ドアホン交換のDIYは3ステップ!業者に依頼した場合の料金目安も

新しいドアホンへの交換を検討するとき、「自分で交換できるか」「どのようなドアホンを選べばいいか」知りたい人も多いでしょう。ドアホン(インターホン)は、自分で交換できるタイプと、資格が必要で自分では交換できないタイプがあり、注意が必要です。

今回はドアホンの交換についてくわしく解説。事前に確認しておきたいポイントや、DIYでの交換方法、かかる費用についてわかりやすく説明します。

さらにおすすめのドアホンや、ドアホンを選ぶときのポイント、交換を業者に頼む場合の費用やポイントも紹介します。ドアホンの交換を検討中の方は、ぜひ参考にしてください。

ドアホン交換でまず確認するべき4つのこと!DIY可能な条件とは?

新しいドアホンへ交換する前に、まずは以下の4つのポイントをチェックしましょう。

  • 本当に故障か確認
  • 保証期間を確認
  • 電源タイプを確認
  • 賃貸の場合はまず大家や管理会社に確認

本当に故障か確認

ドアホン

ドアホンに不具合があり、故障を疑っている人は、以下のポイントをチェックしてみましょう。

ドアホンの不具合 故障を疑う前にチェックするポイント
ドアホンが動作しない 乾電池が切れていないか
電源プラグがコンセントから抜ける、抜けかかっていないか
親機の電源がオフになっていないか
音が聞こえない、大きすぎる 音量設定は適切か
モニターに映像がうつらない 明るさやコントラストの設定は適切か
勝手にチャイムが鳴る 子機の呼び出しボタンが押し込まれたままになっていないか
だれかがいたずらしていないか

ドアホンの不具合は故障ではなく、「電池交換」「電源プラグを差す」「親機の設定を適切にする」などで改善することもあります。子機の呼び出しボタンが押し込まれたままで勝手にチャイムが鳴る場合は、もう一度ボタンを押し込むと元の状態に直せることがあります。

対処しても不具合がなおらない場合は、ドアホンが故障している可能性が高いです。修理または交換を検討しましょう。

保証期間を確認

保証書

ドアホンが故障した場合は、自宅のドアホンの保証書に記載されている「保証期間」を確認します。保証期間内の場合は、メーカーに問い合わせをしましょう。条件を満たせば、メーカーが無料で修理や交換をしてくれるかもしれません。

保証期間を過ぎていている場合は、自分で交換をするか、専門の業者に依頼して対応してもらいましょう。

電源タイプを確認

コンセント

DIYでの交換や設置を考えている人は、自宅のドアホンの電源タイプを確認しましょう。ドアホンの主な電源タイプは3種類です。「電池式」または「電源プラグ式」であれば、自分でも交換や設置が可能です。

電源タイプ 特徴
電源直結式 壁の中に伸びる電源ケーブルに直接つないで電源を供給するタイプ
電池式 子機または親機に乾電池を入れることで動作するタイプ
電源プラグ式 電源プラグを使ってコンセントから電源を供給するタイプ

くわしい交換手順は、次の「電源プラグ式・電池式ドアホンのDIY交換は3ステップ!手順と費用を解説」の章で説明しますので、参考にしてください。

配線工事が必要な作業は感電や火災のリスクがあり、電気工事士の資格を持つ人が行わなければなりません。以下の場合は、業者に依頼しましょう。

  • ドアホンを修理する場合
  • 電源直結式のドアホンに交換する場合
  • 電源プラグ式のドアホンへ交換するが、コンセントを増設する必要がある場合
  • 自分での交換に不安がある場合

賃貸の場合はまず大家や管理会社に確認

大家さん

賃貸物件に住んでいる場合は、大家さんや管理会社に無断でドアホンの交換や設置を行ってはいけません。ドアホンは管理者の所有物であり、交換や取り付けには許可が必要です。

