ウォシュレットの脱臭機能の効果と正しい使い方|消臭剤の併用は×

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毎日何気なく使っているウォシュレット(温水洗浄便座)には、さまざまな機能が搭載されています。
基本的な機能は「お尻の洗浄」ですが、その他の便利機能として「脱臭」機能があります。

ウォシュレットの洗浄ノズルや便座を定期的に掃除している人は多くいるでしょう。しかし、自動的に作動している脱臭機能は、とくにメンテナンスをしていない人も多いのではないでしょうか。

脱臭機能がついているのに、トイレの悪臭がなくならない、脱臭機能が作動すると逆に悪臭がする場合は、脱臭機能を正しく使えていない可能性があります。

この記事では、ウォシュレットの脱臭機能について次のことを解説します。

  • 脱臭機能とは?
  • 脱臭機能の正しい使い方
  • 脱臭機能の故障と寿命
  • ウォシュレット交換方法
  • ウォシュレットの選び方

ウォシュレットの脱臭機能を正しく使いこなせば、トイレで発生する不快な悪臭から開放され、生活はさらに快適になるでしょう。
トイレの悪臭について悩んでいる人はぜひ参考にしてくださいね。

そもそも脱臭機能とは?

ウォシュレットに搭載されている脱臭機能とは、トイレで発生する不快な臭いを消す機能です。

トイレ内のウォシュレットという小さな機能部で、どのように臭いを消すのか、消えた臭いはどこへ行くのか、不思議ですよね。
はじめに、脱臭機能の基本的な仕組みや、脱臭能力について確認しましょう。

脱臭機能の仕組み

ウォシュレットの脱臭機能は、次のような仕組みで脱臭します。

  1. 便座付近に設置されたファンで悪臭を吸引
  2. 脱臭剤が悪臭を吸着・分解
  3. 悪臭を取り除いた空気を排出

吸い込まれた悪臭は、ウォシュレットの便座脇に設置された脱臭機構によって悪臭成分が取り除かれます。不快な臭いのしない空気となって排出されることで、脱臭の効果が得られるのです。

脱臭能力はどのくらい?

ウォシュレットに搭載されている脱臭剤は、セラミック系触媒脱臭が使用されています。セラミック系触媒脱臭は、トイレの悪臭の原因となるアンモニア(尿臭)・硫化水素(便臭)・メチルメルカフタン(便臭)などの成分を吸着すると、化学変化によって二酸化炭素と水に分解します。
脱臭機能を正しく使えていれば、使用中も便臭や尿臭が感じられず、もちろん次にトイレを使う人にも臭いを感じさせない程度に十分に脱臭されるのです。

脱臭機能が苦手としているのは、便や尿以外の臭いです。
事前の食事内容によっては、便や尿以外の食べ物の臭いが強く感じられることがありますよね。にんにく臭などの食べ物由来の悪臭は脱臭効果が低くなり、臭いが消えないこともあります。

【素朴な疑問】脱臭機能があるなら、トイレのファン(換気扇)はいらないのでは?

結論からお伝えすると、トイレのファンは不要にはなりません。

トイレのファンの役割には、「トイレ内部の悪臭を外に排出する役割」もありますが、それ以外にも次のような役割を担っています。

  • トイレ内の空気を部屋や廊下に出さない(臭いをトイレ内から出さない)
  • 結露の発生を防ぐ
  • カビの発生を防ぐ
  • ホコリや細かいごみを排出する
  • 住宅内の空気を循環させる(24時間換気)

トイレに換気扇がないと、トイレから悪臭が漏れ出し、住宅内の空気は汚染されてしまいます。トイレ内は湿気が多くなり、ホコリがたまりやすい環境になるのです。

ウォシュレットに脱臭機能がついていても、トイレの換気扇は必ず稼動させましょう。

ウォシュレットの脱臭機能の正しい使い方

ウォシュレットの脱臭能力を100%発揮させるためには、脱臭機能を正しく使うことが大切です。普段何気なく使うものだからこそ、正しい使い方について改めて理解しておきたいですね。

消臭剤(芳香剤)の併用について

消臭力的な何か

トイレに置くタイプの香りがついた消臭剤は、トイレ空間を好みの香りにしてくれるため、使用している家庭も多いですね。しかし、ウォシュレットの脱臭能力を十分に発揮させるためには、香りのある消臭剤は置かない方がいいでしょう。

