額を確認しよう
配線の延長やコンセントの新設などの工事は、取り付け作業とは別に料金がかかることがあります。作業を終了してから想定よりも支払額が多くなったというトラブルを防ぐ必要があります。
追加工事が必要だと業者に言われたら、作業開始前に追加となる作業の金額と支払い額を確認しましょう。
ワイヤレスタイプは親機との距離に注意
ワイヤレスタイプのインターホンは設置も簡単で、DIYでも取り付けができます。しかし、子機から親機に無線を飛ばして通信するためには、一定の距離内に設置する必要があります。
無線の到達距離が100〜200mという機種もありますが、これは見通しの良い場所での数値です。親機と子機の間に壁やドアなどがあると無線が届きづらくなります。
ワイヤレスインターホンを購入する前に、親機と子機を設置したい場所の距離を測定しておいたり、間にドアや壁、家具などの電波障害となるものがないかどうかを確認したりしておきましょう。
インターホンをDIYで交換する方法
インターホンの交換方法を順に紹介していきましょう。ここでは、電気工事士の資格がなくても交換できる「電源プラグ式」の交換方法を紹介します。
必要な道具
特別な道具は必要ありません。ドライバー(プラス、マイナス)があるといいでしょう。
取り扱い説明書を必ず確認しておく
この記事で紹介する手順は一般的なものとなります。機種によっては、必要な手順が異なることもあります。インターホンの取り扱い説明書を必ず確認しましょう。
手順
- ブレーカーを落とす
- (室内にて)古い親機を外す
- 土台となっている台座を外す
- 新しい親機の台座を設置する
- 親機に配線コードを接続する
- 本体を土台にはめる
- (屋外にて)古い子機を外す
- ドライバーで台座の金具を外す
- 新しいインターホンの台座を設置する
- 子機に配線コードを接続する
- 子機を台座にはめて、ねじで固定する
- 電源プラグを差す。カメラの角度を調整して動作確認をする
感電のリスクがあるため、必ずブレーカーを落として電源プラグも抜いて作業を行います。
多くの機種は、台座から親機を上に持ち上げると簡単に外すことができます。配線コードを本体から外します。この配線コードは親機と子機をつなぐためのものです。電気工事士の資格がなくても、取り扱いが可能です。
ドライバーを使って、壁に設置してある台座を外します。
屋内の固定金具は、コの字型をした固定用金具と台座で壁を挟み込むことで固定していることがあります。この固定用金具が壁の後ろに落ちないように注意をしましょう。
新しい親機の台座を設置します。3.で外した固定用金具の片側を台座に固定し、壁を挟むようにはめ込みます。固定金具のもう一方をネジで止めて壁に固定します。
プラスやマイナスを気にする必要はありません。
門柱への取り付けは配線が必要
古いインターホンが門柱に取り付けられている場合は、何らかの方法で住宅からの電気配線が引かれているはずです。
しかし、配線にトラブルが起きていたり、新しく門柱を建てて設置したいと考えていたりする場合は、電気配線の工事が必要となることがあります。電気工事士資格を取得している業者に依頼しましょう。
住宅の雰囲気に合ったカバーをつける
インターホンの子機は屋外に設置されます。とくに門柱に設置する場合は雨除けがなく、直接雨風や紫外線にさらされてしまいます。
また、すでに設置されているインターホンの見た目が、ご自身の好みではないこともあるでしょう。住宅や門柱の雰囲気に合わせたカバーを取り付ければ、インターホンの保護になるとともに印象も変わります。
たとえば、もともとの製品に付属しているパネルを、別売りの同じ形状のパネルに交換するだけのものは、DIYでも簡単に取替えることができます。該当する商品があるかどうかはメーカーや製品によるため、カタログや店頭などを確認してみるとよいでしょう。
機種を指定せずに販売されているデザイン性が高いカバーは、サイズをよく検討して選んだり、壁や門柱に穴を開けてねじで取り付けたりすることが必要です。取り付けには電動ドリルや接着剤、スパナなどの工具が必要となります。
DIYのメリット・デメリット
DIYのメリット
DIYのメリットは、なんといっても費用の安さです。業者に依頼すれば本体以外に作業代、場合によっては出張費などがかかります。
DIYのデメリット
DIYのデメリットは、選べる機種が限られることです。
DIYで簡単に交換できるインターホンは、今の住宅にあった機種で電気工事を必要としない機種となり、限られたもののなかから選ぶことになるでしょう。