賃貸の借主には、退去時に「原状回復の義務(入居する前の状態に戻すこと)」があります。交換や設置が可能か、可能な場合は退去時に新しいドアホンのままで良いか、元のドアホンに戻す必要があるのかを、しっかり確認しましょう。

勝手に交換や設置を行うと契約違反となり、損害賠償を請求されたり、退去時にトラブルになったりする恐れがあります。必ず事前に相談をしましょう。

またマンションなどの集合住宅は、分譲であっても注意が必要です。ドアホンがオートロック付きの場合は、火災報知器やガス警報器などと連動しており、個別に交換することができません。
オートロック付きではない場合も、ドアホンが共用部分の扱いとなり、勝手に交換してはいけないケースもあります。事前に管理会社へ相談をしましょう。

電源プラグ式・電池式ドアホンのDIY交換は3ステップ!手順と費用を解説

DIYでのドアホンの交換方法や、交換にかかる費用について説明します。

用意するもの

  • 新しいドアホン
  • プラスドライバー、マイナスドライバー

ドライバー

交換方法

ドアホン交換の手順は、大きく分けると以下の3ステップです。機種によって細かい取り付け方法は異なりますので、説明書をしっかり読んで交換してください。

1.親機を交換する
2.子機を交換する
3.親機の電源プラグをコンセントに差し、ドアホンの設定や動作を確認する

以下に、それぞれの手順をくわしく説明します。電池式の場合は、新しい乾電池をセットした状態で、交換を行いましょう。

1.親機を交換する

1.親機に電源プラグが付いている場合は電源プラグをコンセントから抜く
2.古い親機を上方向に持ち上げ、壁から取り外す
3.(線と接続している場合は)親機の裏に付いている線を外す
4.親機の台座を壁から外し、新しい親機の台座を取り付ける
5.古い親機から外した線を、新しい親機に差し込む(ワイヤレスタイプの場合は不要)
6.下にスライドさせるかたちで、親機を台座に設置する

親機交換

2.子機を交換する

1.ネジを外して古い子機を取り外す
2.(線と接続している場合は)子機の裏に付いている線を外す
3.子機の台座を外し、新しい子機の台座を取り付ける
4.古い子機から外した線を、新しい子機に差し込む(ワイヤレスタイプの場合は不要)
5.子機を台座にはめて、金具で固定する

子機交換

3.ドアホンの設定や動作を確認する

1.電源プラグ式の場合は、電源プラグをコンセントに差す。電池式の場合は電池をセットする。
2.ドアホンの設定を行い、正常に動くか動作の確認をする

交換にかかる費用

お金で悩む人

自分でドアホンを交換する費用は、3,000~100,000円ほどです。
費用の内訳は、プラスドライバーやマイナスドライバーなどの工具代と、新品のドアホン本体の価格になります。
ドアホンは価格帯が幅広いので、どんな機種を購入するかで、交換費用が大きく変わります。

工具はホームセンターや通販などで、数百円程度で購入できるでしょう。

ドアホン本体にかかる費用の相場は以下のとおりです。性能やメーカーによって値段が変わるため、目安として参考にしてください。

ドアホンの種類 相場
「モニターなし」「録画機能なし」など
機能が限られている製品
3,000~10,000円
「モニター付き」「録画機能あり」など
家庭で使用するのに十分な機能性の製品
10,000~60,000円
家庭で使用するのに十分な機能性にプラス
「夜間照明機能」「映像のズーム機能」など
セキュリティ機能や便利機能が付いた高機能の製品
60,000~100,000円

電池式または電源プラグ式のドアホンの設置を業者に依頼する場合は、取り付け工事費用が5,000~15,000円程度かかります。
これに加えて、ドアホン本体の値段が必要です。業者や設置条件によっても料金は変わるため、目安として参考にしてください。