多くの消臭剤

不快な臭いを消すのではなく、不快な臭いに対していい香りを上書きすることで、悪臭を感じなくする方法で消臭する

ウォシュレットの脱臭機能

トイレ内の悪臭を吸引し、脱臭剤が吸着・分解して悪臭のない空気にする

消臭剤の香りの粒子が常に充満したトイレ空間では、脱臭剤に香りの粒子が吸着され、本来消したい悪臭成分の分解効率が落ちてしまうのです。
また、残置された香りの粒子が変質して、悪臭の原因を作り出すこともあります。
ウォシュレットの脱臭機能の効果を高めるためには、トイレにはなるべく消臭剤を置かないようにしましょう。

脱臭フィルターの正しいメンテナンス方法

脱臭機能は、ウォシュレットが新しいうちは、放っておいてもその能力を発揮してくれます。しかし、年数が経つにつれ、正しくメンテナンスを行う必要性が高くなるのです。

各メーカーによってメンテナンス方法は異なりますが、基本的には次のことを行いましょう。

  • 月に1回、吸い込み口に設置された脱臭フィルターを歯ブラシなどで掃除する
  • 3~5年に1回を目安にフィルターを交換する
  • 7年ごとに1回を目安に脱臭剤の交換を行う(部品の分解が必要になる場合があるため、メーカーに問い合わせを行う)

メンテナンスを行う前に、必ず商品の取り扱い説明書を確認しましょう。

ウォシュレットの脱臭機能の故障と寿命

カレンダーと時計

ウォシュレットには、寿命があります。不具合が起きた際に、簡単なメンテナンスで改善するものなのか、修理が必要なのか、新しいものへ交換するのかを判断するのは難しいところです。

脱臭機能に関する不具合から、考えられる原因と改善方法、交換の目安について確認しましょう。

故障の判断基準

ウォシュレットの脱臭機能で、故障が疑われるケースは次の3つです。

  • 不快な臭いが取れなくなった
  • 脱臭機能が作動しなくなった
  • 脱臭ファンが作動したまま止まらなくなった

ケース別の改善方法について、順番にくわしく確認しましょう。

不快な臭いが取れなくなった場合の対処方法

ウォシュレットの脱臭機能が作動しているのに、トイレ内の不快な臭いがとれなくなった場合は、故障を判断する前に次の方法を試してください。

  • トイレ内の清掃
  • 脱臭フィルターのお手入れ
  • 脱臭剤の交換

悪臭が取れなくなった原因として多いのは、脱臭フィルターの目詰まりや、脱臭フィルターがひどく汚れている場合です。
脱臭フィルターが汚れていると、脱臭機能が作動することで、逆にトイレ内に悪臭を拡散することもありますので、注意してください。

清掃とフィルターのお手入れをしても改善されない場合、脱臭剤を交換する必要があります。
脱臭剤の交換は、メーカーによってはウォシュレット本体を分解する必要がある場合もあります。取り扱い説明書を確認し、メーカーに問い合わせを行った上で判断をしましょう。

脱臭機能が作動しなくなった場合の対処法

ウォシュレットの脱臭機能が作動しなくなった場合には、故障を判断する前に次の方法を試してください。

  • 脱臭の設定が「入」になっているか確認
  • ウォシュレット本体がずれていないか確認

脱臭機能が作動しなくなる原因として、気づかないうちに設定が変わってしまっている場合や、ウォシュレットの設置位置がずれてセンサーが感知しなくなっている場合があります。
ウォシュレットの設定や設置位置が変化していないか確認しましょう。

脱臭ファンが作動したまま止まらなくなった場合の対処法

ウォシュレットの脱臭機能が作動したまま止まらなくなった場合には、故障を判断する前に次の方法を試してください。

  • 着座センサーの感知状況を確認
  • 脱臭の設定を一旦「切」にする

オート脱臭機能は、一般的に便座から離れて1分ほどで自動的に止まりますが、不具合のひとつとして、止まらなくなることがあります。

ウォシュレットには、人を感知する着座センサーが備わっています。この着座センサーの不具合が原因となっていることがあるため、まずはセンサーの感知状況を確認してください。
センサー部分に汚れや、重みがかかっていないか、ウォシュレットの位置がずれていないかを確認しましょう。

