カビは至る所に潜んでいる厄介者です。見た目の不快感はもちろん、人間に健康被害をもたらすこともあります。
さらに、カビの繁殖により発生する独特の臭いにも、不快な思いをさせられます。
この記事では、カビとそのにおいの発生原因や除去方法、予防法などについて紹介します。
カビの季節は、6月頃からの梅雨時と思っている人が多いかもしれません。しかし実は、カビは1年中生えるものです。
正しい知識を持ち、梅雨の時季だけでなく1年を通して対策していかなければ、完全なカビ対策とはいえません。ぜひこの記事を読んで、カビのない生活を送りましょう。
目次
臭いの原因はカビだった
家の中が何か臭いと感じた経験はありませんか。
それは、カビの臭いかもしれません。周知の通りカビは生き物であり、代謝活動します。カビ自体は無臭ですが、臭いはその代謝に伴い発生するのです。
「墨汁っぽい臭い」「土・泥のような臭い」といえばピンとくる人も多いでしょう。墨汁っぽい臭いは「2-メチルイソボルネオール」、土や泥のような臭いを放つ「ジオスミン」というカビが作り出した物質です。
カビとは何か
カビは菌の一種であり、菌糸という糸のような細胞でできています。
カビは胞子という種のような細胞をつくり、空気中にばらまかれます。胞子は、湿った動植物の死骸などの表面に触れることで発芽するのです。胞子はおびただしい数が作られるので、時には爆発的に繁殖することがあります。
カビの種類によっては毒性を持ち、発がん性があったり中毒症状をもたらしたりするものもあるのです。カビ毒の総称をマイコトキシンといい、現時点で300種類以上発見されています。
一方で、日本酒のこうじやブルーチーズなど、私たちが口にする食品にもカビは使用されています。また、抗生物質のペニシリンに代表される医薬品にも広く応用されているのです。
まさに毒にも薬にもなるカビですが、家の中に生息するカビのほとんどは迷惑な種類で、殺菌の対象です。
カビの種類
カビの種類は未発見のものを含めると20万を超えると予測され、将来的に人間の役に立つカビの発見も期待されています。
家に発生するカビは10~20種類ともいわれており、種類として多くはないのです。しかし、カビはアレルギーの原因になったり、時には肺炎の原因になったりするので、駆除すべきです。
代表的な家カビは以下の通りです。
クロカビ
黒く見えるカビの総称で、クロカビの仲間だけで100種類以上あり、家の中でよく見られます。
バスルームやエアコンの内部など、多くの場所に繁殖します。空気中に浮遊し呼吸を通じて吸い込むことでアレルギーの原因となり得るので注意が必要とされています。
ススカビ
クロカビと同様に湿気を好みます。非常に軽いのが特徴で、飛散しやすいので人間が吸い込んでしまいやすいカビの一種です。
アレルギーや皮膚病の原因になったりします。
アオカビ
文字通り青い色のカビです。パンや餅などにも生えます。
アオカビ自体はカビ毒であるマイコトキシンを産生しないため、重大な食中毒の原因になることはないとされています。
こちらも種類が多く、ブルーチーズやペニシリンなどの医薬品に使われています。
カビには1年中注意が必要
カビが発生する時季といえば、梅雨時です。
カビは湿気を好むので、湿度の高い梅雨時は確かにカビの季節といってよいでしょう。
しかし、実は大気が乾燥している冬でも、カビは頻繁に発生しているのです。
湿度が低い冬にもカビが発生する原因は“結露”です。
どの家庭も暖房を使用する冬は、外気と室内の温度差が大きくなり、窓などに結露が発生します。その湿気が、室内にカビを発生させる原因となるのです。
冬はしっかり結露対策をすることが、冬場のカビの対策となります。
衣類もカビ臭い原因
カビはさまざまなものを栄養源として繁殖します。毎日着用する衣服や下着も例外ではありません。
しかし、洗いたての衣類もカビ臭いことがあります。洗濯したのにカビ臭いのはなぜでしょうか。
洗濯槽のカビに注意
洗濯機は金属製のため、洗剤も使っているのでカビとは無縁と思っていませんか?