自分で設置可能なワイヤレスドアホンもある

ワイヤレス

既存のドアホンが、交換するのに資格が必要な「電源直結式」の場合でも、隣にワイヤレスドアホンを設置するかたちであればDIYが可能です。

ワイヤレスドアホンとは、親機と子機をワイヤレス(無線)で接続し、映像や音を伝えるドアホンです。配線工事が不要なため、自分でも取り付けることができます。

ただし、古い電源直結式と新しいワイヤレスドアホンが2台並ぶことになるため、以下のデメリットがあります。

  • 2台のドアホンが並ぶため、見た目が悪い
  • 来訪者がどちらのドアホンを押せばいいのか混乱する恐れがある

また簡単に設置できるワイヤレスドアホンですが、デメリットもあります。

  • 定期的に電池交換する必要がある
  • 画質や通信が有線のドアホンよりも不安定
  • 親機と子機の距離が離れすぎると、電波が届かない
  • 電波を遮る障害物があると、通信状況が悪くなる

DIY可能な電源プラグ式ドアホン・ワイヤレスドアホンを紹介!

自分で設置できる電源プラグ式と電池式のドアホンの中から、おすすめの商品を紹介します。

VL-SE35KLA(電源プラグ式ドアホン)

VL-SE35KLA

出典:Panasonic

パナソニックの電源プラグ式ドアホンです。特徴は以下の通りです。

  • テレビモニター越しに来訪者の対応ができる
  • 見知らぬ人の応対は「あんしん応答」でドアホンが音声で応答する
  • 留守中の訪問者の様子は自動で録画・録音、帰宅後に確認できる
  • 住宅用火災警報器とも連動でき、火災発生時は室内や屋外に警報音と音声で知らせる

VL-SE35KLAは、こんな人におすすめです。

  • 家の防犯機能を高めたい人
  • モニターを通して訪問者の応対や、留守中の録画をしたい人
  • 火災警報器と連動させたい場合

参考:
VL-SE35KLA

TCS-MH(電池式ドアホン)

TCS-MH

出典:アイホン

アイホンの電池式ドアホン。特徴は以下の通りです。

  • 呼び出しは2点打(ピンで1打、ポンで1打のピンポン)のチャイム音
  • 親機と子機とで通話のみ可能なシンプルなドアホン
  • 電源コンセントがなくても設置できる

電池式で非ワイヤレスのドアホンは、通話のみ可能な昔ながらのドアホンであるタイプがほとんどです。TCS-MHは、こんな人におすすめです。

  • 通話機能があればよい人
  • シンプルで最低限の機能を求める人
  • 親機の近くに電源コンセントが無い場合

参考:
TCS-MH

WL-11(電池式&ワイヤレスドアホン)

WL-11

出典:アイホン

アイホンの電池式ワイヤレスドアホンです。特徴は以下の通りです。

  • 配線工事が不要で好きな場所に取り付けられる
  • ワイヤレスなため、親機を持ち運びできる
  • 左右画角110度の広角カメラ
  • 留守中の訪問者も録画できる

WL-11は、こんな人におすすめです。

  • モニターなしの昔ながらのドアホンなどを、コンセント増設や配線工事なしで、モニター付きドアホンに買い替えたい人
  • 家じゅうのどこからでも来客対応したい人

参考:
WL-11

電源直結式ドアホンの交換費用は20,000~35,000円!業者選びのポイントも

ドアホン交換

電源直結式ドアホンの交換は業者に依頼する必要があります。費用は20,000~35,000円が目安です。これに加えて、新しく交換するドアホン本体の料金も必要です。

ドアホンの交換を業者に依頼する場合は、以下のポイントを参考に優良な業者か見極めましょう。

  • 業者の公式サイトやチラシなどで、電気工事士の資格を持っているか調べる
  • ネットでの口コミや実績、評判を調べる
  • 保証内容やアフターサービスをチェック
  • 見積書の内容が詳細で、見積もり金額が妥当か確認する

イエコマのおすすめドアホン2選!交換まで承ります!

