壁紙の落書きをきれいにするには?汚れ別の掃除方法を紹介!

壁紙の落書き汚れは、子どものいる家庭では日常茶飯事。気が付けば、リビングの壁や子ども部屋の壁、寝室の壁など、至るところに落書きの跡が!と驚くこともありますよね。

面倒でついつい掃除せずに放っておきがちな落書き汚れですが、時間が経つとさらに落ちにくくなってしまいます。壁紙が汚れていると、家全体が暗い印象になるのです。賃貸の場合は、退去時に大家さんとのトラブルにもなりかねないので注意が必要です。

壁紙の落書き汚れは、できればすぐきれいに落としたいですよね。
この記事では、汚れの種類ごとの掃除方法や、汚れ防止の方法を紹介します。
お絵かき大好きのお子さまがいるご家庭は必見です!

壁紙につく落書き汚れの種類

壁紙につく代表的な落書き汚れには、下記の種類があります。

  • えんぴつ
  • 色えんぴつ
  • 水性ペン
  • 油性ペン
  • ボールペン
  • クレヨン

子どもにお絵かきをさせているときに、色えんぴつやクレヨンで壁紙に落書きされてしまった経験のある人も多いでしょう。

落書きをそのままにしておくとどうなる?

落書き現場

ついつい放ったらかしにしがちな落書き汚れですが、掃除せずに置いておくと以下のような不具合が発生します。

汚れが取れにくくなる

付着した汚れは、時間が経てば経つほど壁紙そのものに染み込んでいき、落としにくくなります。落書きをされてすぐに掃除するのと、時間が経ってから掃除するのとでは、雲泥の差です。

時間が経ち、いろいろな方法を試しても汚れが取り除けない場合は、壁紙の張り替えも視野に入れなくてはなりません

部屋全体が暗い印象になる

部屋がすっきり片付いていたとしても、壁紙に落書きがあるだけで、なんだか部屋全体が暗い印象になってしまいます。これでは、なかなか友人を家に招けませんよね。

賃貸の場合、大家さんとトラブルになるかも

壁紙に落書き汚れがあると「故意の過失」とみなされ、賃貸物件の場合は退去時に修繕費を要求される可能性があります。大家さんとトラブルにならないためにも、家の中はできるだけきれいにしておきたいものです。

落書きをきれいに掃除する方法は?

壁紙掃除

落書きの落とし方は、種類によって異なります。それぞれの汚れに適した掃除方法を、以下で確認していきましょう。

えんぴつ

用意するもの

・消しゴム

方法

・消しゴムで軽くこする

えんぴつの落書きは、消しゴムでこすると比較的簡単に落とせます。力を入れたり、同じところを何回もこすったりすると、壁紙が傷つく恐れがあるので、できるだけ軽くこすって消していきましょう。

色えんぴつ

用意するもの

・クレンジングオイル
・布

方法

1、クレンジングオイルを汚れてもいい布に染み込ませて拭く
2、乾拭きする

色えんぴつは普通のえんぴつと違い、消しゴムではなかなか落ちません。
そこで、クレンジングオイルを使用することで、落書きをきれいに落としていきます。最後に乾拭きするのもお忘れなく。

水性ペン

水性ペンの落書きは、インクが乾ききっていない場合は水拭きだけできれいに落とせます。
落書きしてから時間が経っていないときは、まず水拭きをし、インクが乾ききって残っている場合は、以下の方法を試してみてください。

用意するもの

・使い古しの歯ブラシ
・歯磨き粉
・布

方法

1、使い古しの歯ブラシに歯磨き粉をつけ、落書き部分をやさしくこする
2、水拭きをして歯磨き粉を落とす
3、最後に、乾拭きをする

水性ペンの汚れを落とすには、歯磨き粉が効果的です。歯ブラシでやさしくこすって、落書き汚れを落としましょう。傷つきやすい壁紙の場合は、粒が細かいクリーム状の歯磨き粉がおすすめです。

油性ペン

油性ペンの落書きは、落書きしてから時間が経っていない場合、水で湿らせたメラミンスポンジで落とすことができます。
まずメラミンスポンジを試し、落としきれなかった汚れには、以下の方法を実践してみましょう。