しかし、洗濯槽の裏側は衣類からはがれた皮膚片などがこびりついて、雑菌が繁殖しやすいのです。もちろん、細菌を栄養分とするカビも繁殖します。
たまに、洗濯槽から黒いビニールのようなものが出てきた経験はないでしょうか。実は、それがカビの塊です。
洗濯槽のカビには、重曹や市販の洗濯槽クリーナーを使って、カビを除去することをお勧めします。これにより、衣類がカビ臭くなるのをかなり防ぐことができます。
クローゼットや押し入れが原因の場合も
衣類がカビ臭くなる原因は洗濯機だけではありません。
クローゼットや押し入れにカビが繁殖している場合もあります。収納スペースは、物の整理は頻繁にしても、中を掃除することはあまりないと思います。掃除をしなければ、当然カビの栄養分がたまり、繁殖場所となり収納していた衣類はカビ臭くなってしまうわけです。
クローゼットや押し入れのカビが衣類に移ることもあります。また、生乾きのまま収納すれば、湿度が上がってますますカビの繁殖を促してしまうのです。
クローゼットや押し入れは常に掃除して、生乾きの衣類はしまわないことが重要です。
カビによる健康被害
カビは、においが気になったり見た目が不快だったりするだけでなく、放置するとさまざまな健康被害を引き起こす可能性があります。
アレルギー
アレルギーとは、何らかの物質が体内に入ることによって身体の免疫機能が過剰に反応することです。
カビによるアレルギーには、以下のようなものがあります。
ぜんそく
ぜんそくとは、気道の粘膜に炎症が継続している状態です。
気道が狭くなってせきやたんが出て、息が苦しくなる発作が起きます。
ストレスのほか、カビ、ダニ、ほこりなどが原因です。
アレルギー性鼻炎
鼻水やくしゃみなどが主な症状で、スギ花粉が原因で発症する人も多いアレルギーです。
花粉が原因の場合は、花粉が飛散している時期だけ発祥します。しかし、カビが原因の場合、1年中症状が出ることもあり、予防にはカビの除去が必要です。
アトピー性皮膚炎
皮膚の乾燥や激しいかゆみに襲われるアトピー性皮膚炎も、カビが原因で発症することがあります。アトピー性皮膚炎にはダニが大敵といわれますが、カビはダニよりも生息域が格段に広く、とても厄介な存在です。
カビが原因の場合は、カビを除去すれば症状が軽くなることが多いです。
過敏性肺臓炎
春から秋にかけて発症することが多いので、夏型過敏性肺臓炎ともいわれます。
特に日本で多いのは、トリコスポロン・アサヒというカビの一種で起こるものです。
軽いせきやたん、発熱などの症状が出ます。
症状が軽い場合は、原因となるカビから隔離すれば回復します。しかし、重症化すると肺の一部が繊維化するなど、肺の組織自体がダメージを受けます。
過敏性肺臓炎に限らずせきが長引く場合は、重大な病気である可能性もあります。単なる風邪と判断するのではなく、早めに医療機関を受診した方がよいです。
中毒
カビが繁殖しやすい室内環境では、カビの胞子が飛散して食べ物にもカビが生えます。
それに気付かず食べてしまうと、重大な食中毒を起こす場合があるのです。
以下に、カビがつくる代表的な毒素を紹介します。
アフラトキシン
発がん性があることで知られるカビ毒です。
大量に摂取すると肝臓障害を起こし、死亡することもあります。2004年に、ケニアで保存していたトウモロコシに高濃度のアフラトキシンが発生し、それを摂取した317人中125人が肝臓障害で死亡する事例がありました。
※参考:大阪府感染症情報センター
トリコテセン
同じく発がん性があるカビ毒で、穀類などのカビから産出されます。
腹痛や下痢、発熱などの症状を引き起こし、敗血症や全身出血などの症状も報告されています。
感染症
カビが生えやすい環境は、目に見えるクロカビやアオカビだけでなく、病気の原因となるカビも繁殖させる可能性があります。
以下に紹介するカビによる感染症は、健康な人であれば免疫により防御されますが、免疫力が低下している高齢者などは注意が必要です。
日本の病院で亡くなる方の約5%が、カビによる「真菌症」ともいわれています。
慢性肺アスペルギルス症
せきや血の混じった痰(たん)、呼吸困難などの呼吸器の症状が表れます。薬が効きにくいケースもあり、治療が困難になる場合もあります。
クリプトコッカス肺炎
ハトのふんの中で増殖し、大気中に浮遊しています。通常は治療が不要とされていますが、免疫系の機能が低下している人では重篤な症状を起こすことがあります。
肺への感染では危険な状況に至ることはまずないとされていますが、髄膜炎を併発した場合には生命の危険があります。
カビの臭いを取る方法
カビを除去することで、カビ臭さも解消されます。
家の中でカビが繁殖しやすいのは、風通しが悪く、湿気がたまりやすい場所です。そのような場所で少しでもカビ臭さを感じたら、カビが繁殖している証拠です。ただちに除去する必要があります。
