雨漏り調査の報告書はココをチェックするべき

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業者による雨漏り調査が終了した後には、調査結果を知らされます。何が原因でどこから室内に雨水が入り込んでいるのかの説明を受けるのです。そして、口頭での説明とあわせて手渡されるのが雨漏り調査の報告書です。
口頭ではとくに重要な部分についてのみ説明されますが、報告書には細かな情報もくわしく記載されています。調査当日に立ち会えなかった家族も報告書を見ることで、どのような調査が行われて、どんな結果だったのか理解できるでしょう。
ここでは、雨漏り調査報告書を見るときのチェックポイントについてくわしく解説していきます。雨漏り調査を依頼するときの業者選びや、調査後に修理方法を検討する際にぜひ役立ててください。

雨漏り調査報告書の重要性

業者から雨漏り調査報告書を受け取った後には、細かなところも含めて、しっかりと目を通しておく必要があります。では、雨漏り調査報告書の重要性について見ていきましょう。

調査結果の詳細を知るための資料

雨漏りしているときには、屋根や外壁などから雨水が入り込んでいることが多いです。原因となっている箇所を実際に自分の目で見れば状態を把握しやすいですが、屋根や外壁の場合にはそうもいきません。屋根や2階の外壁は足場を組んで上らないと見えない箇所があり、素人には難しいです。
そのため、業者から説明を受けて初めて該当箇所の状態を把握できます。調査報告書とは、それを書面にしたものです。その場では説明しきれない詳細な内容も記載されることがあります。

修理について決める際に必要

調査をしてみて雨漏り箇所やその程度が判明したら、修理を検討することになります。業者から修理方法について提案を受けることもあるでしょう。
修理方法は、雨漏り調査報告書に記載されている情報と予算を考慮して、最適な修理方法を考えます。

家族と話し合うときに必要

相談する3人

雨漏り調査の後は、立ち会いができなかった家族に調査結果について知らせて、修理について話し合う人が多いです。このとき、雨漏り調査報告書を見せると雨漏りの状態について理解しやすいです。

雨漏り調査報告書の主な記載事項

雨漏り調査報告書には、どのようなことが記載されているのか見ていきましょう。

現在現れている雨漏りのサイン

雨漏り困る女性イラスト

雨漏りと一口で言っても、現れるサインや程度はさまざまです。一般的には、天井から水がポタポタと落ちてくる様子をイメージする人が多いです。もちろんそのような雨漏りもありますが、そのくらいになる前の段階では天井にシミができます。天井以外に内壁や窓の付近などにカビが発生する、壁紙がはがれるなどの雨漏りサインが現れることもあるでしょう。
雨漏り調査では、家の各部について調査を行います。雨漏りは目立つサインがなくても、少しずつ進行していることが多いです。はっきりとサインが現れていなくても、雨水が内部に浸入しているような場合には調査報告書に記載されます。

実施した調査とその結果

雨漏り調査は主に次のような方法で行い、実施した調査方法とその結果が調査報告書に記載されます。では、それぞれの調査方法について見ていきましょう。

目視調査

雨漏り目視調査

目視調査は、業者のスタッフが屋根に上って、疑わしい箇所を見て調べる調査方法です。瓦などの屋根材にヒビが入っていたりズレていたりした場合には、その旨が報告書に記載されます。ヒビなどの状態を撮影し、その写真を報告書に載せることも多いです。
外壁も疑わしい箇所を間近で見て、ヒビ割れや塗装が剥がれている箇所がないかどうかチェックします。
窓枠や建材間のつなぎ目などは、コーキングの劣化している箇所を見つけるという具合です。

散水調査

散水調査

散水調査は、実際に水をかけて雨漏りの状態を確認する調査方法で、目視調査の後に行われるものです。報告書には、どこに水をかけたら室内のどこで雨漏りのサインが現れたか記載されます。
これにより、どこから雨水が入り込んでいるのか特定可能です。ただし、疑わしい箇所が複数あると特定できない場合もあります。

発光液調査

発光液調査

発光液調査は、紫外線を当てると光る性質を持つ発光液を使用して行う調査方法です。雨漏りが疑われる箇所が複数あり、散水調査で原因箇所や経路を特定できなかった場合などに行われます。報告書に記載されるのは、発光液を流し込んだ箇所と発光したかどうかです。