住宅によってはDIYどころか、勝手にインターホンを交換することもできません。自宅の条件をしっかり確認せずに本体を購入してしまって費用が無駄になったり、マンションの管理会社や大家とトラブルになったりすることもあります。
電気配線の工事は、電気工事士という専門家が行う工事です。見よう見まねで無理に行えば、感電事故や火災の危険もあるうえ、電気工事士法違反となります。3カ月以下の懲役または3万円以下の罰金刑になることがあります。
インターホンの交換費用の相場
DIYの場合
DIYで行う場合には、以下の費用がかかります。
- インターホン本体
- 必要であれば工具
インターホンは家電店やホームセンター、オンラインショップなどで販売されています。
インターホン本体の相場は、機能によって15,000〜50,000円程度と幅広くなっています。高額なものは高機能であるほか、複数の部屋で対応できる子機が付属しています。
業者に依頼する場合
インターホンの取り付けや交換は、リフォーム会社や家電店などが請け負っています。
作業費用は3〜5万円程度と幅があります。
インターホンの取り付けや出張費のほか、電気工事がどの程度必要になるかで価格は変動するでしょう。依頼した業者が取り扱っているインターホンの本体を購入すれば、取り付け費用や本体価格が割安になることもあります。
配線の延長やコンセントの新設などの電気工事が追加になるときには、別途料金がかかることがあります。
また、実際に業者が現場をみてから判断し、金額が変更になることもあります。
業者に追加工事を言われた場合、すぐに工事内容と金額を確認しましょう。想定していた金額を超えてしまう、追加工事に納得できないなど、何かしらの違和感を覚えたときには作業が開始される前に業者と話し合いましょう。
作業が終了していなければ、キャンセルできる場合もあります。
専門業者に依頼して安全にインターホンを交換しよう
インターホンの交換では、現在のインターホンの種類や住宅のタイプなど、いくつかチェックポイントがあります。次のような人は業者に依頼することで、安全かつ確実に交換をできるでしょう。
- 自宅のインターホンの種類や配線がよくわからない
- DIYでは交換できない機種を希望している
- 電気配線工事が必要そう
業者に依頼したときのメリット
業者に依頼したときの作業時間は約2時間です。電気配線の処理はもちろんですが、慣れない作業で壁を傷つけるといったことも避けられるでしょう。
交換作業を依頼する業者からインターホン本体を購入すれば、割引があったり、商品保証の延長やメンテナンスサービスが受けられたりすることもあります。
最新インターホンの機能
※引用:アイホン
新のインターホンは、画像や音声でより鮮明に来訪者の情報を伝えるだけではありません。家や家族を守るなどセキュリティ面に対応する機能も搭載されています。
玄関先をしっかり確認できるモニター
現在の機種では、モニターの画像は鮮明になっています。また、広範囲を見渡せる広角レンズや、ズームして確認できる機能を搭載していることもあります。
ワイヤレス子機
インターホンからの情報を受信できる親機のほかに複数の子機を使用することもできます。子機を持ち運べば、家のどこにいても来客の応対ができます。
来訪者の動画を保存できる
留守中の来訪者を動画で保存しておくことで、後で確認することができます。
ドアセンサーや火災報知器と接続する
ドアや窓の開閉を感知するセンサーや火災報知器と連動して、異常を感知すると親機や子機に通知がされます。
スマートフォンと連動する
スマートフォンと連動することで、留守中の来訪者にも外出先から映像と音声で応対ができます。
ボイスチェンジ
女性の声を低くして、男性の声のようにすることができます。女性の一人暮らしには安心の機能です。
インターホンの選び方
インターホンには、いくつもの機種があります。必ずしも高機能なものがよいとは限りません。
設置場所の条件によっても機種がしぼられます。
インターホンの選び方については以下の記事をご参照ください。
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2019.9.4イエコマ編集部
まとめ
インターホンの交換のためには、まずは自宅に設置できるインターホンがどのようなタイプかを知ることが大切です。電気工事士しか交換作業ができないタイプもあるので、本体を買う前に確認が必要です。
「インターホンがどのタイプかわからない」
「どこに頼んだらよいかわからない」
という方は、どうぞイエコマにご相談ください。
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