用意するもの

・除光液
・オイル
・コットン
・綿棒
・重曹水(水200mlに重曹大さじ1を混ぜたもの)
・布

方法

1、コットンに除光液をしみ込ませ、壁紙に貼り付けてしばらく待つ
2、壁紙に貼り付けたコットンで汚れをこする
3、汚れが残る部分は、アルコールを含ませた綿棒で丁寧にこする
4、乾拭きをする
5、最後に重曹水をスプレーし、乾拭きする

油性の汚れは、油で取り除きます。除光液の代わりに、燃焼用のアルコールや灯油などを使用してもよいです。
最後に用意する重曹水は、油を浮かす役割があるので、掃除に使用した油分までしっかり取り除くことができます。

ボールペン

用意するもの

・除光液(落書きが油性の場合)
・アルコール入り洗剤(水性の場合)
・綿棒
・布

方法

1、綿棒に除光液(油性の場合)もしくはアルコール入り洗剤(水性の場合)をつけ、落書きに押し当てる
2、最後に水拭きと乾拭きをする

ボールペンの場合は、油性と水性で使用する薬品が異なります。アルコール入り洗剤は、刺激が強いものもあるので、手袋などをして使用するようにしましょう。

クレヨン

用意するもの

・メラミンスポンジ

方法

・メラミンスポンジに少量の水をしみ込ませ、円を描くようにやさしくこする

クレヨンの汚れは、メラミンスポンジで比較的簡単に落とすことができます。壁紙が傷付かないように、汚れをやさしくこすって取り除きましょう。

【番外編】シールの跡

用意するもの

・消しゴム
・ガムテープ
・お酢
・布

方法

1、消しゴムでこする
2、消しゴムで取れない場合、ガムテープを貼ったりはがしたりして落とす
3、ガムテープでも取れない場合、お酢をコットンやティッシュなどに含ませ、壁に貼り付けて少し待つ
4、最後に乾拭きする

シールをはがした後のべたつきは、消しゴムで比較的簡単に取り除けます。消しゴムで取れない場合は、ガムテープやお酢を使用する方法も試してみましょう。

掃除してもきれいにならなければ、メーカーに問い合わせよう

電話する女性

前の章で紹介した掃除方法を試しても落書きの跡が残る場合は、直接メーカーに問い合わせるのも手です。
メーカーによっては、自社のホームページに汚れの落とし方を載せている場合もあるので、まずは家で使用している壁紙の取り扱いメーカーをチェックしてみましょう。
メーカーに問い合わせをする際は、以下の点を伝えると対応しやすくなります。

  • 壁紙の種類
  • 落書きしたお絵かき道具の種類
  • 落書きしたあと、どれぐらい経過しているか
  • すでに試した掃除方法があれば、その方法や結果
  • 現状の写真を撮影したもの

壁紙の落書きを防止するには?

ここまで、落書きの掃除の仕方を紹介してきましたが、一番重要なのは「落書きをしてほしくないところに、落書きをさせないこと」です。
ここでは、落書きを防止する方法をいくつか紹介していきます。

お金をかけずにできることは?

まず、お金をかけずにできることは、以下のような「ルール作り」です。

子どもの手の届かないところにお絵かき道具をしまう

子どもは、こちらが油断しているときに限ってイタズラをするものです。
たとえば、うっかり置き忘れたボールペンに興味を持ち、気づいたら壁に落書きをしていた!なんてこともよくあるでしょう。

自分が描いているのは、果たしてキャンパスなのか、壁なのか?と区別がつかない年齢こそ危険です。
お絵かきの時間が終わったら、お絵かき道具は子どもの手の届かないところにしまう習慣をつけましょう。

特定の場所だけ落書きOKにする

どうしても落書きがやめられない子どもには、落書きOKのスペースを作ってあげるのも手です。子ども部屋の一方向の壁だけ落書きOKにするのもよいですし、ふすまや障子など、数年に1度張り替える特定の場所だけ落書きOKにするのもよいでしょう。
来訪者が来ても見えない場所を選ぶことがポイントです。

便利グッズを活用しよう!

