雨樋が水漏れしているのを見つけたら、
- どんな対処が必要?
- 修理にどのくらいお金がかかる?
- 放っておくのはダメ?
- 自分で直せる?
- どんな業者に頼めばよい?
このような疑問が浮かんできますよね。
当記事では、水漏れの原因別の対処法や修理費用の目安、水漏れを放置すると起こり得ること、業者選びのポイントなどを解説しています。
DIYが可能な条件と、簡単な手順についても紹介。
マイホームの雨樋の水漏れにお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
雨樋の水漏れの原因と対処法
雨樋の水漏れを止めるには、水漏れの原因に応じた正しい対処が必要です。
雨樋の水漏れの原因と、原因ごとの対処法を説明します。
原因① 部品のひび割れ・破損・変形
雨樋は、複数の部品の組み合わせです。
主な部品としては以下があります。
- 軒樋(のきとい:屋根の端に沿って水平に設置する、雨水の通り道)
- 竪樋(たてどい:屋根の端と垂直に、縦方向に設置する雨水の通り道。縦樋とも)
- 集水器(軒樋と竪樋をつなぐ部品。軒樋を流れた雨水が、集水器を通過して竪樋に流れる)
- エルボ(雨水の通り道の曲がり角の接続部品)
これらの部品のひび割れや破損、変形などが原因で、雨樋に水漏れが起こることがあります。
ごく小さなひび割れが原因であれば、コーキングでひび割れを塞いで水漏れを止めることが可能です。コーキングとは、建材のひび割れや建材同士のつなぎ目を塞ぐのによく使われる、樹脂系充てん剤です。
大きなひび割れ、破損、変形が原因の場合は、問題が起きている部品を新しい部品と交換する必要があります。
原因② 水勾配(みずこうばい)の不具合
水勾配とは、水が特定の方向へ流れるように設計された傾斜のことです。雨樋の軒樋は、雨水が集水器の方へ流れるように水勾配がつけられています。
この水勾配に不具合が生じ、軒樋から雨水がこぼれるようになることがあります。
軒樋の水勾配に不具合が起きる原因は、軒樋を支える支持金具のトラブルです。
軒樋を支える支持金具に、破損や変形、サビなどが生じて、軒樋が傾いたり位置が下がったりすることがあります。それによって水勾配が崩れ雨水の流れが悪くなり、雨水がこぼれるようになるのです。
雨水がこぼれないようにするには、不具合の出ている支持金具を新しい支持金具に交換する必要があります。
原因③ 詰まり
雨樋に落ち葉などのゴミが詰まって雨水の流れが悪くなり、雨水があふれるようになることがあります。
詰まりを解消するには、詰まっている箇所のゴミを取り除かねばなりません。
とくに詰まりやすいのが、段差があり角になっている集水器です。
雨樋には、詰まっている箇所以外にもゴミが溜まっている場合があります。そのようなケースでは、詰まりを解消しても他の箇所から流れてきたゴミで、近いうちにまた詰まる恐れがあります。
ゴミが数カ所に溜まっていたら、雨樋全体を清掃した方がよいでしょう。
雨樋の修理・交換の費用
雨樋の部分的な修理(部品交換など)を業者に依頼する場合、1カ所あたり1万~5万円程度の費用がかかることが多いです。
加えて、数千円の出張費が発生します。
ただし部分的な修理であっても、修理箇所の位置などの関係で足場が必要な場合は、10万円近く、あるいはそれ以上の足場代が別途発生します。
修理するのに足場が必要で、雨樋全体が古くなっている場合には、雨樋全体の交換も選択肢に入ってくるでしょう。
昨今主流の塩化ビニル製の雨樋の耐用年数は、15~20年前後です。
15年以上経過しており、修理するのに足場が必要な雨樋は、丸ごと交換した方がよいかもしれません。
雨樋の全体交換には、必ず足場の設置が必要です。
部分修理のために足場代を払い、その数年後に経年劣化で全体交換が必要になって再び足場代を払うよりは、最初から全体交換をする方が出費を抑えられます。
雨樋の全体交換の相場は、一般的な2階建ての戸建て住宅(各階の床面積の合計が30坪前後)の場合で、足場代を含め30万~60万円程度です。
雨樋の詰まり解消費用
雨樋の詰まりを解消するための清掃作業の相場は以下です。
部分的な詰まり解消 (詰まっている箇所のゴミ除去) |
数千円~1万円程度/1カ所 |
雨樋全体の清掃 | 1万~3万円程度 ※大きな住宅(各階の床面積の合計が60坪以上など)や3階建て以上の住宅を除きます。 |
雨樋の水漏れに潜むリスク
雨樋からの水漏れや水のあふれを放置していると、次のような二次被害が起きる恐れがあります。
騒音が発生する
雨樋は、1階の屋根付近の部分の高さが3メートル前後、2階の屋根付近の部分の高さが6メートル前後です。