赤外線カメラ調査

赤外線カメラ調査

赤外線カメラ調査は、散水調査と一緒に行われることが多いです。赤外線カメラで撮影すると温度の変化が視覚的にわかります。そのため、屋根や外壁などから入り込んだ雨水が通る経路も判別可能です。
報告書には、水をかけたときにどのような温度変化があったのか記載されます。撮影した画像を一緒に載せてあれば、雨水がどのようにして室内に入り込んでいるのかわかりやすいです。
赤外線カメラ調査は、他の調査方法と比べて費用が高めな傾向にあります。

雨漏りが疑われる箇所

報告書には、調査結果をもとにして、雨漏りの原因となっている可能性が高い箇所が記載されます。写真などを添えて、雨水が入り込むようになった原因なども併記されていることが多いです。

推奨する修理方法

報告書には、雨漏りの場所や状態などをもとにして、修理方法の提案などが記載されることもあります。雨漏りは、そのまま放置するとどんどん悪化していく恐れがあるため、できるだけ早めに修理を済ませましょう。
修理をするのが早ければ、費用も抑えられるケースが多いです。
雨漏り調査にかかる費用と雨漏り修理費用に関しては、こちらにくわしく掲載しています。

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雨漏り調査報告書の重要なチェックポイント

業者から提出される雨漏り調査報告書を見る際に、チェックしておくべき重要なポイントについて見ていきましょう。

雨漏りの原因

雨漏り調査報告書には、雨漏りしている箇所だけでなく、雨漏りの原因についてもくわしく記載されています。経年劣化が原因で外壁にひび割れができていたり、屋根板金のくぎが浮いていたりするケースが多いです。そうなると、隙間ができるため雨水が中に入り込みます。
現在出ている雨漏りの直接的な原因になっている箇所だけでなく、今後悪化が見込まれる箇所なども見つかるかもしれません。
くぎ浮きがあれば現在は雨漏りの症状が出ていなくても、近いうちに雨漏りしてしまう可能性がある旨を報告書に記載されることもあります。

水が浸入してくる経路

雨漏りでは、室内でシミなどが現れる箇所の裏側やすぐ近くから水が浸入しているとは限りません。壁の中を雨水が伝って、浸入箇所よりも少し離れたところに雨漏りのサインが現れるケースも見られます。
そのため、水がどんな経路で室内に浸入してきているのか、調査報告書をよくチェックしましょう。
また、外側の雨水浸入箇所と、室内に雨漏りサインが現れている箇所だけでなく、途中の経路も修理が必要です。

屋根の画像

屋根いっぱい

屋根の様子は普段は見ることができません。地上からは遠目で一部分が少し見えるだけで、全体をしっかりと見るには屋根に上らなければなりません。雨漏り調査報告書に添付されている画像を見て、初めて屋根の様子を知ることができます。雨漏りが起こっている箇所と正常な箇所の違いなどもよく見比べましょう。
信頼できる業者を選ぶ際にも、屋根の画像が添付されているかどうかは重要度が高いポイントです。

雨漏りの原因と対処法についてはこちらにくわしく掲載しています。

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優良業者の雨漏り調査報告書の特徴

雨漏り調査報告書を見れば、優良業者かどうかもわかります。優良業者の雨漏り調査報告書の特徴について見ていきましょう。

専門用語をできるだけ使わない記載

リフォームや建築などの専門用語を多く使用した報告書は、しっかりと調査している印象を受けます。しかしその反面で、素人にとっては内容がわかりづらいです。当日に立ち会えなかった家族が見たときに、どんな状況なのか理解できないこともあるでしょう。
これに対して、専門用語をできるだけ使わずに報告書を作成する業者もいます。素人にとってはこちらの方が、どこをどのように調査してどうだったのか、わかりやすいでしょう。顧客に寄り添っている姿勢もうかがえます。

どこに何が書いてあるのか明確

雨漏り調査では、複数の方法で行われること多いです。調査する箇所も1箇所だけとは限りません。報告書には実施した調査方法と調査箇所についてすべて記載することになります。
情報量が多いと、どこに何が書いてあるのかわかりづらくなりがちです。しかし、優良業者が作成する報告書は記載がシンプルです。調査した場所ごとに分けて記載したり、調査方法ごとに記載したりするため、どこに何が書いてあるのか一目でわかります。

