床鳴りの原因や補修費用の目安を解説。DIYで補修可能な場合も?

家のフローリングの床鳴りが気になったとき、「業者に補修してもらったら音がやむのかな?」「補修の費用はどのくらい?」などの疑問がわいてきますよね。

「最近はDIYが流行りだし、DIYでちょちょっと直せないかな」とも思うかもしれません。

当記事では、床鳴りの補修費用や依頼先、DIYで床鳴りに対処する方法をご説明。

マイホームの気になる床鳴りを解決するのに、ぜひ参考にしてみてください。

床鳴りの補修費用

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床鳴りの補修費用は、1カ所あたり1万円~数万円になることが多いです。
ただし、床鳴りの原因や床の状態によっては、10万円以上の費用が発生することもあります。

補修費用の傾向は、床鳴りの原因によって異なってきます。
床鳴りの主な原因は次の5つです。

  • 床材(床板のこと)同士のこすれ
  • クギのこすれ
  • 下地のこすれ
  • 壁の木材とのこすれ
  • 施工不良

それぞれの詳細と費用の傾向を解説します。

床材同士のこすれ

乾燥によって床材が収縮し、床材同士がこすれて床鳴りが起きることがあります。

床材同士のかみ合わせ部分で音が生じることが多いです。かみ合わせ部分を「実(さね)」と呼ぶことから、この種類の床鳴りは「実鳴り(さねなり)」と呼ばれます。

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とくに施工不良のない新築でも起こることのある種類の床鳴りです。乾燥が主な原因なので、季節による湿度の変化で音がやむこともあります。

潤滑油を差せば直ることが多く、補修費用は1カ所あたり1万円前後が目安です。

クギのこすれ

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乾燥による床材の収縮などにより、床材を固定しているクギの周囲にすき間ができ、クギが床材や下地(床材の下の土台部分)とこすれて床鳴りが発生することがあります。「クギ鳴り」と呼ばれます。

クギの調節や交換などで直ることが多いです。補修費用は、1カ所あたり1~2万円が目安です。

下地のこすれ

床板の下には、「下地」と呼ばれる床の土台部分があります。
床板と下地は専用の接着剤などで固定されていますが、経年により床板と下地の間にすき間ができ、床板と下地がこすれて床鳴りが発生することがあります。

床板と下地の間に新しい接着剤を注入するなどして直ることが多いです。補修費用は、1カ所あたり2~3万円が目安です。

下地の経年劣化

下地が経年で傷み、床鳴りが発生することがあります。
下地は、以下の図のように、「根太(ねだ)」や「大引き」、「床束(ゆかづか)」などで構成されています。

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出典:一般社団法人鹿児島県林材協会連合会

これらの部位を補修・補強することで、床鳴りが止むことがあるのです。

補修費用は、作業の内容や範囲によって大きく違ってきます。

下地の部分的・簡易的な補修・補強であれば5万円程度で済むこともありますが、必要な補修内容や範囲によっては、10万円単位の費用がかかります。

壁と床のこすれ

床鳴りが壁際で発生している場合は、壁と床がこすれて音が出ている可能性があります。

壁と床の取り合い(つなぎ目)は、本来すき間が設けてあり、このすき間を隠すかたちで「巾木(はばき)」と呼ばれる部品が壁際に設置されています。

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しかし築年数が経つと、建材のたわみなどが原因で壁と床のすき間がなくなり、壁と床がこすれて音が鳴るようになることがあるのです。

巾木をいったん外し、壁と床の間にすき間ができるよう調節することで床鳴りを止められます。
費用は数万円のことが多いです。

施工不良

家を建てた業者のミスなどで床鳴りが発生することもあります。

数カ月で自然にやむ床鳴りであれば、乾燥による床材の収縮が原因である可能性が高いです。しかし、半年以上床鳴りが続く場合は施工業者に相談した方がよいでしょう。

品確法(住宅の品質確保の促進等に関する法律)により、2000年4月以降に建てられた住宅には10年間の保証がついています。あわせて、ハウスメーカー独自の保証がついている場合も。

床鳴りの場所や種類、保障内容によりますが、保証期間内であれば補修費用はハウスメーカーに負担してもらえる可能性があります。

参考:e-gov法令検索 住宅の品質確保の促進等に関する法律

床鳴りの補修費用の目安は音でわかる?