この高さから、通常の雨粒よりもまとまった量の雨水が落下するので、水音がバシャバシャとした騒音になる恐れがあります。
家に住む自分たちが不快な思いをするだけでなく、隣近所の迷惑になることもあります。
家や家周辺が汚れる
まとまった量の雨水が高所から落ちると、水はねが大きいです。雨水には空気中のほこりや排気ガスも含まれているため、水はねが頻繁に当たる箇所は汚れます。
雨水が落ちる箇所が地面の場合、雨水と一緒に泥もはねるので、汚れはもっとひどくなります。
このため、雨樋から雨水が漏れたりあふれたりする状態が長く続くと、家の外壁や塀などが汚れていくのです。
外壁や屋根の劣化が速まる
建材は、雨や紫外線などの影響を受けて少しずつ劣化していくものです。外壁や屋根に当たる雨水の量が増えるほど、劣化スピードは速くなります。
雨樋は、屋根の上部に降った雨水が屋根の下部や外壁になるべく流れないようにして排水することで、外壁や屋根が雨水で受けるダメージを小さくする役割があります。
このため、雨樋が壊れたり詰まったりして、屋根の下部や外壁に雨水が多く流れる状態が続くと、屋根や外壁の劣化スピードが速くなるのです。
家周りに水たまりができる
雨樋の破損・傾き・詰まりの程度や箇所によっては、雨のたびに水があふれ、家周りに水たまりができます。
水たまりができる場所が玄関回りだったら、玄関を出入りするのに不便ですし、庭に水たまりがあるのは見栄えが悪いですよね。
雨漏りやシロアリ被害のリスクが高くなる
雨樋が正常に機能していないと、屋根の下部や外壁に多量の雨水が流れます。
このとき、建材同士のつなぎ目にすき間が空いていたり、外壁がひび割れていたりすると、そこから浸水が起き、建物内部への雨漏りにつながることがあるのです。
また、雨漏りは住宅の木部を湿らせるので、湿った木を好物とするシロアリが発生する恐れも出てきます。
雨樋の掃除・修理はDIYできる?
条件がそろっていれば、雨樋を自分で掃除・修理することも可能です。
ただし、高い所に上がって作業することになるので、無理はしないようにしましょう。
雨樋の掃除・修理のDIYが可能な条件と、掃除・修理の簡単な手順、注意点を解説します。
DIYが可能な条件
自分で雨樋を掃除・修理するには、次の3つの条件がそろっていることが必要です。
- 部分的な掃除・修理であること
- 1階の屋根以下の高さの部分の掃除・修理であること
- 脚立を正しく安全に使用できる環境下であること
部分的な掃除・修理であること
専門業者ではない個人が雨樋のメンテナンスをするには、脚立を使うのが一般的です。しかし、脚立を使った雨樋全体の掃除は手間と時間が多くかかります。
脚立に上がって手が届く範囲は限られているので、雨樋全体を掃除するには脚立を何度も上り下りせねばならないからです。
このため、全体清掃のDIYはおすすめしません。
雨樋全体の交換は、脚立ではなく、業者が工事に使う足場が必須です。DIYでできるものではありません。
1階屋根の軒(屋根の端部分)以下の高さの部分の掃除・修理であること
労働安全衛生規則では、2メートル以上の高さの場所に立って行う作業を、脚立に上がっただけの状態で実施しないよう定められています。
2メートル以上の高さの作業は、作業床を設ける(足場を設置する)か、それが無理であれば墜落防止のネットの設置などの安全策を講じることが義務付けられています。
2メートル以上の高さでの作業は、転落した場合大けがをしたり命を落としたりする恐れが高く、危険なのです。
戸建て住宅の1階屋根の軒の高さは3メートル前後あり、1階屋根の軒よりも高い位置を掃除・修理するには、2メートル近く、あるいはそれ以上の高さの場所に立つ必要があります。
このように、1階屋根の軒よりも高い位置の掃除・修理をDIYで行おうとするのは危険なのです。
※参考:
労働安全衛生規則 第二編 第九章 墜落、飛来崩壊等による危険の防止(中央労働災害防止協会 安全衛生情報センター)
脚立を正しく安全に使用できる環境下であること
脚立を正しく安全に使用するためには、脚立を置く場所が平らで水平であることが必要です。
段差があったり斜面だったりして、脚立を安定して置くことができないと、作業中に脚立が倒れる恐れが高まります。
雨樋掃除の手順
掃除の手順は掃除する箇所によって異なります。
今回は、雨樋のなかでとくに詰まりやすい集水器を掃除する場合の手順を説明します。
集水器
雨樋掃除に必要な道具は以下です。
- 脚立(作業者の身長によりますが、1階屋根の軒樋を掃除・修理するには200センチメートル前後の高さの脚立が必要です)
- 軍手
- トング
- ビニル袋(取り除いたゴミをまとめるのに使うので、30リットルなど大きな袋がよいでしょう)
- ホース
掃除の手順は以下です。