ここまで紹介したものも含め、カビとそのにおいの除去に効果があるものを紹介します。
消臭除菌スプレー
消臭除菌スプレーは香りも良く、雑菌に対してある程度の効果が期待できます。しかし、カビの繁殖の抑制については未知数のようです。
ある製品の実験では一定の効果が得られたようですが、カビの除去よりも一時的なカビ臭さの緩和に有効です。
エタノール
殺菌力が強く、カビとカビ臭さの除去の双方に力を発揮します。しかし、独特の匂いがあり、使用後は十分に乾燥させて匂いを取りましょう。
漂白剤
市販のカビ取り剤もほぼ同じ成分です。
殺菌力が強く、カビの臭いもすぐに取れますが、強力ゆえに素材に影響が出ることもあります。説明書通り薄めて使うことをおすすめします。
衣類に使用する場合は衣類用漂白剤がおすすめです。
カビが発生する条件
カビが発生する条件はいくつかあります。私たちの生活環境の中には、その条件に当てはまるものがかなりあります。カビが生えやすい条件を知ることで対策を講じることができます。
カビが繁殖しやすい温度
カビが繁殖する温度は0~45℃で、特に繁殖しやすいのが20~40℃です。
つまり、私たちにとって快適な温度はカビにも快適な温度なのです。
カビ対策のために室温を変えるのは、あまり現実的な方法ではありません。
カビが繁殖しやすい湿度
カビが好む湿度は約70%以上です。
梅雨の時季の大気は、湿度が70%になることもしばしばです。冬場も、結露やインフルエンザ予防のために加湿機を使用した場合、70%になることがあります。
夏場は除湿機、冬場は結露対策をしたり加湿機をうまく調整したりして、カビの繁殖しにくい環境を作ることが重要です。
カビの生存条件
カビも人間と同じく酸素と栄養源が生きるために必要です。もちろん、酸素は私たちも必要なので遮断するわけにはいきません。
カビは、人の皮膚片やダニなどの死骸といった有機物を好み栄養源としています。部屋をしっかり掃除することで、ある程度は栄養源を減らすことができます。
部屋の中でカビが発生しやすい場所と対処法
寝室やリビングなどでは、特定の場所にカビが生えやすい傾向があります。
その傾向を把握していれば、効率的にカビを除去できます。カビを見つけたときの対処法も併せて紹介します。
クローゼット、押し入れ
クローゼットや押し入れは閉め切っていることがほとんどで、風通しが悪く狭いため、湿度も上がりやすい場所です。
木材などでできている場合が多く、カビの栄養分も豊富なことから、カビが繁殖しやすい環境です。クローゼットや押し入れにカビが発生すると、大切な衣服や布団にカビが生える危険性もあります。
クローゼット、押し入れのカビ対処法
押し入れやクローゼットのカビを取るときは、少量のカビであっても中の物を全て出すことをおすすめします。
内部はカビの胞子が浮遊している可能性があるので、できれば衣類などは洗い直しましょう。クローゼットが空になったところに扇風機などで風を入れ、湿度を下げることも大切です。
内部が乾いたら、薬品から身を守るためのマスク、手袋、めがねやゴーグルを必ず着用して作業に入ります。
カビ取りに使用する薬品は大きく3種類に分かれます。
・エタノール
少し匂いは気になりますが、殺菌力の強い薬品です。
漂白作用はなく、カビの色を落とすのは難しいかもしれません。
・逆性せっけん
手の消毒剤などにも使用される、比較的安全な薬品です。
殺菌力があり無味無臭、弱酸性なので、使える場所が多いことも特徴です。
・漂白剤
市販のカビ取り製品にもこのタイプがあります。
漂白できるのでカビの色も落ちやすいのですが、壁紙の色も落としてしまうため、どれくらい色落ちするか事前に試してから使いましょう。
いずれもスプレーでカビの部分に吹きつけて、固く絞った雑巾などで拭き取ります。
窓付近
冬場は、外気との気温差で窓が結露することもしばしばです。
そこはカビが生える絶好の場所になります。窓付近の壁、カーテン、サッシにまでカビが生えるので気をつけてください。
窓付近のカビ対処法
基本はクローゼットや押し入れの場合と同じで、水分を拭き取り薬品でカビを除去します。
しかし、常に湿気にさらされる窓付近は、すぐに再発しやすい場所です。結露が発生しないようにする対策など、根本的な対処も必要になります。
ベッドなどの寝具
汗が染み込んだりする寝具は、カビが生えやすい環境です。
直接肌が触れるものにカビが生えているのは、誰でも気持ちが悪いですね。見つけたらすぐに対処したいものです。
寝具のカビ対処法
寝具にカビが生えた場合は買い替えるのが一番安心です。しかしながら、買い替えないで対処するのであれば、薬品による除去が必要です。漂白剤を溶かしたバスタブに漬けて、きれいにすすいだ後、完全に干す方法は家庭でも可能です。