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あくまで目安ですが、「パキッ」「キュッキュッ」「キーキー」というような高い音の床鳴りであれば、補修費用は1カ所あたり数万円以内で済むことが多いです。
なぜなら、高い音の床鳴りは、床材同士のこすれやクギのこすれなど、床の表面近くで起きている床鳴りである可能性が高いからです。

「ギシギシ」「ギーギー」というような低い音の床鳴りであれば、補修費用がかさむ恐れが出てきます。

低い音の床鳴りは、下地の根太や大引きの傷みが原因であることもあります。
根太や大引きの補修は、ときに10万円単位の費用が発生することもあるのです。

ただし、音だけで完璧に床鳴りの原因や場所がわかるわけではないので、あくまで目安と思っておきましょう。

シロアリの兆候がある場合は要注意

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シロアリが床の下地を食い荒らしてしまい、そのために床鳴りが起こることもあります。

シロアリは早めに駆除しないと、柱など家を支える重要な部分を食い荒らされ、家の耐震性が著しく低下する恐れがあります。
このため、シロアリの兆候が見られ、さらに床鳴りがする場合は、シロアリ被害が出ている可能性を考慮に入れましょう。

シロアリの兆候として代表的なのが、蟻道(ぎどう)です。
蟻道とは、シロアリが土や木くず、シロアリ自身の分泌物などを使って作る通路です。家周辺で蟻道が見られたら、シロアリに侵入されている恐れがあります。

外に出て、家の外壁の下の方のコンクリート部分(「基礎」といいます)を見てみましょう。
縦方向に伸びる土の筋のようなものがあったら、それは蟻道かもしれません。

シロアリ被害の不安がある場合は、まずはシロアリ点検を業者に依頼するのがおすすめです。
イエコマはシロアリ点検も承っております。

イエコマのシロアリ点検サービスのページはコチラ

床鳴り補修は何の業者に頼むもの?

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床鳴り補修の主な依頼先は、工務店やリフォーム会社などです。

ただし、家を建ててから10年以内であれば、まずは家を建てたハウスメーカーや施工業者に相談しましょう。
床鳴りの原因などによっては、保障の範囲内で補修してもらえる可能性があります。

イエコマは、初めてご利用の方限定で、床鳴り1カ所を7,700円(税込)、出張料無料で補修いたします。
※戸建て住宅専門です。
※床の不具合や傷みの程度によっては補修不可の場合もあります。
※床暖房のついている床は対応不可です。

「安く直してもらえるチャンスがあるなら、ぜひ活用したい」という方は、イエコマをぜひご利用ください。

参考:イエコマの床鳴り補修のサービスページはコチラ

床鳴りはDIY補修で直せる?

実鳴りであれば、DIYで止まることもあります。
実鳴りは、実鳴りが起きている箇所(床板同士の間)に潤滑油を差せば直ることが多く、初心者でも挑戦しやすい作業です。

プロでなくても使いやすいよう、DIY用に作られた専用のグッズもあります。ハウスボックス(補修用品ブランド)の『床鳴り止まるんです』などです。

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出典:ハウスボックス

DIYを実行する際には、使用する製品の使用方法や注意書きをあらかじめよく読んでおきましょう。

なお、DIY補修は、業者に補修してもらう場合に比べると、不具合がきちんと直る可能性はどうしても低いです。
「実鳴りだと思って潤滑油を差したが音が止まず、業者に見てもらったら実鳴りではなかった」などのこともあり得ます。

DIYで絶対に床鳴りが止まるとは限らない点を、念頭に置いておきましょう。

まとめ

床鳴りは、1カ所あたり1万円~数万円で業者に直してもらえることが多いです。
ただし、経年劣化やシロアリなどで下地の傷みが激しい場合は、10万円単位の費用がかかってくることもあります。

実鳴りであれば、DIYでも比較的直しやすいです。失敗のリスクはありますが、DIYに興味があるなら、挑戦してみてもよいかもしれません。

イエコマは、戸建て住宅の床鳴り補修を承っております。
初めてご利用の方に限り、床鳴り1カ所の補修が7,700円(税込)!出張料無料!
※床下の大がかりな工事が必要な場合など、必要な補修の程度によっては対応できない場合もあります。また、床暖房付きのフローリングには対応しておりません。ご了承ください。

「我が家の床鳴りを、業者にちょっと安く直してもらえたらいいのに」とお考えの方は、イエコマの床鳴り補修サービスをぜひご活用ください。

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