- 1.トングとビニル袋を持ち、脚立に上がる
- 2.詰まっているゴミをトングで除去し、ビニル袋にまとめる
- 3.1度脚立から降り、次にホースを持って再び脚立に上がる
- 4.集水器にホースで水を流し、問題なく水が流れるか確かめる
雨樋修理の手順
修理の手順は、雨樋の不具合の種類によって異なります。
今回は、初心者でも比較的行いやすい、コーキングを使って細いひびを修理する手順を解説します。
髪の毛のような細さのひび割れであれば、コーキングで補修することが可能です。
必要な道具は以下です。ホームセンターで購入できます。
- 雨樋表面の汚れを取り除く掃除用具(雑巾など)
- 養生テープ(マスキングテープとも呼ばれます)
- コーキング(「シーリング」や「シール」とも呼ばれます)
- ヘラ
※脚立に乗らないと手が届かない部位の修理は脚立も必要です。
※出典:CEMEDINE
上の写真は柔らかいチューブ型の容器に入ったタイプのコーキングです。
硬い筒状の容器に入ったタイプのコーキングもありますが、こちらは使用するのに「コーキングガン」と呼ばれる道具が必要です。
今後コーキングを使う予定がない場合、コーキングガンは場所をとるだけのものになってしまうので、チューブ型をおすすめします。
コーキングを用いた修理の手順は以下です。
- 1.修理する箇所の汚れを取り除く
- 2.ひび割れを囲うようなかたちで、養生テープを貼る
- 3.ひび割れを埋め、ふたをするイメージで、
- 4.ヘラで表面を平らにならす
- 5.完全に乾いて硬化するまで放置する
- 6.養生テープをはがす
コーキングの色は雨樋と近い色にするのがおすすめです。
近い色にすることで、補修跡が目立ちにくくなります。
注意点
雨樋の掃除・修理のDIYで最も気をつけなければいけないのは安全です。
脚立に上がって作業する場合、転落したり脚立が倒れたりして大けがをする恐れがあります。
脚立を使う場合には、けが防止のために、次の点を守りましょう。
- 1.動きやすい安定した靴で作業する
動きにくい靴や不安定な靴(サンダル、ヒールなど)で脚立に上がるのは、転落の恐れが高く危険です。
必ず、動きやすい安定した靴(運動靴など)で作業しましょう。
- 2.できるだけ、長袖・長ズボンで作業する
肌の露出を少なくすることで、擦り傷や切り傷を防げます。
服の素材にもよりますが、打撲の衝撃を少し和らげる効果もあります。
- 3.できるだけ、2人以上で作業する
1人が脚立に上がって作業している間、もう1人が脚立を押さえていれば、作業中に脚立が倒れる恐れを下げることができます。
また、もしも作業者が転落した場合、もう1人が速やかにけがの処置をしたり救急車を呼んだりできます。
- 4.脚立を正しく使う
脚立を正しく使うことで、作業中に転落したり脚立が倒れたりする恐れを低くすることができます。
天板(脚立をセットしたとき、1番上になる板状の部分)に乗ったりまたがったりしてはいけません。
作業するときの基本的な姿勢は、上から2段目または3段目以下の踏みざん(足をかけるところ)に両足で乗り、すねで脚立に寄りかかるようなかたちで体を安定させた姿勢です。
乗ってよい踏みざんが上から2段目以下なのか3段目以下なのかは製品によります。取扱説明書、またはメーカーの公式サイトを確認しましょう。
乗ってよい踏みざんが上から2段目以下なのか3段目以下なのかわからない場合は、乗る踏みざんを3段目以下にしておくと安心です。
- 5.無理をしない
掃除や修理に挑戦してみて上手くいかなかったら、無理をせず業者に作業してもらうことを検討しましょう。
慣れない作業に夢中になると、足元への注意がおろそかになり、転落の危険が高くなります。
とくに、脚立の上で背伸びをしたり、脚立から身を乗り出したりするのは危険です。
また、年齢や体質が理由で身体能力に不安があったり、持病の関係で突然意識を失う恐れがあったりする場合は、脚立を使った作業は避けましょう。
雨樋の水漏れ修理で知っておきたいこと
雨樋の水漏れ修理で知っておきたい5つのポイントをお伝えします。
部分交換できないケースがある
雨樋の部分交換は、新しい部品を雨樋の古い部分に接続する必要がありますが、雨樋によっては品番が同じ部品同士でなければ接続できないことがあります。
同じ品番の部品同士でなければ接続できない雨樋は、雨樋が廃番になっており同じ品番の部品を入手できないと、部分交換ができません。
このような場合、水漏れを止めるには部分交換以外の方法(全体交換など)で修理する必要があります。
全体交換なら、外壁工事をまとめて施工してもよいかも
雨樋を丸ごと交換するには、家全体を囲う大がかりな足場が必要です。