また、脱臭の設定を一度「切」にして強制的にファンを止め、再度「入」にして様子を確認してください。

ウォシュレットの交換目安

ウォシュレットの脱臭機能から故障を判断するケースをお伝えしましたが、前項でお伝えした方法を試しても改善されない場合、故障していると考えましょう。

故障した際に悩むのが、

  • 新品のウォシュレットに交換するか
  • 修理して使い続けるか

ですよね。

ウォシュレットは電気製品のため、耐用年数は7~10年が設定されています。
そのため、7年以上使用している製品で不具合が起きた場合には、交換を検討することをおすすめします。
新しい機種は節電、節水機能が進化しており、使い続ける場合のコストメリットも大きいです。

設置から6年未満で不具合が起きた場合には、まずメーカーに問い合わせ、修理相談をしましょう。修理費用を確認し、製品自体の使用年数や購入時の価格から、新品への交換か修理して使い続けるかの判断を行います。

一般的に、ウォシュレットの修理にかかる費用の相場は以下の通りです。

メーカーに修理を依頼した場合

出張費として5,000円ほど。部品や工事費を含めると10,000~15,000円の費用が相場

水道業者に修理を依頼した場合

5,000~10,000円が相場。基盤などの内部の部品交換には対応できないことがある

複数の業者から見積もりをとり、費用の目安を確認した上で依頼すると安心ですね。

ウォシュレットの故障の判断方法の詳細は、こちらの記事もご確認ください。

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ウォシュレットの交換方法

壁リモコンのウォシュレット

ウォシュレットを交換する場合には、自分で行う方法と業者に頼む方法があります。
それぞれの方法と、費用について確認しましょう。

自分で交換する場合

ウォシュレットの交換は、業者に頼まず、DIYで行うこともできます。自分で行う場合の最大のメリットは交換費用を抑えられることでしょう。

ウォシュレットの機種にもよりますが、交換費用の相場は2,000円(+製品代)です。
内訳としては、次のものが含まれます。

用意するもの
  • プラスドライバー
  • マイナスドライバー
  • スパナ
  • レンチ(ナットはずし)
  • フレキシブルホース

 

工具は100円均一で手に入ります。
フレキシブルホースの価格相場は700~1500円です。

自分で行う場合の簡単な流れを確認しましょう。

  1. 水道の元栓を閉める
  2. 既存のウォシュレットや、便器のふたを外す
  3. 固定プレートを設置し、ウォシュレットを設置する
  4. 給水ホースを外す
  5. 水栓の分岐金具を取り付ける
  6. 給水管を接続する
  7. 電源を入れ、試運転する

作業としては1~2時間程度で完了します。

ウォシュレットを自分で交換する場合、次のことに注意が必要です。

  • 便器やトイレの給水位置、電源位置に合った機種選び
  • 水漏れ
  • 感電の危険性
  • 不要になったウォシュレットの処分方法
  • 電源の確保

とくに、ウォシュレットに合った電源(コンセント)がトイレ内にない場合には、コンセントの設置工事が必要になるため、DIYでウォシュレットを取り付けることはできません。
コンセントの設置工事は電気工事士の資格が必要になるので、コンセントがない場合には必ず専門の業者に依頼しましょう。

「ウォシュレットの交換を自分でやってみよう!」と思った際には、まず電源の有無を確認しましょう。

業者に依頼する場合

ウォシュレットの交換には、水道管への接続などの専門的な作業が必要になるため、業者に依頼をすると安心です。
依頼する場合は次のように行います。

  • ウォシュレットの機種に希望がある場合には明確にしておく
  • 依頼したい業者に見積もりと現地調査を依頼する
  • 業者から提出された見積もり書を確認し契約する
  • 希望の日程で工事をしてもらう
  • 工事完了後、費用を支払う

ウォシュレットの機種代によって異なりますが、一般的な工事費用は15,000~20,000円(+製品代)です。
たいていの場合、工事自体は1~2時間で終わります。

ウォシュレットの交換についての詳細は、次の記事をご確認ください。

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ウォシュレットの選び方

ノートパソコンと女性

ウォシュレットはいろいろな種類が販売されているため、選ぶ際に迷う人も多いでしょう。。

各メーカーの選び方と商品の特徴

商品を選ぶ際には、メーカー選びも大きなポイントとなります。
ウォシュレット(温水洗浄便座)メーカーで代表的なのは、TOTO・LIXIL・パナソニックです。
3大メーカーの商品の特徴について説明します。商品選びの参考にしてください。