写真や図表などを用いている

調査結果を文章で書いただけの報告書よりは、写真や図表などを適宜挿入している方が内容を理解しやすくなります。
とくに屋根の上や2階の外壁などは、実際に近くに行って見ることが難しいです。そのため、写真で見て初めて、屋根材のヒビなど雨漏りの原因となっている箇所の状態を把握できることが多いです。優良業者はそのような事情を考慮して、写真を載せてくれます。

報告書をもとにして説明してくれる

雨漏り調査が終わった後には、調査報告書が渡されますが、このときの説明の仕方が重要です。あまり良くない業者だと、「屋根に雨漏りが見つかりました」のようなごく簡単な説明しかしてくれません。
これに対し優良業者なら、屋根がどのような状態になっていて、何が原因で雨漏りしているのか説明してくれます。さらに雨水の浸入経路なども説明した上で、修理方法の提案などもしてくれるでしょう。調査結果と照らし合わせて、その修理方法を勧める理由も説明してくれるため、安心して依頼できます。
質問も受け付けるため、疑問を残したまま終わってしまうことはありません。

雨漏り調査報告書がわかりにくいとどうなるのか

わかりにくい調査報告書しか作成してくれない業者に当たることもあります。その場合には、次のような状況になる可能性が高いです。

雨漏りのくわしい状況が把握できない

チェックエプロン悩む女性

雨漏り調査で判明した内容のうち、要点は口頭で説明されますが、くわしい状況は報告書を読まないとわかりません。報告書の記載がわかりにくければ、どこがどのような状態になっていて、なぜ雨漏りしているのか把握できないでしょう。
雨漏り調査では、雨漏りしているかどうかだけでなく、くわしい原因や雨水の浸入経路なども重要な情報です。雨漏り箇所が疑われる箇所の劣化具合を知りたいという人もいるでしょう。
また、調査後に修理をするまでの間は、応急処置をしてしのぐことが多いです。雨漏りのくわしい状況がわからないと、適切な応急処置の方法も判断できないでしょう。

修理方法を吟味できない

雨漏り調査報告書の内容がよくわからないと、修理方法を検討する上でも困ることになります。
たとえば、屋根から雨漏りしているものの、該当箇所以外はさほど劣化していなければ、部分的な修理にとどめることができるかもしれません。逆に屋根材の劣化具合が全体的に酷いような場合には、屋根全体を取り換える「葺き替え」を検討する人が多いです。
しかし、くわしい状況がわからなければ、修理方法を吟味することはできません。そのため、業者から勧められた方法を選ぶしかなく、その修理方法では高くついてしまうこともあります。
悪質な業者だと、必要のない大がかりな修理を勧めてくる場合もあるため、注意が必要です。

きちんと調査していない可能性も

雨漏り調査報告書は、きちんと調査しているからこそ作成できます。調査をいい加減に済ませてしまう業者もいますが、その場合にはわかりやすい調査報告書を作成することはできません。
たとえば、屋根材や外壁の劣化具合がわかりやすく記載されていなければ、きちんと調査をしていない可能性も疑われます。雨漏りが疑われる箇所があっても見落としているかもしれません。
そのようないい加減な業者の場合には、あえて難しく書いてきちんと調査をしたように見せかけることもあります。

まとめ

雨漏り調査報告書は、どこから雨漏りしていて、何が原因なのか知るための大切な資料です。後から修理方法について検討したり、家族と話し合ったりするときにも、雨漏り調査報告書を見ます。できるたけ明確にわかりやすく記載してくれる業者を選びましょう。
雨漏り調査報告書の記載を見ただけでも、優良業者なのかどうかある程度は判別できることも多いです。優良業者はお客様に寄り添って業務を行っているため、雨漏り調査報告書も依頼者にとってわかりやすいように作成してくれます。

雨漏り調査の業者選びで迷っているのであれば、イエコマにご相談ください。イエコマでは、雨漏り診断士の資格を保有しているスタッフが在籍しており、調査後のわかりやすい具体的な説明を心がけています。雨漏り調査報告書の記載もシンプルで明確です。修理後にまた雨漏りが起きることもあるので、アフターフォローも付いています。
雨漏り調査を依頼するなら、ぜひイエコマにご相談ください。お問い合わせは24時間365日いつでも受け付けています。

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