せっかく足場を設置するなら、その足場を使って、雨樋だけでなく外壁も工事する選択肢があります。
築15年以上経った住宅は、外壁に黒ずみやひび割れが出てくることがあります。見た目をきれいにし長持ちさせるためには、洗浄や補修を行い、表面を塗料で保護する(塗装する)のが有効です。
雨樋交換だけのために足場をかけ、その数年後に再び足場をかけて外壁を補修したり塗装したりするよりは、1度設置した足場で雨樋交換と外壁塗装の両方を済ませた方がお得です。
雨樋の全交換は、築年数や外壁の状態を鑑み、外壁のメンテナンス工事もあわせて施工するかどうか検討しましょう。
業者選びのポイント
雨樋の修理や掃除を依頼する先としては、ハウスメーカーや工務店、リフォーム会社、屋根工事店や板金工事店などがあります。
※板金業者とは、住宅に使われている金属製の板状の部品の専門業者です。
現代の雨樋は塩化ビニル製が主流ですが、もとは金属製だったこともあり、板金業者の専門範囲内です。
「料金が高くなってもいいから、ネームバリューの安心感や充実した保証が欲しい」という場合は、ハウスメーカーや大手リフォーム会社がよいでしょう。
ただし、掃除や部分修理など小規模な施工は引き受けていない会社もある点に注意しましょう。
「リーズナブルな価格で施工してほしい」という場合は、工務店、屋根工事店や板金工事店などがおすすめです。
ただし、工務店は会社によって得意不得意があったり(家の新築は経験豊富だが修理の実績は少ない、など)、業者によってサービスや施工内容の良し悪しの差が激しかったりする点に注意が必要です。
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外壁の状態やお客様のご要望に応じて、外壁の補修・塗装もあわせて施工可能です。
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契約を急かしてくる業者には注意
次のようなことを言って、契約を急かしてくる業者には注意しましょう。
- すぐに修理しないと、大変なことになる
- この価格で施工するには、今この場で契約してもらう必要がある
- 明日には別の地域に行くので、今日でないと契約できない
雨樋の不具合は、ほとんどの場合、「すぐに修理しないと大変なことになる」ことはありません。
良心的な業者であれば、むやみに不安をあおったり、即決を求めたりすることはありません。
契約を急かす業者は、悪徳業者である恐れがあります。
実際のところ、国民生活センターによれば、不安をあおって契約を急かしてきた業者との間のトラブルが報告されているのです。
※参考:
国民生活センター 不安をあおり契約させるリフォーム工事の点検商法
火災保険が使えることもある
台風や積雪などで壊れた雨樋の修理であれば、火災保険が使えることがあります。
契約している火災保険プランを確認し、該当するようであれば、火災保険の申請を検討するとよいでしょう。
ただし、たとえ申請しても、火災保険を使えるとは限らない点を念頭に置いておきましょう。
審査を通らなければ、火災保険は使えません。
なお、次のようなことを言って勧誘してくる業者は要注意です。
- 火災保険を使って、実質無料で修理できる
- 火災保険の申請を代行する
- 審査に通りやすい火災保険申請のノウハウがあるので、申請作業を任せてもらえれば、保険金を受け取れる
このような勧誘をする業者は、悪徳業者である恐れがあります。
国民生活センターや日本損害保険協会によれば、このような業者との契約でトラブルになった事例が多数報告されているそうです。
※参考
国民生活センター 「保険金を使って自己負担なく住宅修理ができる」と勧誘されてもすぐに契約しないようにしましょう!-勧誘・契約が増える秋台風シーズンは特に注意してください-
日本損害保険協会 住宅の修理などに関するトラブルにご注意
まとめ
雨樋の水漏れは、部品の破損や変形、水勾配の不具合、詰まりなどが原因で起きます。
足場なしで修理できる部分的な不具合が原因であれば、1万~5万円程度で、詰まりが原因であれば数千円~3万円程度で水漏れを直せます。
ただし、足場が必要な修理では別途足場代がかかるので、10万円以上かかる恐れが高いです。
修理に足場が必要で、住宅の新築または前回の雨樋設置から15年以上経っているのであれば、雨樋全体を交換するのも選択肢です。
15年以上経っていれば、雨樋全体が劣化してきている恐れもあります。
業者に雨樋の状態を点検してもらい、その結果も踏まえ、業者とよく相談して、部分交換にするか全体交換にするか決めましょう。
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