TOTO

TOTOロゴ

“ウォシュレット”という商品名の生みの親で、老舗メーカーであるTOTOの商品は基本性能のクオリティが高いです。各メーカーをリードする、便利機能を搭載した商品も多くなっています。
TOTO製品の特徴を確認しましょう。

■ワンダーウェーブ洗浄
少ない水でも、強弱がついた水玉による洗浄により、たっぷりの水で洗われた感覚を得られ、すっきりとした使い心地です。
さらに進化した「エアインワンダーウェーブ洗浄」機能では、「ワンダーウェーブ洗浄」の水玉に空気を含ませることで、水玉の大きさを約30%拡大し、節水効果とよりたっぷり感のある洗浄を実現しています。

■きれい除菌水
水道水を除菌水にして、便器全体に噴射し清潔さを保つ機能です。

■フチなしウォシュレット
ウォシュレットの機能部が便器のラインと一体化しているので、汚れがつきにくく掃除もしやすいです。

■クリーン便座
便座の表面だけでなく、裏面も汚れを防ぐ加工がしてあります。継ぎ目がないものもあり、掃除がしやくなっています。

■オートフレグランス
脱臭機能に追加する機能で、便座に座るとお好みの香りを楽しめます。

LIXIL

LIXILロゴ

旧INAXであるLIXILのトイレ商品は、洗浄機能が充実していて、細やかな気づかいから、あったらいいなと思う機能をかたちにしています。
LIXIL製品の特徴を確認しましょう。

■パワフル洗浄・マイルド洗浄
パワフルで力強い洗浄と、広い範囲を洗うマイルド洗浄を選ぶことができます。

■泡ジェット洗浄
気泡を含んだ洗浄で、少ない水でもすっきりとした洗いあがりです。

■レディスノズル
女性専用のノズルでデリケートゾーンも清潔に洗います。

■お掃除リフトアップ
ウォシュレットがリフトアップして、便器との隙間を楽に掃除することができます。

■プラズマクラスター
プラズマクラスターイオンが、菌、カビ、ウィルス、臭いの原因物質の表面に付着し、原因物質を変性・分解・除去することで、除菌と気にならないレベルまで消臭する機能が備わっています。

■スッキリノズルシャッター
洗浄ノズルが平滑に収納されるため、汚れにくく掃除もしやすいです。

パナソニック

パナソニックロゴ

大手家電メーカーのパナソニックは、“ビューティ・トワレ”という商品名の温水洗浄便座を発売しています。デザイン性や機能性において時代の最先端を追及している点が魅力です。
パナソニック製品の特徴を確認しましょう。

■泡コートトワレ
旋回する噴射ノズルで便器内360℃に泡を噴射します。こびりつき・輪じみ・飛びはね汚れを軽減してトイレ掃除を楽にします。

■ナノイー
パナソニック家電でおなじみのナノイー機能が搭載されています。
ナノイーとは微粒子イオンのことで、菌、カビ、ウィルス、臭いの原因物質の表面に付着し、原因物質を変性・分解・除去することで、除菌と気にならないレベルまで消臭をします。

■25通りおしり洗浄
5段階の水量と5通りのノズル位置(洗浄幅)で、計25通りの水流から好みを選択することができます。

■ステンレスノズル
洗浄ノズルをステンレスにすることで、清掃性をアップ。清潔さを保てます。

■スキマレス便座
完全に隙間がない便座構造で、便座を裏側までサッとふき取るだけで掃除できます。

その他、貯湯式か瞬間式の違い、ウォシュレットのリモコンのタイプ、掃除のしやすさ、便利な機能などを考慮したウォシュレットの選び方の詳細は、以下の記事をご参照ください。

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まとめ

ウォシュレットの脱臭機能について、脱臭機能とは何なのか?ということから、脱臭機能の正しい使い方、脱臭機能の故障と寿命、ウォシュレットの交換方法、ウォシュレットの選び方などを紹介しました。
これらをもとに、ウォシュレットの脱臭に関するトラブルを解決し、価格帯、機能性共に後悔のないウォシュレットの交換や修理ができるといいですね。

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