とはいえ寝具に薬品を使うのが心配でもあり、乾かすのも大変ですので、専門業者のクリーニングがおすすめです。料金はかかりますが、確実にカビを除去できる方法です。
カビを生やさないためには、小まめに干したり、除湿シートを使ったりする工夫が必要です。
部屋以外でカビが発生しやすい場所
寝室やリビング以外にもカビが発生しやすい場所はあります。
特に注意したい玄関、下駄箱、風呂について、対処法と予防法を紹介します。
玄関
玄関は意外に風通しが悪く、雨や雪の日は水滴が落ちて湿気もたまりやすい場所です。
床がタイル張りの場合は、目地にカビが発生しやすくなります。
玄関のカビ対処法
玄関の床は、重曹などを水に溶かしてスポンジでこすると効果的です。それでも除去できない場合は、漂白剤などを使ってください。
予防法は、ドアに網戸をつけて風通しを良くする方法がおすすめです。床がぬれたら小まめに拭き取ることも予防につながります。
下駄箱
靴箱は閉め切られた空間で、靴からの雑菌が繁殖しやすい場所です。
湿度も高く、カビにはうってつけの環境です。カビが発生していないか、常に確認しましょう。
下駄箱のカビ対処法
下駄箱のカビ対処法は、クローゼットや押し入れと同様、エタノールや漂白剤でカビを除去します。内部を乾燥させるのを忘れないでください。
予防法は、とにかく湿気を避けることが一番です。
以下に挙げる3点については配慮をしましょう。
- 時々換気をし、空気を入れ替える
- 濡れた靴は干してからしまう
- 履いた後の靴はすぐにしまうのではなく一晩おいてからしまう
これでかなりカビの発生を防止することができます。
風呂
カビの発生場所の代表格といっても過言ではないでしょう。日々水を使用していますから、湿気がたまるのは当然です。
床、浴槽、天井、換気扇、蛇口周り、あらゆる所にカビが発生するので、カビ除去と予防は欠かせません。
風呂のカビ対処法
風呂場はカビが多いだけあって、専用のカビ取り剤もたくさん市販されています。浴室に用いられる材質にも合致しているので、積極的に利用しましょう。
気をつけたいのがカビ取り剤の使い方です。
カビ取り剤をスプレーしてすぐにゴシゴシこすると、カビがより浸透してしまい逆効果です。
スプレーしたら20分ほど放置してカビが浮いてくるのを待ち、シャワーで洗い流す作業を何度か繰り返します。
それでも落ちない場合は、スポンジなどで軽くこすります。
予防法は、市販の防カビ剤をおすすめします。
思い切って浴室乾燥機をつけるといったリフォームも効果的です。
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その他のカビが発生するもの
次に、カビが発生しやすいものについて紹介します。
エアコン
エアコンの内部はカビの温床になることがあります。市販のスプレーを使い自分で除去する方法もありますが、それだけでは不十分な場合も多く、プロに依頼してクリーニングしてもらうほうが確実です。
予防法は、フィルターを小まめに掃除することと、定期的に送風運転をしてカビを外に追い出すことが推奨されています。
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革製品
革製の靴やバッグ、衣類、ソファーなど、私たちの身の回りの革製品は意外に多いものです。実は、革製品は油脂やタンニンなどカビが好む栄養分が豊富で、カビが繁殖しやすい素材です。
革製品にカビが生えてしまったら、エタノールを布に染み込ませ、拭き取る方法があります。
カビが除去できたら、革専用のクリームなどで手入れしましょう。エタノールで取り切れない場合は、専門のクリーニング業者に相談することをおすすめします。
革製品は定期的に手入れすることで、カビの発生を防げます。
衣類
※引用元:山田洋服株式会社
衣類にもカビが生えることは前述した通りです。
対処法は、エタノールや衣類用漂白剤で除去する方法が主流です。自分で落とせない場合は、染み抜きもしてくれるクリーニング店などに相談してください。
漂白剤などで無理に落とそうとすると、色落ちしたり破損したりする場合もあるので注意が必要です。
衣類のカビも、ほかのカビと同様に湿気が大敵です。クリーニングを終えた衣類はすぐビニールを外して風通しの良い場所で乾燥させる、クローゼットに市販の除湿剤を入れる対策が必要です。
まとめ
カビとカビの臭いを除去する方法を紹介しました。
生えてしまったカビは薬品などで除去しますが、問題はその後いかにカビを予防するかです。
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