雨樋の修理や交換を行う際の費用について

雨樋は、屋根に降った雨水を軒先で受けて排水設備に流す大切な役割を果たしています。
雨樋が壊れてしまうと、雨漏りを引き起こしたり、住宅を支える基礎部分に影響を及ぼしたりする可能性があるので、できるだけ早く対処しなければいけません。
この記事では、雨樋の修理にかかる費用および費用を抑えるポイントに加え、雨樋の役割や構成などについても解説していきます。雨樋についてしっかり把握することで、壊れた際の無駄な出費を減らすことができます。

目次

1.雨樋とは
2.雨樋が壊れる原因
3.雨樋修理にかかる費用
4.雨樋を少しでも長持ちさせ費用を抑えるためには
5.雨樋の修理費用を抑えるコツ

1.雨樋とは

1-1.雨樋の役割

1-1-1.雨水を屋根から下水に流す

雨樋で集めた雨水を流す先は、地区や自治体によって異なり、下水/雨水用下水/側溝などに分かれます。

1-1-2.雨水から家屋を守る

雨樋には、雨水から家屋を守る役割もあります。もし雨樋がなければ、雨水は直接地面に落ち、建物の周囲の土が溝状に削り取られてしまうのです。
また、地面に落ちた水が周囲に滞留することで、建物の基礎部分が老朽化しやすくなります。さらに、屋根から落ちた水が地面で跳ね返り家屋の外壁に当たることで、家屋の外壁の汚れが進行します。
雨樋は、建物の耐久性を高める役割を担っているのです。

1-2.雨樋の構成

雨樋は、雨水を受ける軒樋(のきどい)、軒樋で受けた水を下方へ導く縦樋(たてどい)、そして軒樋と縦樋をつなぐ集水器に大きく分けられます。それぞれの特徴を詳しくみていきましょう。

1-2-1.軒樋(のきどい)

軒樋とは、屋根の軒先に取り付ける横向きの長い部材です。材質には、硬質塩化ビニールやガルバリウム鋼板、銅板などが使用されています。屋根を伝って流れ落ちてきた雨水を受け止め、傾斜に沿って次の場所へ雨水を流していく役割を担います。

1-2-2.縦樋(たてどい)

縦樋とは、集水器で集めた雨水を地面へと流す筒状の装置です。地面に達した雨水は、その地域や自治体で決められた排水設備にて処理されます。

1-2-3.集水器

集水器は、軒樋の傾斜の最も低い箇所に取り付けられる部材です。軒樋を伝って流れてきた雨水を集め、縦樋へと流す役割を担います。

1-3.雨樋の種類

雨樋には、半円型、角型、特殊型の3種類があります。それぞれの特徴について紹介します。

1-3-1.半円型

写真

引用元:タキロンシーアイ

半円型の雨樋は、築年数の古い物件によくみられます。シンプルな形状で比較的安価ですが、流水量が比較的少ないため、台風やゲリラ豪雨など大量の雨には対応しきれないというデメリットがあります。

1-3-1.角型

写真
引用元:タキロンシーアイ

近年もっともよくみられるのが角型の雨樋です。流水量が多いため、雨にもきちんと対応でき、強度もあるため壊れにくくなっています。

1-3-1.特殊型

写真
引用元:株式会社タニタハウジングウェア

雪が多い寒冷地では、積雪しにくい構造をもつ特殊型の雨樋が使用されています。通常の雨樋は雪の重さについて考慮されていないため、雪が積もると壊れる危険性があるからです。

2.雨樋が壊れる原因

雨樋が壊れる原因は、大きく分けて5つあります。
原因によって対処方法が異なるので、確認しておきましょう。

雨樋の故障につながる状態

 

2-1.雨樋がゴミなどで詰まっている

雨樋を構成するパーツのうち、集水器と縦樋は円筒状になっているため、特に詰まりが発生しやすい箇所です。詰まりの原因の多くは落ち葉ですが、風に飛ばされてきたゴミや鳥の巣で詰まってしまうケースもあります。

詰まりを放置しておくと、蓄積物は腐敗していきます。腐敗する前に、定期的に掃除するなどしてきちんとメンテナンスしておくことが大切です。
雨樋が詰まっていると考えられる場合、まず手の届く範囲にあるゴミを取り除きましょう。その後、バケツなどで水を流し入れ、スムーズに流れれば問題ありません。ゴミを取り除いても解決しない場合は専門業者に依頼してください。

2-2.経年劣化

雨樋の耐用年数は20~25年ほどです。しかし、きちんとメンテナンスを行っていないと、雨樋の寿命はさらに短くなります。劣化が進むと外れたり穴が開いたりして雨漏りなどを引き起こしてしまうので、早めの部材交換が必要です。