最近では、以下のようなさまざまな便利グッズも市販されています。

消しやすいお絵かき道具

落書きしてしまっても簡単に落とせるお絵かき道具を選ぶこともポイントです。以下のような水で落とせるタイプの商品がいろいろなメーカーから発売されているので、うまく活用してみましょう。

「水でおとせるクレヨン」サクラクレパス
水でおとせるクレヨン

「水でおとせるふとくれよん」ぺんてる
水でおとせるふとくれよん

「水でおとせる 滑らか繰り出しクレヨン」吉源商社
水でおとせる 滑らか繰り出しクレヨン

ウォールステッカー

壁の上から貼ったりはがしたりできる落書き用のウォールステッカーも、最近発売されています。これを使用すると、書いた落書きもティッシュペーパーなどですぐに消え、「ここは落書きをしてもよい場所」と子どもも認識しやすくなります。

半透明のものや、ホワイトボードのようなもの、黒板のようなものもあるので、家のインテリアに適したものを選びましょう。

・半透明
「貼るだけで壁紙をキズ・汚れから保護する壁紙保護シート」三ツ星百貨店
貼るだけで壁紙をキズ・汚れから保護する壁紙保護シート

・ホワイトボード
「【ウォールステッカー】ホワイトボード」Takarafune
【ウォールステッカー】ホワイトボード

・黒板
「黒板 ウォールステッカー」燦燦屋
黒板 ウォールステッカー

特殊な壁紙に張り替えよう!

近年は、汚れやキズに強いタイプの壁紙も販売されています。壁紙の表面がフィルムでコーティングされているので、汚れが染みにくいだけでなく、汚れても乾拭きや水拭きで落としやすい仕様になっています。

また落書きだけでなく、手垢や油汚れ、たばこのヤニ汚れにも強いので、さまざまな場面で活用できる万能な壁紙です。消臭効果があるものも発売されているので、たばこを吸う人や、ペットを飼っている人にもおすすめで、トイレやキッチンに使用してもよいでしょう。

繰り返しの落書きや経年劣化で壁紙が古くなってきている人は、ぜひ張り替えも検討してみましょう。

〈汚れやキズに強い壁紙〉
サンゲツ
リリカラ

賃貸物件の壁紙を張り替えたい場合は?

説明する男性

持ち家の場合は、住宅は購入者の所有になるので改装が自由ですが、賃貸物件の場合はそうはいきません。
汚れてきた壁紙を張り替えたいとき、また壁紙が汚れている状態で退去するとき、どのような対応が必要になってくるのでしょうか。

基本的に大家さんや管理会社の承諾が必要

賃貸物件で壁紙の張り替えを行いたい場合は、大家さんや管理会社の承諾が必要になります。張り替えの理由や、張り替えたい壁紙などを一度相談してみましょう。
もし壁紙の汚れが経年劣化によるものとみなされ、張り替えが必要と判断されれば、敷金や保証金から費用がまかなわれます。

落書きは退去時に修繕費が発生する可能性も!?

壁紙の落書きは、退去の際、特に注意したいポイントです。
なぜなら、落書きは「故意の過失」とみなされ、修繕費を支払わなければならない項目だからです。
目安は、1㎡で800~1,000円程度が張り替え費用としてかかります。退去時に、壁に落書きがあったり大きな穴や破れがあったりする場合は注意しましょう。

国土交通省住宅局の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」によると、壁紙の償却期間は6年と考えられるので、6年以上同じ物件に住み続けている場合は、基本的に補修金は発生しないものとされています。
しかし、物件によっては特約で「故意による損傷はガイドラインに関係なく入居者負担」と記されている場合もあるため、入居時の契約要項を必ず確認しましょう。

まとめ

壁紙の落書き汚れを見つけたら、まずは時間が経つ前にすぐに取り除くことが大切です。
また、落書きをされる前にきちんと対策をしておくことも、壁紙をきれいに保つポイントとなります。

しかし、繰り返し掃除をしていたら、壁紙はだんだん傷んできて汚れが取れなくなってくるもの。そうなれば、そろそろ張り替え時期かもしれません。

イエコマでは、壁紙の張り替えも承っておりますので、部屋も明るくしたい方は、ぜひイエコマにお任せください!

 

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