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雨樋の修理や交換を行う際の費用について

1.雨樋の役割と構成

1-1.雨樋の役割

1-1-1.雨水を屋根から下水に流すこと

雨樋の役割は、「屋根に降った雨水を軒先で受けて、それを集めて下水等の排水設備に流すこと」です。集めた雨水を流す先は地区や自治体によって「下水/雨水用下水/側溝」などと決められていますが、屋根の雨水を受けて集め流す点は同じです。

1-1-2.雨水から家屋を守ること

さて、「屋根の雨水をなぜ受けて集める必要があるか?」と言えば、「雨水から家屋を守るため」です。もしも雨樋が無い場合、屋根に降り注いだ雨はそのまま落下して地面を穿ちます。屋根の面積分に降り注いだ分の雨量の水が地面を穿つので、家屋の周囲の土が溝状に削り取られること、及び地面に落ちた水が家屋の周囲に滞留することで家屋の基礎部分の傷みが早まります。また屋根から落ちた水が地面で跳ね返って家屋の外壁に当たること、屋根から落ちる水が風にあおられて直接家屋の壁に当たることなどで、家屋の外壁の汚れが通常以上に進み、それによって家屋の経年劣化が早く進みます。 「雨水から家屋の価値を守ること」が雨樋の役割です。

1-2.雨樋の構成

1-2-1.軒樋

「軒樋」とは屋根の軒先の部分に取り付ける雨樋で、屋根に降り注いだ雨水が屋根を伝って流れ落ちてきた際に、その雨水を受け止める役割を果たします。 受け止めた雨水は、軒樋の傾斜に沿って流れます。

1-2-2.集水器

「集水器」とは軒樋の傾斜の最も低い箇所に取り付けられる雨樋部品で、文字通り「軒樋を伝って流れてきた雨水を集める」役割です。この集水器で集められた雨水を、その先に流します。

1-2-3.縦樋

「縦樋(竪樋とも)」とは、集水器で集めた雨水を軒から地面まで流すために設置する雨樋を指します。地面に達した雨水は、その地域や自治体で決められた排水設備にて処理します。

2.雨樋にトラブルが生じた際

2-1.雨樋の修理を依頼する業者とは

「雨樋にトラブルが生じた際に修理を依頼する業者」で迷う方も多いと思います。家屋建築時の雨樋施工は「建築板金業」という業種が担当するので、雨樋の修理を行う場合も建築板金業者への依頼が良いでしょう。

2-2.雨樋の修理には足場の費用が発生の場合も

一般家屋では平屋でも屋根の軒先の高さは2m以上。2階建て、3階建ての家屋では屋根の軒先もそれ相応の高さになります。従って雨樋の修理では作業者の危険防止のための足場を組む場合もあります。雨樋修理で足場を組んだ場合、「足場の組立/撤去の費用」も発注者の費用負担となる点を、施工前の見積時に確認する必要があります。

3.雨樋は交換の時期がある

3-1.雨樋は経年劣化する

雨樋が活躍するのは雨天の際のみですが、屋外で一年中太陽光や風雨、気温の寒暖差に曝されている雨樋は、設置から年月の経過につれて経年劣化します。劣化した雨樋は雨水の排水機能を十分に果たせなくなり、家屋の劣化を早めてしまいます。
以下のイラストのように、集水器にゴミや枯れ葉などが溜まっていたり、エルボが外れているような状態は、早急に雨樋の修理や清掃をする必要があります。

雨樋の故障につながる状態

 

3-2.古くなった雨樋は全面交換が必要

3-2-1.費用の面で有利になる雨樋の全面交換

家屋建築後に定期的に行うメンテナンスの際に、同時に雨樋を全面的に交換するのが費用の面で有利になるケースもあります。というのも家屋の定期的なメンテナンスの際には、たいてい家屋の周囲に足場を組んで屋根や外壁の補修や点検を行うため、その足場を利用して雨樋を交換することで雨樋のみの交換で新たに足場を組む分の費用が節約できます。例えば家屋建築後10数年単位でメンテナンスを行う場合、その際の足場を使って雨樋を全面交換することも家屋維持の総費用の節約に有効となるケースもあります。

3-2-2.雨樋は新製品のサイクルが速い

この雨樋、各専門メーカーから素材や形状など様々な製品が発売されていますが、気象条件に影響する雨樋は近年の豪雨にも対応した新製品が次々と発売されます。材質、形状、流せる水量、機能面などを向上させた新製品の発売サイクルが早いのが雨樋の構成品で、変動する気象に合致した雨樋への交換も結果的に雨樋に関わる費用抑制になります。

4.雨樋を少しでも長持ちさせ費用を抑えるためには

4-1.雨樋の経年劣化の原因のひとつ「詰まり」

4-1-1.落ち葉や砂埃等による詰まり

周囲の樹木などから飛来した落ち葉や枯れ枝、風によって舞い上がった砂埃が屋根に付着し、それが雨で流されることで雨樋内の各部に溜まります。時間が経つにつれ落ち葉や枯れ枝も分解されて、砂埃と混じって雨樋各部に土状の塊が蓄積します。その蓄積した土状の塊で雨水の流れの道が断たれ、雨樋からの水漏れの原因となります。

4-1-2.動物が営巣することによる詰まり

また雨樋は動物類にとって、格好の営巣場所となります。雨樋の形状や場所によっては雨露をしのげて外敵に曝されること無く身を隠すことができる最適な場所だと、鳥類等の動物が営巣しやすい場所です。そのため営巣した状態で、もしくは使用しなくなり放棄された巣や大雨で流された巣などが雨樋の内で詰まり雨水の流れを止めることが、雨樋からの水漏れの原因となります。 水漏れを放置するとやがて水圧で経年劣化が早まり雨樋の破損が起き、修理や交換に費用が掛かる羽目になります。

4-2.雨樋の経年劣化を遅らせる「雨樋洗浄」による清掃

このように雨樋は詰まりが大敵で、詰まりにより雨樋のみならず家屋自体の劣化にも繋がります。この詰まりを取り除くには、雨樋の高圧洗浄が最も有効な手段です。雨樋の詰まりの原因となる土状の塊や巣の跡などを高圧の水で洗浄してこそぎ落とします。更に縦樋も上部から高圧の水で洗浄して、中の付着物を雨水枡に流し出します。このように雨樋を洗浄して詰まりを防止することで、雨樋の故障は減少します。 定期的に雨樋各部を高圧洗浄することで雨樋内部の雨水の流れをスムーズに保ち、雨樋の寿命を伸ばし、雨樋の修理や交換に関わる費用を抑えることができるでしょう。

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