2-3.突風や積雪

特殊型の雨樋でない場合、大規模な突風や積雪については考慮されていません。風や雪による衝撃や重さで、破損したり不具合が起きたりする可能性があります。

2-4.傾斜の不具合

通常、雨樋の傾斜は集水器に排水しやすい角度でつけられています。傾斜がずれて正常な状態でない場合、雨水がきちんと流れずにあふれてしまうなどの不具合が発生します。
傾斜に不具合が生じる原因として最も多いのが、雨樋を支える支持金具の緩みです。支持金具は力を加えると直せますが、自分で行うと力のかけ方次第で壊してしまう危険性もあります。
また、支持金具は地震や突風で外れることがあり、その場合は金具の取り付け工事が必要です。
いずれにしても、専門業者に依頼するのが望ましいでしょう。

2-5.継ぎ手に問題がある

接着不良や経年劣化によって、雨樋の継ぎ手に隙間や外れが生じることがあります。隙間や外れが1~2か所であれば、雨樋専用の接着剤で対処できます。ただし、雨樋設置から20~25年経過している場合は経年劣化であると考えられるため、雨樋の交換が必要です。

3.雨樋修理にかかる費用

雨樋の修理にかかる費用は、工事内容によって1~60万円程度とかなり変動します。工事内容は、雨樋に不具合が生じている原因によって決まります。
それぞれの費用についてみていきましょう。

・雨樋の部分的な修理・交換
相場は1mあたり3,000円~5,000円程度です。雨樋の交換や修理はたいてい1m単位で費用計算が行われます。

・雨樋の継ぎ手補修
費用相場は1か所当たり5,000円~20,000円程度です。雨樋の継ぎ手補修は自分でもできますが、あくまでも応急処置程度です。長持ちさせるためには、きちんと専門業者に依頼しましょう。

・雨樋の清掃
費用相場は10,000円~30,000円程度です。雨樋の清掃を専門業者に依頼した場合、自分で手の届かない範囲も清掃してもらえるのでとてもきれいになります。

・雨樋の全交換
雨樋の全交換にかかる費用は15~60万円程度です。雨樋の破損がひどい場合や経年劣化で修理のしようがない場合は、雨樋を全交換することになります。

4.雨樋を修理する際の注意点

4-1.雨樋修理を依頼する業者

雨樋の修理を依頼するとき、どの業者に連絡すればいいのかわからない方も多いと思います。家屋を建築する際、雨樋施工は建築板金業という業種が担当します。雨樋に不具合がある場合は、建築板金業者に連絡しましょう。

4-2.足場の費用

一般家屋では、平屋であっても屋根の軒先の高さは2m以上になります。もちろん2階建て、3階建ての家屋では、屋根の軒先もそれ相応の高さです。
したがって、雨樋の修理では作業者の危険防止のため、足場の組み立てが必須となります。足場の組立・撤去の費用は発注者の費用負担となるため、施工前の見積もり時に確認しておきましょう。

5.雨樋の修理費用を抑えるコツ

5-1.火災保険の確認

雨樋に不具合が起きたら、まずは火災保険に加入しているかどうか確認しましょう。火災保険の補償範囲には、風災、ひょう災、雪災が含まれています。
風やひょう、雪による被害であると判断された場合は補償が適用されるため、一度修理業者に相談してみてください。

5-2.メンテナンスと同時に修理してもらう

家屋建築後、10年単位で定期的に足場を組み、メンテナンスを行う方が多いかと思います。
この点検の際に、雨樋の修理も行ってもらうとよいでしょう。住宅の点検と雨樋修理を同時に行ってもらうことで、別日に再度足場を組み立てる必要がなくなり、費用を抑えることができます。

5-3.新製品を選ぶ

雨樋は気象条件に影響されるため、近年の豪雨などに対応した新製品が各専門メーカーから次々と発売されます。材質、形状、流せる水量、機能面などを向上させた新製品の発売サイクルは非常に短く、変動する気象に合致するように工夫されています。
雨樋を交換する際は新製品を選び、より長持ちするようにメンテナンスしていきましょう。

5-4.水漏れは早急に対処する

落ち葉やゴミ、鳥の巣などによる雨水の詰まりから、小規模な水漏れが発生する場合があります。
小規模な水漏れでも、放置すると水圧で経年劣化が始まり、雨樋の破損につながります。状態がひどくなる前に対処し、修理費用を抑えましょう。

5-5.定期的に高圧洗浄を行う

雨樋には、詰まりが大敵です。自分で掃除を行うこともできますが、手の届かない範囲には対処できません。
そこで、詰まりを取り除く有効な手段として、雨樋の高圧洗浄がおすすめです。高圧洗浄を施すことによって、雨樋の詰まりの原因となる土の塊や巣の跡などが除去されます。定期的に雨樋各部を高圧洗浄することで、雨樋内部の雨水の流れをスムーズに保ち、雨樋の寿命を伸ばしましょう。

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