ご自宅の電源直結式ドアホンの交換で、お悩みの方もいらっしゃるかと思います。
イエコマは、次の2つのドアホンをおすすめしております。

  • 低コストで安心安全!JS-12E!
  • 便利でシンプル!WS-14A!

イエコマは、戸建て住宅既設のインターホンを、上記2点のいずれかに交換する工事を承っております。
新規ドアホン本体の代金はもちろん、既設の古くなったドアホンの撤去・処分費も含めて、お得なお値段でご提供。

低コストで安心安全!JS-12E!

JS-12E

シンプルなデザインと機能で、低コストと使いやすさを実現。
自動録画機能付きのカラーモニターなので、防犯面で安心です。

JS-12E設置サービス

便利でシンプル!WS-14A!

WS-14A

付属の機器(ワイヤレス子機)を用いれば、親機から離れたところにいても応対が可能です。
シンプル設計のモニターなので、使いやすさも良し!
自動録画と見やすい映像で、防犯面も安心です。

WS-14A

ドアホン選びのポイント3点!

おすすめドアホン情報を見ても、どうしても迷ってしまう人は、以下のポイントを参考にドアホンを選ぶとよいでしょう。

機能性で選ぶ

ドアホン操作

ドアホンは通話機能のみのシンプルなものから、高性能で多機能なものまで幅広いです。
商品ごとに備わっている機能はさまざまなため、価格とのバランスを考えながら、本当に必要とする機能を備えたドアホンを選びましょう。

以下にドアホンの機能の例を紹介します。どのような機能を求めるのか考えてみましょう。

  • 家じゅうどこからでも応答できるワイヤレスタイプ
  • 動画での録画・録音が可能なもの
  • 自動応答やボイスチェンジで応対でき、防犯性に優れるタイプ
  • 室内用子機も付いており、親機と室内同士で会話できるもの
  • スマートフォンと連動しており、外出先からも訪問者と会話応対ができるもの
  • 非常ボタンを押すと、親機と玄関子機から非常事態を知らせるもの

家族構成やライフスタイルを踏まえて選ぶ

家族

家族構成やライフスタイルに合わせたドアホン選びも大切です。自分だけではなく、同居する家族も「使いやすい」「便利だ」と感じるドアホンを選びましょう。

たとえば、以下のような視点でドアホン選びをするのがおすすめです。

  • おじいちゃんおばあちゃんがいるから、シンプルで使いやすいドアホンにしよう
  • リモートワークで書斎にこもることが多いので、親機が持ち運べるワイヤレスにしよう
  • 外出中に子どもが帰宅したことがわかるように、スマートフォンと連携できるタイプがいいな
  • 留守にすることが多いので、訪問者がわかるように録画機能が付いたものがいいな

サイズやデザインもチェック

メジャー

親機と子機、それぞれのサイズやデザインもチェックしましょう。とくに親機の方は室内に設置するため、シンプルでスリムなタイプの方が周りのインテリアとなじみやすいです。設置場所に応じたサイズのものを選び、厚さもチェックします。

インターホンには、壁面とフラットに仕上げる「埋め込み型」と壁面の上に設置する「露出型」があります。すっきりとした見た目に仕上げたいという人は、埋め込み型のドアホンを選ぶとよいでしょう。

まとめ

電池式や電源プラグ式のドアホンであれば、自分で交換できることが多いです。価格だけではなく、機能性やライフスタイルなどに合わせたドアホンを選べば、より便利で快適な生活を送ることができます。

電源直結式のドアホン交換は、電気工事士の資格が必須のため、業者に依頼するかたちになります。

イエコマは、戸建て住宅のドアホンを、下記2点のいずれかのドアホンに交換する工事を承っております。ドアホン本体の代金はもちろん、古くなったドアホン撤去・処分の費用も含めて、以下の料金です。

  • 低コストで安心安全!JS-12E!(税込30,360円)
  • 便利でシンプル!WS-14A!(税込49,900円)

ご自宅のドアホン交換をご検討中の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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